起源作品一覧
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5.0推薦の声、続々! ノーベル物理学賞受賞・小林誠 氏 「物理学者の飽くなき探究が解き明かす宇宙のなりたち」 東京大学Kavli IPMU初代機構長・村山斉氏 「鏡にうつらないドラキュラ、爪先で立つバレリーナ、足りない金(きん)と不安定な宇宙。私たちの起源を探る旅のスリリングな解説!」 138億年前、点にも満たない極小のエネルギーの塊からこの宇宙は誕生した。 そこから物質、地球、生命が生まれ、私たちが今ここに存在するまでには、数々の偶然が重なった。 誰も見たことがない「この世界の起源」を、人類はどのように解明してきたのか? そして、反物質、ダークマター、マルチバース……残された謎は、どこまで明らかになったのか? 宇宙の謎に挑む研究者たちが総力を挙げて、基礎から最先端までを丁寧に解説する。 基礎から最先端の宇宙論まで、これ一冊でよくわかる! ・世界はたった3種類の粒でできている ・何もない真空で起こっていること ・インフレーションを証明する実験とは? ・「強い力」が強いわけ ・素粒子の標準理論の「標準」とは? ・ダークマターは存在する ・身の回りには反物質が存在しないことの不思議 ・「偽の真空」と「真の真空」 ・宇宙の進化の起源 ・マルチバースと人間原理 ……ほか ■目次 第1章 宇宙は何でできているのか 第2章 素粒子の標準理論のはじまり 第3章 元素の起源 第4章 質量の起源 第5章 力の起源 第6章 非対称性宇宙の起源 ――物質・反物質 第7章 宇宙膨張の起源 ――ビッグバンとインフレーション 第8章 宇宙の大規模構造の起源 ――ダークマター・ダークエネルギー 第9章 宇宙の進化の起源 第10章 宇宙は安定か?
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3.0ヨーロッパ中心の科学史を覆す! 科学革命は大陸を越えた文化交流と、古今東西の知られざる科学者のたゆまぬ努力によってもたらされた。 現代世界の見方を変える、かつてない視点で描く近代科学の発達史。 コペルニクスやガリレイ、ニュートン、ダーウィン、アインシュタインといった科学者の名前は、誰もが知っている。 そして、近代科学は16世紀から18世紀までにヨーロッパで誕生し、19世紀の進化論や20世紀の宇宙物理学も、ヨーロッパだけで築かれたとされている。 しかし、科学技術史が専門のウォーリック大学准教授、ジェイムズ・ポスケットによれば、このストーリーは「でっち上げ」であり、近代科学の発展にはアメリカやアジア、アフリカなど、世界中の人々が著しい貢献を果たしたという。 科学の未来は、グローバリゼーションとナショナリズムという2つの力の中間の道を見つけられるかどうかに懸かっている。 政治やイデオロギーによって書き換えられてしまった科学の歴史を明らかにし、科学発展のグローバルな過去をつまびらかにすることで、科学の未来について考えさせる書。 「国際的なつながりが、時代を超えて科学の進歩を刺激してきたことを説明する」 ――アリス・ロバーツ(『人類20万年 遙かなる旅路』著者) 「近代科学がヨーロッパだけで発達したものではないことを、説得力をもって示してみせる」 ――ジム・アル=カリーリ(『量子力学で生命の謎を解く』共著者) 「標準的な科学史ではその偉業が語られることのない科学者たちの物語を楽しく読める」 ――イアン・スチュアート(『もっとも美しい対称性』著者)
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4.01977年――山奥にあり外部との接触を極力避けた閉鎖的な寒村、「夜鳴村」。そこで生活する本多一成は、従姉妹の本多奈津子に想いを寄せていた。ある日、少年たちの前に「王様」を名乗る差出人から届けられた一通の手紙。そこに書かれた命令に従わなければ、罰が下される。信じがたい内容の「王様ゲーム」は、次第に犠牲者を増やし、村を混乱と恐怖が覆い尽くす!! 無慈悲で不可避な大人気サバイバルホラーの原点にして最新作のコミカライズ、第1巻!!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 PCやスマートフォンがこれだけ普及した今だからこそ、母国語である「日本語」を構成する漢字について、もう一度学び直してみるのはいかがでしょうか。漢字は、そのものあるいは一部分でも意味を持っているため、はじめて目にした字でもおおよその意味をつかむことができる特徴があります。また、字の形から連想することで「読み」や「意味」を言い当てることもできます。本書は、そのような独特の文字である漢字の成り立ちを、簡潔な文章とほのぼのとしたイラスト図解で解き明かしていく「図鑑感覚」の一冊です。教育漢字1,006字に日常生活のなかでよく目にする漢字を加えた1,223字の漢字の成り立ちを、「人の体」「動物」「鳥」「植物」「天体と大地」「気持ち」「家族」「仕事」「経済」など様々なジャンルやテーマごとに分類して解説するほか、漢字の歴史や古代文字、部首についてのコラムも充実した内容で、漢字がより一層興味深くなること間違いありません。教育漢字は配当学年も記してあり、学習にも役立つ内容になっています。
