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孤独の森
北海道の奥地に佇む、世間から隔離された児童施設「梟の森」。そこで暮らしていた少年・宗太は、父危篤の知らせを聞き脱走を計画。父の入院する函館に向けひとり歩き出した。監視部隊が追い迫る中、宗太は父が託した一冊のノートを巡り、隠されてきた施設の歴史や自らの過去を知ることになる。やがて函館に着いた宗太を待っていたのは、過酷な運命だった――。圧倒的なスケールで展開される波瀾万丈のロードノベルファンタジー。 -
デフレの正体 ──経済は「人口の波」で動く
「生産性の上昇で成長維持」というマクロ論者の掛け声ほど愚かに聞こえるものはない。現実は内需にマイナスに働いているからだ。「現役世代人口の減少」、日本の問題はここにある! 誤った常識を事実で徹底的に排す!! -
欲望問題 人は差別をなくすためだけに生きるのではない
『魔女の息子』で第40回文藝賞を受賞した作家であり、ゲイ・ムーブメントの先駆的役割を果たしてきた著者・伏見憲明が、「人間学アカデミー」(小浜逸郎氏主宰)で語りおろした講義録をもとに大幅に加筆・訂正し書き下ろした渾身の一冊が、この『欲望問題』です。 「痛み」を「正義」とする「差別問題」を、「痛み」も「楽しみ」も等価な「欲望問題」だと読み解き直す<1章──「差別問題」から「欲望問題」へ>。 伏見憲明自身の個人的な体験から生まれた「性別二元制」という捉え方を、15年を経てあらためて自身がその意味を問い、既存のジェンダー論に痛烈な違和を投げかける<2章──ジェンダーフリーの不可解>。 共同性からの自由を目指すのではなく、多様な「欲望問題」を抱える共同性を認め合い、個人の「痛み」を社会に問いかけていくことを不断に繰り返していくという<3章──アイデンティティからの自由 アイデンティティへの自由>。 副題は、「人は差別をなくすためだけに生きるのではない」。「差別がないということ以外にそれを「幸福な状態」と考えうる根拠は何なのか」と著者は問います。実存に根ざした極めて平易な文章でつづられていますが、著者があとがきで書いているようにシンプルな文章で根源的な問いをつきつけた、まさに「パンクロック」な本です。 -
三国志
日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、楼桑村の一青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを誓う。――以来百年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。その華麗な調べと哀婉の情は、吉川文学随一と定評のあるところである。 -
昭和梟雄録
悪党の時代の首領たち。池田大作の通信簿を公開、三越「なぜだ!」岡田茂解任劇場、中川一郎は中折れする血筋か。※本作品は、1982~89年に文藝春秋・諸君! に掲載された記事を再録し、一部加筆・改筆したうえで編集したオリジナル文庫です。 -
「姿勢の体操」で80歳まで走れる体になる
「『姿勢の体操』で走りを変えてみませんか?」金メダリスト高橋尚子さん推薦! 無駄のない疲れない動きを楽々体得。誰でも記録や年齢の壁を破れる。30年以上現役で走り続ける女子マラソンのパイオニアが編み出したエクササイズで、プロ選手が体得した動きが身につく! -
劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影
“緋の目”をめぐる壮絶な復讐劇!! クラピカの眼が奪われた!? ゴンたちのもとに届いた驚愕の知らせ。しかも奪ったのは死んだはずのクルタ族だという。そして姿を見せる“幻影旅団”・・・。大人気コミック劇場版を完全小説化!! -
ヤラセと情熱 ―水曜スペシャル 川口浩探検隊の「真実」―
70年代後半から80年代にかけ、世界を股にかけ未知の生物や未踏の秘境を求めた「川口浩探検隊」。ヤラセとの誹りを受け、一笑に付されてきたこの番組の「真実」を捜し求めるノンフィクション。当時の隊員たちに、その信念を問い、探検という名の撮影で、何が起きていたのかが明らかに。そして、番組が終わる遠因になったと隊員たちが語った「アフタヌーンショーヤラセ事件」とは――。ヤラセとは何か、演出とは何か。テレビの本質にまで踏み込む、危険な探検録。多くの書評欄で絶賛を受けた著者の代表作、ついに文庫化! -
写楽殺人事件 新装版
230年間、未解決。 2025年大河ドラマ『べらぼう』を観る前に読むべき歴史ミステリーの大傑作! 活動期間わずか10ヵ月、残した浮世絵は約150点。江戸中期に彗星のごとく現れ消えた謎の天才絵師・東洲斎写楽は、何者だったのか。大学助手の津田はある画集と出会ったことで写楽の正体に肉迫する。その一方で、浮世絵研究界では連続殺人が起きていてーー。 蔦屋重三郎(『べらぼう』主人公)が愛した天才絵師。 しかし、素性、本名、筆を絶った理由…… すべてが不明。 写楽の正体と目された代表的人物はーー 葛飾北斎、歌川豊国、丸山応挙、酒井抱一、山東京伝、蔦屋重三郎etc. 連続殺人の果てに明かされるのは、実像か?虚像か? 「歴史上の難問」を題材にした伝説の江戸川乱歩賞受賞作。 -
数字じゃ、野球はわからない
昭和から令和、野球はどこまで進化したのか?──「優勝請負人」工藤公康が、データと最新理論にとらわれた野球界を斬(き)る! さらに自身の経験をもとに、いつまでも色あせない“野球の魅力”も紹介。新参からマニアまで、ファン必読の野球観戦バイブル。 -
幻の旗の下に
