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Posted by ブクログ 2023年12月14日
フーコーにフォーカスした新書は、中山元氏の『フーコー入門』、慎改氏の『ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学』、箱田氏の『ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方』があるが(内田氏の『フーコー 主体の系譜学』は現在講談社学術文庫化)、そのなかでもっとも彼のたくらみに触れやすい書籍...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月13日
一見は軽妙な語り口。『監獄の誕生』を淀みなく読んでいる気持ちになってしまう。
著者が示すフーコーを読む「作法」がなにより参考になる。特に終章のことばが頂門の一針という言葉以外思い浮かばなかったほど、フーコーから権力との付き合い方を教わろうと思っていた私には深く刺さった。
フーコーを読みたい。そし...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月14日
解説書であれ一般への紹介書であれ、フーコーをテーマとする本を読んだのは初めて。
この重田という明治大学の先生の名前は、初めて見た。ずいぶん若いし、校内暴力で中学校が荒れていた世代、しかも悪名高い愛知県管理教育を受けた人。だから「監獄の誕生」に魅せられているのか。
重田の個人的想いがいたるところに横...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月06日
社会で正常者と異常者を区別し規律を守る為の道具として、監獄は非常に有用だというお話し。特に反体制的な思想と暴力とが共鳴しないよう、ブルジョアが監獄を生み出したと。ニーチェ以来の系譜学とか考古学とかそっちの方面から見るとそういう意見もあるのだろう。
ただもっと素直に見ればいいのにと思う。確かに啓蒙主義...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月07日
著者はフーコーに惚れている。あとがきにて、「大好きな人の大好きな本についてなぜ好きかを書いて出版できるということは、それ自体とても幸運なことだ」(p.268)、と書いてしまうほどだ。フーコーという巨人の肩に乗って遠くを見通したいという願望があるのだと思う。
フーコーの数多い著作の中で、著者は『監...続きを読む
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