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作品一覧 2024/04/24更新 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 続巻入荷 試し読み フォロー 一流ビジネススクールで教える デジタル・シフト戦略 試し読み フォロー 機械との競争 試し読み フォロー ザ・セカンド・マシン・エイジ 試し読み フォロー プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える? 試し読み フォロー 未来を語る人(インターナショナル新書) 試し読み フォロー MORE from LESS(モア・フロム・レス) 資本主義は脱物質化する 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> アンドリュー・マカフィーの作品をすべて見る
ユーザーレビュー プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える? アンドリュー・マカフィー / エリック・ブリニョルフソン / 村井章子 題名は『プラットフォームの経済学』だが、広い意味でのプラットフォームを扱っている。 (2018年当時の)最新のテクノロジーについての論考と、技術と人間と組織との関係も考察されている。 出版された5年前よりもむしろ今読むほうがリアリティを持って受け入れられるのではないだろうか。 Posted by ブクログ ザ・セカンド・マシン・エイジ エリック・ブリニョルフソン / アンドリュー・マカフィー / 村井章子 社会の発展度合いを計測する『社会開発指数』により人類史を捉えると、まさに現代は重大な転換点にある。その原動力となるのが ・デジタル化 ・コンピュータの『指数関数的』高性能化 ・『組み合わせイノベーション』 である コンピュータの高性能化は、チップの処理速度がおよそ18ヶ月で2倍になる『ムーアの法則...続きを読む』が知られる。これは科学者の努力によるものであり、ここまで加速度的な進歩が起こる産業は他にはない 人工知能の発達は目覚ましい。これまでは、機械により雇用がなくなることは『労働塊の誤謬』とされていたが、今後は分からない。人間も馬のように、産業界から排斥される可能性もある。 人間特有の能力として、『複雑なコミュニケーション』『パターン認識』『非定型の肉体労働』が挙げられる。特に、人間にとっては簡単な運動でも機械には困難な『モラベックのパラドクス』が興味深い。 デジタル産業の強みは、情報伝達、複製のコストがほぼゼロの『限界評価ゼロ』経済であることだ。今や世界中のデータベースにアクセスでき、最高のアルゴリズムを無限にコピーして、しかも無料で利用できてしまう。 デジタル経済は人々の生活を劇的に豊かにしておきながら、その費用は極端に低い(あるいは無料で提供されるため)GDPに反映されない。音楽産業がCDからストリーミングに転換した時、まるで産業が丸ごと消えてしまったかのような現象が、統計上では起こる。 デジタルサービスの場合、物理的な障害がほとんどないため、すぐにグローバル化する。そして、一番が市場を独占し、その流れが『ネットワーク外部性』により加速する『ウィナー・テイク・オール』の世界である。 その結果として、桁違いの所得格差が生じる。今後、大金持ちとなる可能性のある人間は ・エンジニアなどの高スキル労働者 ・システムを所有する超資本家 ・芸術、スポーツなどの分野のスーパースター である。 機械によって代替されにくい人間の特徴として、『発想』が挙げられる。機械は答えを出せる一方で、問いを立てることが出来ない。今後の教育には、ラリーペイジやジェフべゾフなど、名だたる天才が受けたとさらる、個人の自発的な好奇心を伸ばす『モンテッソーリ教育』が効果的かもしれない。 Posted by ブクログ プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える? アンドリュー・マカフィー / エリック・ブリニョルフソン / 村井章子 デジタル技術の進化による環境変化を、AI、マッチングプラットフォーム、ブロックチェーン技術の観点から論じている1冊。 重厚な1冊だが、技術的なテーマだけに特化することなく、経済性への影響・変化を連続性をもって語られており、ビジネスパーソンとして本領域を学ぶ上では活用しやすい形で情報が整理されているの...