宮崎正弘の一覧
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ユーザーレビュー
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いやー、危険な本である。
なぜ危険かと言うと、対談なので骨子の部分、触りの部分しか語られておらず、「詳しくは拙著『 』に書いたのですが」という感じになるので、その「詳しい」部分が気になってしまい、読みたい本がどんどん増えてしまうという…(苦笑)
しかし、この本を含めて、近現代の国際関係史はこの20
...続きを読む年くらいの間に大きく通説か覆されているのですね…未だに教科書には反映されていないことが多数と思いますが。
例えば、どうやら私の知る「韓国併合」の背景もがらっと認識を改めなければならなさそうです。ほんと、外交は二国間関係だけでみてはいけませんね。背景にある多国間関係を見ないと。
Posted by ブクログ
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「勝てば官軍」と言われるように、歴史というものは、勝者の視点で編まれるのです。
歴史修正主義、結構ではないですか。
埋もれていたというか、誰かが埋めてしまった事実を丹念に掘り起こし、多角的に歴史を見直してみる、そして、どう感じるかは読者に任せればいいのです。
ということで、
第1章 日本を深く研究し
...続きを読むていた欧米
第2章 英国自由貿易帝国主義と日米の戦い
第3章 日本とアメリカが作った朝鮮開国
第4章 ルーズベルトが仕掛けた日米開戦
最終章 若い人たちに伝えたいこと
あとがき
だいたい、日本史、世界史という分類の仕方がおかしいわけで、古代にしても、中世にしても、近現代にしても、全世界的な視点・動きを分析するということが大切だと改めて思いました。
Posted by ブクログ
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昨年秋(2012年)に、共産主義下での独裁体制が刷新された、共産中国に対する予測な一冊。宮崎正弘さんと石平さんのお二人の対談が、非常にリアリティ&テンポのよい内容でした。
「中国とはあくまでも一定の距離を置いて付き合ったほうがいい」、さて既にバブルが崩壊しているとの観測もされていますが、実態を
...続きを読む知りたいところですね。とは言いながらも、日本国内の既存メディアは言及しないでしょうから、別のアンテナを伸ばす必要があるのでしょうけども。
「アメリカの背景にある意図というのは、中国に対する牽制プラス中国の軍事的封じ込め」、『動乱のインテリジェンス』でも同様のトピックが上げられていましたが、「TPPは新しい安全保障の枠組み」との見方は経済だけではない視点が必要だとも。そういった意味では、帝国主義の世界に立ち返りつつあるのでしょうか、70年を経て。
そして、第一次安倍内閣での外相、麻生さんが『自由と繁栄の弧』で述べられている「自由と繁栄の弧」、そして安倍総理が先日だされた「セキュリティ・ダイヤモンド」は、まさしくその「安全保障」を体現していくものだと思います。
日米豪印の菱形の安全保障を軸に、東南アジアから、トルコと経て、エジプトを経由し、ギリシャから南欧州と繋ぎ、東欧・北欧・イギリスまで、普遍的価値観を共有する国々をつなげる「一つの環」、これは地政学にも「海洋国家」である日本としては至極真っ当な戦略だと、そう思います。
「戦後レジームの克服が大事で(中略)日本人が日本人としてのアイデンティティをもういちど確立しないといけない」とは、『ハーバード日本史白熱教室』でも言われていましたが、全くその通りだとあらためて。それを石平さんのような、帰化されて来た方の方が問題意識と持っているのは、とてもありがたいと同時に、恥ずかしくも感じます。自分たちの世代は次の世代に、何を伝えていくべきなのでしょうか。。
それにしても「自分たちの特権を永久に享受したいという政権」とは、、個人的には、同じ状態での永続性を求めるとの風潮は性に合わないなぁ、と感じます。。唯一絶対の「理想郷」を求めがちな思想にはよくみられる傾向ですけども。
それでも、終着点に到達してしまったらその先の発展の可能性が無くなってしまうわけですから。人は常に学び成長し続けてこそ「人」でしょうに、その可能性が無くなってしまったらどうなるのか、、後は堕ちていくだけなんじゃないかな、と感じています。
個人的には「保守」の本質は、時代の大勢を踏まえながら、その時代ごとの最適解を探していくことだと考えています。そう言った意味では、結果として多様性が担保される社会であり、ずっと道を歩き続ける、、その結果として、発展し続けることが可能な社会なのだろうと感じています。
なので、昨年の衆院選での安倍総裁の復活は、右傾化と言いながらも、立ち位置としては、中道に戻っただけな気がするんですよね、、今までが極左であっただけで。別に帝国主義的な風潮が出ているわけでもなく、徴兵とか侵略が合法化されるわけでもない。というか、徴兵については「違憲」だと、自民党の改憲案でも明記されています。
今の自分たちの領土を「国防」しながら、日本人のアイディンティを確立していきましょうと、至極真っ当な政策を積み重ねているだけなんですけどね、、6年前から。日本人が日本人として立ち上がっていくのが、よほど、とあるヒトビトにとっては「都合」が悪いんでしょうね、なんて考えたくもなります。
さて、2013年の共産中国はどの方向に、舵を取りますか、、対岸ですませたいところですが。と思っていたら、射撃誘導レーダーを照射ですか、いよいよ行き詰ってるんじゃないですかね、コレ。この時期に安倍政権でよかったと、あらためて実感です。
Posted by ブクログ
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対談形式で書かれていて読みやすい。中国のバブルはとっくに弾けているという書き出しで、中国経済のからくりが紐解かれて行く。著者に書かれている内容全てが来年に起こるとは思えないが、彼らが共有している問題意識と話の方向性は間違っていないと思う。日中の尖閣諸島に関する問題は、日本が抱える領土・安全保障の問題
...続きを読むの一角でしかない。今の中国を知りたい人には是非読んで欲しい一冊。
Posted by ブクログ
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中国をより深く理解するためには欠かせない1冊ではないかと思います.そう言えば,学生時代に北京出身と上海出身の留学生が話し合っていて,最終的に言葉が通じ合わずにお互いに困っていました.中国って,奥が深いですね.
Posted by ブクログ
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