日中戦争の拡大を受け、東京オリンピックの返上が決まった1938年。大日本体育協会は、オリンピックに代わる国際大会の開催を画策していた。体協の理事長・末弘の秘書を務める石崎は、体協幹部や陸軍などの政治的な思惑に疑念を抱きながらも、平和の象徴としての代替大会を開催するべく曲者ぞろいの面々と交渉を重ねていく。一方、ハワイにある日系人野球チームのマネージャー・澤山の元に、旧知の石崎から電報が届く。返上された東京オリンピックの代わりとして開かれる「東亜競技大会」に、野球のハワイ代表として参加してくれないか、という招請状だった――。知られざる歴史を浮かび上がらせる圧巻の交渉小説! -
鶴は戦火の空を舞った
ライト兄弟からわずか10年、戦闘機は「凧のお化け」から急速に進化し、第一次世界大戦の実践に投入された。日本軍で招集された操縦訓練生の一人、錦織英彦は持ち前の体力と視力で操縦センスを発揮。しかし上司に好かれず任務から外されてしまう。「地上」から自由になりたい! しがらみを捨て、自由に飛びたいと思った英彦は、フランスでピロット(戦闘機乗り)になった先人のことを知り海を渡る。アス(エース)を目指す新たな挑戦が始まった――。近代を舞台にして、ひとりの若者のドラマとして描かれる「航空機事始め」。新時代の歴史小説誕生! -
教養として学んでおきたい歌舞伎
本書は、日本の伝統芸能「歌舞伎」の魅力が詰まった一冊です。 歌舞伎座に代表される劇場の魅力から、歌舞伎の代表的な演目、著者おすすめの演目の見方、驚きの仕掛けや名セリフの数々、そしてなんといっても役者の魅力について紹介します。 コロナ禍の影響で変わる歌舞伎の興行形態にも触れつつ、令和時代の歌舞伎について、伝統芸能解説の第一人者が語りつくします。 第1章 歌舞伎へようこそ 第2章 舞台を楽しむ 第3章 歌舞伎の物語 第4章 歌舞伎のびっくり 第5章 歌舞伎の人気 役者の力 第6章 名セリフと名曲を味わう 第7章 令和の歌舞伎 -
新装版 クローズ
不良漫画の金字塔『クローズ』が装い新たに登場!! カバーは全巻著者描き下ろしイラスト!! カッコイイ男はここにいる!! -
新装版 WORST外伝
初代武装戦線の始まりの物語!! 花とビスコのタイマンと、その後の物語も!! -
子育て男子はキラキラ王子に愛される
【イラスト付き】営業マンの巽恭平は、亡き姉の一人息子で幼稚園児の涼太と二人暮らし。日々子育てと仕事に追われる中、密かな楽しみはメディアでも騒がれるほどのパーフェクトなイケメン広報・九条祐仁のストーキングをすることだ。がたいがよく強面な自分の恋が叶うはずがない、遠くから見ているだけでいい――そう思っていたけれど、ある日ひょんなことから巽がストーカーをしていることが九条にバレてしまう! ところが九条は平気な様子で、むしろ「長年のしつこいストーカーを追い払うため」と称して巽に偽装恋人になってくれと言ってきて…!?電子限定書き下ろしSSを収録!! -
マイ・プレシャス・リスト
『マイ・インターン』のプロデューサーが贈る最新映画、原作本! それは人生を変える、幸せになるためのリスト―― IQ185だけど友達ゼロの引きこもり。そんな彼女がNYの街で見つける、大切なこと。 ハーバード大学を飛び級で卒業したIQ185のキャリーは、友達もおらず家に引きこもる毎日。話し相手と言えばセラピストのペトロフくらいだ。そんなキャリーを見かねたペトロフはある日1枚のリストを彼女に渡し、そこに書かれた課題をこなすように告げる。『好きなことを10個挙げる』『誰かとデートする』――一見簡単そうな課題にも悪戦苦闘するキャリーだが、いつしか灰色だった毎日に変化が訪れて……。すべての女性に贈りたい、明日への元気を運んでくれるハートウォーミング・ストーリー。 -
王子の夢と鍵の王妃
【イラスト付き】天涯孤独で施設育ちのサラリーマンの須東珪は、子供の頃からずっと同じ夢を見続けてきている。その夢の中ではいつも同じ大切な幼馴染みが寄り添ってくれていた。今日も同じ夢を見て目覚め、一日会社で働いて帰る何気ない一日だったが、帰り道に突然ヴィルフリートと名乗る、黒髪碧眼の美形な男が現れ、異世界へと連れていかれてしまう。その世界で珪は行方不明となっていた鍵と呼ばれる存在で、次期国王・ヴィルフリートの妃になるのだと告げられる。しかし、状況が飲み込めない珪はそれを断固として拒否するが、過去に結婚すると約束していると知らされて…。 -
セックス・スキャンダル
ゴシップ週刊誌の駆け出し芸能記者・柴田は、『人気俳優の乱交疑惑』という眉唾もののネタをものにするため、伝説の凄腕カメラマンで現役引退中の佐治の元を訪れる。ところが、佐治はスターカメラマンの面影は全くない、やさぐれて食えない下衆男だった! 依頼を受ける条件にヌードを撮らせろと迫られた柴田は、その写真をネタに取材の間中エロい悪戯を仕掛けられることに…。そんな中、次第にヤクザも絡む一大スキャンダルの全容が明らかになっていき!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
ミッドウェー戦記
当時、日本海軍機動部隊は世界最強の実力を誇っていた。太平洋戦線における稼働隻数、戦闘機の性能、搭乗員の伎倆と多くの点で米軍を凌ぎ、米国側も「勝ち目なし」と悲壮な覚悟を固めていたほどだった。にもかかわらず、なぜ日本は敗れたのか? 今となっては貴重な、将兵たちへの直接取材をもとに著す傑作戦記。 -
精霊使いと花の戴冠
「太古の島」を二分する弦月国と焔弓国。この地はかつて、古の精霊族が棲む島だった――。弦月大公国の第三公子である珠狼は、焔弓国に占拠された水晶鉱山を奪還するため、従者たちを従え国境に向かっていた。その道中、足に矢傷を負ったレイルと名乗る青年に出会う。共に旅をするにつれ、珠狼は無垢な笑顔を見せながらも、どこか危うげで儚さを纏うレイルに心奪われていく。しかし、公子として個人の感情に溺れるべきではないと、珠狼はその想いを必死に抑え込むが、焔弓軍に急襲された際、レイルの隠された秘密が明らかになり――? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