続きを読むではないか。 特に後半については従来型組織と分散型自律組織(DAO)との対比まで触れられており、2018年時点で既にここまで論じられているというのが衝撃。 Posted by ブクログ ザ・セカンド・マシン・エイジ エリック・ブリニョルフソン / アンドリュー・マカフィー / 村井章子 「ムーアの法則」=Digital発展の鍵 1年半ごとに半導体の性能が倍増する 指数関数的進化 ①処理②記憶③通信(81)(87) 例外は「バッテリー」 電子品ではなく化学 増加率は一定だが、増加分は激増 特に期間の後半 人は指数関数=非線形をイメージ出来ない 「社会革命」へ ←産業革命...続きを読むから (152) ①Digital化 copy自在 限界コストただ ②Network化 時間・空間を超える Global化 世界最適へ 「補完イノベーション」が不可欠=社会変革難しい(168) ①社内体制 業務改革 組織・人事・運営の改革 vs既得権・守旧派 ②社会体制 規範 制度 体制の改革 →秩序を破壊し、社会的混乱も ③日本は成功体験・社会意識から既存秩序維持が優勢 Digital時代の三つの勝ち組(220) ①高いスキル労働者 ②資本家 ③スーパースター →負け組は一般労働者 分配は賃金所得から資本所得へシフト 所得分布の変化(263) 「正規分布」 厚い中間層 「べき分布」 格差の拡大 ウイナーテイクスオール ☆翻訳が素晴らしい! 村井章子氏 Posted by ブクログ プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える? アンドリュー・マカフィー / エリック・ブリニョルフソン / 村井章子 総じて読みやすく、かつ、有用な本だと感じた。 経済学の観点からプラットフォームを説明していることが、エンジニアとしてプラットフォームの技術面に興味を持っていた私にとって新鮮だった。改めてタイトルを見返すと、たしかにプラットフォームの「経済学」であった。引用が豊富であり、その中には経済学の参考文献も...続きを読む含まれている。 事業提案をするときに、市場は将来こうなり[そう]だから、こういうことをやれば、こういう理由で儲かり[そう]という説明が必要だが、この[そう]の部分の検討材料や説明時の根拠として、経済学の観点が有効かもしれないと思った。 時間の都合でざっとページをめくっただけになった、第3部「クラウドとコア」も勉強になりそうなので、いつか読みたい。 第1部 第5章 まだ人間が必要とされるのは 技術の進歩に伴い、定量的なスキルよりも、高度な社会的スキルがますます重要になる。それら二つのスキルの組み合わせが求められる。 衝動や感情が絡む仕事は、これからも人間がやる方が良い。共感や思いやり、リーダーシップ、チームワーク、コーチングを伴う仕事がこれに該当する。 第2部 第7章 プラットフォームを巡るスマートな戦略 プラットフォームをオープン化し、幅広く多様な供給を募ることが、成功するプラットフォームの特徴の一つ。iPhone のオープン化されたプラットフォームは、多様なアプリケーションを生み出し、千差万別の消費者の好みを満たした。アプリケーションが補完材となり、価格を下げずに本体の需要を増やすことができた。【一般的に産業系では、要求も顧客もこれほどの規模やバリエーションはない。この場合、オープン化に顧客はメリットを感じないし、供給者も集まらない?】 第8章 なぜプラットフォームは栄えるのか O2Oプラットフォームは、「アフターデジタル」で出てきたOMOとは違う概念のようだ。Upwork はO2Oプラットフォームの一例。試してみたいと思った。 第9章 そのビジネスにチャンスはあるか? 二面市場の特徴として、一方の側で料金を引き下げると、両方の側で需要が増え、双方にメリットがもたらされる。つまり、売り手側のメリットは、高収益化ではない。クレジットカードがこの一例。カードの会費を無料にするどころか、キャッシュバックやマイルでマイナスの値段にされることがある。 差別化要素の有無が、プラットフォームに駆逐されるかどうかのキーである。都市部の移動には差別化要素が乏しいから、既存事業者はUberから大きな影響を受けた。一方、宿泊は差別化要素が極めて大きいため、ホテル業はあまり影響を受けていない。 Posted by ブクログ アンドリュー・マカフィーのレビューをもっと見る