砂漠の塩

砂漠の塩

作者名 :
通常価格 616円 (560円+税)
紙の本 [参考] 693円 (税込)
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作品内容

夫を日本に残し参加したヨーロッパツアー。最初の目的地パリで一行と別れた野木泰子は、一人カイロへと向う。そこには、出張先の香港(ホンコン)から会社に辞表を出した谷口真吉が、彼女を待っているはずだった。――妻を捨てた男と夫を裏切った女と、そして妻を求めてその跡を追う夫。不毛の愛を埋めるために砂漠の果てをめざす彼らに、贖罪はあるだろうか。神なき荒野の神なき愛を描く長編。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2013年02月01日
紙の本の発売
1982年09月
コンテンツ形式
XMDF
サイズ(目安)
2MB

砂漠の塩 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

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    Posted by ブクログ 2013年03月17日

    不倫の男女がカイロで落ち合う。妻を追う夫。女から消えない贖罪の意識。イスラム教の神の存在とダブる。終章への流れが感動的。中東の描写も著者が行ったと思われるほど緻密でリアル。清張の作品のなかでも一押し。13.3.17

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    Posted by ブクログ 2011年06月22日

    不倫の末、誰にも見つからないところで死のうとエジプトへ向かった男女の行く末を描いた作品。
    淡々とした文章の中に律義さや葛藤が垣間見えたのが印象的。
    愛というものは、わたしたちの身を焦がし、時に凍えさせもするのだろう、まるで砂漠のように。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    不倫心中の物語。
    主人公泰子は一命を取りとめたのだが、恋人、夫、環境、今まで築いてきたすべてを失ってしまう。
    (築いてきたものを棄てて心中を図ったのだから、当たり前ですが)

    正気すらも失った彼女が今後どのように生きていくかは
    読者の想像に委ねられていますが、
    自分がその立場だったら…耐えられそうに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月25日

    死に場所を求め中東を彷徨う男女の物語。

    本来結ばれるべき二人が素直になれず、別の相手と結婚したことが悲劇の始まり。その相手に少しでも“非”があれば、普通に(?)不倫に走れたかもしれないが、泰子の夫保雄は驚くほどの善人。その善良さが、泰子の心を追い詰めていき、結果的に死への逃避行へと向かわせる…

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月09日

    読み始めは退屈でした
    しかし、そのあとがさすが清張作品
    中盤からは、引き込まれるように読みました
    最後は悲しすぎるかな

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    Posted by ブクログ 2013年04月25日

    今まで読んだことのある清張の中では異色のストーリーだった。ミステリー要素は少なく、太宰とかが書きそうな、不倫+情死の話。そして、それを追いかける夫。中東のロードムービー的なところも多く、清張にありがちな知識のひけらかし(=無駄が多い)が垣間見れたので、若干めんどくさかったけど、真吉が死んじゃうんじゃ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年08月19日

    情死の話。

    本当にはた迷惑な情死だ。
    誰にも死体を見られず死にたい、という願望は、自分たちのことしか考えていない。捜索する人々や家族のことも全く考えていない。
    芥川龍之介が何度も心中に失敗して最後に成功する、などは知っているが、やっぱり今の時流にあわないと言うか、心中というものがいまいち理解できな...続きを読む

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