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Posted by ブクログ 2024年03月14日
これは「鎮魂」の物語だ。
だがそもそも鎮魂とは誰のためのものなのか?という話でもある。
物語に限らず製作物とは、そこに誕生させた時点で、それ以上のものではなくなる。その意味で、あらゆる可能性を持っていた状態から有限のものに成り下がると言えるのではないか。誕生させた時点で無限にあった可能性と未来を放棄...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月03日
作家と二人で自殺したMとT。作家はある新聞の三面記事に載っていた橋から飛び降りて自殺した二人の記事に十年もの間、気になっていたのだ。そしてその二人の小説を書く。しかし顔も名前も知らない二人を。その小説は劇の原作になり、作家はその劇が行われている劇場に行く。こうして、作家の話と、自殺した二人の話が時間...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月22日
最初は、視点や時間軸が変わりながら進む構成に少し読みにくさも感じたのですが、そんなことはすぐに気にならなくなるくらい惹き込まれました。
人生に絶望する時って、すごく大きなことではなくて案外小さなことがきっかけなのかもしれない。
普通の日常生活でそっと降り積もってきたものがたった一つの「無い」で崩れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月10日
リアルなモノとフィクションのモノとが交差していて、
読み進めていくうえで少しこんがらがってしまった感じがしました。
作者が書こうとしている、実話の三面記事の二人の女性の事件、
どんな経緯で事件は起こったのかが…、作者の想像から作られていく。
作者が語るリアルなモノ
作者が想像したフィクションが...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月17日
20年以上前、最初に読んだのが六番目の小夜子で、木曜組曲とかねじの回転とか、上と外とか、大好きだったのだけど。
最近は…蜂蜜と遠雷でさえ読んでいない…笑
歳とったせいだと思うけど「過去の何かを、現在から明らかにする(しようとする)、もしくは本当は何があったかを想像(明らかに)する物語」ばかりのような...続きを読む
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