丸の内の最上階で恋したら 傲慢な初恋<単行本未収録ショート付>【イラスト入り】
丸の内の高層ビルにある超高級シェアハウスの入居者モニターに当選し住むことになった貧乏美大生の瑞貴。ところが住人たちはひと癖もふた癖もあるセレブぞろい。中でも外資系商社に勤めるエリートの瑛一は常に上から目線の自信の塊で、瑞貴とは何もかも正反対の男。度々ぶつかってしまうが、ぶっきらぼうながらも根は優しい瑛一の態度に少しずつ惹かれ始める。そんな矢先、珍しく落ち込み荒れた瑛一から強引に押し倒され、濃厚なキスと快楽を与えられ…! 俺様エリート×純情大学生編、ラブラブな後日談ショートも追加収録!! ◇「丸の内の最上階で恋したら」シリーズは、<あさひ木葉×桂生青依×御堂なな子>3人の小説家がひとつのシェアハウスを舞台に3組の恋人たちの恋愛を描くコラボレーション小説企画です。 -
三菱・三井・住友 「三大財閥」がわかる本
◎「組織の三菱」の金曜会・「人の三井」の二木会・「結束の住友」の白水会 「三大財閥」の経営力をデータ集計のうえで徹底比較! ライバル対決を制するのは、果たしてどこか?日本の三大財閥といえば、三菱・三井・住友。その合計売上は、日本の名目GDPの約4分の1に匹敵するとされ、巨大な“経済圏”を築いている。グループごとの売上や経常利益、利益剰余金、キャッシュフローなどの経営指標から、気になる年収、各財閥の創業者や激動の時代に活躍したキーパーソンの足跡など、三大財閥についてまるごとわかる1冊。伝統と実績を誇るブランドグループ、ブランド企業の次の一手が見えてくる! -
溺愛君主と身代わり皇子
高校生で可愛らしい容貌の天海七星は、部活の最中に突然異世界へトリップしてしまう。そこは、トカゲのような見た目の人やモフモフした犬のような人、普通の人間の見た目の人などが溢れる異世界だった。突然現れた七星に対し、人々は「ルルス様!」と叫び、騎士団までやってくることに。どうやら七星の見た目がアルクトス公国の行方不明になっている皇子・ルルスとそっくりで、その兄・ラナイズが迎えに現れ、七星は宮殿に連れて行かれてしまった。ルルスではないと否定する七星に対し、ラナイズはルルスとして七星のことを溺愛してくる。プラチナブロンドの美形なラナイズにドキドキさせられ複雑な心境を抱えながらも、七星は魔法が使えるというルルスと同じく自分にも魔法の才能があると知り…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
飴色恋膳
小柄で童顔な会社員・朝倉淳の部署には、紳士的で整った容姿・完璧な仕事ぶり・穏やかな物腰という三拍子を兼ね備え、部内で絶大な人気を誇る清水貴之がいた。そんな貴之を自分とは違う次元の存在だと思っていた淳は、ある日彼が会社勤めのかたわら、義兄が遺した薬膳レストランを営みつつ男手ひとつで子供の亮を育てていることを偶然知る。貴之のために健気に頑張る亮と、そんな亮を優しく包むような貴之の姿を見てふわふわとあたたかく、あまい気持ちが広がってくるのを覚え始めた淳は…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
豪華客船で血の誓約を
厚生労働省に籍を置く麻薬取締官――通称:麻取の潜入捜査員である小城島麻人。捜査のため単独で豪華客船に船員として乗り込むことになった麻人は、かつて留学時代に関係を持ったことのあるクリスティアーノと船上で再会する。彼との出来事を引きずり、同性はもちろん異性ともまともな恋愛ができなくなっていた麻人だが、その瞬間、いまだに彼に恋をしていることに気づいてしまう。さらに、豪華客船のオーナーであるクリスティアーノ専属のバトラーにされ、かつてと同じように強引に抱かれてしまう。身も心もクリスティアーノに翻弄される麻人だったが、そんな中、船内での不穏な動きに気づき――!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
埋蔵金発掘課長
それは愚策か、それとも起死回生の一手か? 早期退職し、故郷に帰ってきた元広告マン。午前中は、道の駅で働き、午後はのんびり海辺で過ごす生活を送っていた。ある日、市長の秘書をつとめる同級生が、市長直々のお願いがあるとやってくる。お願いとは、財政破綻目前の市のために、埋蔵金を発掘してほしい、というとんでもない依頼だった。日給に釣られ、半信半疑で着手することにした俺は、郷土史家を訪ね、小学校の裏山が怪しいという情報を得る。市の職員と二人で発掘をはじめたが、なにせ広大な土地だ。市に懇願して、人員を増やし、巫女の力を借り、なんと古銭の発掘に成功する。勢いに乗った発掘課は、やがて日照市の海軍工廠に眠るお宝の情報にたどりつく。彼らが発掘したお宝とは? 荒唐無稽、なのに感動の室積ワールドは今回も健在! 笑って泣ける最強エンタテインメント、いきなり文庫で登場!! -
「正論バカ」が職場をダメにする
「こんなやり方、効率悪くないっすか?」「メールで済ませるのが、どこがいけないんですか?」「他社(よそ)でできることが、なぜ当社(うち)ではダメなんですか?」……そんな「正論」「論理」を駆使する人たちは、なぜ仕事で成果を上げられないのか? 人も仕事も「正論」より「感情」で動く。多くの事例をもとに、できる人・できる職場が大事にしている「場づくり」「関係づくり」の心理学を大公開! -
金の小鳥の啼く夜は
