社会学作品一覧

  • 参院選ライブの舞台裏「とっておきの話」
    3.5
    他局が聞かない様々な質問を政治家に投げかけ、ふとした一言から彼らの思いがけない本音を浮き彫りにする池上流インタビュー。それは決して偶然の産物ではなく、周到に計算された一瞬の駆け引きだ。選挙時だからこそ漏れた政治家たちの「本音」を振り返りながら、その戦略を赤裸々に語る。
  • 産業革命史 ──イノベーションに見る国際秩序の変遷
    5.0
    イノベーションこそが世界秩序を形成してきた。技術革新が起きる現象を広く産業革命と捉え、第一次産業革命(1760~1830年代、軽工業)、第二次産業革命(19世紀後半~20世紀初頭、重工業)、第三次産業革命(20世紀後半、IT・情報)、第四次産業革命(2010年代以降、IoT・AI)の四段階に分け、世界経済の変遷をたどり直す。経済体系の変遷や社会経済発展・分業との関係など多様な論点を交え、持続的な世界経済の運動として産業革命を大局的に描き出す。
  • 産業変動の労働社会学
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アニメ産業は受注産業であり、その不安定な構造の中でも、長らく常時の生産ラインを抱えることなくフリーランスを中心として労働力を満たしてきた。だが、アニメ産業は同時に熟練した労働者が必要な労働集約的な産業でもある。そうした産業が継続されるには、労働者が長期にわたって「働き続けたい」と思う必要がある。一見すると不安定な状況下で就業継続しているアニメーターの「当事者の論理」に注目することで、フリーランスのキャリアを社会学的に捉える意義と可能性を提示する。
  • 産経新聞と朝日新聞
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    日本の言論はなぜ分断したのか ◎北京の特等席に座り続ける新聞と追放された新聞 ◎「あえて書かない」新聞と言論裁判に苦しめられた新聞 ◎GHQに屈した新聞とGHQと闘った新聞 ◎護憲しか考えてはいけない新聞と改憲に理想を求める新聞 ◎戦前から大東亜共栄圏を理想とする新聞と脱亜入欧を訴える新聞 ◎平和だけを目的とした新聞と平和の維持を考える新聞 ◎日本を敵視する国から「友好的」と褒められる新聞と「極右」と蔑まれる新聞 だから我々はGHQ、中国共産党、日本共産党、青瓦台、金政権、 そして朝日新聞と闘った! 「極左も極右も排す」真の自由主義を説いた戦前の思想家、河合栄治郎。 「強い日本」づくりを目指した明治の思想家、福澤諭吉。 産経新聞に2人の遺志が脈々と受け継がれていることは意外に知られていない。 一つの言論しか許されない社会は独裁社会であり、暗黒社会である。 産経の存在と主張、さらに言えばその魂をもっと広く知ってほしい。 本書は戦後マスコミ界の裏面史である! 《おもな内容》 第一章 二つの「中国」に向き合う 第二章 言論裁判に勝つ 第三章 福澤諭吉と河合栄治郎 第四章 司馬遼太郎の遺言 第五章 朝日が目指す「大東亜共栄圏」 第六章 追い込まれるメディア
  • 3種類の日本教 日本人が気づいていない自分の属性
    4.0
    このまま将来性のある職につかなければ、負け組になってしまうのではないか。そうした恐怖心を抱えている若い世代も少なくない。では、どうしたらいいのか。自分の生きる道をどこに見出したらいいのか、それを考えるヒントを与えることをめざしている。その出発点になるのが、3種類の日本教、3つの属性ということであり、自分がそのどこに属しているのかを知ることで、考えるための道筋がはっきりしてくるはずである。
  • 37歳独身、年収300万円知っておきたいお金のこと
    3.4
    1巻1,320円 (税込)
    将来のお金が不安なら、37歳からお金について学んでおこう! 年金だけでは老後に2000万円が不足する時代、40代で不安になることも......。 でも、あなたが37歳ならば、40歳になるまでの3年間で老後に向けて十分な準備ができます! どのように老後資金の積み立て準備をするか、1年目、2年目、3年目と3年間とその後の過ごし方を解説! 各メディアで大活躍の庶民派プランナー、家計再生コンサルタントの横山光昭氏が、自分に必要な情報を手に入れ、老後に備える方法をわかりやすくご提示します。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 傘寿お祝い記念 皇后美智子さまの祈りと慶び
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2014年10月20日、80歳の誕生日を迎えられた皇后美智子さま。本書はそんな節目の年に美智子さまが天皇陛下とともに歩まれた足跡を多数の写真とともに振り返ります。「皇室は祈りでありたい」――そのお言葉どおり、美智子さまは自然災害が起こるたびに現地へ赴き、被災者を慰め、犠牲者を弔われてきました。その「祈りの旅」や、半世紀前に国民を魅了した、懐かしいミッチースマイルのお写真の数々、渡辺みどりさん、喜多洋子さんによる特別寄稿など、皇室報道で実績のある「週刊女性」ならではの永久保存版です。※電子版には「特別付録 天皇・皇后両陛下2015年カレンダー」は付属しません。
  • 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代
    4.0
    多くの会社で昭和の時代から続く風習や働き方が支配している。『若者はなぜ3年で辞めるのか?』で昭和的価値観に苦しむ若者を描いた著者が、辞めた後の「平成的な生き方」を指南する。“完全実力主義の企業で数千万円稼ぐ若者”“建築現場から人事部長に転身した若者”…、アウトサイダーたちの挑戦と本音が語られる。
  • 三陸物語 被災地で生きる人びとの記録
    -
    1巻550円 (税込)
    廃墟と化した三陸海岸では、累々たる死の傍らで、復興に向けた暮らしが始まった。被災者の断ち切られた記憶を掘り起こし、震災後の生を言葉に刻む、未来に向けての記録。 津波に襲われた町で被災者一人ひとりが経験したこと。助け合って生きる絆。死のかたわらで営まれるいのちの輝きを伝える、未来のための記録。
  • サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
    3.6
    第一の家、第二の職場とともに、個人の生活を支える場所として都市社会学が着目する〈サードプレイス〉。そこでは人は家庭や職場での役割から解放され、一個人としてくつろげる。著者オルデンバーグが、産業化‐効率化‐合理化を進めてきたアメリカ社会と、そのもとに展開されてきた都市計画が生んだ人々の孤独の問題を批判しつつ、地域社会を再び活気づけるための〈サードプレイス〉として注目するのが、地域に根ざし、長く人々に愛されつづけている地元の飲食店だ。「見知らぬ者どうしの気楽で面白い混交」を創り出し、情報交換・意見交換の場所、地域の活動拠点としても機能する、地元の飲食店や個人商店ならではの特質が社会学の知見をもとに照らし出される。第I部では、〈サードプレイス〉の機能、特徴、物理的な条件が詳細に解説され、第II部では、イギリスのパブやフランスのカフェなどの具体例から、文化や国民性が生み出す〈サードプレイス〉のヴァリエーションが紹介される。さらに第III部では、社会・政治面での〈サードプレイス〉の課題とその解決策が論じられる。 全編を通じ、オルデンバーグが〈サードプレイス〉に向ける期待は揺るぎない。そこには長年「とびきり居心地よい場所」に親しみ観察してきた者の実感と、「コミュニティの問題は住民の力で解決できる」という市民魂がみなぎっている。店舗設計、都市計画、マーケティング、地域社会づくりの分野に刺激を与えつづけてきた書の待望の邦訳。
  • 財政危機と社会保障
    4.0
    日本の財政危機はどのくらい深刻か、医療・介護は成長産業なのか、少子高齢化・人口減少の影響とは、待機児童問題はなぜ解決しないのか。借金日本で安心して暮らすための社会保障入門。●日本の財政危機はどのくらい深刻なのか? ●医療・介護は本当に成長産業なのか? ●待機児童問題はなぜ解決しないのか? ●世界最速ですすむ少子高齢化、人口減少の影響は? (講談社現代新書)
  • 財と税と租と
    -
    1巻838円 (税込)
    本書は、皇国史観に基づく思惟の披瀝でも、敗戦に拠る自虐史観でも、共産思想の排斥でも、洗脳自縛の因循姑息な学徳の慫慂でも、均霑思想の啓蒙、触発でもなく、基本的人権、Identity(自己確認)の視座、遠近の所感である。
  • 在日韓国・朝鮮人 若い世代のアイデンティティ
    3.9
    さほど問題なく日本社会に適応しているかのようにいわれる在日韓国・朝鮮人の若者は、実際には、その多くが成長の過程で日本人側の偏見と差別にぶつかり、アイデンティティの葛藤を体験している。だが、彼らの存在と意識は、実に多様化し揺れ動いている。本書は、二世・三世と呼ばれる人々の聞き取り調査を通して、民族問題とそのアイデンティティを考えるとともに、日本社会の構成員としての九〇年代の「在日」の生き方を模索する。
  • 在日コリアン白書2014
    5.0
    見た目も言葉も生活スタイルも日本人とそっくりで、日本式の通名も持つ在日コリアン。税金・年金、参政権、結婚・帰化、本名と通名、民族学校、コリアンタウンなど気になる話題を、43個のトピック別に収録。最新の統計を利用した分かりやすい表、図、データも豊富に採用。在日コリアンの現在位置をわかりやすく解説。※内容は06年発売の現在がわかる!在日コリアンの内容を2014年度版に補強、加筆したものとなります。
  • 在日朝鮮人社会における祭祀儀礼 : チェーサの社会学的分析
    3.0
    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 在日朝鮮人社会に顕在化する儒教的祭祀儀礼・チェーサの社会学的分析。異郷において連綿と続いてきたチェーサの価値と意味の考察、その背景にある郷村社会の構造を解明。世代交代とともに変動する在日朝鮮人社会をチェーサの「世俗化」から読み解く。
  • 在日本 中国人がハマった! ニッポンのツボ71
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これを押さえておけば得をする! ? 中国で大ヒット中の「ニッポン入門」 緊急逆輸入でついに登場! 村上春樹から、ラーメン、丼、交番、 コンビニ、制服、相撲まで…… 日本在住中国人が描く、驚きと憧れと 愛にあふれた「ニッポン」論! 船橋洋一氏×毛丹青氏の特別対談も収録
  • 在留中国人の実態 日本人は誰も気付いていない
    3.0
    1巻1,120円 (税込)
    中国から、毎週500人の中国人が、新たに日本に住みついている。 在留中国人とは、どんな人たちなのか。また、どこから来て、何をしているのか。それはなぜなのか。データで裏付けながら、さらに探り、そうした中国人をどう受け入れていくのかを考える。

