リベラリズムの終わり その限界と未来

リベラリズムの終わり その限界と未来

877円 (税込)

4pt

自由を尊重し、富の再分配を目指すリベラリズムが世界中で嫌われている。米国のトランプ現象、欧州の極右政権台頭、日本の右傾化はその象徴だ。リベラル派は、国民の知的劣化に原因を求めるが、リベラリズムには、機能不全に陥らざるをえない思想的限界がある。これまで過大評価されすぎたのだ。リベラリズムを適用できない現代社会の実状を哲学的に考察。注目の哲学者がリベラリズムの根底を覆す。

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リベラリズムの終わり その限界と未来 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近目に、または耳にする機会が増えた保守派(ナショナリズム?)の人たちのいうことに納得できない部分があったので、自分はリベラルだと思い込んでいたけど、そうではなく、私も立ち位置は彼らと同じで、違いはマインドの質だけだと気がついた。そして本書を読んで痛い所をたくさん突かれたような気持ちになった。
    考え

    0
    2020年06月27日

    Posted by ブクログ

    読みやすい
    身近な例がたくさん載っているので、学生にもわかり易かった!
    たしかに、同性婚ばかり取り上げられて一夫多妻などの結婚形態について言及していかないのか?など、リベラリズムの限界について学ぶこと、改めて考えることができた。

    0
    2020年04月05日

    Posted by ブクログ

    リベラリズムについてよく纏まっている。
    なぜそう考えるのか、他の考えとの比較、考察など十分。全体最適のまずさ、功罪についても深く理解できた。

    0
    2020年03月08日

    Posted by ブクログ

    著者とは、ほぼ同年代。
    マスメディアで扱われる政治情勢、学校教育で伝えられた政治情勢。苛つく内容が多く含まれていた。
    そうした違和感を、明確に文章の形で、掘り起こしてくれている。
    様々な受け止めは、時代、年齢にも大きく影響を受けるものだろうか。
    そんな疑問を持つほど、書かれている内容が、自らの感覚と

    0
    2020年02月21日

    Posted by ブクログ

    リベラル的な人々が嫌われる現象がすごくよくわかる。
    著者のいうリベラルの限界という補助線を用いると、ツイフェミとオタクの論争や少し前のベルクの喫煙論争におけるリベラル的な人々の欺瞞とそれに対する普通の人々の嫌悪感がよく説明できる。
    分配の限界という補助線を用いると経済政策が弱いことの致命性が見えてく

    0
    2019年12月31日

    Posted by ブクログ

    同性婚が認められるべきなら、一夫多妻婚も認められるべき。一夫多妻婚を自ら選択しようとする個人の自由が制限されるべきでない。また、本人の同意があるなら、近親婚の自由も認められるべき。リベラリズムは一夫多妻婚も近親婚も否定できない。しかしリベラル派は同性婚は認められるべきだが、一夫多妻婚や近親婚は認めな

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    《紹介と感想》
    リベラリズム――他者に迷惑をかけない範囲で個人は自由であり、社会はその自由を制限してはならないという原理――の限界を哲学的に論じた本。リベラリズムは理想論的で社会に余裕がなくなると成立し得ない考え方であるということ。雑に言えば「リベラリズムを徹底すると社会がめちゃくちゃになり得る」と

    0
    2023年03月01日

    Posted by ブクログ

    最近、個人の自由を重んじる、リベラル派の人たちへの批判が高まっている。それはなぜか?彼らがよって立つ思想「リベラリズム」を考察し、その“限界”を解き明かした書籍。

    「リベラリズム(自由主義)」とは、「できる限り個々人の自由を尊重すべきだ」とする考え方のことである。

    リベラル派の人たちは、同性婚を

    0
    2021年07月04日

    Posted by ブクログ

    第1章 私達はリベラリズムをどこまで徹底できるのか
    リベラルがやりがちなダブルスタンダード

    第2章 リベラリズムはなぜ「弱者救済」でつまづいてしまうのか
    リベラルは給付を厚くするよう主張するが、その原資(増税)については触れない

    0
    2020年12月28日

    Posted by ブクログ

    リベラル的な人々が嫌われる現象をロジカルに分析した本。
    欧米でリベラルが退潮な理由の一端をよく表している。
    リベラル=理想、保守=現実という風に見ると、リベラルは理想を通り越して「お花畑」「夢想」の域まで行っちゃってる事例が多いと考えます。

    本の中で書かれてませんが、日本の場合は民主主義を破壊する

    0
    2020年02月06日

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