名家である高塚家の双子の兄として生まれ、逞しい体躯に端正な顔立ちを持つ英彬。しかしオペラ歌手としての才能を開花させようと留学した先で、不審な火事にみまわれた英彬は左半身にひどい火傷を負い、夢を諦めて帰国することに。火傷の痕を革の仮面で隠し生活をしているものの、外に出るたびに人々の好奇な視線に晒されて、日々苛立ちながら暮らしていた。そんなある日、高塚家の持ち物である劇場で働いていた盲目の少年・雪乃と出会う。ハーフであり天使のような容貌とやさしく素直な性格の雪乃に英彬は癒され、逢瀬を重ねるようになる。英彬は雪乃に歌の才能を見いだし、自分の名前や立場を知られないよう教育をほどこしていくが、いつしか二人は惹かれあうようになり――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
恋人候補の犬ですが
繊細な美貌の会社員・結城涼一は、亡き母の再婚相手である義父・和彦への淡い想いを長年密かに抱え続けていた。そんなある日、涼一は執拗に言い寄ってくる部長にセクハラまがいの行為をされていたところを、年下のガードマン・菅野俊介に助けられる。なぜか懐いてきた俊介に、「あなたを守らせてください!」と押し切られ、何かと行動を共にするようになった涼一。爽やかで逞しく、溌剌とした魅力にあふれた俊介は、優しく穏やかな義父とはまったくの正反対だった。好意を向けられても困ると、熱心過ぎる警護に辟易していた涼一だが、次第に情熱的な彼の想いが嬉しいと感じるようになり……? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
恋、ひとひら
黒髪に大きな瞳が特徴的な香坂楓は、幼いころに身寄りをなくし、遠縁である旧家・久遠寺家に引き取られ使用人として働いていた。初めて家に来た時からずっとやさしく見守ってくれていた長男・琉生に密かな想いを寄せていた楓だが、ある日彼に「好きな人がいる」を聞かされてしまう。ショックを受けながらも、わけあって想いは告げられないという琉生を見かねて、なにか自分にできることはないかと尋ねる楓。すると返ってきたのは「それなら、おまえが恋人になってくれるか」という思いがけない言葉で…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
誓約のマリアージュ
凛とした容姿で、英国で執事として働いていた立石真は、日本で新しい主人を迎える屋敷に雇われることになる。真の主人になったのは、屋敷の持ち主だった資産家の隠し子・高坂和人。これまでに出会ったどの主人とも違う、大らかな和人の自由奔放な振る舞いに最初は困惑するものの、次第にその人柄に惹かれていく真。そんなある日、和人に見合い話が持ち上がる。どこか寂しく思いつつも、執事として精一杯仕えていこうと決心した真だが和人から「女は愛せない。欲しいのはおまえだ」と思いもかけない告白をされ…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
ひそやかに降る愛
瀧川組若頭・夏樹の側近を務める竹内泰史は、すでに恋人がいると知りながら、夏樹に秘めた想いを寄せていた。そんな竹内の元に、夏樹にそっくりな人物が存在するという噂が舞い込む。事件に巻き込まれる可能性を考慮し、彼が働く店へ様子を見に行くことになった竹内だったが、そこで出会ったのは姿形は瓜二つながら夏樹とは正反対の繊細で儚げな空気を纏った聡太という青年だった。偶然、客にからまれていた聡太を助けたことがきっかけで、竹内はそれ以降も聡太を気に掛けるようになる。天涯孤独だという聡太の、健気さや朗らかさに触れるうち、今まで感じたことのない焦れた想いを抱えるようになる竹内だったが…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
百日の騎士
英国に住む日英ハーフの大学生・寿音は、ストーン・ヘンジをバイクで旅行中、突然の爆風と共に現れた西洋甲冑を着た大男と出会う。言葉も通じず、周りの状況すべてに驚きを露わにするその男を家に連れ帰った寿音。身振り手振りと、わずかばかり聞き取れる彼のラテン語らしき言葉から分かったのは、彼がランスロットという名前と、彼が円卓の騎士の一人で魔術師により異世界に飛ばされてしまったという内容だった。百日経てば元の世界に帰れるという彼の言い分に、半信半疑ながらも一緒に過ごすうち、紳士的な彼の内面に寿音は徐々に惹かれていく。いつか別れがくると知りながらも、その気持ちは止められず――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
NHK こころをよむ
日常に潤いや彩り、知恵を与えてくれるテーマを幅広く ■ご注意ください■ ※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。 ■今号のテーマ 神社やお寺で引く「おみくじ」。そこに和歌や漢詩が書かれていることをご存じだろうか。その和歌は「百人一首」や「万葉集」などで、その漢詩は900年ほど前に中国から日本に伝わったもの。 神仏からの「お告げ」として人びとに寄り添ってきた「おみくじ」に記された言霊を読み解く。 ■講師:平野多恵 -
ゲノム・トーカー
2034年。木星圏へ投入された探査機「さいせい」は、ミッションの途上で奇妙な電波源に遭遇する。カメラに映り込んだ巨大な黒い影──直径100メートル、全長500メートルの円筒は、現生人類がはじめて接触する異星種族の宇宙船だった。彼らは1万6000年前に放たれた人類の全遺伝情報(ゲノムデータ)を受信し、発信源を辿って太陽系を訪れたのだという。だがあらためて言うまでもなく、当時の地球上には高度な文明など存在しなかったはずだ。ゲノムを他星系に送信したのは、未知の超古代文明なのか? それとも……。圧倒的な知的興奮を喚ぶ、人類史×宇宙SF。 -
