アンドリュー・マカフィーのレビュー一覧

  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?
    題名は『プラットフォームの経済学』だが、広い意味でのプラットフォームを扱っている。
    (2018年当時の)最新のテクノロジーについての論考と、技術と人間と組織との関係も考察されている。
    出版された5年前よりもむしろ今読むほうがリアリティを持って受け入れられるのではないだろうか。
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ
    社会の発展度合いを計測する『社会開発指数』により人類史を捉えると、まさに現代は重大な転換点にある。その原動力となるのが
    ・デジタル化
    ・コンピュータの『指数関数的』高性能化
    ・『組み合わせイノベーション』
    である

    コンピュータの高性能化は、チップの処理速度がおよそ18ヶ月で2倍になる『ムーアの法則...続きを読む
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?
    デジタル技術の進化による環境変化を、AI、マッチングプラットフォーム、ブロックチェーン技術の観点から論じている1冊。
    重厚な1冊だが、技術的なテーマだけに特化することなく、経済性への影響・変化を連続性をもって語られており、ビジネスパーソンとして本領域を学ぶ上では活用しやすい形で情報が整理されているの...続きを読む
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ
    「ムーアの法則」=Digital発展の鍵 
     1年半ごとに半導体の性能が倍増する
     指数関数的進化 ①処理②記憶③通信(81)(87)
     例外は「バッテリー」 電子品ではなく化学
     増加率は一定だが、増加分は激増 特に期間の後半
     人は指数関数=非線形をイメージ出来ない

    「社会革命」へ ←産業革命...続きを読む
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?
    総じて読みやすく、かつ、有用な本だと感じた。

    経済学の観点からプラットフォームを説明していることが、エンジニアとしてプラットフォームの技術面に興味を持っていた私にとって新鮮だった。改めてタイトルを見返すと、たしかにプラットフォームの「経済学」であった。引用が豊富であり、その中には経済学の参考文献も...続きを読む
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?
    今後発展していくであろう、マシン・プラットフォーム・クラウド(crowd)について詳述している本書は、これからの未来を予知している様なものでもあり、将来を考えていく上で必須な知識であると思った。
    特に、インターネットが発達した要因に、完全・無料・瞬時という3つが重要であったことは面白かった。
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?
    プラットフォームの日本語訳って”舞台”とか基盤”って意味がり、ビジネスでいうとアメリカのGAFAやUber、Airbnb等、需要者と供給者を結びつけるプラットフォームを構築して莫大な利益を上げています。そんなプラットフォームについて人工知能やロボット、ビットコイン等の科学技術を絡め解説されています。...続きを読む
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?
    前作「ザ・セカンド・マシン・エイジ」に続く、引き込まれるような面白さ。free, perfect, instantなテクノロジー・ベースのサービスに無限の希望が拡がる。500頁の大作が苦に感じさせない、疾走感がある。
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ
    現在、話題になっている自動車の自動運転は経済学者が2004年の著書「新しい分業」でコンピューターには無理が仕事を判断したそうである。この例が示すように、コンピューターが予想を超えたペースで人間の能力を超えてきてる状況を筆者は「第ニ機械時代」と呼んでいる。筆者によると現在はその「第二機械時代」のほんの...続きを読む
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ
    グーグルのハル・バリアンは「どんどん安く豊富になるものにとって必要不可欠な存在となる」ことを奨めるが、データ・サイエンティストや携帯電話向けのアプリ開発者は、まさにそれである。また遺伝子配列の解明が進むにつれて、遺伝子関連のカウンセラーも必要不可欠になるだろう。

    現在すでに利用可能なオンラインの教...続きを読む
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ
    人工知能についての学びだけではなく、

    過去のコンピューターの歴史、進化と合わせ、

    今後の世界が読み解けます。

    様々チャンスを得るヒントが詰まった1冊です。

    おすすめですよ!!
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ
    AIと経済社会に関する本。

    ファーストマシンエイジ(=蒸気機関)と匹敵する大変革をセカンドマインエイジ(=IT、AI)が起こすとの論拠を具体的な例を多数含めて説明している。

    AI関連で一番参考になる。
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ
    蒸気機関が馬の仕事を奪ったように、コンピュータが人間の仕事を奪うのか?
    最近特に興味を持っているテーマなので読んでみました。
    同じく興味を持っている人にはおすすめの本です。

    本書では、肉体労働が機械に置き換わった産業革命を「ファーストマシンエイジ」、知的労働がコンピュータに置き換わる近い将来を「セ...続きを読む
  • 機械との競争
    「テクノロジー失業」
    テクノロジーの進化の早さは指数関数的に伸びており、人間が調整可能な範囲を超えているため、人間の雇用を奪っていく。
    自動運転、翻訳。
    複雑なパターン認識での進化のスピードも加速している。

    人間が機械と共存するには、
    組織革新と人的資源への投資。
    組み合わせによる新規市場・ビジネ...続きを読む
  • 機械との競争
    [並走から、追い抜きへ]企業が莫大な利益を得る中で、雇用者数の改善が一向に見られない状況に目をつけた著者は、経済と技術の相関に目をつける。そして、雇用者数の改善が見られない理由を、技術のあまりにも急速すぎる発展にあるとし、多くの労働が機械にとって代えられるという事態が既に起こりつつあることに気づく....続きを読む
  • 機械との競争
    第1次産業革命や第2次産業革命と同様に、現在のコンピュータの発展によってコンピュータが人の仕事を盗むかというとその通りで、とは言ってもその代わりコンピュータにはできない複雑な仕事は増えるので問題はない。なのだけど、情報技術に対して順応するのが遅くまだまだ仕事が整っていないというのが現状の問題のよう。...続きを読む
  • 機械との競争
    産業革命が進展していた頃、機械に職を奪われるという危機感を頂いた労働者が織物機を破壊した事件(ラッダイト運動)については歴史の授業で習ったが、いまやICTが職を代替する時代になっているということを各種分析を根拠に解説している。「平均的な人間の大多数が従事している仕事については機械がこなせるようになる...続きを読む
  • 未来を語る人(インターナショナル新書)
    未来の資本主義についての識者の見解を集めた書籍。資本主義の問題点、特に格差にについてはいろいろと指摘をされているが、これだけの人たちを集めてもその解決に決定打がないということは、現況を受け入れるしかないのか。
  • 未来を語る人(インターナショナル新書)
    資本主義に対して各識者が色々な主張をしているが、中には反対するような論説もありそれぞれが論理だっているので難しい問題なのだと再認識。脱物質化で環境問題にも対応できると言っているアンドリューマカフィー氏の章だけハテナがたくさんあった。人類が利用している資源量は近年になって減ってきているという主張だが、...続きを読む
  • MORE from LESS(モア・フロム・レス) 資本主義は脱物質化する
    本書は「機械との競争」「セカンド・マシン・エイジ」などの著者として有名なMITのアンドリュー・マカフィー氏による最新の本です。一貫して読みやすく、データも豊富に提示されているのであっと言う間に読めました。本書の主張したいことは明白です。資本主義とテクノロジー進化は、(少なくともアメリカにおいては)脱...続きを読む