すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった ──笑いと日本社会の現在地

すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった ──笑いと日本社会の現在地

ビジネス・実用
946円 (税込)

4pt

4.8

1980年代初頭、多くの人が「漫才ブーム」に熱狂した。その影響のもと、私たちは何かあればボケようとし、それにツッコミを入れるようになった。笑いが、重要なコミュニケーション・ツールとなったのである。そこにおいてシンボル的な存在となったのが、タモリ、たけし、さんまの「お笑いビッグ3」だった。先鋭的な笑いを追求して90年代に台頭したダウンタウン、M―1グランプリから生まれた新潮流、そして2010年代に入って頭角を現した「お笑い第7世代」……。今なお中心的存在であり続ける「ビッグ3」を軸に、日本社会の「笑い」の変容と現在地を鋭く描き出す!

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すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった ──笑いと日本社会の現在地 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ・THE MANZAIの一緒に作る笑い。笑い屋ではなくサークルの大学生を入れた。

    ・ガキ使での浜田のツッコミは、理解されない松本のボケを最大限に引き出す、ボケをより自由にする原動力だ。

    ・ごっつええ感じの番組方針。「パロディをしないこと」「即興ではない、練り込んだコントを中心に作ること」

    ・ダウンタウン
    →笑いは高尚なもの
    明石家さんま
    →トークバラエティの確立
    たけし
    →偉さとの葛藤
    タモリ
    →趣味の探求と時代が追いつく

    ・アメトークに見られるオタク文化の成熟。芸人は一般人の代表でもある。

    ・テレビのあるあるは共感性とともに批評性をはらんでいる。「小心者克服講座」
    SNSはそうでもない「土佐兄弟」

    ・相互性の笑いとは、社会的地位・立場や個人的属性、趣味・嗜好などの違いがあることを大前提に他者との利害調整をしながら、そのプロセスを笑いとして表現するもの。
    ぺこぱとかの「ノリツッコまない」わらいとか、ぼる塾とか。

    0
    2025年06月25日

    Posted by ブクログ

    笑いの歴史を綴った本は多数あります。

    しかしこの本は「お笑いビッグ3」である
    タモリ、ビートたけし、明石家さんま以降
    の笑いに焦点を当てています。

    間違いなく彼ら3人はお笑いの世界を変え
    ました。しかし普通の人からすると、今で
    もお笑い界を引っ張っているのは明石家さ
    んまだけではないのでは?と思ってしまい
    ます。

    ある一面ではその通りなのですが、別の面
    では「今」の笑いも、彼ら無くしては成立
    しない部分もあるのです。

    なるほど、歴史を知ると現在が見えてくる
    という好例です。

    読書が苦手な人も、こういう本から入って
    くると、やがて読書という行為がバラエテ
    ィー番組を観るように楽しくなってくるき
    っかけを与えてくれる一冊です。

    0
    2022年06月09日

    Posted by ブクログ

    テレビとお笑いの歴史と社会の関係を考察する社会学的な言説。お笑いビッグ3の立ち上がりがら、今の傷つけない笑いやユーチューバーへの変遷について。80年代初頭の漫才ブームから、社会の同質性をベースとして立ち上がってきたお笑いビッグ3と、笑いが社会のメインストリームになった笑う社会。それが、徐々に変遷しつつ、ダウンタウンなどの登場、M1などで変わるお笑いの構造とビッグ3の立ち位置の変遷。そして、同質的な社会が崩壊し格差が生じ、価値観が多様化する社会で相互性の笑いへと変遷した現在のお笑い第7世代。
    昨今のお笑いやらご意見版やら、著名人の炎上騒ぎに見られる感性の硬直化が問題な中、社会とお笑いの関係と時代性を感じ感性をアップデートできる、良書。

    0
    2021年08月22日

    Posted by ブクログ

    土曜日の夜、フジテレビで「さんまのお笑い向上委員会」を放送している。「向上長」の明石家さんまが、向上委員会メンバーとともに、ゲスト出演するお笑い芸人のお笑いレベル向上を目指す趣旨の番組だ。




    TBSでは「情報7days ニュースキャスター」を放送していた。冒頭にビートたけしが高校野球について話していた。「燃え尽きることを美とする日本の風潮」を問題視していた。





    通常なら土曜日の午後7時半からNHK総合で「ブラタモリ」を放送している。タモリが全国各地を地形や地理に注目しながら巡る。ここにはグルメ情報はない。たまにタモリが他の人ならNHKでいいそうにないことを言う。




    タモリ、たけし、さんまのいわゆる「お笑いBIG3」を中心とした現代至るまでのお笑いについて論じているのが今回の本だ。




    タモリとたけしは、お笑い芸人というよりも趣味にフォーカスしていたり、映画や時事論評の方にシフトしている。




    さんまは今でもお笑い芸人として活躍している。「向上委員会」や「さんま御殿」などで、お笑い芸人のみならず様々なジャンルの有名人、さらには一般人にも笑いを求める。笑いを求める厳しさから「お笑い怪獣」と呼ばれている。





    3人が日本のお笑いの世界に与えた影響は大きい。「第7世代」と言われるお笑い芸人が登場している。これから日本のお笑いがどうなっていくのか気になる。

    0
    2021年12月23日

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