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否定的なイメージの「挫折」ですが、それを経験した人間だけが、これからの不安定な時代を愉快に生き抜くことができます。なぜなら、「挫折」という極度のストレスにさらされることで、ビジネスで最も必要な「打たれ強さ」を手に入れられるからです。さらに、「挫折」を経験することで、「過去のリセット」「敗因の分析」「己を知ること」ができ、それこそが成長への近道となるからです。本書でいう「挫折力」とは、この「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力」を意味しています。本書は、数々の企業を再生させたプロフェッショナルが若い世代に贈る「希望の書」となっています。
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Posted by ブクログ
【メモ】
・挫折とは、自分の能力以上のことに挑戦した証拠である
→人を最も成長させるのは挫折
・挫折は改革を志す者にリアルな生命力、闘争力を与える
・有事に立ち向かえるのは、覚悟とマキャベリズムを備えている人間
・弱小、内紛まみれのダメ組織の中で育った人間ほど、権力を操るマキャベリズムと、権力に人生を破壊
されないアートを身につけられる
・弱小集団の将あるいは中間管理職としてさまざまな悲哀を味わうことで権力、責任そして人間社会の本質が見えてくる
・組織を変えたい、そのために軋轢が生まれそうなときは味方づくりに励む
・抵抗勢力の大将首は無理に狙わない
→人や組織と戦う際は、敵を分断し、できるだけ味方を増やしたうえで各個撃破
・権力を使うためには、まずそれを手に入れなくてはならない
・情と理は相互に矛盾することが多い。理から生まれる力、情から生まれる力をできるだけ同じ方向に作用させること
・権力の源泉は人事権と金
→ソフトパワーによる補完が重要
Posted by ブクログ
いい人のリーダは、会社全体の未来の為には、創業の同志、社員、OBからの憎悪を一身に受けてもかまわないという覚悟がない。だから、情に流されて決断のタイミングを逃す。その結果、倒産に至り、より多くの人の人生を壊すはめになる
学校の試験では、正解は基本的に一つだ。そして、それ以外の答えはすべてXになる。それが高ずると、あらゆる問題には唯一絶対の正解が一つあり、それ以外はすべて間違いなのだという意識が芽生えてしまうのだ。インテリほど罹患率が高く、しかも本人にはその自覚がない
城山三郎 広田弘毅 風車、風が吹くまで昼寝かな
最低限飯が食えて、夜露がしのげる場所があれば、人間は基本的に行きていける。いや、そのことのありがたさが見に染みていれば、たいていの失敗や挫折は受け流せるものだ。挫折や不遇をそうやって受け流してみると、生きていくことに不思議と自身が湧いてくる。とくに左遷なんていうのは、ある意味、責任のない立場への島流し。人生においては格好の充電、神様がくれた学び直しのチャンスである
安藤忠雄 連戦連敗
負け戦に直面している困難な状況における決断は、失敗における焦りや問題状況からくるストレスから開放されたりあまりに拙速に決断してしまうケース、逆に決断する勇気がないという理由だけで不合理な先送りをするケースのどちらかが大半だ
ユダヤの格言 人生の最後に自問すべき命題として、「お前はお前自身の人生を行きたか?」
厳しい状況にあってほとんどの人間が剥き出しにするのは、「性において弱い」という本性だ。そう「性弱説」に立って人間を見つめるのが私は正しいと思う
どんな格好のいいことをいっても、難しい議論を展開しても、現実の人間は、性格と自分自身の根本的な動機づけ要因からは自由になれない。この2つに人間は弱い
鬼平犯科帳 長谷川平蔵 人間というものは、良いことをしながら、悪いことをしている
善悪一如 人間の悲劇の多くは、善良なる動機づけからもたらされる
悪い情報、耳の痛いことを、本当に大事な局面で伝えてくれる友こそが、本当の友である
最も困難なことは捨てる決断なのだ
撤退戦はなるべく早期に始めなくてはならない。まだまだ勝機があるようにみえるのに撤退するというのは、スタッフには受け入れがたい。撤退を決意したリーダーは社内では叩かれ、下手をすると経済誌など社外でもたたかれることもある。それでも組織のためを思えば、リーダーは捨てるを選択しなくてはならないのだ。
撤退戦が見事だったのはインテル(アンディ・グローブ)。半導体メモリから撤退し、その資源をCPUに集中。CISCからRISCかというときRISCに集中
西郷は改革時のリーダとしては限界があった
選択と集中の本質は捨てることであり、それは心の強さが求められる。若いうちから心を鍛えておけ
捨てることが出来ない人には、捨てることは自由になり、新たな希望を手に入れることと考えて、その恐れを排除していこう
自由とは失うものが残っていないことの代名詞(ジャニス・ジョプリン)
変化に対応できない人の口癖 あのころはよかった
もしあなたが知らず知らずのうちに、「あの頃は」「昔は」という言葉をつかっていたら注意すべきだ。変化に対応する力が鈍くなっているかもしれない
「昔はよかった」「今の若い連中は」と言い出したら、それはヤキがまわりだした証拠である
注意すべきは、「好きか嫌いか」と「向いているか向いていないか」は全く別物であるということだ
Posted by ブクログ
挫折が人を成長させることを言及し続けるなシンプルな考えの本。著書のタイトルにある挫折力とは「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力」とのことです。
また、第2章では、挫折を力に変えていくには、①挫折に負けないためのストレス耐性を強くする、②必死にならざるをえない状況に自分を置いて悩む時間を作らない、③撤退基準を設ける、諦めるラインを設定する、④敗因分析、なぜ失敗したかを客観的に分析する、⑤早めに挫折経験を重ねストレス免疫を強くする ⑥大挫折経験した仲間を持つ 等を挙げています。
第4章で捨てる技術、第5章で権力を使いこなす技などを紹介していますが、こちらはやや管理職向けの内容かと。
産業再生機構をはじめ、修羅場を数多く経験された著者だからこそ、挫折していくというスタイルに説得力がありました。ビジネスで挑戦して失敗していくことは挫折力を培っているのですね。
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ビジネス・実用
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