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  • ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決
    4.6
    トランプ米大統領誕生で、「自主防衛」「九条改正」の議論、待ったなし! 両派の最強論客が、「天皇制」「歴史問題」「憲法九条」「日米関係」等をテーマに、日本の正義と真理を追求した白熱の9時間! 井上達夫(東京大学教授)は日本法哲学界の最高権威で、「岩波哲学・思想事典」の「自由主義」の項を執筆したリベラリズム論の第一人者。「日本的リベラル」の偽善を指弾し、公正と正義を礎とする真のリベラリズムを提唱する。 対する小林よしのりは、「東大一直線」「おぼっちゃまくん」などギャグ漫画のヒットメーカーであると同時に、明快な論理と絶妙な表現力を駆使した「ゴーマニズム宣言」で大きな影響力を誇る保守の論客。 思想と立場は違えど、民主主義の根本は「議論」だ、という点で一致する二人。胸襟を開き、日本の現下の重要問題について意見をぶつけ合った。 井上教授の「九条改正案」と改正の実践戦略、初公開!
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ
    4.3
    前著『機械との競争』で衝撃を与えたマサチューセッツ工科大学のコンビによる、膨大な調査・研究に基づいたテクノロジーと未来を描いた全米ベストセラー 人類は蒸気機関によってもたらされたと同様の、それまでとグラフの向きが変わり始める点である「変曲点」にさしかかったと著者たちは見る。 人工知能の進化によって、これまでは不可能と見られていた仕事がロボットに置き換わっていく。その結果、消えていく職業は多い。 人間は機械と共存できるのだろうか。 ビジネスマン、経営者だけでなく、子供の将来を真剣に考える親たちの必読書でもある。
  • ザ 討論
    -
    景気はよくなるのか。賃金、物価は上がるのか。米国経済の行方は? 円高か円安か。日本株は? 原油相場は?2017年度下期の金融経済・マーケットを見極めるうえでカギとなるテーマについて、見方が異なる専門家に論じてもらった。 本書は週刊エコノミスト2017年10月3日号で掲載された特集「ザ 討論」の記事を電子書籍にしたものです。 目 次: はじめに 【賃金は上がるか】 ▲上がる 労働需給が逼迫/▼上がらない 企業姿勢など構造要因 【日銀は2%物価目標を達成できるか】 ▲達成できる 大幅な原油安なければ達成できた/▼達成できない 貨幣数量説に基づく金融政策は誤り 【米国景気の拡大は続くか】 ▲続く 「適温経済」の状態にある/▼続かない 自動車など指標が後退局面入り示唆 2017年度下期注目イベント 主要国の金融政策と日米中銀トップ人事 【ドル・円市場の行方は】 ▲円高 下値1ドル=104円も 米金利に低下圧力/▼円安 ドル上値1ドル=120円 米政治・経済が好転 【どうなる?日本株】 ▲上昇 業績好調・統治体制改善を評価 日経平均2万2000円へ/▼下落 米朝有事なら暴落不可避 下値は1万5000円台 【原油価格はどう動く】 ▲上昇 1バレル=60ドル台目指す/▼下落 来年初に1バレル=30ドル割れも 【執筆者】 嶋津 洋樹、湯元 健治、嶋中 雄二、吉川 洋、渡辺 浩志、重見 吉徳、小玉 祐一、内田 稔、鈴木 健吾、黒岩 泰、江守 哲、藤 和彦
  • ザ・100年企業
    -
    企業が100年間、その歩みを続けるのは容易ではない。激動の時代を生き抜く知恵を100年企業に求めた。 本書は週刊エコノミスト2018年1月16日号で掲載された特集「ザ・100年企業」の記事を電子書籍にしたものです。 第1部 日本的経営の源流 ・持続的な成長への岐路 100年企業に学ぶ知恵 ・インタビュー【パナソニック 津賀一宏社長】「幸之助の教え胸にイノベーション起こす」 ・第一次世界大戦と100年企業 国産化促した輸入途絶と特需 ・100年の転機(1) 関東大震災・昭和恐慌 無審査融資があだに ・安全自動車 中谷宗平社長 輸入車販売から検査・整備機器へ ・【SMBC日興証券 清水喜彦社長】多種多様な人材の集合体 ・【NTN 大久保博司社長】機械に欠かせないベアリング ・100年の転機(2) 敗戦 船舶など国富の25%被害 ・【関西ペイント 石野博社長】自動車・建築・工業の3本柱 ・【グローリー 尾上広和社長】ゼロから硬貨計数機開発 ・【神戸屋 桐山健一社長】米国への憧れを象徴したパン ・100年企業と日本的経営 「合本主義」と「人間主義経営」 ・【GSユアサ 村尾修社長】「天気晴朗ナレドモ…」を打電 ・100年の転機(3) 高度成長とオイルショック 10%成長が20年近く継続 日本的企業システム定着 ・【シチズン時計 戸倉敏夫社長】昭和天皇ご愛用の懐中時計 ・【駿河台学園 山崎良子理事長】根底は変わらぬ「愛情教育」 ・【象印マホービン 市川典男社長】割れない魔法瓶が大ヒット 第2部 長寿企業の強さ ・データで見る「100年企業」7つの秘密 ・100年の転機(4) バブル経済と崩壊 「リスクマネー」が消失 内部留保蓄積の悪循環 ・【帝人 鈴木純社長】鈴木商店源流の化繊から素材・医療の2本柱へ ・【東洋電機製造 寺島憲造社長】鉄道を幅広い電機品で支える ・【日本板硝子 森重樹社長】ガラスの進化で需要が拡大 ・【日本精化 矢野進社長】樟脳から化粧品原料にシフト ・100年の転機(5) リーマン・ショック ドル枯渇で設備投資抑制 円高で競争力に揺らぎ ・【ハナマルキ 花岡俊夫社長】100年でもまだ若い ・【ホーチキ 山形明夫社長】火災犠牲者ゼロ目指して「非戦」貫かせた企業理念 ・【松井証券 松井道夫社長】独立保った堅実経営 ・【守山乳業 大塚直人社長】日本で初めてコーヒー牛乳販売 ・これから100周年を迎える主な企業
  • THE LONELY CENTURY なぜ私たちは「孤独」なのか
    4.0
    「本書は、現代人の「孤独」をチャンスに変える処方箋だ」 茂木健一郎氏(脳科学者)推薦!! <精神不安><引きこもり><小犯罪・クレームの増大><極右・極左への傾倒>など 世界に広がる絶望の連鎖を断ち切るヒントは?
  • 幸せな小国オランダの智慧 災害にも負けないイノベーション社会
    4.0
    スウェーデン、フィンランドなど北欧諸国を抑えて「子どもの幸福度」1位に輝くオランダ。400年の交流がありながら、日本人はこの小国をあまり意識してこなかった。ところが震災を経て混迷を深めるいま、1000年に及ぶ洪水との死闘を乗り越え、欧州屈指の低失業率で経済的にも安定を続けるオランダが一躍注目されている。自由闊達な対話を認め、問題解決に向け協力し合う関係性豊かな社会。日本人にもっとも欠けている「不確実性に強い知的弾力性」はどこからくるのか? <オランダ的思考>の強さの秘密。【オランダから何を学べるか?】◎対話を続けるオランダの災害対策「デルタプラン」 ◎「ポルダー」が地域連携の文化を生み出した ◎オランダでワークシェアリングが成功した理由 ◎1時間当たりのGDPが世界でもっとも高いオランダ ◎世界最大の「農業ビジネス国」 ◎知の交流を促進する新しい「場」のサービス ◎「仕事=会社に来ること」ではない……

