あらすじ
家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし家計を大きく支えている。ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、鯖の一夜干し……只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とするばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。美味しい料理と癒しに満ちた連作時代小説、新シリーズ開幕。
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Posted by ブクログ
2021/10/6
やったー!また期待のシリーズに出会えた!
おいしいちょっといい話の時代小説。
只次郎がいいキャラです。
続編楽しみ!
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「みおつくし料理帖」が終了してしまった今、ほっこりする本を読んでみたくて購入しました。
餡掛け揚げ蓮餅は是非作って食べてみたい。
みおつくし料理帖も含めて、料理番組で書かれている料理の再現番組をシリーズで放映して頂きたい。
NHK Eテレの日曜日、沢村貞子さんの夕餉を再現する番組、大好きで観ています。
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居酒屋ぜんや シリーズ1-1
シリーズ2の『すみれ飴』から読んでしまった為、同時進行で読み進める。(これはこれで、最近知り合った人たちの裏エピソードを覗き見しているみたいで面白いかも。)
貧乏武家の次男坊の只次郎が、居酒屋ぜんやの後家お妙の旨い飯を食いまくる。なんといってもお妙の料理に只次郎が幸せのため息を出しているシーンが最高、堪らない。旨い飯を食うってホントに素晴らしい。読んでいてこちらの頬が緩んでいるのに気が付く。笑。
裏店長屋のおえんさんやお勝ねえさん、菱屋のご隠居、升川屋に嫁いだばかりのお志乃ちゃん、熊吉、鶯のルリオ。こんな出会いがあり時を重ねてきたのね、と人物(鳥)像が厚くなる。ラストの又三の生い立ちが結構グッとくる。
里芋の煮ころばし、青菜のおひたし、卯の花、根菜と厚揚げの煮もの、こんにゃくのぴり辛煮、一夜干しの鯖、蕎麦がき、白魚の昆布締め、鱈の昆布締め、大根と干し柿の膾、鱈の蕪蒸し、鰤大根、蓮根のきんぴら、鰆の幽庵焼き、蓮餅の餡かけ、たんぽぽの茎炒め、野蒜のきんぴら、桑の葉と芝海老のかき揚げ、鰆の蕗の葉。
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とにかく読みやすい。キャラクターもほっこりしてよい。加えて、出てくる食べ物が美味しそう。青菜のお浸しもお妙さんがつくれば「茹でた小松菜と春菊に、ネギの細切りを湯通ししたものを加えて醤油洗い、生姜汁とみりんを回しかける」。うわぁ文字読んでるだけで食べたくなってくる…という描写がたくさん。
話自体は「この先どうなるの?」という展開に入ったところで終わるので、続きが気になる!これはシリーズで読まねば。
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只次郎さんがとても愛らしいキャラクターで、物語が和んだ雰囲気でほのぼのします。
最後謎を残したまま、あっさり終わってしまって、まだ途中…!とつっこみたい。次を早めに読まねば、と思いました。
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シリーズ一作目。居酒屋ぜんやを切り盛りするお妙と、お妙に心を寄せる武家の次男坊只次郎。時代小説に出てくる料理はなんでこんなに美味しそうなのか。只次郎が毎度うまいうまいと食べるので、その描写だけで滋味深い。店を手伝っているお妙の亡くなった旦那の姉お勝さんや、大店のご隠居など集う人達も一癖二癖あっておもしろい。鶯にルリオと名づける只次郎、可愛すぎる。
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江戸時代の居酒屋さんに集まる人たちを描いたお話。
タイトルだけ見て現代ものだとおもって手に取ったせいで、時代小説あんまり読まないから大丈夫かなと不安だったけど、最初から引き込まれて楽しく読めた。
おいしそうなご飯と、ほっこりするお話と、只次郎さんのキャラがよかった
シリーズのレシピ本とか出てないかしら
お妙さんの料理食べたい
Posted by ブクログ
初めて読む作品。美味しそうな料理に惹かれて読み始めましたが、人生そのものの味付けは人それぞれ。少しサスペンス風にもなっていて、良い意味で予想を裏切られた作品かも…。シリーズ物なので読み進めて行くのが楽しみです