考える力 「わからない」から始める思考入門
累計227万部突破! 「伝える力」シリーズ最新刊。「こうやって考えればいいのか!」仕事、勉強、対人関係に役立つ 池上流「AI時代の思考習慣(ルーティン)」 情報過多の時代において、他人の意見に流されず自分の頭で整理し、理解し、答えを出す力が不可欠です。その力は特別な才能ではなく、「わからない」と向き合う姿勢から生まれます。疑問を持ち、「なぜ?」と問い続けることが思考の出発点であり、知識を深め人生を豊かにする。「考える力」は仕事でも人生でも武器となり、情報を受け取るだけの存在から自分の基準で判断し行動できる人へと変える。本書は、難解な理論ではなく、日常の事例を通して“自分で考える習慣”を身につける一冊です。 【本書の構成】●第1章 「わからない」は「わかる」のはじまり ●第2章 「わからない」を「わかる」に変える思考法 ●第3章 職場での「わからない」をどう解決するか ●第4章 先のわからない時代をどう生きるか -
螢草
NHKでもドラマ化された心温まる名作 16歳の菜々が奉公に上がった風早家には、身分の分け隔てなく接してくれる主の市之進、優しい奥様の佐知と二人の可愛い子供たちが居た。 そそっかしいが、とことん真っすぐな性格の菜々は、失敗しながらも風早家に精一杯尽くしていく。 実は、菜々は武家の出。藩内の不正を明らかにしようとした父が切腹に追い込まれた後、出自を隠し母方の実家に身を寄せていた。 やがて佐知は結核で亡くなり、藩内の不正を正そうとする市之進も卑劣な謀略に嵌められる。 黒幕は無念の死を遂げた父の仇だった。 風早家の幼き二人の子を守るため菜々は孤軍奮闘し、一世一代の大勝負にでる──。 NHKのBS時代劇でドラマ化(清原果耶さん主演)されている痛快な時代エンターテインメント! -
AI時代の最善手
囲碁棋士・一力遼が自身の歩みを振り返りつつ、現代囲碁とAIの関係、そして勝負の本質について綴った一冊。2024年、囲碁界最高峰の国際大会である応氏杯において、日本人として27年ぶりの優勝を成し遂げた著者は、長年閉ざされていた「世界一」の扉を自らの手で開いた。日本囲碁界が国際舞台で苦戦を続ける中での快挙は、時代を塗り替えるものであった。本書は、その歴史的勝利に至るまでの軌跡を、冷静かつ率直な筆致で描いている。5歳で囲碁に出会い、地元の教室で腕を磨きながらプロを志すまでの過程、数多くの試練や葛藤、そして院生時代の厳しい競争が語られる。特に印象的なのは、負けて悔し涙を流しながらもすぐに前を向く幼少期のエピソードであり、そこには「他の子とは違う」と評された芯の強さが垣間見える。囲碁界は今、AIの台頭によって劇的な変化を遂げている。従来の常識が次々と塗り替えられる中、著者はAIの知見を受け入れつつも、自らの感覚を信じて「人間としての最善手」を模索してきた。その姿勢こそが、本書のタイトルに込められた意味であり、現代の棋士が直面する新たな挑戦でもある。勝負とは、ただ技術を競う場ではなく、自分自身と向き合い続ける場でもある。挫折と成長を繰り返しながら築き上げた信念が、一手に表れる一本書には、その覚悟と進化の過程が余すところなく記されている。囲碁ファンのみならず、AI時代における人間の可能性を考える全ての読者にとって、深い示唆を与える一冊である。 -
明治製菓カカオ事業部 逆境からの下剋上 「仕組み」で部下と顧客の心に火をつけろ!
夏に「チョコ」を売れ! 売上ゼロから10年で売上70億円を達成、「寄せ集め営業部隊」の成功ストーリー。1999年、明治製菓が創業83年目にして、初めて原料に進出。のちに奇跡を起こす「営業部隊」カカオ事業部が誕生した。コンビニやスーパーで目にする「Meiji」のロゴ入りお菓子=いわゆる最終商品を取り扱うのではなく、業務用のチョコレート原料を企業に対して売るBtoBの仕事。だが、充てられた予算は僅少、集められたメンバーの年齢層も高め。著者は38歳の課長として、モチベーション低めの年上メンバーを束ねることになった。そんな辺境の部署が、なぜ10年後に70億円をたたき出すに至ったのか。チャレンジするすべてのビジネスパーソンの心を燃やすビジネスストーリー。 【目次】●序章 乱高下のキャリア序盤に、種がまかれた ●第一部 黎明期 キホンを徹底してやり抜く組織を目指す ●第1章 ゼロからのスタート――突然、寄せ集められた社員たち ●第2章 市場を知る――未知のレッドオーシャンを攻略せよ! ●第3章 チーム力を高める――仲間と共に挑む ●第二部 飛躍期 主体性をもって目標達成する「仕組みづくり」 ●第4章 心を鼓舞する――ビジネスも人も急成長 ●第5章 勝ち続ける組織の条件――0から70億へ、そして100億へ ●第三部 変革期 チームの成長は、リーダーの成長 ●第6章 夢半ばで、新たな夢へ――「教え育てる」面白さ ●終章 チャレンジが人生を変える――学び、歓び、未来を拓け -
西洋の敗北と日本の選択
英語版以外の25カ国で翻訳され、日本でも累計9万部のベストセラー『西洋の敗北』の著者、エマニュエル・トッドの最新作。 〈私の多くの予言のなかでも「西洋の敗北」は、最もすぐに実現したものです。しかし「西洋の敗北」が具体的にどんな形をとるかは予言していません〉とトッド氏自身が述べているように、問題は、「西洋の敗北」がどんな形で現れるかだ。 すでに起きているウクライナ戦争、イスラエル・イラン紛争、トランプ関税、米欧の分裂と対立は、いずれも「西洋の敗北」が現実化したものである。 さらに今後、起きるのは、NATOの決裂か? ドル基軸体制の終焉か? 米国覇権の崩壊か? そして日米同盟はどうなるのか? 「西洋の敗北」「西洋の分裂」を受けて、日本はどうすればよいのか? トッド氏はこう指摘する。 〈日本がかなり困難な状況にあることは間違いありません。米国が当てにならないなかで、中国と対峙しなければならないからです。 現状で私がお勧めしたいのは、欧州と米国のヒステリーに極力関わらず何もせずに静観すること、しかし密かに核武装を進めることです。 米国が自国の核を使って日本を守ることは絶対にあり得ない。核は「持たないか」「自前で持つか」以外に選択肢はないのです〉 -
