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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マンザイブーム以降のテレビ的笑いの変遷をたどり、条件反射的な笑いと瞬間的で冷静な評価という両面性をもったボケとツッコミの応酬状況を考察し、独特のコミュニケーションが成立する社会性をさぐる。2002年刊の底本にゼロ年代の特徴を増補する決定版。
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Posted by ブクログ
ウケる 受け手が虚構の世界への全面的没入を留保するようになったとき、落語的笑いは根本から成立しにくくなる 天然ボケ 他者からの指摘があってはじめて笑いの対象になる。受けての積極的な関与が笑いを成立させる 落語→マンザイ 解体芸(吉本隆明) 芸のテレビ化においては、解体そのものが積極的な価値をも...続きを読むち、そこでは型の習得と洗練を目的とするような伝統芸は、逆に訴えるものを失ってしまう。しくじったときの振る舞い方もまた、解体の中に組み込まれてひろがっていく コント55号 同じ所作の繰り返しを強要 ツッコミ(欽ちゃん)がボケ(狂気)になる 素人としての二郎さん テレビというメディアが根底にもつ日常との敷居の低さ テレビの口語文法 たけしの攻撃性 たけしは、舞台の上ではボケとして存在する一方で、そのギャグがそのまま社会に対するツッコミの効果をもつ。 ボケ=ギャグがツッコミの意味合いを帯び、そしてそのツッコミの側面が、なかば強引に世間一般の人々をボケに仕立てあげてしまう 紳助竜介/ツービート ボケとツッコミの遊離 ひょうきん族 キャラクター さんま 素のキャラクター化 笑いを共通感覚として持つ仲間の空間 仲間の空間の同定 タモリ ツッコミの放棄 観察的ツッコミ 素人に遊ばれること、素人に対してこまかくツッコむこと ボケることに確信犯的になっていく「素人」に対してどうかかわっていくかという問いが突きつけられたときに生まれた、新しいツッコミの解釈 筋フリ とんねるず 素人といっしょに遊ぶ リアクション芸人 お約束 内輪ウケ ツッコミの省略 内輪ウケが日本全体を覆う 共通体験の笑い テレビ探偵団 ねるとん ノリダー 似てないモノマネ ゲーム性は、「笑い」がほかの感情と結合することを可能にするための一種の口実 ゲームが物語性を獲得する 現在の「笑い」を典型的に構成する一対の明示的所作としてあるのは、ボケとツッコミではなくフリとボケ 「笑う社会」では、ツッコミは見えないけれどもそこに確かに存在し、作用しているようなものでなければならない 有吉、マツコの役割 視聴者の立場の批評性 キャラと素を一致させた存在 芸人という類型キャラクターを実践する アンタッチャブル山崎
期待して読んだのにガッカリ。まぁそうだよねってことをテレビ好きなオジサンが小難しく、つらつらと書いているだけ。「笑いと社会」を扱うのにテレビしか言及していないし、テレビの影響力が以前より弱まっている現実が増補版で補われておらず、11年後にわざわざ増補版を出す意味が分からない。
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