まなざしの地獄 尽きなく生きることの社会学

まなざしの地獄 尽きなく生きることの社会学

1,320円 (税込)

6pt

日本中を震撼させた連続射殺事件を手がかりに、60~70年代の日本社会の階級構造と、それを支える個人の生の実存的意味を浮き彫りにした名論考。現代社会論必携の書。解説・大澤真幸

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まなざしの地獄 尽きなく生きることの社会学 のユーザーレビュー

4.3
Rated 4.3 stars out of 5
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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    社会学の面白さを教えてくれた本。 授業の教科書として購読したが、初めは堅苦しい本に感じてあまり面白いと思わなかった。しかし、無駄のない簡潔な短い文章でありながら、そこらじゅうに考えさせられる言葉が敷き詰められている。 尽きなく生きるとは何なのか。 何ヶ月後、何年後と何回も繰り返し読んで、自分が今感じ

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    2022年03月14日

    Posted by ブクログ

    誰もが犯罪者になりうることを示している。
    個人責任論を見つめ直すきっかけになる作品。
    文学チックで素敵。

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    2020年08月10日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ本の中で1番衝撃的だった。他人に対してひどいことをしていなくても、我々の気づかぬうちに人を傷つけていく。そしてそれが他人の人生を変えてしまう可能性が十分にあるということ。今まで知らなかった自分が恥ずかしい。今後どのように人と接していけばいいのか考えさせられる内容だった。

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    2013年05月02日

    Posted by ブクログ

    言葉が手に取るように分かるとき、意味は胸に浸み込む。本書を読むと、ビジネス本の堅い言い回しが空疎に感じられてならない。本書は1968年周辺の世相を題材に取り、田舎から「金の卵」として大量に都市へと送り込まれた若者たちの孤独を鋭く抉り、『無知の涙』で知られる連続ピストル射殺事件の犯人の実像に迫る。19

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    2013年03月18日

    Posted by ブクログ

    「永山基準」で有名な、1968年に起きた連続射殺事件の本人・永山則夫が立脚していた意味世界を、見田宗介が鮮やかに描いた論考。

    集団就職の時代、郷土から上京してきた青年は転職を繰り返した挙げく逸脱行為に走る。しばしば背景は、「都市が不可避的に課す孤独でや労働の問題である」と語られる。親密圏の形成や、

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    2010年12月23日

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