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「人間のつくる社会は、千年という単位の、巨きな曲り角にさしかかっている」──転換の時代にあって、社会学という学問は、いかに〈未来〉を構想しうるか。現代社会の絶望と希望を見すえ、その可能性をひらいてゆくための、探求の〈魂〉とは何か。分野の第一人者から初学者への講義として語られる、必読の一冊。
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Posted by ブクログ
社会学の研究者が、社会学とは何かを基本的には平易に語ったもの。 何度か読んだが、なんとなく繰り返し読み返したくなる魅力がある。 筆者が、インドに行った時の話などは、神秘的な話。 他方で、初読の場合、「補 公共圏とルール圏」の〈関係のユートピア・間・関係のルール〉の定式化や「交響するコミューン・の・自由な連合」という筆者独特の言い回しは何となくイメージをしにくい気がするが、本文や図などを合わせて読めば理解はできるように思われる。 基本的には、社会学の基本を押さえるために良い本だと思う。
大学で40年間教鞭をとった筆者の「教養としての社会学」としての講義の内容の圧縮(「あとがき」より) 語りかける文体。ですます調の章とだ・である調の章と両方ある。 全体的に「文学的」な印象を受けた。 論理で何かを主張・提案するというよりは、読者が自ら考えてみるための材料として語り聞かせてくれている印象。
本書は社会学の総論といった形で展開されている。専門的な内容に入る前の著者の実体験による雑談の章があるが、これが非常に面白く、ページをめくる手が止まらなくなってしまった。 随所に多くの引用、そして時々挟まるコラムも背景理解に大変役立った。補講の章も加筆されているが、小難しい部分もあるので、そこは改めて戻ってきた際に味わえれば良いのではないかと思う。 本格的に社会学に触れる予定のある方や、社会学という学問がどのようなものであるのか気になる方におすすめしたい。
社会学は越境する学問。 俯瞰した視点で事象の法則性を見つけ繋ぐ 関係の絶対性 個人を見ずに客観的な関係性で敵対する それに抗う思想としての「自立」 自立をどう獲得するか 人間性への回帰 現代を生命からはじまる5層構造の連続の中で捉えること
再読… ひとりの人間にとって大切な問題は、必ず他の多くの人間にとって、大切な問題とつながっています。「生きた」問題、アクチュアルな問題を追求して行けば、必ずその生きた問題、アクチュアルな問題に共感してくれる先生たち、友人たち、若い学生たちに恵まれ、こそに〈自由な共同体〉の、輪が広がります。 なんとも、心に響きます。
これを読んで、「社会学」というものに興味を持った。人間が“よりよく生きる”ための社会のあり方を著者が提供する一冊。
思ったより面白かった。私の考えてることや浸っている雰囲気が古いせいもあるが、真に脱臭され、信奉する虚構さえもなくなってしまった今、主体の再生産の不可能を、ポリフォニーという綺麗事ですべて解決しようとするのではなく、それにあたって生じる困難を論ずるべきなのかも。それできる人いない説あるが。
社会学とは何かを序章で簡潔に説いて、実証と思弁を行き来しながら、現代社会、自由とそのためのルールへと進めていく。
近代以降の社会学についてリサーチするために読みました。歴史•文化的な考察も含まれていて納得度が高いものでした。
「なにか深いことを言っているようで言ってないようで、実際は言っているな」というのが率直な感想。 社会学という横断的な学問の特性を考えるとかなり具体化して書かれているように感じた。 著者の前著を読んでいると、より理解が深まる。 世界で起こっていることで、自分に関係ない事なんてないのだと気付かされた。
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