藤原万璃子の一覧
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ユーザーレビュー
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下町のしがない探偵さんと、
ピカピカエリートの弁護士。
アクションサスペンスとして楽しみながら、
ツンだけど色っぽい受けに翻弄されるたくましい攻め(笑)
徐々に甘くなってくふたりの関係も楽しめて、
満足の一冊。
キュン3 p2
Posted by ブクログ
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シャルル&ハルキシリーズです。
今回の話は某区の軽井沢の保養所にシャルルと二人でハルキが休暇に行く話とバレエのトーキョー公園を見に行ったはずが事件に巻き込まれてしまう話の2つ。
あらすじ読んだときには「何でバレエ見るためだけにヨーロッパくんだりからトーキョーまで出てくるの!?」ってなったん
...続きを読むですが、どうやらそれだけの価値のある公演だったらしく……
やはりお金持ちは金銭感覚が違う……
ってまぁ、そういう問題じゃないんですけど。
1つ目は、シャルルは純粋な休暇のつもりだったのに、ハルキが微妙に勘違いをしていてやっぱりすれ違いな二人の話でした。
それにしても、男湯二人で入ってるのに、夫婦もクソもないよなー……と思いながら。
これはいったいどういうことなんだろうか……? お年よりはそんなに目が悪いの??
いやまぁ、一種のジョークなんだろうけど。
でもって、2つ目は。
ブラッキーに誘われて、トーキョーまでバレエの公演を見にきたら、シャルルが現れて、仕事にハルキが巻き込まれて。
無理やり同行していたタケシが巻き込まれないために、悪戦苦闘するけど、結局巻き込まれちゃって……というような感じで。
にしてもこれ、絶対に新たなフラグが立っているような気がするんですけど……
この後二人はいったいどうなるのか……
それはちょっと気になるんですが……
Posted by ブクログ
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ハルキの甥・タケシがハルキの学舎であるユニバーサル・アカデミーに前触れもなく入学してきた。
大好きな叔父との邂逅にはしゃぐタケシ。ハルキも実の兄弟よりも年の近いタケシはハルキにとって弟のようなもの、驚きこそすれ懐かれて悪い気はしていない。
ところが、そこに突然、シャルルまでルポライターに変装し
...続きを読む、聴講生として現れた――
情報部の辣腕工作員がわざわざ出張って来るとは、一体、欧州一の最高学府の内部で何が起きているのか、疑問に思い、シャルルから話を聞こうとするハルキだが、シャルルはタケシに対してどうしうわけだか、冷ややかな態度で……。
というような話。
今回は、ハルキの家族が総出で出て来る話……ですね。
家族のいないシャルルには理解できない感情があって、シャルルがみっともない嫉妬をしているように見える……んですが、今回は殆ど、シャルル視点の話じゃないので、シャルルの内心は伺い知れず。
そして、ユニバーサル・アカデミーの内部で起こっている事件っていうのが、何てことはない。
学長選挙に関する不正入学問題……。
いやまぁ、大学の規模が段違いに大きいのと、シャルルのボスが全くアカデミーと関係ない人ではないので、しょうがないのかもしれないけど、そんなくだらないことでシャルルを呼び出さなくても……と思ってしまう。
どうも、最近のシャルルはハルキの絡む事件に自分からくちばしを突っ込みたがっているように見えてしょうがないんですが、違うんですよね……?
そして、2つ目の話は、長らく帰っていなかった実家に里帰りするハルキとそこに突然現れるシャルル……という話。
シャルルは順調にご家族のみなさんに気に入られたようで、地盤固めですか……? と言いたくなるような気もしましたが。
そういう訳で、段々、ハルキにはまだ自覚は無いですが、ハルキに振り回されつつあるシャルル……という様相がどんどん色濃くなっていきます。
この話って、シリーズのどの辺りで終わってるんでしょうか?
