あらすじ
ハルキの誕生日にとびきりのプレゼントを用意してサプライズを企てたタケシの前に次から次へとライバルが。出遅れたブラッキーとともに同盟を結び、護衛とは名ばかりの尾行を開始したのだが、思わぬ事件が勃発!? 表題作「バースデイ・パニック」ほか、天才ぞろいのアカデミーでも天才中の天才と噂されるわずか8歳の少年、フランシス・グリフォンの秘密と苦悩に《白虎》が動く「ブラックドッグ・ララバイ」の雑誌掲載分2本を収録。書き下ろしはシャルル視点の出会い編。
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Posted by ブクログ
今回も、閑話休題的なお話。
本編そっちのけで、まずは「ブラックドッグ・ララバイ」というまずはアカデミーに最年少で入学した少年の話。
その少年に「シャルルに会いたい」と言われ、シャルルをおびき寄せる為にハルキが囚われの人になる話。
まぁ、ハルキとしてはシャルルが迎えに来てくれるなんて思ってなかったんですが……。
ちゃんと、シャルルが迎えに来た挙句。
普通、シャルルだけだったら断るような依頼を保留にする……ということをしてしまう。
おまけに、結局、その少年の依頼をどうしたのかはわからないままハルキとシャルルのいちゃいちゃに移って行っちゃって……ちょっとうへぇ……感が。
まぁ、シャルルとハルキの話なので、勝手にしてもらっても全然構わないんですが……
個人的には、起こった事件の結末くらいは書いてもらいたかったなー……と。
そして、2つ目が「バースデイ・パニック」。表題作ですね。
こちらは、ハルキの誕生日を祝おうと、サプライズを仕掛けたタケシだったけれども、それ以上にハルキにアポを取ってる人がたくさんいて、結局、出遅れたタケシとブラッキーが二人で、ハルキを尾行したけれど、結局、一番おいしいところをシャルルに持って行かれる話……。
いやまぁ、好きな人に誕生日を祝ってもらうのが一番いいに決まってますけどね。
最後が「ビトゥイーン・ザ・パラダイス」で。
シャルルとハルキの出会いのシーンをシャルル視点で。
実はあのシーン、十二分に甘かったんだなー……というのを再認識。
なんというか……。
ハルキは気が付いてなかったけれど、シャルルがハルキに対して大盤振る舞いで甘い話がてんこもりでした。