社会契約論 ──ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ

社会契約論 ──ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ

935円 (税込)

4pt

私たちが暮らすこの社会は、そもそもどんなふうに生まれたのか。社会の形成・維持に不可欠なルールが、現にこうして守られているのはなぜか。政治秩序の正しさは、誰がどう判断すべきなのか。社会契約論とは、そんな素朴な問いを根源まで掘り下げて考える試みである。本書では、ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズの議論を精密かつ大胆に読み解きながら、この近代の中心的思想に新たな息吹をふき込む。今までにない視点から世界の成り立ちが一望できる、清冽な政治思想入門!

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社会契約論 ──ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ のユーザーレビュー

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    「社会契約」を根源的に考える

    「社会契約」ー西洋哲学を貫く重要な概念で、この言葉に触れる事も多い。
    しかしそれがどの様なものであり、その問題意識を明瞭に説明できるだろうか?
    日本人には外来概念であるから、あやふやなままに、理解したものとしている事が多いのではないだろうか?
    社会が見通しにくい今こそ、立ち返ってみる価値があると思う

    #深い #タメになる

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    解釈としてまずいところもあるのかもしれないけど、哲学系中上級読みものとして完成されていると思った。引用が豊富で手探りで哲学書読んでく感じがありありと示されていて、ルソーのとこで挫折してしまうのもいい。

    0
    2022年02月15日

    Posted by ブクログ

    社会はどのように生まれたか?
    社会の秩序はどのように維持されるか?

    社会契約論は、「社会は神や自然ではなく人間が作るものである」という前提に立ち、既存の秩序や慣習によらずにこれらの問いに答えようとする理論である。

    ホッブズが想定した「万人の万人に対する闘争」という自然状態では、各人は何をしても誰

    0
    2015年01月06日

    Posted by ブクログ

    【読書その53】ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズから社会契約論を説明した本。社会契約論という難しいテーマでありながらも、著者のユーモア溢れる文章にときにクスっとなる。すごく面白かった。また読み返したい哲学書。

    0
    2014年02月16日

    Posted by ブクログ

    それまで、国家と個人の適切な関係を根拠付けるものとして論じられた社会契約を、今の時代に即して資本主義社会・国際環境と個人の文脈で理解しようとする。

    普段、社会契約論が私たちの胸に響くほどの理解を及ぼさないのはそれがあくまでも思考実験の産物だからであり、実際に私たちも私たちの祖先も社会契約を結んでい

    0
    2014年04月18日

    Posted by ブクログ

    それなりに難解な本であったが、現代の民主主義の礎を築いた思想が少し理解できたと思う。

    解釈が間違えているかもだが、人民の自由意志のもとに国家や法が立ち、それに従い人民は束縛されるというのが社会契約というものなのだろうか。つまるところ自由自体を共同体に渡していると同じか

    また、政治からみた宗教や立

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズの思想を読み解きながら、社会契約論の思想とその意義について考察をおこなっています。

    ホッブズに関しては、自然状態から社会契約に至るプロセスにまつわる「ホッブズ問題」が取り上げられ、続くヒュームの章では、「コンヴェンション」によって社会契約論を批判したヒュームの思

    0
    2015年06月30日

    Posted by ブクログ

    なのだ調で書かれているけど、女性らしい靭やかでユーモアのある文体になっていて、硬い内容もわりと読みやすく感じる。

    ルソーが知りたくて読んでみたけど、ルソーの部分は少ないし難しかった。漠然と論説を追うことはできても意図まではなかなか。けど、有名な割には他の思想家に比べて無鉄砲で粗野な印象。やっぱりた

    0
    2014年11月19日

    Posted by ブクログ

    学生時代に文字面だけで覚えていて、実感湧かなかった概念が、改めて腑に落ちた。
    そうかリバイアサンってそういうことだったか!とか、一般性ってそうだよねーとか。

    0
    2014年03月06日

    Posted by ブクログ

    「社会契約」というヨーロッパ社会の基礎となった(今もなお、なっている)概念をホッブズ、ルソー、ヒュームなどを通して考察する。著者が問題にするのはこの概念が含む本質的な矛盾で、「何も失わずに新しく何かを得る」という特質である。この特質を著者は「わからない」と言い切る。しかし論理思考ではわからないという

    0
    2014年02月17日

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