死刑 その哲学的考察

死刑 その哲学的考察

935円 (税込)

4pt

人の命を奪うのが、死刑という刑罰だ。その存廃をめぐり、今なお意見は鋭く対立し、決着をみることはない。凶悪犯にはやはり、死刑をもって対処すべきなのか。賛否それぞれの根拠を問い、多くの人が死刑を支持する真の理由を探究。道徳の根源まで遡りながら、道徳とは何かを明らかにし、さらに政治哲学的な考察へと向かう。これまでの論争を根底から刷新する、究極の死刑論の誕生!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

死刑 その哲学的考察 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死刑反対、あるいは賛成の立場をあらかじめ表明した上で考察される関連書籍が多い中で、あくまでニュートラルな立ち位置から死刑制度について考える書籍。

    0
    2022年01月30日

    Posted by ブクログ

    感情論一切抜きで客観的に議論してて面白かった。死刑と社会への復讐目的で凶悪犯罪に及んだ事件とか詳細に言及されてて衝撃的でしたね。死刑を見直すきっかけになる一冊。

    0
    2021年05月15日

    Posted by ブクログ

    死刑という制度を哲学的観点から考察するという内容だったが、死刑制度に限らず多くの気づきをもらえた。

    OECDで死刑制度があるのは日本、アメリカ、韓国の3カ国で韓国では20年以上死刑を執行されていない状況を考えると事実上の廃止しているようなものだそう。

    なぜ国際的に死刑制度廃止の流れに向かっている

    0
    2019年11月15日

    Posted by ブクログ

     死刑存置派を、どのように説得するか、そのためにも応報刑の思想は無視できないという分析をはじめ、鋭い分析が多々見られる。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    前からずっと読みたかった本。
    面白かった。
    考え方や問いのたてかたが自分と似ていて、かつ自分よりも深かった。
    死刑がどうあるべきか、という問いに対してというより、道徳とはどういったものかという問いに対する考察が深まった。
    終盤は政治哲学的な考察になったが、自分は政治には興味が無いので読み飛ばした。

    0
    2022年03月31日

    Posted by ブクログ

    死刑に関して正面からかつ丁寧に論じた一冊。1、2章と死刑の実情と課題を挙げての3章からが本題。道徳で決着がつかないことには肯首できるし、冤罪に関する論は余り意識したことがなく興味深かった。

    ただ冤罪の賞はやや急ぎすぎで以下の点などは納得するに至らなかった。
    ・死刑は取り返しがつかないことに依ってい

    0
    2019年02月03日

    Posted by ブクログ

    基本的にはとても良かった。私は死刑反対派だが、賛成にしろ反対にしろ一分の理以上のものがあるので、どちらの意見に与するにしても難しい。日本では賛成派が圧倒的なので、反対派としてはどう反対するのか、はかなり理論武装しないといけない。本書は著者が反対派寄りとはいえ、結論ありきではないので、賛成派にも自分の

    0
    2017年12月28日

    Posted by ブクログ

    政治や国家といったプラグマティックな問題についての論考で知られる哲学・社会理論研究者の著者による死刑論。

    本書の前半は、カントの思想をベースにしながら、道徳的な観点から死刑の是非を考えるところからスタートする。そうした議論の中で、道徳とは普遍的なものではなく、状況により変化するものであること、道徳

    0
    2017年12月17日

    Posted by ブクログ

    死刑という制度を道徳的視点と政治哲学的視点から論じた書籍。

    平易な文章かつかなり細かい部分に関しても抜けが無いように落とし込めており、決して少ないページ数ではなかったが、一気に読み通すことが出来た。

    唯一の欠点としては一度脱線するとかなり長いページ数が割かれてしまうこと。一瞬本題を忘れてしまうぐ

    0
    2017年11月29日

    Posted by ブクログ

    2023/12/22
    気になっている萱野稔人さんの著作ということで購入してみたが、読み進めている今の段階では論理の飛躍や意味不明な説明が目立つ。
    いたずらに残虐な殺人事件の詳細を述べたりするワイドショー的なノリ。
    「宅間」という特殊な事例を一般的な事例に適用しようとしている。演繹法にしてもあまりにお

    0
    2024年01月03日

死刑 その哲学的考察 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

萱野稔人 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す