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美味しそうで、面白くて、登場人物もそれぞれ好きになれて、よいシリーズものに手を出せた予感。
サクサク読めてしまうので、続きはまとめて借りたいな。
にしたって、あとがき、めちゃくちゃ偉そうで読後感台無し。お叱りは個人でやってくれ。
Posted by ブクログ
1977年生まれの才能豊かな女流作家。
題材は時代小説シリーズには珍しくもない『居酒屋モノ』
一年前に孤児に自分を養ってくれた歳の離れた夫を水死でなくし、夫の姉、気風がいいおばあさんお勝とともに、夫の残した「ぜんや」という居酒屋を営む。
江戸時代大ブームになった鶯の飼育。
その美しい鳴き声が信条の野鳥なので、専門的に、鳴き声をしつける商売もできた。
貧しい小普請組の旗本の次男坊の林只次郎。
腕っ節はからっきしだが、小鳥の飼育が大好きで向いてもいる。武士とも見えない人懐っこさも向いている。
只次郎が頼まれた鶯を逃したと悲観して落ち込んでいたのを、鶯の糞買いの又三が気分転換に連れて行った「ぜんや」の女将、お妙の美味しい料理と聞き上手な人柄に惹きつけられ、鶯つながりの大店の主人たちを次から次へと連れてきて、ぜんやも経営が楽になる。
そして第一に、只次郎の人柄で店の中がとても気持ちよくくつろげる雰囲気に。
そんなぜんやを中心に、いろいろな出来事が起こる、というあらすじ。
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本屋で気になっていたタイトルだったのですが、後書きを見ると作者の時代小説の第1作目のようですね。人情話というほどでもなく、剣が絡むわけでも無く、やはり随所に出てくる庶民的な料理の話しがメインのよう。最後の詰み草料理などは自分でも作って見たいと思わせる。美人の後家女将に惚れ込んで通ってくる男達は些か暑苦しいが、もう少しシリーズを続けて読んで見るかな。
Posted by ブクログ
時代小説「居酒屋ぜんや」シリーズ1作目。
美味しいお料理が出てくる、人情ものです。
林只次郎は貧乏旗本家の次男。
家禄を継ぐこともない立場でのんびりした性格だが、鶯にいい声で鳴かせるよう育てるのが得意で、今では家計を支えています。
当時、飼っている鶯の声を競う趣味の世界があったのですね。
上客から預かった鶯が行方知れずとなり、途方に暮れていたある日、いい居酒屋があると誘われます。
美人女将のお妙の優しい笑顔に癒され、丁寧に作られた素朴な料理に惚れ込む只次郎。
家庭料理にあるようなものを手間暇惜しまずに仕上げている感じで、好感が持てます。
味には一工夫してあり、お妙の気性と才覚が感じられますね。
気取らない店だが、大店のご隠居さんなども集まってくる、ひそかな名店なのでした。
毎回ちょっとした謎とその解決がありますが、捕物帳ではなく、本人にとっては大問題でも世間からすればそこまで重い問題ではない場合がほとんど。
人間関係もゆっくり進むようだし~ほっこりしながら安心して読めます。
気に入りました☆
Posted by ブクログ
時代小説傑作選「まんぷく」で読んでみたくなったシリーズ。
やっぱりおもしろい。優しいキャラクター、優しい世界。ほっこり優しい気持ちになれる。
出てくるお料理も美味しそう!煮物とか食べたくなるー!やっぱり旬の食材を使って丁寧に作られたお料理って最高だよなぁ。
ただの次男坊こと只次郎、いいキャラだなぁ。お妙さんはあまりにできすぎて共感しにくいけど、只次郎がかわいい(笑)
解説の上田秀人さんが意外と面白い文体で驚いたり。時代小説の重鎮だよね。今度本屋さんで手に取ってみよう。
時代小説っぽ沙がないのでぐいぐい読める。続きも読もう。
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんやシリーズの第一巻
食べ物が出でくる小説は本当に味があり、美味しそう。
鶯を美しく鳴かせるのが生業の武家の次男坊や糞買い、御隠居さん、などなどが居酒屋にたむろして美味しいものを食べながらの日々色々。
美しい店主妙さんとの話も含め、江戸時代の家族や街中の様子なども伺える。
この先の展開がどうなるか楽しみ。
Posted by ブクログ
美味しい料理が出て来る作品好きホイホイなタイトルに惹かれて読んでみた。
鶯が美声で鳴くよう飼育する生業で生計を立てている、武家の次男坊林只次郎が主人公。腕っ節が強いわけでもなく、たまたま知った「居酒屋ぜんや」で女主人お妙の料理を美味しそうに食べるのがメインといってもいい物語。
とはいってもただ食べているだけではなく、「居酒屋ぜんや」に集まる人たちの人情の物語。
チャンバラシーンなどはないが、様々な悩みや過去を抱えた人が、お妙の笑顔と絶品料理に癒される様に胸が熱くなり、そして腹の虫が鳴る。
Posted by ブクログ
