蛇行する川のほとり

蛇行する川のほとり

605円 (税込)

3pt

演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。

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蛇行する川のほとり のユーザーレビュー

3.7
Rated 3.7 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    恩田陸の小説なのに、途中まで心理ホラー小説みたいに読んだ。女性心理がわからないだけに、余計に恐ろしかった。
    こういう小説を読むと、いつも自分が抜け作なのか自問する。でも、読む合間に推論している時間が、意外に充実していて楽しめました。さすがです。

    0
    2022年12月28日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ好きな作品。登場人物が美男美女ばかりで、読んでいてサクサク読めるし、特に美術部のお話っていうのがもう良き!高校時代、美術部だったから読んでいて凄く面白かった!合宿ていうイベントなのがもう最高!高校時代のあの頃を思い出して浸れる。

    0
    2022年12月19日

    Posted by ブクログ

    これは少女の持つ、一瞬のはかない繊細さ、その雰囲気を味わう作品なのだ。
    だからリアリティを申し立てるのは野暮だということはわかっている。
    しかし、舞台の上で明かされた真実はあまりにも机上の空論で、物理的に無理だろう、と何度も突っ込んでしまった。
    そうしたら、最後の最後に…。

    3章それぞれに違う少女

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    2024年08月08日

    Posted by ブクログ

    再読。購入本。実家で見つけて。
    恩田陸の書く少女はやっぱりいいな〜。お話もほとんど忘れてたからハラハラしながら読めちゃった。

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    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    ミステリーという印象ではないけど、全編通して事件が尾を引いていて謎が霧のようにぼんやりと辺りを満たしている感じ。
    夏の早朝のような、眩しいがまだ一枚膜があるような不思議な感じ。登場人物の思春期(本の中の表現では「少女」)らしさのせいか。

    0
    2023年02月25日

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