まだ、かなり続きを持っているんですが、ちっとも終わってる気配がないので……
ついつい華美で装飾過多な文章にだけ気を取られてしまいがちですが、恋愛面だけ見たら、実は相当まどろっこしいよなー……ということに今更ながら気が付いた。
主に、シャルルの自覚の無さの点において……
Posted by ブクログ
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前作、ブルードラゴンで「上海での再会ってなぁに?」って疑問をまき散らした話がこちらに入っていました。
おかしいなー……って思ってたんですよね。
結構記憶力いい方なので、忘れてるってことはあんまりないはずなのにちっとも思い出せなくて。
どうやら、雑誌に掲載したやつを文庫に落としてなかったみたい
...続きを読むです。
作者さんの後書きには「雑誌もよろしくお願いします」って書いてあるけれども、雑誌はその時期を逃したら買えないので、今更お願いされても困るなー……というのが、正直なところです。
本は残るけど、雑誌はなかなか残らないですもんね。
という訳で、話の内容としては。
魔都・上海で、ハルキが出会った「上海マリィ」と名乗った謎の娼婦は、なんと単独で本当の「上海マリィ」の行方を探ろうとしていたシャルルの妹・マリィだった。
「マリィ」という名前だけでも、いつになくシャルルが動揺するのを見るハルキの胸は切なく痛むのだったが……という話。
外交官が娼婦に奪われてしまった文書の行方を探ろうとして、アタックしてみたら、シャルルの妹が出てきた……という話。
どうやら利害が一致するように思えたので、なんとかシャルルに了解を得て協力体制に持って行こうとしたところ、シャルルに連絡が取れない。
挙句、シャルルが帰ってきたと思ったら、マリィとシャルルは鉢合わせで、マリィを泳がせていた龍の手先に殺されそうになるし……で、散々なハルキ……と、そういう感じでした。
発行された巻の順番に小説を読んで行ったら、完全に結末を知っている話の種明かし程度の感じになってしまうので、目新しさはありません。
個人的にはブルードラゴンの前に、「上海小夜曲」と名づけられたこちらの話を先に読んだ方がいいんだろうな……と、思います。
そして、ブルードラゴンの後の話の「上海狂詩曲」も収録。
相変わらずもどかしいままですが、ちょっと時間軸に戸惑いましたが、こちらは大分ラブ要素が増えてきているように思えるものの、相変わらず、ハルキとシャルルが噛み合わなくて、戸惑う感じでした。
何というか、ハルキが早く幸せになれればいいのになー……と思ってしまいました。
Posted by ブクログ
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サヴァナ公国――それは、地中海の華とも呼ばれた美しい国。
そして、公にはなっていないが、実はシャルルの秘められた故郷。
そのサヴァナで、前公王の隠し子を名乗る少年が現れたとの情報がシャルルの元に入った。
内情を探るべく当地に飛んだシャルルとハルキだったが、自分の故郷とそして、シャルルの実の妹
...続きを読むであり、シャルルが誰よりも大切に思っている存在であるマリィが関わってるとあって、シャルルの調子がどうもおかしい。
そして、東洋の血を引く美貌の弁護士・ルイの出現により、事態は思いがけない方向へと向かう……。
どうして、シャルルの生まれを知っている人が組織のボス的存在なのに、こんなことになってしまうのか……というような嘆きを一つ付け加えても良かったのかもしれないなー……と思います。
これはシャルルに対する試練なのか……? と。
一応、「組織」なんだから、シャルル以外にも人はちゃんといるだろうに……という矛盾を微妙に感じました。
まぁ、言っても仕方のないことだってのはわかってるんだけど(苦笑)
そういう訳で、シャルルに本格的な試練が襲ってきました……というか。
なんていうか、今まで自身の感情をひた隠しにしてきたシャルルの本心が遂に暴かれる巻のような気がしました。
こんなにも、理性じゃない物に振り回されてるシャルルは初めて見たし。
3つ前くらいの巻からここまで、全てこれがための伏線だったように思いました。
それにしても、まさかあんな形で、シャルルの秘密が明らかにされるとは思わなかった。
必死だったとはいえ、何してるんだハルキ!? って正直、思った(苦笑)
そして、その悲痛さに正直、ちょっとだけ泣きました。
やっぱり辛いよなー……。
でもこれはシャルルにとっては必要な事だったと、ハルキじゃなくてもちゃんと思う事なので。
なんか、ここからもう一度始まる……って感じがする。
だってほら、言葉にしたら案外楽になったりすることあるじゃないですか?
なので、それを思えば、これからがとっても楽しみです。
Posted by ブクログ
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