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処女作『奇妙な仕事』から3年後の『下降生活者』まで、時代の旗手としての名声と悪評の洪水の中、充実した歩みを始めた時期の秀作10編。“政治と性”の主題を初めて取り上げ、屈伏感と自己欺瞞の意識に苦悩する同時代の青年の内面を文学に定着させた表題作、政治における挫折の問題に挑んだ『後退青年研究所』ほか、『鳩』『ここより他の場所』『上機嫌』戯曲『動物倉庫』など。
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Posted by ブクログ
「奇妙な仕事」のたんたんとして、ざらついた文章が、ひさしぶりに僕の鼻を打った。のめってしまった。 飽きるほどいうのだが、これが村上春樹の原型だといわれて違和感なく、辿れば同根からでた芽のようなものだろう。
若いうちに読めてよかった。 大江健三郎は人間の心情を抉りとるような物語を描く。まるで自分のことが書かれているように感じてしまう。
とても良かった。現実離れした内容かと思えば、その表現の仕方は嫌になる程リアルで生々しく、自分が体験したかのような錯覚に陥るとともに、自分が過去に経験した事と結びつき、その時の光景や匂いと共に滑らかな読後感を与えてくれました。
まず驚いたのが大江健三郎が20代前半の時に書いた作品が多かったこと。 難しかったし、これだけの物を書いていたのに驚異的なものを感じた。 主に青年だけど女性も色んな性質の人が出てきたのが強く印象に残っている。 殆どの人たちは倒錯した性生活と自己欺瞞に苦しみ、苦い生活を送っている。 人間性、人間とはとい...続きを読むう所を鋭利な目で見つめて抉るように表現されている。 これが20代前半!? 凄すぎる。 難しかったのでなんとも言い難いけど、とても良い本だと思う。
動物飼育の話と鳥が好き。短いから読みやすかった。 気持ち悪いんだけど引っ張られるように読み進めてしまう
大学時代、かなり影響を受けました。 乱暴な言い方をすると、 太宰や安部公房、カフカなんかと違って、 どこか文章に救いがある。 そこが好きです。
もう夢中です。大江健三郎に夢中。 私の中で村上春樹と太宰治を超える作家は出てこないと思ってましたが、もうなんか一番かも知れん。三人とも一番だわ。 ただ「上機嫌」がちゃんと消化できなかった。気合を入れ直してもう一回読もう。 大江健三郎を読むと、サドが読みたくなってくるー! 09.05.25
10編もの小説を収録する短編集なのに、ハズレが1つもないのは本当に凄い。『死者の奢り』を読んだ時も感じたが、この作家は何と言うか…抜きん出ていて、他とは違う所にいると思う。1994年ノーベル文学賞。
大江健三郎の短編集。 『動物倉庫』『鳩』が特に面白かった。 登場人間がまったく予測できない方向に変身する様は常に驚きと不思議な感動を与えてくれる。 稚拙な感想だが、どうやったらこんなの話が思いつくのだろうと素朴に思ってしまう。
大江健三郎さんの作品は亡くなってから、読み始めたくちだけど、もっと若いうちに読んどきたかったなと思う。 難しいイメージだけど良く噛み砕いて読めば、ユーモアや皮肉を込めたメッセージ性のある大衆的な作家だと思った。性的な話も文学的になってしまうから凄い。10編の短編集。面白い。自分的には最後の話が一番好...続きを読むき。
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