日本海軍 失敗の本質
慢心、隠蔽、虚偽の報告……。太平洋戦争において日本海軍が抱えていた「本質的な問題」とは何か。大和ミュージアムの館長であり、菊池寛賞も受賞した海軍史研究家が後世に残す、戦後80年の総決算! 本邦初公開の写真も収録。(目次より)●序章 昭和海軍と太平洋戦争――日本には何が足りなかったか ●1章 〈真珠湾奇襲(昭和16年12月)の舞台裏〉昭和海軍の誤算――なぜ開戦を止められなかったか●2章 〈セイロン沖海戦(昭和17年4月)〉敗北の序章――英国艦隊に完勝の陰で看過された「失敗」 ●3章 〈珊瑚海海戦(昭和17年5月)〉見落とされた海戦――この「失敗」を戦訓にできなかった昭和海軍 ●4章 〈ミッドウェー海戦(昭和17年6月)〉隠され続けた事実――日本海軍大敗の要因は何か ●5章 〈蒼海に眠った異質の司令官〉山口多聞と日本海軍――なぜその進言は「ノイズ」となったか ●6章 〈連合艦隊司令長官の光と影〉山本五十六と昭和海軍――活かされなかった軍政家としての能力 ●7章 〈ルンガ沖夜戦(昭和17年11月)〉日本海軍の体質――完勝の裏側に見てとれる負の側面 ●8章 〈マリアナ沖海戦(昭和19年6月)〉打ち消された「絶対国防圏の死守」――問われるべき三つの敗因 ●9章 〈敗北の司令官の実像〉小沢治三郎と昭和海軍――マリアナ沖海戦の指揮をどう評価すべきか ●10章 〈レイテ沖海戦(昭和19年10月)〉史上最大にして最後の海戦――「負け方」を知らなかった日本の敗北 ●11章 〈沖縄特攻(昭和20年4月)〉昭和海軍「最後の汚点」――戦艦大和はどう使われるべきだったか ほか -
圧勝の創業経営
ベストセラー『運』に続く“最強の遺言” 北尾吉孝、似鳥昭雄、藤田晋、入山章栄…… ドン・キホーテ創業者の安田隆夫氏が、異能の創業経営者・経営学者を相手に、熱き“知的格闘技戦”を繰り広げる対談集。 ●まえがき 本書はおそらく私にとって最後の作品になるが、いま私のなかで改めて、一つの確信が深まっている。 それは、積極的にリスクを取り、挑戦を続ける者だけが、仕事や人生において「勝利」を掴めるということだ。 しかも、目指すべきは単なる「勝利」ではない。「圧勝」である。勝って勝って勝ちまくり、「これでもか」という気迫で大勝ちを取りにいかなければならない。私はこれを「圧勝の美学」と呼んでいる。 そうやって目一杯の果実を収穫しておけば、不運が巡ってきたときに耐え忍べるし、思いきった挑戦をすることも可能になるのだ。 これは一個人の人生だけでなく、日本という国全体にも通じる考えである。 読者の皆さんがこの対談集に感化され、自分だけの“革命”を起こそうと、一歩踏み出す勇気や元気を持つことができれば幸いである。 ●目次(一部) 第一章 ビジョナリーカンパニーと創業経営 ×北尾吉孝(SBIホールディングス会長兼社長) 第二章 異能の創業経営者の驚くべき精神構造 ×似鳥昭雄(ニトリホールディングス会長) 第三章 経営のことは全て「麻雀」から学んだ ×藤田晋(サイバーエージェント社長) 第四章 狩猟本能とリーダーシップ ×入山章栄(早稲田大学ビジネススクール教授) -
川あかり
藩で一番の臆病者が暗殺を命じられ…… 「何度、泣いたことか。何度、笑ったことか。 生活に疲れた時、ふと気づくとこの本を手に取っている」──島内景二 豪雨で川止めとなった巨勢川の土手に呆然と佇む若侍。 藩で一番の臆病者・伊東七十郎が命じられたのは家老の暗殺。 雨が止み、川明けになれば、勝ち目のない決闘に挑む運命にある七十郎は、 怪しげな宿で、いわくありげな同宿者たちに出会う。 個性の強すぎる面々に戸惑いながらも、やがてそれはかけがえのない日々となるのだった──。 「おじいちゃんがよく言うのです。 日が落ちてあたりが暗くなっても、川面だけが白く輝いているのを見ると、元気になれる。 なんにもいいことがなくっても、ひとの心には光が残っていると思えるからって」(本文より) 人の心を震わせる名手による珠玉の一冊。 単行本 2011年1月 双葉社刊 文庫版 2014年2月 双葉文庫刊 文庫版 2025年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
マウントを取らずにはいられない人
部下が何を言っても否定する上司、学歴を自慢し仕事をえり好みする人、理路整然と自分の意見をまくし立てる人……。なぜ、他人を自分より下位に置きたいという欲望が強い人がいるのだろうか。まず何よりも、自分が相手に対して優位な立場に立っていると実感し、それを相手にも思い知らせることは、強い快感をもたらす。マウントを取ると気持ちがいいからこそ繰り返すわけで、この傾向は強い自己愛の持ち主ほど顕著に認められる。また、相手より優位に立てば、職場でも家庭でも何かと都合がいい。自分のほうが“上”と示すことによって、嫌な仕事を押しつけたり、少々無理筋の要求でも通したり、こちらには落ち度がないかのように装ったりできるだろう。なかには、承認欲求が満たされず、「自分は本来ならもっと認められてしかるべきなのに、誰も認めてくれない」と不満と怒りを募らせているがゆえにマウントを取る人もいる。その根底には「認められたいのに、認めてもらえない」ことへの不満と怒りが潜んでいる。