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3.7宇宙に「命の星」はいくつあるか? 宇宙物理学者が、この宇宙における「生命の発生確率」を真剣に考えると――。 これまでも生命の発生については、「ミラーの実験」や「ドレイクの式」など、さまざまにそのアプローチが提唱されてきました。 それではビッグバン理論、インフレーション理論などの最先端の宇宙論・物理学をもとに、RNAの合成、生命活動のはじまり、それらの発生頻度をあてはめたとき、我々の知る138億年の宇宙には、地球以外にも生命は存在するのでしょうか? 2023年4月17日、木星氷衛星探査計画 ガニメデ周回衛星「JUICE」が打ち上げられました。 日進月歩で進展していく宇宙探査・理論をもとに考える「生命」とはなにか? 本作のもとになるものは、2021年、2023年に同著者より発表され、世界的にも大きな話題となった論文です。 なぜ、われわれは存在するのか? われわれは孤独なのか?――その究極の問いに迫る!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「えっ? 最初の人類はアウストラロピテクス」じゃないの?」。あなたの教養は30年前の常識かも! ノーベル賞受賞で注目の集まる進化人類学。急速に発展するこの分野の最新成果をコンパクトな一冊に。11万部突破、新書大賞2位(2023年)の篠田謙一著『人類の起源』(中公新書)の要点を直感的に理解できるようにビジュアル化。30万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスは、どのように全世界に広がったのか? 日本人のルーツとは? 巻末には落合陽一氏と監修者のスペシャル対談を収載。 1章 サルからヒトへの長い道のり 2章 ホモ・サピエンスの誕生と世界展開 3章 独自の発達を遂げた!? さまざまな「地域集団」の成立 4章 日本人とは何者なのか? 5章 人類の未来 Special 対談 人類の未来、人類学の未来(落合陽一〔メディアアーティスト〕+篠田謙一〔国立科学博物館館長〕)
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4.3「私の持つすべての力をこの作品に投入した」 原稿用紙約1000枚、著者が全精力を注いだ、過去と現在を大規模に往還する大型論考がついに文庫化!! 宗教改革の知識を欠いて、近代を理解することは出来ない。 なぜなら、宗教改革は近代、民族、国家、ナショナリズムの起源となったからだ。 「この作品は私の著述群の中で特別の意味を持つ。 表題は『宗教改革の物語』で、扱っているのは中世末期のボヘミア(チェコ)の宗教改革者ヤン・フス(1370頃~1415年)である。 ただし、深層においては、私の過去と未来と現在が、すべて盛り込まれた作品だ。 佐藤優という作家が何を考え、何をしようとしているかに関心を持つ読者に是非読んでもらいたい」 時代状況が大きく変化する時こそ、長く頒布されてきた概念・事象がどう生成し、影響力を持つに至ったのかを分析することが、 個人・中間団体・国家それぞれの段階において、事態を打開する糸口を発見することに繋がる。 フスの「教会論」は、長く頒布されてきたものへの問題提起であり、その後、長く頒布されることとなるものとして、近代と現代の連関を見るには最適だ。 私たちは、“愛のリアリティー”を希求し、希求されている存在である。 『宗教改革の物語』が時代の危機を超えるための、読者にとって人生の実用書たる作品になることを願う。
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-「心」は何に反応して揺れ動くのか?そして我々をどこへ導くのか。 新型コロナ台風の渦中、澄んだ青空を見つける奇跡のサイエンス・フィロソフィー! 生物は機械のように設計されたものではなく、それぞれの環境の中で個性を宿していく。人間の本質を理解して人間らしく生きるには、一人一人の人生を感じ、考えていかなければならない。ーー「はじめに」より 目次 第一章 ダーウィンへの挑戦状 第二章 ハンチントン病の痛みに心を寄せる 第三章 隔離した近代科学 第四章 BeingとBecoming 第五章 人間の本質 第六章 機械仕掛けの生き方を変える 終章 生命の軌跡
