福岡安則の作品一覧
「福岡安則」の「在日韓国・朝鮮人 若い世代のアイデンティティ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「福岡安則」の「在日韓国・朝鮮人 若い世代のアイデンティティ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日本社会で「コリア系日本人」という概念は成立していない。彼ら/彼女らはあくまで「在日」である。なぜか。日本語で「在米」「在ブラジル」などというときそれらはその国への一定の滞在を意味する。移民などによりその国に定住し、国籍などを取得すれば「日系アメリカ人」「日系ブラジル人」と呼ばれる。それなのに、母国の文化以上に日本の文化を内面化している韓国・朝鮮籍の若者たちをあくまで「在日韓国人・朝鮮人」と呼び続けることには象徴的意味がある。彼らの存在の現実とは別次元で日本社会の一般的構成員のコンセンサスとして、彼らはいつまでも“仮住まいの非定住者”にすぎず基本的な部分で文化を共有しているにも関わらず、彼らを
Posted by ブクログ
体系的に在日韓国人の心情が整理されている。
二世・三世と言われる在日韓国人に対して、インタビューしたものを総まとめしている。僕がイマ最も会話したい人々とのインタビューが取り上げられていた。
結論としては、「共生する社会の創造」が著者の意見だった。ここには、僕も共感する。僕は、「人類皆兄弟」という考え方で生きている。ケンカや揉め事が嫌い。カルチャーギャップが楽しくて色んな人種の人達と絡むのが好き。 だから色んな人達と共生したいという考えがある。共生するためには、お互いを受け入れあって生きていくのが望ましい。そのために、「韓国併合」、「強制連行」、「創氏改名」などの歴史をしっかりと勉強することが大
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
さほど問題なく日本社会に適応しているかのようにいわれる在日韓国・朝鮮人の若者は、実際には、その多くが成長の過程で日本人側の偏見と差別にぶつかり、アイデンティティの葛藤を体験している。
だが、彼らの存在と意識は、実に多様化し揺れ動いている。
本書は、2世・3世と呼ばれる人々の聞き取り調査を通して、民族問題とそのアイデンティティを考えるとともに、日本社会の構成員としての90年代の「在日」の生き方を模索する。
[ 目次 ]
序章 「日本人」と「非日本人」
第1章 「在日」の歴史
第2章 「在日」の現在
第3章 「在日」若者世代のアイデンティティ状況
第4章 共に生きる―民闘連の若者た