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  • 幸せな未来は「ゲーム」が創る
    4.2
    近年、世界のオンラインゲーマーのコミュニティは数億人に達し、莫大な時間と労力がヴァーチャルな世界で費やされている。これは現実に不満を持つ人々による「大脱出」にほかならない。 なぜ人々は「ゲーム」に惹かれるのか? それは現実があまりに不完全なせいだ。現実においては、ルールやゴールがわかりづらく、成功への希望は膨らまず、人々のやる気はますますそがれていく。 そんな現実を修復すべく、ゲームデザイナーの著者は、「ゲーム」のポジティブな利用と最先端ゲームデザイン技術の現実への応用を説く。コミュニケーション、教育、政治、環境破壊、資源枯渇などの諸問題は、「ゲーム」の手法で解決できるのだ
  • シェアハウス わたしたちが他人と住む理由
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シェアハウスで暮らす若者がここ数年で急増中。それも学生や友人同士のみならず、まったくの他人である社会人同士で集まって暮らすケースも少なくない。いったい彼らは、どんな理由でどんな暮らしをしているのか? 本書では、数多くのシェアハウス住人へのインタビューや、シェアハウス専用不動産業者への取材などを通じ、その中身を検証する。 また、そのリアルな実態や住人の価値観から、若者が目指す将来の生き方やライフスタイルまで模索します。 ルームシェアやシェアハウス住まいを考える方々への入門ガイドとなるだけでなく、今後の住まいやコミュニティのあり方を考えるきっかけとなる内容となります。
  • 〈支援〉の社会学 現場に向き合う思考
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 犯罪被害者、被災者、介護職、保険制度の利用者、認知症、障害者…。困難を抱える当事者とそれを支える人々の経験を、どのようにすくい取ればいいのか。それぞれの現場に向き合ったうえで、回復や解決を安易に叫ぶのでもなく、現実から目を背けるのでもなく、制度から排除される人々に寄り添うことがいかに重要かを明示する。

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  • 視覚都市の地政学 まなざしとしての近代
    -
    1巻5,390円 (税込)
    20世紀初頭から現代まで、東京はいかに〈まなざしの場〉として経験=構成されたのか? 街頭、百貨店、映画館、テレビ、テーマパークなど各所における〈まなざしの政治〉を固有の地理的文脈のなかで明らかにし、地政学的展望へと向かう。『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』以降の20年にわたる都市論の集大成!

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  • シカゴ社会学の研究
    -
    1巻10,450円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 通常シカゴ学派と稱される社会学はミードを鼻祖として今日シンボリック相互作用論ほか多くの理論を編み出して燦然とする。一方経験社会学にかんしても独自の方法論に基づき多趣多様な夥しいモノグラフを創出している。本書は特に草創期の重要なモノグラフを選びその解説を通じてシカゴ社会学の根幹を分明にする労作。

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  • 死刑執行人の日本史 歴史社会学からの接近
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    裁判員制度を背景にして、死刑判決を下すことの意味に注目が集まり、死刑制度の存廃をめぐる議論も再び活発になってきている。しかし、これまでは、「誰を殺すのか/誰が殺されるのか」に議論が集中していて、死刑それ自体を誰が執行してきたのかは不問に付されてきた。本書では、存廃論からは一定の距離を置いたうえで、日本で死刑執行を担ってきたのは誰なのか、死刑執行人を選ぶ社会的条件とは何かを、江戸期の山田浅右衛門や明治期の監獄の押丁・看守の事例を取り上げて明らかにする。

