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Posted by ブクログ 2010年06月27日
本書は、社会人類学を専門とし、
現在は国立民族博物館教授である著者が、
「社会」のあるべき姿を考察する著作です
筆者は、ホッブス、ディドロ、アダム・スミス、デュルケーム、コントなど
近代社会科学の基礎を作った思想家たちを概観したうえで、
今日における社会統合の困難の一として、フ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月01日
前半を中心に多くの部分を割いて、西欧を中心とした社会学の進展について概観し、後半部分を中心に、「社会とは何か」という問いについて筆者の答えが提示される。
社会学の入門書としては有用であるが、主題である「社会とは何か」という問いに明確な回答が成されたかは甚だ疑問。
今後スピノザなどの古典的名著を読む上...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月09日
前半が社会というものをその認識の歴史に沿って解説しています。以下に章立てを挙げておきます。
第1章 社会の発明―ホッブズ、スピノザ、ルソー
第2章 社会の発見―統治性と社会問題の出現
第3章 社会の科学の成立―社会主義と社会学
それぞれおぼろげながらに見聞きしきたことが1つの流れとして理解できたよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月13日
本書ではまず始めに、ホッブス、スピノザ、ルソーといった17〜8世紀の思想家達によって作り上げられた社会概念を確認する。その後、サン・シモン、コントらによって体系化された社会学を時系列にそって説明している。
「社会はいかにして統合されているのか。(中略)社会をその内部から分裂させている要素は何か」と...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月03日
[ 内容 ]
「社会」という語は、どのような意味や役割を担わされてきたのか。
十七世紀以降のヨーロッパで、それは初め、統治や富の増大を目的に国家が介入する空間として認識された。
後に、貧困・暴力・不衛生など、「社会的な」問題が拡大し、それに対処するための対象となった。
社会を複数の要素からなる複合的...続きを読む
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