ロボットは涙を流すか 映画と現実の狭間

ロボットは涙を流すか 映画と現実の狭間

750円 (税込)

3pt

3.7

機能的・哲学的に難解なロボットの諸問題を、SF映画の話題作を通して分かりやすく論じる。複雑なロボットの骨格を学ぶには『ターミネーター』を、ロボットと我々の間に生じる「哲学的な障壁」の教本は『A.I.』『サロゲート』、C-3POとR2-D2はロボットの社会における役割を教えてくれる。さらに、人間とロボットの境界は『攻殻機動隊』における「電脳」「義体」を通して考える、というわけだ。現代科学はSF映画に近づき、境界があいまいになっている。例えば、サイズが小さい「トランスフォーマー」ならばすでに作られているし、「電脳」のように脳を直接コンピュータにつなげる技術も発達を遂げている。今後、果たしてロボットは「こころ」を持てるのだろうか? 2006年、自身がモデルのアンドロイド「ジェミノイドHI-1」を作り、世界から注目を集める、知能ロボティクスの第一人者が考える近未来が見えてくる。

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ロボットは涙を流すか 映画と現実の狭間 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    様々なSF映画を題材にして、ロボットと人間や社会との関わりを考察している科学新書。大して分量もないので読みやすい。

    著者は、いきなりプロローグで「人間とロボットのあいだに明確な境界はない」と言い切ってしまう。生き物を勉強してきた自分にとっても、「人間が核酸とタンパク質のロボットである」と言うことに

    0
    2013年07月15日

    Posted by ブクログ

    ロボット研究をここまで哲学的に見ることができるのが石黒教授のすごいところであろう.たくさんのロボットに関連した映画がネタに出てくるが,映画の見方も一味違う.

    0
    2013年07月09日

    Posted by ブクログ

    アンドロイド製作者の話を、初めて読みました。
    やはり、アンドロイドをつくっていくうえで、人間とはなんなのかという考えに行き着くのが自然なことだと思いました。

    「怒りたくても怒れない。怒っている人を見ると不思議になる。」といった、共感できるところも多く、さらに石黒浩さんのことを知りたくなるきっかけに

    0
    2010年07月21日

    Posted by ブクログ

     遠隔操作で動かせるロボットを作っている博士の本。

     ロボットとは何か?というより、「人間と(人間が使うものとしての)ロボット」の関わりを重視している。
     コレを読むと、ロボットはモノなんだなぁとしみじみ感じる。ロボットが何が出来るか、ではなく、人がロボットに何を投影するか、という視点が興味深い。

    0
    2010年06月07日

    Posted by ブクログ

    映画の中のロボットの描かれ方を通して、
    研究につながるリアルさ、人間を問う視線のありかたなどを検証。
    「社会のループ」に入れれば、
    ロボットであっても人間と同じ、
    コミュニケーションの取れる存在として認識される。
    人間にしたって、その心が本当にあるのかどうかを
    検証することはできないのだから。
    ジェ

    0
    2019年07月29日

    Posted by ブクログ

    SF映画と現実のロボット技術との対比の中で、「ロボットとは何か?」「人間とは何か?」を考察していくという内容。

    何かについて考察するときは、それに非常に近いものとの対比することで、「その差はどこから生まれているのか」を考えるというのが一番ストレートなやり方になる。

    ほとんど人間の代わりになるロボ

    0
    2018年10月09日

    Posted by ブクログ

    ★映画は意外に正統派★SF映画を手掛かりにロボット研究・開発の課題や行く末を語る。ロボット研究者がSF映画を軽視するのかと思いきや、ハリウッドのSF映画の多くにはむしろ感情移入している。つまり映画は現実の延長線上にある。物語を物語として成立させるために、それだけ精緻な現実の研究分析と想像力が伴うとい

    0
    2011年08月07日

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