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  • 死刑 その哲学的考察
    4.2
    人の命を奪うのが、死刑という刑罰だ。その存廃をめぐり、今なお意見は鋭く対立し、決着をみることはない。凶悪犯にはやはり、死刑をもって対処すべきなのか。賛否それぞれの根拠を問い、多くの人が死刑を支持する真の理由を探究。道徳の根源まで遡りながら、道徳とは何かを明らかにし、さらに政治哲学的な考察へと向かう。これまでの論争を根底から刷新する、究極の死刑論の誕生!
  • 死刑のある国で生きる
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    死刑を徹底的にオープンにするアメリカ。死刑容認派が8割を超える日本。一方、死刑を廃止したがゆえに加害者と被害者遺族が同じ町に暮らすスペイン。そして新たな形の「死刑」が注目を集めるフランス――死刑を維持する国と廃止する国の違いとは何なのか。死刑囚や未決囚、加害者家族、被害者遺族の声から死刑の意味に迫る。
  • 資源総予測2017
    -
    原油の強調減産の実施や化石燃料を重視するトランプ政権の誕生で追い風が吹いている資源相場だが、市場環境が複雑になり、先行きの不透明感も増している。2017年の資源相場を占う。 本書は週刊エコノミスト2017年3月14日号で掲載された特集「資源総予測 2017」の記事を電子書籍にしたものです。 目 次: はじめに ・米中のオールドエコノミー回帰 インフレ懸念でマネーは資源に/インタビュー 寺島実郎・日本総合研究所会長 ・インタビュー 高井裕之 住友商事グローバルリサーチ社長 ・相場大予想 原油(1) 横ばい 米露サウジが緩やかに連帯 減産は継続し50ドル台維持へ ・相場大予想 原油(2) 上昇 シェールは生産抑制 年末には70~75ドルも ・相場大予想 原油(3) 下落 主要産油国は減産延長せず 米中需要減、利上げで20ドル台も ・相場大予想 金 欧州リスクやインド需要増で6月にかけて金価格上昇へ ・相場大予想 銅 チリ銅鉱山でストライキ 供給不足で価格押し上げ ・相場大予想 鉄鉱石、原料炭 粗鋼生産量拡大で需要増 中国やインドがけん引 ・まだ買いの資源銘柄25 中小型の割安株が狙い目 中国の市況回復が好影響 ・米パイプライン 輸送コストは鉄道の3分の1 米国からの原油輸出に拍車 ・米・強硬策の真意 中東危機あおるトランプ政権 油価上昇でシェール企業支援 ・鉱物資源 トランプ政権の1兆ドル投資が牽引 18年に鉱物資源は上昇する ・原油先物の読み方 史上最高の投機筋の買い越し 買い余力とインフレ対策 【執筆者】 松本惇、藤沢壮、畑中美樹、江守哲、藤和彦、亀井幸一郎、芥田知至、柴田明夫、平川昇二、佐藤誠、岩間剛一、新村直弘、本間隆行 【インタビュー】 寺島実郎、高井裕之
  • 思考力を磨くための社会学 日常こそが教科書
    3.5
    1巻1,650円 (税込)
    「社会学」とは実際の出来事・問題に対して、社会学的なアプローチの方法を具体的に伝えどのように思考し説明づけるかを考察する学問である。文学や映画といった社会への強いメッセージ性を持ったメディア文化を論じることで、社会学を理解し思考力を磨いていくことができる。身近な出来事を「人」と「社会」を絡めて考え、自然と「自分について」知ることで、自己の再発見・成長にもつながる。本書はまったく新しい社会学講義の決定版である。
  • 仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか
    4.0
    男性中心の労働環境のため女性が活躍しづらく、少子化が深刻な日本。仕事と家族のあり方は限界にきている。一方、「大きな政府」を代表するスウェーデンと「小さな政府」を代表するアメリカは正反対の国と思われがちだが、実は働く女性が多く、出生率も高いという点で共通している。それはなぜか。歴史的な視点と国際比較を通じて日本の現在地を示し、目指すべき社会を考える。この国で働き、家族と暮らす全ての人へ。
  • 仕事の80%は人間関係で決まる ムカつく上司とイラつく部下がいる職場が天国になる神業
    -
    1巻825円 (税込)
    【目次】 プロローグ ACT1 ~第一幕~ 職場の人間関係ズバリ診断  1「上司との関係がうまくいっていないあなたへ」   ケース1 「上司との関係がうまくいっていないあなたへ」の所見     ◆処方箋(1)「コミュニケーション」を徹底する     ◆処方箋(2)「相手の思い描くこと」に焦点を合わせる     ◆処方箋(3)どんなささいなことでも「紙に書く」   ケース1 「上司との関係がうまくいっていないあなたへ」のアドバイス  2「意見がぶつかり合ってトラブルが絶えないあなたへ」   ケース2 「意見がぶつかり合ってトラブルが絶えないあなたへ」の所見     ◆処方箋(4)「美点」を発見する     ◆処方箋(5)「相手の関心事について話をする」     ◆処方箋(6)「自分を責めない」   ケース2 「意見がぶつかり合ってトラブルが絶えないあなたへ」のアドバイス  3「仲間との間に疎外を感じているあなたへ」   ケース3 「仲間との周に疎外を感じているあなたへ」の所見     ◆処方箋(7)先に相手の意見を聞いてから自分の意見を述べる     ◆処方箋(8)大きな目標を理解し、それを達成することに集中する     ◆処方箋(9)人間の究極の本心を知った上で行動する   ケース3 「仲間との間に疎外を感じているあなたへ」のアドバイス  4「殺伐とした社内の雰囲気に息が詰まるあなたへ」   ケース4 「殺伐とした社内の雰囲気に息が詰まるあなたへ」の所見     ◆処方箋(10)笑顔を絶やさない     ◆処方箋(11)ハキハキテキパキした行動を取る     ◆処方箋(12)人が嫌がることを喜んでやる     ◆処方箋(13)ありがとうの感謝の気持ちを持つ   ケース4 「殺伐とした社内の雰囲気に息が詰まるあなたへ」のアドバイス  5「同期が先に出世し取り残されたと感じているあなたへ」   ケース5 「同期が先に出世し取り残されたと感じているあなたへ」の所見     ◆処方箋(14)自分を知る     ◆処方箋(15)「過去の自分の体験」や「自分の欲望」から自分の特性を知る     ◆処方箋(16)過去の自分と比較する     ◆処方箋(17)心(内面)を磨いていく   ケース5「同期が先に出世し取り残されたと感じているあなたへ」のアドバイス  6「派閥争いで妨害を受けているあなたへ」   ケース6 「派閥争いで妨害を受けているあなたへ」の所見     ◆処方箋(18) 会社の大きな目標に自分の行動を一致させる   ケース6 「派閥争いで妨害を受けているあなたへ」のアドバイス ACT2 ~第二幕~ 人間関係のトラブルへの根本的な解決法  1 自分は大丈夫だと思っていないか     ●落ち込む罠は誰にでも潜んでいる     ●どこに救いを求めているか     ●誤った方向に突き進んでいないか 2 タテの「人間関係のもつれ」解消への処方     ●イエスマンの悲しみ     ●安請け合いの仕組み     ●タテの「人間関係のもつれ」の原因を分析する     ●人間関係のもつれの原因を的確にとらえる     ●捉えた原因を効果的な方法で取り除く  3 悩んでいる人間関係の裏側     ●「人間関係の対立」がなくなったということの意味     ●悩ましい人生の選択肢     ●隠されていた「葛藤」  4 「葛藤」解決の糸口     ●何度言っても分からないアイツにわからせる     ●未来を変える捉えかた      ◆究極の処方箋α 二〇〇%自分の問題」として捉える     ●生殺し状態     ●「人間関係のもつれ」があったほうが楽だ      ◆究極の処方箋β 心の耳を使って相手の気持ちを聞く     ●自分にも立場があるように、相手にも立場がある      ◆究極の処方箋γ 相手に願わず自分から変わる ACT3 ~第三幕~ あなたに注がれる究極のメッセージ  人生の目的はすばらしい人間関係の構築にある     ◆究極の処方箋Ω 「本当の自分」   エピローグ
  • 思索の源泉としての鉄道
    3.3
    東日本大震災で起きた日本の鉄道史上未曾有の事態……それから3年半、断たれた鉄路はどうなっているのか? なぜ「あまちゃん」にはJRが映らなかったのか? 車窓に目をこらし、歴史に耳を澄ませ、日本を読み解く、唯一無二の“鉄”コラム集! (講談社現代新書)
  • 思索の副作用
    -
    1巻471円 (税込)
    ニュースが溢れている。追うまでもなく、いくらでも降ってくる。ノックもなしに、いきなり上がり込んでくるやつまでいる。それをつまみ食いして、いつも満腹になった気でいようというのが、当世流なのかもしれない。  だからこそと、天邪鬼の私は思う。ニュースというどこかで起きた事実をなぞっていくのではなく、それを一度は腹に入れ、自分の脳みそをもって思索にふけってみる。それが、大切なことなのだと思う。別に証拠はないけれど。  ところが、都合の悪いことに「下手の考え休むに似たり」などという諺がある。さらには「ごまめの歯ぎしり」とも言う。それをひっくるめてやろうとしているわけだから、とても威張れたものではない。それを知りつつメゲない気概を買って、多少の暴論妄言はお許しいただければと、伏してお願いする次第である。
  • 死者と霊性の哲学 ポスト近代を生き抜く仏教と神智学の智慧
    4.0
    「近代の終焉」後、長く混迷の時代が続いている。従来の思想史や哲学史では見逃されてきた「死者」と「霊性」という問題こそ、日本の思想で重要な役割を果たしている。19世紀以来展開された神智学の系譜にさかのぼり、仏教学の第一人者が「希望の原理」を探る。
  • 死者に語る ――弔辞の社会学
    -
    人が死んだとき、残された者は、去っていった者にどのような言葉をおくるのか。弔辞はまず、なによりも弔辞を読む人間による文章作品である。しかし、そこにあらわれるのは、故人の人柄、故人への思いだけではない。それは短い伝記であり、短い現代史でもある。また、「死者」の存在をどのように扱うか、という文化的な問題をうかがうにも好個の資料である。政治家・経営者・宗教家・文学者などの弔辞を精緻に読み解き、「日本人の死生観」を捉えなおす論考。
  • 思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か
    3.6
    メール依存、自傷、解離、ひきこもり……「非社会化=未成熟」で特徴づけられる現代の若者問題。しかし、これらを社会のせい、個人のせいと白黒つけることには何の意味もない。彼らが直面する危機は、個人の未熟さを許容する近代成熟社会と、そこで大人になることを強いられる個人との「関係」がもたらす病理だからだ。「社会参加」を前に立ちすくみ、確信的に絶望する若者たちに、大人はどんな成熟のモデルを示すべきなのか? 豊富な臨床経験と深い洞察から問う、若者問題への処方箋。
  • 市場を動かすすごい技術2018
    -
    「スマホを落としてガラスが割れてしまった」。でも心配ご無用。割れた破片と破片を押しつけると元通りに――。こんな話が近い将来、実現するかもしれない。AIや自動運転だけではない、あっと驚く新技術が次々と登場している。2018年注目の技術を13分野にわたって紹介。 本書は週刊エコノミスト2018年1月23日号で掲載された特集「市場を動かすすごい技術2018」の記事を電子書籍にしたものです。 ・自己修復するガラス 割れてもくっつく特殊素材を発見 ・量子コンピューター 「組み合わせ最適化」に威力 定義に揺れも開発競争は激化 ・量子コンピューター【インタビュー】西森 秀稔 東京工業大学教授 「日本の人材不足が心配だ」 ・がん治療 「最終兵器」CAR-T療法 免疫の戦う力を強化 ・センサー付き飲み薬 体の中からアプリに通知 日本発「クスリのIoT」 ・超巨大ロケット 超高速旅客機に応用 東京-NYを37分で結ぶ ・超巨大ロケット【インタビュー】袴田 武史 月面開発で100億円調達 小型輸送の市場を狙う ・全固体電池  EV搭載用の固体電解質 安全性高く航続距離倍増も ・全固体電池【インタビュー】菅野 了次「材料はそろった。5年で実用化目指す」 ・進化する自動運転 「手放し運転」「自動車線変更」 米国で先行、日本も実用化へ一歩 ・藻からジェット燃料【インタビュー】出雲 充「ミドリムシで航空機を飛ばす」 ・炭化ケイ素繊維 ニッケル合金に代わる新素材 航空機エンジン、火力発電にも ・AIが心を読む 頭に浮かぶだけで文字に 深層学習がますます進化 ・AIが心を読む 日銀総裁の表情で政策を分析 「怒り」と「悲しみ」に注目 ・AIが心を読む【インタビュー】曽我部 完「企業に先端のAIを提供」 ・5G 通信規格の仕様決まる 実用化へ日韓が先行 ・ドローン プロペラと固定翼を併用 航行距離と用途の拡大へ ・毛髪で健康診断 1本の髪は「細胞の標本」 ビッグデータで病気との関係探る 【執筆者】 米江 貴史、和島 英樹、村上 和巳、大貫 剛、松木 喬、鶴原 吉郎、吉田 智、阿部 周一、水門 善之、勇 大地、佐野 正弘、春原 久徳 【インタビュー】 西森 秀稔、袴田 武史、菅野 了次、出雲 充、曽我部 完
  • 静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話
    4.1
    「政治は変わらない」「テクノロジーでは未来はやってこない」「ソーシャルに期待しすぎるな」……「どうせ○○だから」といった言葉で誰かの足を引っ張る人間のほうが賢く見えてしまう今の日本社会は、とてつもなく不幸だ。 しかし、産業の、研究の、そしてエンターテインメントの現場では、これからの日本と世界を変える「静かな革命」がすでに進行している。 感性が錆び付いたつまらない大人たちが気づくことのなかった、7人のイノベーターの、7つのアイデアがつくりだす未来を、鮮やかに描き出す対話集。 テクノロジーの爆発的な発達以降、労働やインフラといった日々の生活から美的感覚にいたるまで、われわれのライフスタイルに変化が起こった。その一つひとつは、まだ小さなものかもしれない。だが、それらのレイヤーを重ねてみると、われわれの気づかないうちに、すでにこの国が静かな革命へとシフトしつつあることが見えてくるだろう。 《2020年の東京と日本》を見据えた、まったく新しい社会像がここで描かれる。
  • 自然農と漢方と いのちに添って
    -
    1巻1,760円 (税込)
    第一人者による自然農入門。 「耕さず、草や虫を敵とせず、農薬、肥料を用いない」自然農の核心とは? 自然農の第一人者として全国に知られ、インドやタイでもその教えが広がっている著者は、どのようにしていのちの営みに添う自然農の理(ことわり)と栽培技術を確立したのか。試行錯誤も含めて、その実践を通じた学びの過程を公開する。本物の智恵とはどういうものかを丁寧に説く。 漢方の考え方も学ぶ。自然農と深い生命観、自然哲学を共有している漢方の基礎を解説。 ★版元解散のため品切れだった『自然農から農を超えて』を大幅に改訂。写真、データ等を増補。
  • 思想としての全共闘世代
    3.7
    団塊(全共闘)世代と言われる人たちが定年を迎える。社会変革を夢見て活動し、高度成長期を走り抜け、戦後の一時代を切り拓いた全共闘世代とは、何者だったのか。そして全共闘運動とはいったい何だったのか?個人的経験から語りはじめ、この世代の意味を思想としてとらえなおす、同世代から団塊ジュニアまで必読の論考。
  • したいけど、めんどくさい
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代日本において、男女はどのような性意識・性行動によって、セックスレスになっていくのか。 20代から40代の経験者へのインタビューを通して、セックスをめぐるコミュニケーションの困難性とセックスレスカップルにとって、「セックス」はどのような意味や価値を持つのかを考える。
  • 死体の叫び[新編]
    -
    1巻649円 (税込)
    これまで封印してきた保険金殺人事件の詳細について、元東京都監察医務院長が初めて明かした。いかに巧妙なトリックを労しても、死体が殺人であることを語っているとわかる。 FILE1 東南アジア保険金殺人事件 FILE2 長崎・佐賀保険金殺人事件 FILE3 検死システムの充実を訴えていた二つの毒殺事件 FILE4 あばかれた完全犯罪の野望 FILE5 多額の保険がかけられた転落事故の真相 FILE6 看破された自動車転落事故の偽装 FILE7 「疑惑」の波の中であがいた凶悪犯の末路 FILE8 犯行を許した、被害者の無防備な意識 FILE9 不審死の真相は事故か病死か? FILE10 家族の無念を晴らした死体のメッセージ
  • シチリア・マフィアの世界
    -
    「シチリア。道化芝居と悲劇が絶え間なく繰り返されるその人間の大スペクタクルをよりよく理解するには、マフィアをわかる必要がある」 シチリアの過酷な風土と圧政とが育んだマフィア。大土地所有制の下で、18世紀に台頭した農村ブルジョワ層は、暴力と脅迫でイタリア近・現代政治をも支配した。謎の組織の誕生と発展の歴史を辿る。(講談社学術文庫)
  • 嫉妬の法則 恋愛・結婚・SEX
    3.4
    「純愛なんて、作り物なんだ」「ワイセツってのは、いいことだ」……恋愛から不倫、家族、結婚・離婚の話まで。ちょっと刺激的な「男と女」の論考集。この本で、世界のキタノの「モノの見方・考え方」が見えてくる!
  • 「失敗」からひも解くシティプロモーション―なにが「成否」をわけたのか―
    5.0
    1巻1,617円 (税込)
    まちに関わる人たちのゆるやかに続く幸せを実現するシティプロモーション。これに取り組む自治体が「キャッチフレーズ」「ターゲティング」「認知獲得」等で陥りがちな「失敗」を紹介し、その成功とはなにかを、第一人者の河井孝仁氏が示す。