美味しいだけじゃなく色々と伏線多そうだなと思いながら読んだ。
只次郎は武士らしからぬ、とか穏やかで、とか人のよさは重々伝わってくるけれどちょっとぼんやりしすぎじゃない?と先の展開を思ってやや憂鬱。
主人公が薄ぼんやりだとハラハラするから精神によくない。
Posted by ブクログ
鶯の鳴き方を仕込む仕事があると初めて知った。成長すれば多少の違いはあれどみんなあんなふうに鳴くのかと思ってた。どのキャラクターも良くて読み続けようと思う。妙の亡くなった夫は事故死?それとも・・・。
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家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし家計を大きく支えている。ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、鯖の一夜干し……只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とするばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。美味しい料理と癒しに満ちた連作時代小説、新シリーズ開幕。
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毎度言ってる気がするが、また新しいシリーズものに手を出してしまった…
でも面白かったし、続きが楽しみです。
江戸時代、確かに朝に炊いて夜は冷飯だろうなとか、昔の食の常識についてもハッとさせられることたびたび。
只次郎さんは利口な方ですね。うつけのフリができるのは本当に利口な方だけだと思います。器の小さい人間は誇示しようとしてしまうものだものなぁ…と反省。
ご飯がどれも美味しそうだったので次回も楽しみです。
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神田にある居酒屋「ぜんや」。
美しい女主人と美味しい料理に誘われて、今日も大店の主人や貧乏旗本の次男坊などが集う。その店や周りの人達に起きる様々な出来事を描いた作品。
店主であり料理人でもあるお妙は一年前に亭主を亡くした後家。美しくて料理も上手い。そんな妙に惹かれて常連になった武士、林只次郎は鶯の鳴きつけをしている。そんな仕事があると初めて知った。
只次郎に鶯の鳴きつけを依頼している大店の主人や隠居達もそれぞれ個性的で面白い。出てくる料理も
ひと工夫したお惣菜ばかりで美味しそう。これは確かにシリーズ化されるだろうなという感じ。
Posted by ブクログ
表紙とタイトルから想像した通り、美味しそうなお妙さんの料理がたくさん登場して、読みながら自分もぜんやに通っているような気になった。登場人物もみなちょっとずつクセがあるが人のいいひとたちで、みな深刻ではないが悩みや生きづらさを抱えている。そんな人たちの人生がぜんやで交差するのが面白い。シリーズで読んでみたいし、ぜんやの料理のレシピがあったら自分でも作ってみたいなぁと思った。
Posted by ブクログ
ほっこり、できるお話です。
『澪つくし料理帳』が好きだと話したら、友人がオススメしてくれた本です。
気楽に読めるお話で、のんびりと続きを読んでいきたいと思います。
Posted by ブクログ
坂井希久子の時代小説。
「居酒屋ぜんや」シリーズ、第1作目。
貧乏旗本の、しかも次男坊で、余程のことがない限り、跡目を継ぐ事のない、紙より軽い命の林只次郎。
鶯の鳴きつけを仕事として「市井のお鳥係り」と言われ、貧乏な家計を支えている。
彼の贔屓にしている「居酒屋ぜんや」は、みめ麗しい後家のお妙が、義理の兄嫁の手伝いを得て、切り盛りしている。
お妙が、旬の食材を丁寧に心を込めて拵える料理は、全てが美味しく、食べた皆んなの心を、ときほぐす。
取り立てて、大きな事件が起きるわけでもなく、それでも、「次作を読みたい」と思わせる。
Posted by ブクログ
時代設定、女料理人、その取り巻きの人々、う~ん高田郁の「澪つくしシリーズ」とどうしても比べてしまいます。
二番煎じとまでは言いませんが。
ただ澪つくし・・・ほど悲しくて暗い背景があるわけでもなさそうで、気楽に読める反面、話に深みがないというか、人情味に欠けるというか・・・
これもシリーズもので、あと何作かはすでに出ています。
引き続き読むかどうか・・・う~ん
Posted by ブクログ
連作短編5編.鶯の鳴き付けを仕事にしている貧乏旗本の次男坊只次郎,その頼りないけれど人の良いところが憎めずみんなから好かれている.一方居酒屋ぜんやを切り盛りする後家のお妙さんは優しいながらも芯のある佳人で料理の腕はとびっきり.二人を軸にいろいろな問題が起こりながら話は進む.ユーモアあふれ料理は美味しそうでどんどん読めてしまう.