うがった見方をすれば、不満と怒りが澱(おり)のように溜まっていて、はけ口が見つからないからこそ、鬱憤晴らしのためにマウントを取るともいえよう。以上がマウントを取る人の一般的な傾向だが、さらに本書では、「マウントを取る人」の個々のケースごとに、マウントを取る人の心理を深掘りして解説する。たとえば、理路整然と自分の意見をまくし立てる「理路整然マウント」の場合、実は異議や反論に対して臨機応変に言い返せないのではないか、という不安が胸中に潜んでいるせいであることが多いと指摘する。このようにマウントを取る人の心理を丁寧に解説した上で、現状を変えるためのヒント、さらに、「自分がマウントを取る人にならないための考え方」を示す。「マウント」をめぐる煩わしさが解放される一冊である。 【本書で取り上げるマウントの例】過去の栄光マウント/反論封じ込めマウント/知り合いマウント/被害者ぶるマウント/恩着せマウント/発注マウント/前職マウント/食わせてやっているマウント/ダメ出しマウント/不機嫌マウント -
40代からの筋トレこそ人生を成功に導く
【ベストセラー『筋トレは必ず人生を成功に導く』が、加筆・修正のうえ、新書化されました!】40代で筋トレに出会えたあなたはラッキーだ! これから人生が劇的に良くなるぞ! 筋トレで得られるのは、筋肉だけではない。ビジネスや人間関係、メンタル面など、実生活に好影響を及ぼし、人生を最高に楽しくしてくれる。さらに、人生の本質まで学べる。人生の本質なんて、本来は人生の後半でやっとつかめるものだろう。だが、筋トレなら開始後わずか1~2年で学べてしまう。一度本質をつかんでしまえば、他の人よりも何倍も効率よく人生を生きられる。40代から始めても全然遅くない。筋トレを取り入れることで、あなたの人生は爆発的な飛躍を遂げるだろう。 《本書の内容》第1章 筋トレライフハック ●【仕事編】仕事の効率を上げたいなら筋トレ!/タイムマネジメントを極めたいなら筋トレ!/計画の実現性を高めたいなら筋トレ!…… ●【人間関係編】コミュニケーション能力を鍛えたいなら筋トレ!/思いやる力が欲しければ筋トレ!/生涯寄り添えるパートナーが欲しいなら筋トレ!…… ●【メンタル編】気分、やる気、活力をアップしたいなら筋トレ!/やりたいことが見つからないなら筋トレ!/悩んだり、クヨクヨしたら筋トレ!…… ●【クオリティ・オブ・ライフ編】いつまでも健康でいたければ筋トレ!/ファッションにお金をかけるよりも筋トレ!/最強の護身術は筋トレ!…… 第2章 筋トレで学べる、人生の本質 ●【準備編】目標は不可欠である/情報は武器である/緊張しない唯一の方法は圧倒的な努力…… ●【実践編】成長とは限界を突破するということ/成長に痛みはつきものである/成長は快感である ●【スランプ編】スランプは必ずやってくる/成長を続けるためのテクニックが存在する/ライバルは昨日の自分である ●【成功編】継続のみが力なり/努力は裏切らない -
発達障害者が旅をすると世界はどう見えるのか イスタンブールで青に溺れる
稀代の文学研究者がゆくワンダーランド! 単なる旅行記ではありません。 この豊潤すぎる言葉とイメージの 洪水に打たれて震えろ! ――ブレイディみかこ(作家) 横道さんの知性と“間違う力”に 度肝を抜かれた! ――高野秀行(ノンフィクション作家) 各誌書評で大絶賛された異色の「当事者紀行」がついに文庫化。 とにかく凸凹(でこぼこ)な文学研究者がゆく圧巻のワンダーランド! ・ウィーンの夜道を“反復”徘徊し、月面世界と接続する ・グラナダの“フロー体験”とヴァージニア・ウルフの『波』 ・美しきソニアと村上春樹をめぐるマインドワンダリング ・カサブランカ――“砂塵の水中世界”とムーミン谷…etc. 奇跡の“ハイパートラベル当事者研究”がここに。 単行本 2022年4月 文藝春秋刊『イスタンブールで青に溺れる 発達障害者の世界周航記』 文庫版 2025年3月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
米中戦争を阻止せよ トランプの参謀たちの暗闘
■大統領の陰で動くエキスパートたち 第2期トランプ政権は、2025年からの4年間で何をするつもりなのか。同政権で国防次官を務めるエルブリッジ・A・コルビーなど“トランプの参謀たち”がめざすのは、「台湾有事の阻止」だ。日米は、台湾有事における限定核戦争や世界同時紛争リスクに備えねばならない。米国防戦略の最前線を走る識者だけが知る「戦争のシナリオ」と日本が取るべき安保政策について、米ハドソン研究所の俊英が語り尽くす。 【本書の要点】●日本にとってウクライナ戦争の最悪のシナリオは、米国が欧州で戦力を消耗し、アジアが手薄になること ●米国は対ロシアよりも対中国で核使用を迫られる可能性が高い ●台湾有事において在日米軍基地は最重要拠点、中国による核の威嚇は日本に向けられる ●中国の台湾侵攻は日米の多大な犠牲なしには阻止できない ●日本はGDP比3%水準の防衛費をめざすべき 【目次】●第1章:世界同時紛争リスクに備えよ ●第2章:台湾有事における限定核戦争リスク ●第3章:米中露「核三極体制」の時代 アンドリュー・クレピネビッチ(歴代国防長官顧問)×村野将 ●第4章:世界が見習うべき日本の国防 H・R・マクマスター(元大統領補佐官)×村野将 ●第5章:トランプ政権は中国と「戦う」のか エルブリッジ・A・コルビー(第2期トランプ政権国防次官)×村野将 ●第6章:台湾有事、最も危険なシナリオ マイケル・ベックリー(『デンジャー・ゾーン』著者)×村野将 ●終章:日本の安全保障政策をアップデートせよ -
宗教を学べば経営がわかる