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  • 質的社会調査の方法――他者の合理性の理解社会学
    4.7
    「他者を理解する」とは、どのようなことなのだろう。社会調査がますます重要視されるなか、第一線で活躍する研究者が手の内をすべて明かし、質的調査の醍醐味を伝える。初学者から一般読者まで、読みながら熱気とおもしろさを体感できる、新しい教科書。
  • 失礼な一言(新潮新書)
    4.0
    「きれいになったね」「赤ちゃんはまだ?」「独身は自由でいいよね」「食べていけるの?」「おい、生中」。家庭や職場や仲間うちで何気なく言ってしまうマナー違反の言葉の数々。自分では気をつけているつもりでも、つい口にしてしまう“失礼な一言”がもたらす行き違いを回避するにはどうすればいいのか。日常会話からメールやLINEのやりとり、SNSへの投稿まで、様々な局面で知っておきたい言葉のレッドライン。
  • 死と死別の社会学 社会理論からの接近
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「自分らしい死」への志向と専門職に管理される死という現状は、一見相反していながら実は相補的な図式を形成して死の共同性を生起させ、同化と排除の構造を駆動していることを、ウェーバーやパーソンズ、ギデンズ、バウマンなどの社会理論から解明する。

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  • しのびよるネオ階級社会
    3.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いま、日本社会に格差と不平等が広がりつつある。「アメリカ型の競争社会を」という掛け声のもと、実際に進んでいるのは「イギリス型の階級社会化」だ。世代を超えて経済格差が継承されるだけでなく、意欲や希望といった内面までも生まれ育ちで規定され、たがいに交わらぬ「別世界」に人びとが生きる社会…。一〇年にわたる在英生活で階級社会をつぶさにみた著者が、日本の"ネオ階級社会化"に鋭く警鐘を鳴らす。
  • 私発協働のまちづくり──私からはじまる子どもを育む地域活動
    -
    1巻3,740円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地域課題が顕在化する一方、地縁組織の担い手問題も深刻化している。地域を誰がどのようにして担っていくかは、喫緊の課題である。本書では、〈私〉からはじまり、地域との協働を経て創出された、「子どもを育む活動」を事例として取り上げる。子育て世代の参加と課題解決を可能とした私発協働のメカニズムを明らかにすることを通じて、地域への実践的処方箋を提示する。
  • 縛られる日本人 人口減少をもたらす「規範」を打ち破れるか
    3.5
    人口が急減する日本。なぜ出生率も幸福度も低いのか。日本、アメリカ、スウェーデンの子育て世代へのインタビュー調査と、国際比較データをあわせて分析することで、「規範」に縛られる日本の若い男女の姿が見えてきた。日本人は家族を大切にしているのか、男性はなぜ育児休業をとらないのか、職場にどんな問題があるのか、アメリカやスウェーデンに学べることは――。アメリカを代表する日本専門家による書き下ろし。
  • 司馬遼太郎の「日本人論」と現代の日本 二十一世紀の日本人にその声は届いているか
    -
    1巻1,430円 (税込)
    司馬遼太郎は、日本の近代のルーツを鎌倉幕府の誕生に求めた。封建制は進歩の力を内包し、西欧近代へも親和的な統治システムだったからだ。こうした中世を経験しなかったアジアの国々は立ち遅れた。一方で、日本人が長く育んできた道徳観や規範意識は、進歩と安定を調和させ、近代化を支えた。我々がそうした伝統の下にあることは、現代の日本が、世界中でも稀に見る、豊かで秩序ある社会を実現させていることからも明らかである。  しかし、その良き伝統は一時期失われ、太平洋戦争に向かう異胎の時代を生んだ。世界の動きに耳目を塞ぎ、合理的に考えることを怠れば、国は容易に危機に瀕する、それが、司馬のもう一方のメッセージでもあった。世界の組合員としての振る舞い、イデオロギーの対立の克服、歴史認識問題など、司馬の声を聞きながら、日本のこれから歩むべき道について考えてみる。
  • 渋谷南平台
    -
    1巻495円 (税込)
    三区 物語 渋谷南平台編(第1区)  60年前を 振り返り これからの60年を 平和で有るよう 祈念しています。
  • 渋谷の構想力 コンパクトシティの育て方
    値引きあり
    -
    1巻275円 (税込)
    スクランブル交差点では1日に何十万人もの人が移動する。もはやこれは一つの都市が移動しているといっても良く、それが渋谷を象徴している。代官山、原宿、宇田川町など個性豊かな「コンパクトシティ」を内包している渋谷は、今後日本全体が目指すべき個性を形成するモデルケースである。
  • 資本主義から人間主義社会へ 日本が21世紀のリーダーになるために
    -
    1巻1,400円 (税込)
    本書は、アメリカのマネーゲーム型資本主義社会の限界を超える社会として「創造的人間主義社会」を提示する。そして、その社会を実現するために「地域主権型道州制」によって国の仕組みを変え、21世紀において世界で最も進んだ社会を日本で実現することを提言する。「創造的人間主義社会」とは、一言で言えば現在の資本主義の枠組みの限界を超え、人間の真の幸福や社会の発展を可能にするために、お金よりも、人間のみに与えられた能力である創造能力を活かすことである。日本は現在そのような「創造的人間主義社会」に最も近い位置にあり、その実現を目指すことにより、日本は21世紀を通してアメリカや中国とは異なる最も優れた社会を築くことができ、さらには未来における新しい世界政府形成の入り口を創ることもできる。日本人は、「人類の進む道」を切り拓くくらいの自覚を持つ必要がある。その根拠と、論理的分析、将来展望を描き出す骨太の評論!

