社会科学の方法 ヴェーバーとマルクス

社会科学の方法 ヴェーバーとマルクス

990円 (税込)

4pt

自然現象とちがい、生きた人間の日々の営みを対象とする社会科学において、科学的認識は果して成り立つものだろうか。もし成り立つとすれば、どのような意味においてか。この問題に正面から取り組んだ典型的な事例としてマルクスとヴェーバーを取りあげ、両者の方法の比較検討の上に立って社会科学の今後の方向を問う。

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社会科学の方法 ヴェーバーとマルクス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本のマックス・ヴェーバー研究の第一人者である著者の講演録をもとにした名著。
    マルクス経済学とヴェーバー社会学の比較を通じて社会科学を考察する内容でもあり、ヴェーバーの宗教社会学のアプローチはもっと学んでみたいと思いました。
    特に、「ヴェーバーの『儒教とピュウリタニズム』をめぐって」の章で述べられる

    0
    2025年02月06日

    Posted by ブクログ

    1966年刊行のかなり古い本になるが、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』以降、マックス・ヴェーバーに惹かれる自分があり、解説本として定評があったこの本を手に取った。なお、著者の大塚久雄さんはヴェーバー研究の大家で、岩波版の『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の翻訳者としても知ら

    0
    2020年03月07日

    Posted by ブクログ

    学生時代に先生に勧められて読みました。先生は大塚久雄をよく研究されており、かなり影響を受けたものです。歴史学はもちろん経済学等の社会科学を学ぶ学生には、必読書だと思います。

    0
    2011年01月29日

    Posted by ブクログ

    マルクスとウェーバーの共通性や相違点など、大事な点が要所要所で繰り返されていてすごくわかりやすい。
    ただ、この類の内容は、自分の血肉として語るのが難しい。うまく浸透してこない。
    やはり原典を当たらねば。。。

    0
    2009年10月15日

    Posted by ブクログ

    「大塚史学」、当方が学生時代のときでさえ既に死語的扱いがなされていたように記憶するが、その後も同様では?
    科学の特性の一つとして進歩が挙げられるとすれば、何も「大塚久雄の見方は古い」イコール価値無き考えではないはず。
    どんな学問も先人の研鑽の上に成り立つものなのに、どうも社会科学(ことに経済学)は学

    0
    2013年04月03日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    自然現象とちがい、生きた人間の日々の営みを対象とする社会科学において、科学的認識は果して成り立つものだろうか。
    もし成り立つとすれば、どのような意味においてか。
    この問題に正面から取り組んだ典型的な事例としてマルクスとヴェーバーを取りあげ、両者の方法の比較検討の上に立って社会科学の今後

    0
    2011年05月18日

    Posted by ブクログ

    面白い。ロビンソン・クルーソーの話とか、大学でそのままやった授業なので懐かしくて泣きそう…。

    「そもそも社会科学って何なの?人間は自分の意志をもってるのに、どうして科学の対象にできるの?」ということからスタート。岩波版プロ倫の訳者の講義録ということで、読み進められるか不安だったが、語り口が上手く、

    0
    2011年04月22日

    Posted by ブクログ

    ウェーバーとマルクスって書いてあるけど主にウェーバーの社会科学の方法について。

    大塚久雄のウェーバー解釈の特徴は、ウェーバーとマルクスを相反する経済思想家と見るのではなく、両者に共通するものがあるとしている点にある。巷では「マルクスと対峙する」と形容されるウェーバーは、マルクスを批判することによっ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    大塚久雄が経済学の専門でありそこから社会科学を経済との関連で考えたものである。そこにはマルクスとウェーバーを基本的に考えている。講演を本にしたものであるから理解は容易なように書かれているが実はそれほど簡単ではない。マルクスとウェーバーについて全く読んだことがない学生にとっては理解が難しいかもしれない

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

    ――――――――――――――――――――――――――――――
    フランスの文化が占めている地位を、アジアで占めているのは中国文化、それから古代ギリシャやイスラエルの文化が占めている地位をアジアで占めているのは古代インドの文化だというのです。

    ところがアジアでは、結局はっきりとイスラエルにあたる役割を

    0
    2014年09月13日

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