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-初めてのアジア通史! 王国から共和国まで、権威主義体制から自由民主主義体制まで、多様なアジアの近現代史を統一的に描くことは果たして可能なのだろうか? 本書は、「脱植民化」、とりわけ第二次世界大戦前後の1940年代から50年代に注目して、この問いに鮮やかに答えている。 というのも、この時期にできあがった権力関係の布置が現在の政治体制に重要な影響を及ぼす「起源」となっているからである。本書がとくに心血を注いだのは、脱植民地化を果たしたアジア諸国でなぜ一部の国は民主化し、他は種々の独裁体制となったのか、ということである。 鍵となるのは、植民地期末期の「制度と運動」である。まず、制度としては自治制度と王室の2つを、また運動としては武装闘争をともなう急進的なものと非武装の穏健なものの2つを、独立前後の政治変動に影響する重要な要因と位置づける。 そして、これらの制度の存否と運動の強弱の組み合わせから、4種のリーダー集団を導き出し、独立後の体制類型を解明するのだ。 これまで多様に見えたアジアの近現代史は、この方法により初めて統一的な視野に収められる。比較政治学の記念碑的著作!
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4.5「発達障害に関心のある人には、ぜひ手に取って頂きたい一冊」――岩波明氏(昭和大学附属烏山病院院長、『発達障害』著者)推薦!/ロンドンブックフェア(2018年)で話題沸騰! 自閉症スペクトラムの概念を拡大したアスペルガー医師の裏の顔を、史料の掘り起こしで白日の下に! 待望の邦訳。
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3.8身の回りにある数百万種の物質を統一的に理解する物性物理の最前線。21世紀の科学技術の行方を展望する。量子論、相対論の融合から始まった物性物理学によって、身の回りに存在するあらゆる物質の本質が明らかにされてきた。半導体、液晶、超伝導などの新物質を創り出し、ナノテクノロジー、極限の世界を切り開く物性物理学の最前線に迫る。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あの有名武将があなたの祖先!? 日本全国の家紋約1400種類を解説! 源平・南北朝・戦国、江戸…家紋の歴史と成り立ちを知る一冊 平安末期に、貴族の衣服や持ち物につけられるようになった家紋。源平の争乱では戦の旗印として使われるようになり、やがて家柄を示すシンボルマークに発展していく。本書では公家や武家の名門家を含めた1400種の家紋を網羅。歴史を動かしたあの有名武将の家紋にまつわるエピソードや、「花」「植物」「動物」などモチーフ別に家紋一覧を掲載。日本の文化遺産である家紋の奥深い世界を知れば、あなたのルーツが見えてくる。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古今東西の名字 約2000種類を網羅! 最新!都道府県別名字ランキング掲載 難読、珍名、職業、出身地…… あの名字の由来と意味を知る 庶民が名字を持つようになったのは明治初期だと一般に認知されている。しかし、実際にはその歴史は『万葉集』の時代、8世紀頃まで遡ることができる。名字の歴史を知ることは、脈々と受け継がれてきたあなたの歴史、そして日本の歴史に触れることでもある。本書では約2000種類の名字を網羅。先祖がどこに住んでいたか? どんな職業に就いていたのか? など、全国のあらゆる名字を、歴史、分布などさまざまな角度から知る一冊。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 断崖絶壁寺院、共産主義の理想都市、閉鎖された地下水生態系など、普通とはちょっと違う場所を世界中から45カ所集め、「地図」「写真・イラスト」「テキスト」でそれぞれの場所の成り立ちや発見などの意外な起源を伝える。それぞれの場所について、「地図」は地球上のどの辺りにあるかを示す大ざっぱなものと、現地の詳細なものの2種類を記載。「写真・イラスト」では現在の姿をビジュアルで見る。「テキスト」はその場所をめぐる歴史の物語をわかりやすく解説する。