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  • 資本主義・デモクラシー・エコロジー ――危機の時代の「突破口」を求めて
    4.0
    自由民主主義体制は20世紀半ば以降、大枠としては機能してきたが、いまや多くの自由主義諸国で、代表制や複数政党制の機能不全が指摘されるようになっている。新自由主義が世界経済を席巻するようになるにつれ、格差社会化も進行している。地球環境の危機も深刻化している今、これら喫緊に課題とどう向き合うかを巨視的な枠組みから考究し、隘路からの脱出の方途を探った渾身の書である。
  • 資本主義に出口はあるか
    4.1
    ネオ・リベラリズムがもたらす現代の苦悩……本当に「この社会しかありえない」のだろうか?「右/左」に替え、「ロック/ルソー」の対立で歴史を読み解けば、この社会の構造がよくわかる。気鋭の「哲学者」が大胆に描く、歴史の隠された法則と「新しい社会」への道標。 * * *[目次]序 この社会って、こういうもの?――ゼロから社会を見直すこと第一章 この社会はどんな社会なのか――「右/左」の対立の本質第二章 いまはどんな時代なのか――「ロック/ルソー」で辿る近現代史第三章 いま社会で何が起きているのか――ネオ・リベラリズムの「必然性」第四章 資本主義の「マトリックス」を超えて
  • 資本主義の限界
    -
    ■日本経済が延々と低迷を続ける理由は ■「たった1本の経済線」で解き明かせる! 専門領域を軽々と飛び越えて活躍する気鋭の学者が発見した経済学の新しい視座とは、たった「一本の線」だった――。 日本人の生活が豊かにならない理由を、アダム・スミスとケインズの対立を、マルクスや共産主義が再評価される背景を、そして資本主義が戦争や天災以外の方法で成長の限界を乗り越える方法を、たった一本の「正と反の経済線」によって解明します。 30年の研究成果の集大成たる一冊、「経済なんて他人事」と思っている人にこそ必要な「日本の現在地」を指し示します。 現在、異次元とも称される金融緩和が生んだ“反のバブル”は、マイナス金利という異例の金融政策によってさらにふくらもうとしています。 しかし、バブルは必ず弾けます。政府や日銀の思惑とはまったく違ったかたちで、日本経済をどん底に叩き落とすであろう「反のバブル崩壊」が訪れようとしているのです。ただし皮肉なことに、その猛烈な痛みによってはじめて日本経済は「正の経済」へと復帰することができるのです。これらを論理的に導き出したのが「正と反の経済線」です。 「反のバブル崩壊」はいつ起きるのか? 我々はただ手をこまねいているしかないのか? 人類が初めて経験する「反のバブル」の崩壊後、日本経済は新しい発展ステージへと突入します。本書では「一本の線」を用いて日本経済の未来について、そして、「資本主義の限界」について検証していきます。
  • 資本主義の〈その先〉へ
    -
    1巻2,420円 (税込)
    「終わり」が語られながらも、“その先”が見えてこない資本主義。資本主義の概念を大幅に刷新し、“その先”へ行くための原理を示した決定的論考! 異なる世界の可能性。
  • 資本主義のパラドックス ――楕円幻想
    5.0
    近代社会存立の仕組みには、自己否定へ導くダイナミズムが潜んでいる。本書では自身の中に他者を孕むその様を、二つ焦点(=中心点)をもつ楕円になぞらえ、近代の本性に迫る。他者という存在に投資することで初めて成り立つ資本制の構図を明らかにし、その起源を錬金術に求めた。近代の萌芽から帰結まで様々な題材を議論することで、我々の社会の有様を示す。現代社会の問題に真摯に向き合いつつその行く末を論じる、著者の多層的見識が十全に発揮された意欲的論考。
  • 資本論入門
    3.7
    『資本論』は資本主義経済とその運動法則を明らかにし、この社会の基本的矛盾を鮮かに描き出した不朽の書であるが、その鋭い科学的分析と基本的論点をわれわれ自身のものにすることは容易でない。これをどう読み、何を学ぶべきか。『資本論』研究五十年の著者が、人生と社会を語りつつ、若い読者のために試みた『資本論』案内。

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  • 市民社会とは何か
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 市民社会(civil society)とは、国家とは別の「民間部門」なのか。それとも、「公共部門」とは別の、人々の連帯なのか。社会科学の基本中の基本概念を、西洋古代から現代の日本まで的確に説き起こした待望の概説書、必携の教科書。
  • 市民は行政と協働を創れるか
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    市民と行政がタッグを組んでまちをより良いものにするためには どうすればいいのか? 互いに共感し合い共創を実現することはできるのか? 市民と行政が本音をぶつけあって目的を達成した具体的なケース紹介から そのロジックを考える。 「人を本気にさせ、巻き込み、参画者を増やすことは、市民のほうが上手」! 行政が弱さを見せて市民を迎え、課題解決を実現した手法とは!? 執筆する市民と行政職員=白澤美幸・河尻和佳子(第1章:千葉県流山市)、 中垣由梨・大垣弥生(第2章:奈良県生駒市)、 室越礼一・浅賀亜紀子(第3章:栃木県那須塩原市)。 <もくじ> 第1章 街は常に変化があり完成形がない     ―千葉県流山市 第2章 刺激を与え合い何回も繰り返す     ―奈良県生駒市 第3章 信じてみたら想定以上の効果があった     ―栃木県那須塩原市 第4章 市民の本音と行政への期待(市民鼎談) 第5章 行政職員が地域で生きる(行政職員鼎談)
  • 社会科学のための統計学入門 実例からていねいに学ぶ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 データ集め(社会調査),データの整理,分析,…….社会調査に携わるすべての人が知っておくべき統計学の基礎を,懇切ていねいに解説する.親しみやすい題材に触れながら,調査研究に必要となる知識・手法を身につけよう.一見難しい数式も,その意味を言葉で説明しているので,数式アレルギーを克服できる! 【主な内容】 第0章 イントロダクション 第I部 コア 第1章 データを集める 第2章 データをまとめる 第3章 関連を捉える 第4章 関連を疑う 第5章 データから推測する 第6章 データから確かめる 第II部 理論 第7章 コイントスで社会を見る 第8章 集まったデータを表現する 第9章 推定が満たすべき条件 第III部 手法 第10章 社会の下流化は起こっているか 第11章 継承される格差を検討する 第12章 世界の男性の家事事情 第13章 年収と年齢の関係 第14章 ワイン評論家を出し抜く方法 第IV部 終わりに 第15章 統計学の応用とこれから ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 社会科学の方法 ヴェーバーとマルクス
    4.1
    自然現象とちがい、生きた人間の日々の営みを対象とする社会科学において、科学的認識は果して成り立つものだろうか。もし成り立つとすれば、どのような意味においてか。この問題に正面から取り組んだ典型的な事例としてマルクスとヴェーバーを取りあげ、両者の方法の比較検討の上に立って社会科学の今後の方向を問う。

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  • 社会学
    -
    コントは、人々の有機的連帯として社会を捉え、個人や集団を結びつける力に関する学として社会学を構想した。本書では、十九~二十世紀の医療社会学の流れをたどりながら、自由・平等・連帯をキーワードに、コントの後、社会的なものの概念と社会学がどのように変遷したのかを検証する。社会学が現代に持ちうる役割を問う。

