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Posted by ブクログ 2023年03月15日
私事ではあるが、買ったすぐ後に父親が亡くなったこともあってずっと手をつけられなかった本であり、数年ぶりにやっと読み終えることができた。主人公の父の死はテーマのひとつではあるが、意外と話は四方八方に広がっていて一口には要約できない。このもやもやまとまったものを紐解くのが再読時の楽しみなんだろうと思う。...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月11日
天皇主義の戯画を演じて死んだ三島由紀夫に対し
戦後民主主義の戯画を引き受けて生きる大江健三郎は
三島の死をトリックスターのそれと決めつけ
影響力を無効化するために
天皇との和解を目論んだのだと思う
「あいまいな日本の私」とは、まさに天皇のことでもあるわけだ
それはもちろん逆説的に不敬だった
とはいえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月23日
読みかけて途中で挫折した大江健三郎の本が沢山ある。この本を最後まで読みきったということは、年をとってあらゆることに興味を持つようになり、多少とも読解力がついた証左である。
国語が極端に苦手な子供に少しでも分けてやりたい。
大江健三郎の作品は確かに読みづらい。私小説的であり、背景にあるものの説明は全く...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月24日
読みにくくてなかなか読み進められなかったが、二日目には慣れることができた。とは言っても、なかなかさらりとは読めない文章で、苦戦させられた。
意外性があって面白い。それに、ウナイコとリッチャンのキャラクター性が良い。でも、最後に何を伝えたかったのかが分からない。長江先生の意思が受け継がれている、という...続きを読む
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