作品一覧 2023/04/13更新 完全版 川口由一 自然農 試し読み フォロー 自然農ではじめる野菜づくり 試し読み フォロー 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと 試し読み フォロー 自然農と漢方と いのちに添って 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 川口由一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 完全版 川口由一 自然農 川口由一 (本から) 『自ずから然らしむ』 必要なのは『支配せず、添い従い応じ任せること』 虫と草と作物のバランスがとれれば、問題はなくなります。 土を裸にしないことが大切。 ハクサイ、キャベツ、ナス、トウガラシなどは、比較的に養分が欲しい作物なので、折々に米ぬかや野菜クズなどの生ゴミを振りまきます。 ...続きを読む一方、ダイズやアズキなどは栄養過多が苦手なので、絶対に振りまいてはいけません。 自然農では刈り草もコメヌカも、決して土にすき込まず、表面に置くだけです。 自然農で使う3つの道具 鎌 鉄製の物、角度が真っ直ぐに近いもの ショベル 刃の付け根の部分を特に重点的に綺麗にする 鍬 「平鍬(ひらぐわ)」 柄と刃の角度が60度のもの 「畑の姿はその人の心の姿。(略)畝はきれいに作ります」 作物が草や虫とともに元気に育つ自然農の畑は、環境にかかる負担が極めて少ないのです。 何もできなくても、よい。 世の中の役に立たなくても、よい。強さを養えば、 自分の存在そのものが「喜び」になる。 Posted by ブクログ 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと 川口由一 / 辻信一 川口さんが、体調を崩して、複合汚染を、読み、本当に美しいものを求め自然農を始めた経緯、母の反対や、数年間の収穫ができない期間を乗り越えて、工夫を重ねて今の、耕さない、持ち込まず持ち出さない、草や虫を敵としないという自然農にたどり着いた経緯、それを広める赤目自然農園という形について、わかった。 作物...続きを読むが幼い時に、他に負けるといけないが、いろんな草や生き物の中で育つ方がいい。48→人もこどもも一緒。 水田に米だけではダメ。地球に人だけではダメなように。多様な生物が同時に生きて生かし合いになる。51→そのなかで、負けない力を育んであげる、少し手を貸してやるということか。 川口さんは、世の中を変えようとか、自然農でなきゃダメと言ったことは話したことがない。人の生き方は変えられないから。自然農はひとつの答えを示しているが、教育、医療、政治、宗教、芸術など、それぞれの分野で役割分担をし、総合的に学んで研鑽し合うことが大切。122→看護師という自分に与えられた役割を全うしきれていないのに農に進んでいいのだろうか。両方をかけ合わせてやりたい。 ところで、農薬を使っている人に、ぼくから苦情はいいません。相手を「正しさ」で批判すると、相手の立場がなくなって、さらに対立、争いになっていく。求めていない人に、一方的ではダメ。自分が対立的にならないように振る舞う。118→非暴力不服従のような強さを感じた。意見を主張しがちだから気をつけよう。 村の役割に参加しないこと、農薬を使わないことに関して、怒られても、自分のやろうとしていることを説明しない。僕のことであってその人のことではないから。そうすると、さらに反発されて、自然農ができなくなる。聞きっぱなしにすると、「いいすぎたかなぁ」と、思われて、収まっていく場合が多い。双方に言い分があるが、ぼくはいってはいかない。常識はずれのぼくがわがままを言っていることになっているので、相手の言い分を聞くに徹する。120→こういう覚悟がいるのね。虫を敵としない、人も敵としない!かっこいい。 医者は、心にも、精神にも、生き方にも、価値観にも、人生観にも、食生活にも働きかけ、導くことを怠ってはなりません。そのうえで、体に働きかけるのが仕事。137→人としてぶつかっていく覚悟が必要。こらが東洋医学の考え方が? 生態系を甦らせるには、これ以上壊さないこと。損ねることから離れることり修復する必要性がないのが自然界。人が行う修復は、新たな問題を招く。164→大自然に委ね、つましく生きていきたい。 Posted by ブクログ 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと 川口由一 / 辻信一 自然農を実践している人との出会いをキッカケに読んだ本。 スローフード、スローライフから感じていたイメージを大きく裏切られ(というより無知だっただけですが)自然農の本というよりは、自然農的な生き方を学べる本であった。 不安が多いように感じる現代社会において、自然と共に生き、足るを知るというコトを再び学...続きを読むぶことが出来た。 ある意味で全ての人が「答えを生きている」時代にあるのだと悟れた。 川口さんは仏教の縁起の思想を説いているともいえます。 始まりもなく終わりもない生を「生かされていきたい」と思いました。 素晴らしい一冊です。 Posted by ブクログ 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと 川口由一 / 辻信一 足るを知る! 道を外してはならない。 すべての生き物、命はつながっていて、益虫害虫もない。耕すことで、堆肥を入れることでその場所の生命をこわしている。 自然のままでよい。種蒔いて植物が自分で大きくなるまで手助けしてやればあとはたくましく育っていく。 Posted by ブクログ 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと 川口由一 / 辻信一 農薬を使わないとか有機野菜を作っている農家のお話かと思って手に取ったが、内容は農業の仕方・営み方の話でなく精神的メッセージが多数。川口さんが営む自然農はより原初に立ち返るような営みで、自然農というありかた自体が目から鱗。そこから学び取ったもの、体感を言葉にするとこうも広大な世界観を得るのかとまた目か...続きを読むら鱗。 対談形式だけれど聞き手と若干やり取りに食い違いがあるように感じる。自然に逆らわない、足るを知り、宇宙の流れの中で命の道というものを歩んでいこうとする川口氏と社会問題の解決策として農に注目している辻氏とでは、視座に違いがあるように感じる。 人間のあるべき姿とは?本当の生きる、とは? 己の在り方に疑問を持ち始め、そこから農業へと通じていく人は多いと思うのだが、 印象的で少し安堵したのは、農業に向く人向かない人がいるということで、万人に自然農を推す意図が川口さんにはないということ。それぞれがそれぞれのやり方で、人の道、命の道を踏み外さずに生き、生きることの強さを一人ひとりが培うことが大切であると云ってくれたこと。 余談だがこれを読んで漢方にも興味が出てきた。 Posted by ブクログ 川口由一のレビューをもっと見る