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  • 社会学講義 人と社会の学
    3.9
    人間と社会を扱う社会学は、かつては比較的狭い領域の学問であったが、いまや専門化が進み、各々の分野で深化が試みられている。本書は、理論的研究、経験的研究、歴史的研究等多くの分野を見通してきた著者があらためて現代社会学を総合的に捉え、専門分野のみならず一般読書人を対象にして、可能な限り高い水準で平易に説くことによって、この学問の面白さと真価を伝えようとする、「富永社会学の展示室」というべき作品である。
  • 社会学史点描
    -
    1巻3,190円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 活躍した時代順に社会学者を配列し、彼らがどのような時代的・社会的・文化的背景に生き、そこで研究活動をどのように展開したかを解説する。
  • 社会学的想像力
    3.0
    社会学を学ぶ意味とは何だろうか? たとえば、社会の変化が私たちの日常にどう影響するか、あるいは、日々遭遇する困難を根本的に解決するにはどうすればよいか。それを適切に考えるためには、日常を社会や歴史と関連づけて捉える知性が欠かせない。社会学的想像力と呼ばれるこの知性こそ、社会学の最大の効用である。だが、当の社会学者も理論や調査に夢中になるあまり、そのことを忘れつつある──こうした現状を鋭く批判し、社会学的想像力を鍛える学としての意義を高らかに謳いあげる重要古典。今日でも全米の大学で最も多く用いられている社会学文献である本書を、みずみずしい新訳で送る。
  • 社会学的方法の規準
    4.3
    マックス・ウェーバーと並ぶ社会学の祖エミール・デュルケーム(1858-1917年)が1895年に世に問うたマニフェストの書、待望の新訳。『社会分業論』(1893年)で名を馳せたデュルケームは、その2年後、社会学に固有の対象である「社会的事実」の存在を宣言し、それを扱う方法を提示する。本書が与えた影響は計り知れない。この古典中の古典を第一級の専門家が明快な日本語にした決定版が完成!
  • 「社会学」としての鶴見俊輔──「記号の社会学」の構想と意味の多元性
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    -
    1巻6,160円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、鶴見俊輔の思想を「記号の社会学」として再構成する新しい試みである。従来の鶴見俊輔論の整理と、プラグマティズムや大衆文化論の内在的検討を通じて、「記号の意味の『共通性』と『個別性』」の視点から大衆の知的生産の理論的・実践的把握を企図していたことを明らかにする。
  • 社会学入門 人間と社会の未来
    3.9
    「人間のつくる社会は、千年という単位の、巨きな曲り角にさしかかっている」──転換の時代にあって、社会学という学問は、いかに〈未来〉を構想しうるか。現代社会の絶望と希望を見すえ、その可能性をひらいてゆくための、探求の〈魂〉とは何か。分野の第一人者から初学者への講義として語られる、必読の一冊。

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  • 社会学入門 <多元化する時代>をどう捉えるか
    3.8
    1巻1,122円 (税込)
    社会学はいったい、どんな学問なのか? 人間や社会をどのように眺めるのか? 近代の反省的な自意識とともに社会学は誕生したという見立てのもと、ウェーバー、デュルケムらの考察や、他の近代社会科学との比較を通して、その根本的な問題意識を探る。ダイナミックに変容する現代社会における、社会学の新たな可能性をも提示する、初学者必読の究極の教科書。 I 社会学の理論はどのようなものか 第1講 理論はなぜ必要か──共通理論なき社会学 第2講 「モデル」とは何か──合理的主体モデルの考察 第3講 方法論的全体主義というアプローチ 第4講 社会学は何を対象にするか──「形式」への着目 II 社会学はいかに成立したのか──近代の自己意識の再検討 第5講 社会学前史(1)──近代社会科学の誕生 第6講 社会学前史(2)──進化論と比較文明史のインパクト 第7講 モダニズムの精神──前衛芸術は何を変えたか 第8講 学問におけるモダニズム 第9講 デュルケムによる近代の反省──意味の喪失への眼差し 第10講 ウェーバーとマルクス主義 III 〈多元化する時代〉と社会学 第11講 危機についての学問 第12講 二〇世紀後半以降の理論社会学──パーソンズ・フーコー・構築主義 最終講 社会学の可能性──格差・差別・ナショナリズム
  • 社会学入門・中級編
    4.5
    1巻2,090円 (税込)
    本書は2つの『社会学入門』(有斐閣ストゥディア・NHKブックス)の「続編」である。理論から調査へと研究ストラテジーのトレンドが移りゆくなかで,いま学問が進みうる道とはいかなるものか。人文書読者のための再入門から,社会学初学者のステップアップまで。 [目次] はじめに 第1章 なぜ因果推論なのか? 第2章 社会学における「質的調査」と「量的調査」 第3章 「社会変動の一般理論」から「質的社会調査」へ 第4章 媒介項としての「合理的主体性」 第5章 対面的・コミュニカティヴな質的社会調査の意味 第6章 人工知能による社会(科)学? 第7章 エピローグ──社会学の道を歩むには 参照文献 読書案内 あとがき
  • 社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ
    4.3
    マックス・ウェーバーとニクラス・ルーマン――科学技術と資本主義によって規定された産業社会の謎に挑んだふたりの社会学の巨人.難解で知られる彼らが遺した知的遺産を読み解くことで,私たちが生きる「この」「社会」とは何なのかという問いを更新する.社会学の到達点であり,その本質を濃縮した著者渾身の大作.

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  • 社会学はどこから来てどこへ行くのか
    3.6
    地道な社会調査の労苦と豊穣さ、学史・理論研究の凄み、そして研究者から見た現代社会の問題点とその理解経路について、侃々諤々の議論をそのまま一冊に収録した数年間におよぶ白熱の対話記録。社会学の到達点と展望を楽しみながら読み、考え、共有してほしい。
  • 社会学論集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 社会学の泰斗による、「社会学」の諸主題(意味関連、競争、共同社会、社会構造など)についての、考察をまとめた論考集です。社会学の初学者から専門家まで役に立つ論文集です。 【目次】 まえがき 一 社会学の対象と方法 二 意味連関と現実態 三 社会心理学的相互作用の過程 四 他我の了解 五 親和関係考 六 競争考 七 共同社会考 八 利益社会考 九 社会発展の論理 一〇 社会構造と人間形成 一一 未開社会考 一二 村落 一三 日本家族の推移 一四 女性の特質とその社会的基礎 一五 民族 一六 社会と個人 あとがき  索引 臼井 二尚 1900~1991年。社会学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部社会学科卒。文学博士。 著書に、『国家国民の象徴としての天皇』『社会学論集』『臼井二尚論攷抄』『社会と民族』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 社会学を学ぶ
    3.3
    社会学とはどういう学問か。また、社会学を学ぶ理由は何か。これらはそのまま、「社会」とは何かという問いにつながる。本書では、著者自身の経験に即しながら、パーソンズの行為理論、マルクスの物象化論、レヴィ=ストロースらの構造主義、フーコーの言説分析、ルーマン/ボードリヤールのシステム論、柳田国男の習俗の思考、ベンヤミンのパサージュ論などを通して、これらの問いに答えてゆく。社会学の本質に迫る、渾身の入門書。
  • 社会契約論 ──ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ
    4.3
    私たちが暮らすこの社会は、そもそもどんなふうに生まれたのか。社会の形成・維持に不可欠なルールが、現にこうして守られているのはなぜか。政治秩序の正しさは、誰がどう判断すべきなのか。社会契約論とは、そんな素朴な問いを根源まで掘り下げて考える試みである。本書では、ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズの議論を精密かつ大胆に読み解きながら、この近代の中心的思想に新たな息吹をふき込む。今までにない視点から世界の成り立ちが一望できる、清冽な政治思想入門!
  • 社会人の生き方
    3.6
    社会人とは本来、自分たちの社会をともに作り上げる人びとのことだ。だが、今の日本では、若者たちの就職難や格差の拡がり、無縁社会化に見られるように、社会人として生きていくのが困難になっている。社会人になるには何が必要か。社会人をどう育んでいったらよいのか。著者の内外での経験にもとづく豊富な事例を織り交ぜながら考えていく。