なぜ日本企業はイノベーションを起こせないのか? 宗教を理解すれば、ビジネスがより深く考えられる。 経営理論から読み解けば、宗教がわかりやすくなる。 変化が激しい時代だからこそ、ビジネスパースンにとって 宗教を学ぶことが不可欠だ――。 博覧強記のジャーナリストと希代のの経営学者が初対談。 キリスト教やイスラム教から、トヨタやホンダ、イーロン・マスクまで。 人や組織を動かす原理に迫る。 ・歴史上最も成功した「組織」はキリスト教とイスラム教 ・企業研修は、ミサや礼拝を見習うべし ・「お金のためじゃない」から資本主義社会で成功する ・イスラム教が「ティール組織」を作れる理由 ・米大統領選をも左右する、アメリカ社会の根底にある宗教思想とは? ビジネスパースンの課題は、宗教と経営理論で解決できます! -
世界の今を読み解く 政治思想マトリックス
「右派」vs.「左派」では、もはや世界は読み解けない! カリスマ予備校講師、歴史系YouTuberである著者が、マトリックス図を使って複雑な世界の政治対立をシンプルに整理する。「朝日新聞は、左がかっている」とか、「産経新聞は、右寄りだ」と、よく言われます。どうやら、政治思想を説明するうえで、もっともベーシックな対立構造が、「右派」vs.「左派」ということのようです。そもそも政治思想において、何が「左」で、何が「右」なのでしょうか? アメリカの二大政党は、「右」の共和党と「左」の民主党です。共和党は北部の大資本家の支持をバックに成立し、これに対する民主党は労働者の政党として、社会保障政策や労働者保護法の制定など、弱者の側に立った政策を実施してきた――と世界史の教科書には書いてあります。歴史的には、これは間違いではありません。ところが、2016年のアメリカ大統領選挙では、「右」と思われてきた共和党のドナルド・トランプが「アメリカ人の雇用を取り戻す!」と訴え、もともと民主党支持だった労働者層の支持を受けて当選しました。民主党と共和党の役割が、入れ替わったようにも見えます。同じような現象がヨーロッパ諸国でも起こり、「右」と思われてきた政党が大躍進しています。いったい何が起こっているのでしょうか? ここまで複雑になると、「右」か「左」かという一次元の直線では説明がつかなくなります。x軸にy軸を加えた座標軸を考案したのは哲学者であり数学者のデカルトですが、x軸を経済的自由、y軸を政治的自由として、政治思想を二次元座標で表現したのが、米国の政治学者デイヴィッド・ノーランです。本書では、この「ノーラン・チャート」を応用して、さまざまな時代、さまざまな国の政治思想のせめぎ合いを、「政治思想マトリックス」として示していきましょう。複雑に見える世界の政治対立が、実はシンプルなものなのだと、はっきりわかるはずです。 〈目次〉●第1章:ナショナリズムとグローバリズムの「シーソーゲーム」 ●第2章:「米中冷戦」の思想史と強いロシアの復活 ●第3章:「超国家EU」崩壊の序曲 ●第4章:グローバル化するイスラム革命 ●最終章:敗戦後日本の政治思想史と未来 本書は、2020年11月にPHP研究所から刊行された『世界の今を読み解く「政治思想マトリックス」』を改題し、加筆・修正したものです。 -
美味しいサンマはなぜ消えたのか?
スーパーの魚はなぜマズい!? 深刻な大不漁、超高値、外国産のシェア拡大――。取材歴30年以上の「さかな記者」が明かす、日本の漁業・水産業が衰退している訳。 日本の食卓を壊したのは誰だ? -
小説 人望とは何か?
新興家電メーカーBEATECHの西郷武彦は、創業者・島津彬光から薫陶を受け、営業本部長として類稀なリーダーシップを発揮していた。その後新社長である島津敏光に疎まれ子会社に出向したのだが、やがて本社に復帰し、人事部長として様々な難問に取り組むこととなった――。物語を通して疑似的に「経験学習」を行うことで、人望についての深い理解が生まれる一冊。ベストセラー『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の著者が「迫真のドラマ&理論」で解説! ●1on1よりも、明確な指示を ●人望がある人とは、組織の価値観を体現している人 ●組織の矛盾は中間管理職へ…… ●言葉だけではモチベーションは上がらない ●「具体と抽象」で価値を発見する ●アンコンシャスバイアスの罠 ●器とは視座である ●島津久光はなぜ西郷隆盛に屈服したのか ●歴史は繰り返す ●「人望」は、時に暴走する ●人望がある人とは、希望を与えられる人 -
キャラクターたちの運命論
人気連載から映像化作品まで、マンガのキャラクターを翻弄する「運命」の物語を、グリム童話などの伝承文学研究の視点から解釈する。 -
近代日本暗殺史
大久保利通暗殺後、犯人である島田一郎を主人公にした小説が刊行されて大評判となった。また、爆弾を投げつけられて一命をとりとめた大隈重信は犯人の勇気を称賛し、そのことで大隈の人気も上がった。日本には暗殺者への同情的文化が確かに存在していたのである。一方、原敬暗殺の真因は、これまであまり語られてこなかった犯人中岡艮一(こんいち)の個人的背景にあった。犯人が抱えていた個人的行き詰まり・挫折感は、現代の暗殺――安倍元首相暗殺事件にそのままつながるものである。近現代史研究の第一人者が、明治と大正の暗殺を丁寧に語り、さらに暗殺に同情的な文化ができた歴史的背景についても考察する。 [本書で扱う暗殺事件]●赤坂喰違の変(明治7年)岩倉具視暗殺未遂事件 ●紀尾井坂の変(明治11年)大久保利通暗殺事件 ●板垣退助岐阜遭難事件(明治15年) ●森有礼暗殺事件(明治22年) ●大隈重信爆弾遭難事件(明治22年) ●星亨暗殺事件(明治34年) ●朝日平吾事件(安田善次郎暗殺事件)(大正10年) ●原敬首相暗殺事件(大正10年)
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