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Posted by ブクログ 2021年10月31日
総選挙を前にして、前回の政権交代の総括を求めるため読んでみた。民主党のブレーンである著者がかなり踏み込んで旧民主党政権の失敗を批判している。どれも正しい分析だと思う。『何だったのか』と問われれば『失敗だった』と答えざるを得ない。一回の失敗で全てを諦めて良いのかとの投げ掛けがあったが、やはり今枝野さん...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月31日
著者は政権交代推進の立場のようで、民主党にはややひいき目の姿勢も感じられるが、3年間を振り返って評価する観点からは論点がわかりやすくまとめられている。
自民党政治では、公共事業補助金、護送船団方式による業界保護が中心で、行政指導や補助金の箇所づけといった裁量的政策が最もよく発揮された。競争力の弱い...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月11日
民主党の学者というイメージが強い、山口二郎教授による今回の政権交代の仮総括。橋下徹大阪市長にバンバン論破されていた山口先生・・・本当に「政権交代とは何だったのか」という思いであったようだ。
本書は日本の現状の政治について分かりやすくまとめてあり、民主党の失敗を身内から記述している点が興味深い。と、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月23日
民主党の論理的支柱とでもいうべき山口二郎氏の民主党の政権交代からの検証本。予想とはかなり違い、世論の支持を失った民主党ではあるがその原因はどこにあるかを検証している。
1章で、鳩山、管、野田政権について総括し、2章で議員官僚制ともいうべきシステムの問題点について述べている。3章では、失敗した点につ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月15日
【読書その17】政権交代前から、民主党を軸とする政権交代の必要性を説いてきた、北大教授の山口二郎氏の著書。
政権交代前の「政権交代論」に続き、平成21年9月の歴史的な政権交代後、約2年半が経過した後、改めて交代後の軌跡をたどり、政策形成の在り方、政と官の関係、国会政治の形などを通じ、民主党政権の意義...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月24日
かつて民主党政権への期待を表明していた著者が、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の失敗を検証し、この国において成熟した民主主義が根付くために何が必要かを論じた本です。
政治的には中道左派の立場を取ることを明確に表明している著者だけに、政治の理念と政策に関する議論は視点がブレることなく、問題点が非常にクリ...続きを読む
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