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  • 社会調査 しくみと考えかた
    -
    実際の調査の質は、はっきりいって玉石混淆である。調査とはいえない調査や、調査まがいの商行為も目立つ。また、最終章で述べるように、調査自体がやりにくくなってきており、そのことが調査の質の低下を招いている。このままでは、社会調査は、調査の質低下→調査不信拡大→調査非協力増大→調査の質低下→……、という悪循環を脱することができなくなる。 調査者の側では、与えられた環境の中でも、質の維持・向上に努力すべきである。同時に、調査結果を受け取る側でも、調査=科学的という迷信(?)の下に無条件に鵜呑みにするのでも、逆に「あてにならないもの」としてまったく無視するのでもなく、それぞれの調査の価値を正しく評価することが必要だろう。(「はじめに」より)
  • 社会的嘘の終わりと新しい自由 2030年代の日本をどう生きるか
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    日本を蝕む「社会的嘘」とは何か― 道徳的「善」を装い、批判することがタブー視される事象の数々…。 同調圧力によって「特定の価値観」を拡めようとする動きに違和感を感じる…。 知らなかったため、失ったことに、気づかないまま来てしまったこと。 私たちが無関心だったために、侵食された精神の自由を取り戻す。 自らの頭で考え、行動することで、明日を健全に生きるための提言。
  • 社会的ジレンマ 「環境破壊」から「いじめ」まで
    3.7
    「自分一人ぐらいは」という心理が集団全体にとっての不利益を引き起こす社会的ジレンマ問題。違法駐車、いじめ、環境破壊等々、現代社会で起こっている多くの問題はこの「社会的ジレンマ」と見ることができる。著者は数々の調査・実験・シミュレーションから、人間は常に自分の利益を大きくすることだけを考えて「利己的」な行動をとるわけではなく、多くの場合、「みんながするなら自分も」という原理で行動することを明らかにした。そしてこの「みんなが」原理こそが人間が社会環境に適応するために進化させてきた「本当のかしこさ」ではないかと指摘する。『信頼の構造』『安心社会から信頼社会へ』などの話題作を発表し、心と社会との関係について、認知科学・心理学・社会学・経済学など多方面からユニークな研究を展開する著者。本書も、これからの社会や教育のあり方を考える上で、お説教的な精神論の限界を乗り越える重要なヒントを与えてくれる。
  • 社会的分断を越境する 他者と出会いなおす想像力
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 貧困や格差の拡大、テロ/人種差別といった剥き出しの暴力と排外主義の台頭、他者へのバッシング……グローバル化を背景に国境を越えて再編される現代の越境社会は、いま様々な場面で分断を抱えた危機的状況にある。 移民、難民、テロ、犯罪、ヘイトスピーチ、多文化共生、福祉財政、災害被災地――国内外の具体的事例と現場を「越境」と「想像力」に着目しながら読み解き、そこに潜む問題性を浮き彫りにする。他者と対話し理解しようと努める人びとの営みを「越境的想像力」と位置づけ、他者の経験を想像力によって自身のリアリティーに取り込む重要性を指摘する。社会的分断を乗り越えるために、私たちの想像力をバージョンアップするアクチュアルな成果。
  • 社会的養護の社会学 家庭と施設の間にたたずむ子どもたち
    -
    1巻2,640円 (税込)
    近年、児童虐待が社会問題化している一方で、社会的養護のもとで暮らす子どもへの支援も注目を集めている。これまで援助の「あるべき姿」などを中心に議論されてきたが、現場ではどのような困難が経験され、施設のありようをめぐって何が問題とされているのか。 本書では、児童養護施設や母子生活支援施設、里親などを対象に、各施設のフィールドワークを積み重ね、関連する政策文書や史料を丹念に読み込む。それらをとおして、児童養護施設で求められる「家庭」のあり方、施設で過ごす子どもや職員が抱える葛藤、愛着概念の変容、発達障害と施設の関係性、母親という規範などを浮き彫りにする。 医療、教育、ジェンダーなどの多角的な視点から、子どもを養護する現場や制度が抱える規範や規律を照射して、「家族・家庭」と「施設の専門性」の間に生じるジレンマを明らかにする。
  • 社会で子どもを育てる
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 増える虐待、荒れる子どもたち。今、日本の子育ては苦況にある。もはや子育ては家庭だけの問題にとどまらず、社会的な支援の整備が急務となっている。そのために、社会が、個人ができることとは何か?国際都市トロントに学ぶ、日本の子育て環境変革の発想と方策。
  • 社会という荒野を生きる。
    3.7
    ・内容紹介 「いま私たちはどんな時代を生きているのか」「これからの時代で何を大切にして生きていくべきなのか」。 社会学者・宮台真司が日々のニュースや事件、社会現象をネタに、 「そもそもなぜそれが起こったのか」を解説しながら、 現代という社会、また、より良い生き方のスタンスについて詳しく丁寧に説いているラジオ番組 「デイキャッチャーズ・ボイス宮台真司」。 「天皇と安倍総理」「民主主義と独裁」「沖縄問題のゆくえ」「ブラック企業」……。 この社会の本当の「問題の本質」を解き明かす。 宮台真司の「本質を見抜くニュースの読み方・考え方」が学べる書。 社会学的知見に基づいたフィールドワークを通して論考した宮台の現代批評は、 不透明な時代の見晴らしを良くする武器となるはずだ。 ・著者 宮台真司(みやだい・しんじ) 1959年生まれ。社会学者、映画批評家。首都大学東京教授。 東京大学文学部卒、東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。 社会学博士。東京大学教養学部助手、東京外国語大学専任講師、東京都立大学助教授を経て現在に。 社会システム理論を専門分野とする一方、テレクラ・コギャル・援助交際など、 サブカルチャー研究でも第一人者に。 著書に「権力の予期理論」「制服少女たちの選択」「終わりなき日常を生きろ」「日本の難点」 「民主主義が一度もなかった国・日本」「絶望時代の希望の恋愛学」など多数。
  • 社会とは何か システムからプロセスへ
    3.9
    「社会」という語は、どのような意味や役割を担わされてきたのか。十七世紀以降のヨーロッパで、それは初め、統治や富の増大を目的に国家が介入する空間として認識された。後に、貧困・暴力・不衛生など、「社会的な」問題が拡大し、それに対処するための対象となった。社会を複数の要素からなる複合的なものとしたのはスピノザである。人が他者とともにより良き生を築くための場という彼の構想に、社会の可能性を読む。
  • 社会にとって趣味とは何か 文化社会学の方法規準
    3.7
    サブカルチャー論・若者論は数多出されたが、その理論と方法が時代とともに更新されてきたとは言い難い。来るべき文化研究の方法規準とはいかなるものか?気鋭の社会学者たちが問う。
  • 社会にも法則はあるか 誕生日をめぐる法則
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「自然には法則があって当たり前」でも,「社会には怪しげな法則しかない」と思っていたりしませんか? それなら「多くの人びとは何月に生まれているか」という統計を取ってみたらどうでしょう。一人一人の誕生日は全くの偶然で決まっているように思えるのに,全体としてみると見事な法則性に支配されていることがわかります。 ★★ もくじ ★★ 1.誕生月の法則 子どもは何月に生まれるか 2.誕生曜日の法則 子どもは何曜日に生まれるか 3.誕生日が同じ人のいる確率 40人のクラスに同じ誕生日の人がいるか 4.社会にも法則があるか 授業書〈社会の科学入門〉

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  • 社会認識の歩み
    4.4
    日本の社会科学の「高度成長」はめざましいが、一般の人にはますますよそよそしいものになっていくのは何故か。マキャヴェリ、ホッブス、スミス、ルソーなど、社会科学史上の結節点に位置する先人たちの知的遺産を読み解く試みを通して、一人一人が自らのうちにどのように社会科学的認識の芽を育てていくべきか、読者とともに模索する。

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  • 社会の抜け道
    3.8
    私たちの日常の中にある「抜け道」を探して。 “怒る”哲学者・國分功一郎と“煽る”社会学者・古市憲寿が、ショッピングモール、自給自足のコミューン、保育園など「社会の現場」に行って、考えて、とことん語り合う! 1年以上に及ぶ、ふたりの思考の軌跡。 ◎IKEAやコストコなどショッピングモールになぜ人は引きつけられるのか ◎自分の心の悩みや不満を醸成する装置としてのネトウヨ的デモ ◎選挙に行っても選択肢がないと感じるのはなぜか ◎自給自足生活のコミューンに「リアル」はあるのか ◎シングルファザーとしての経験から「保育園」を語る ◎これからのブームは、リタイア組の「自分探し」 ◎ガラッと変わる世の中はいびつ。半径1メートルの革命でいい ダウンシフターズ(減速生活者)、消費社会、新自由主義、デモ、ネトウヨ、脱原発、専業主婦志望、ワークライフバランス、イクメンと保育園、少子化、水戦争、食欲と性欲、インターネットとソーシャルメディア、住民投票―― こんなにも豊かなのに、閉塞感がたちこめるこの現代を私たちはどう生きていくのか、生きるって何が楽しいのか、楽しむためには何が必要なのか。様々なキーワードから、私たちの日常の中にある「抜け道」をふたりの論客が探る。
  • 社会は情報化の夢を見る
    4.4
    新しい情報技術が社会を変える!――私たちはそう語り続けてきたが、本当に社会は変わったのか?「情報化社会」の正体を、社会のしくみごと解明してみせる快著。大幅増補。
  • 社会は笑う・増補版 ボケとツッコミの人間関係
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マンザイブーム以降のテレビ的笑いの変遷をたどり、条件反射的な笑いと瞬間的で冷静な評価という両面性をもったボケとツッコミの応酬状況を考察し、独特のコミュニケーションが成立する社会性をさぐる。2002年刊の底本にゼロ年代の特徴を増補する決定版。
  • 社会は笑う ボケとツッコミの人間関係
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マンザイブーム以降のテレビ的笑いの変遷をたどり、条件反射のように笑いを発しながらも、同時に冷静に評価するという両面性をもったボケとツッコミの応酬状況を考察し、独白であると同時に会話でもある擬似的なコミュニケーションが成立する社会性をさぐる。

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  • 社会分業論
    -
    近代社会はいかにして誕生したのか、社会はどのように分化・発展していくのか。そもそも人類はなぜ社会を必要としたのか──。これら難問を解く手がかりが「分業」である。分業の進展が商品生産を飛躍的に向上させ、資本主義の発展に大きく寄与したことはいうまでもない。だがそれ以上に、分業は新たなかたちで人々を結びつけ社会の礎としての役割を果たしてきた。「機械的連帯から有機的連帯へ」というテーゼとともに語られる本書は、ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』と双璧をなす社会学の原点として高く評価されている。デュルケーム畢生の大著を、定評ある名訳で送る。

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