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4.0亡くなる直前、進化論的な考え方に関心を示したサックス先生は、脳神経系や意識の起源につながる事柄と患者の症例、そして自らの病状をも素材にして思索を深めていた。脳科学の最新成果も貪欲にとりいれた、サックス最後の医学エッセイ集。(解説・養老孟司)
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3.5「イスラエル」は、どんな国でしょうか? 中東でよく戦争をしている、小国だが強大な軍事力をもっている、と思う人もいるでしょう。一方、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』(1993年)を思い出しながら、長らく迫害されてきたユダヤ人がナチスによるホロコーストの末、ついに作り上げた国と考える人もいるかもしれません。 迫害されてきたかわいそうなユダヤ人が念願かなって作った国、しかしアラブ人(パレスチナ人)を迫害している攻撃的な国――このような対極的なイメージは、いかにして生まれてきたのか。本書は、この謎に迫ります。 ホロコーストがイスラエル建国の大きな後押しになったことは間違いないとしても、そのことはイスラエルの軍事的な志向性を説明しません。さらに歴史を遡ると、19世紀後半からユダヤ人が変化していったこと、それが「国家」による自衛を求める動きにつながっていったことが明らかになります。そこで重要な役割を演じたのが、ロシア人でした。 その具体的な動きを追っていくために、本書はまずロシアのリベラリストに注目します。民族の自由を訴え、それゆえユダヤ人の同化にも反対したマクシム・ヴィナヴェル(1863-1926年)の活動を追っていくとき、パレスチナにユダヤ人国家を作ることを目指すシオニズムに共鳴したユダヤ人の中にも同じ主張をもつ者がいたことが分かります。その典型は、ダニエル・パスマニク(1869-1930年)に見られるものです。 ところが、1880年代にロシアで「ポグロム」と呼ばれるユダヤ人への迫害が始まると、ユダヤ人的側面とロシア人的側面を共存させていたロシアのユダヤ人たちは、徐々にユダヤ的側面に特化していきます。そのときユダヤ人たちがもったのが、ロシアの近代化に寄与してきたユダヤ人は「西洋的」だが、ロシアはそれに対立する「東洋的」な性格を持ち続けている、という認識でした。「東洋的」なロシアによって「西洋的」なユダヤ人が苦境に陥ったとき、「西洋的」な国家はユダヤ人を助けない──その経験は、やがてイスラエルが建国され、アラブ人の暴動が起きたとき、同じ構図をユダヤ人の中に想起させるのです。 『ロシア・シオニズムの想像力』で高い評価を受けた気鋭の研究者が巨大な問いに挑む渾身の論考。現代世界を読み解く手がかりが、ここにあります。 [本書の内容] 序 章 二種類のユダヤ人 第一章 内なる国際関係 第二章 ユダヤ人とロシア帝国 第三章 「ロシア・ユダヤ人」の興亡 第四章 ファシズムを支持したユダヤ人 第五章 民族間関係の記憶 第六章 相補関係のユダヤ化 終 章 多面的な個が民族にまとまるとき
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-人類の誕生と進化の歴史、日本列島に渡来したホモ・サピエンスの活動などをわかりやすく解説する。 ヒトはどこから来たのか――。 これまでの科学的学説を紹介し、現在定説化しているものを基本にしながら、人類学、遺伝学(分子人類学)の流れを整理。人類の誕生と進化の歴史、日本列島に渡来したホモ・サピエンスの活動などをわかりやすく解説する。 【目次】 第一部 人類の起源 第一章 霊長類の誕生とダーウィンの挑戦 第二章 人類の進化 第三章 出アフリカから世界への拡散 第四章 古代農業革命と歴史時代への移行 第五章 今後の人類の課題 第二部 日本人の起源 第一章 日本の後期旧石器時代 第二章 縄文時代の一万二〇〇〇年 第三章 弥生時代の水田稲作と金属器など 第四章 古墳時代から飛鳥時代へ 第五章 日本の歴史時代を縦断する 第六章 日本語の起源について 第七章 日本人起源論の系譜 第八章 今後の課題 【著者】 加藤長 1944年 山梨県生まれ。1969年 東京大学文学部卒業。ジャーナリスト。 ベトナム戦争中の1969年~72年 ハノイ・ベトナムの声放送局で日本語放送。 以後、新聞、雑誌などで取材と編集の仕事にあたる。海外滞在が約10年。その後、協同組合運動、高齢者運動、東京大空襲戦災資料センター建設、民医連運動などに携わる。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 金属はなぜキラキラしている? 3Dメガネのしくみは? 色と色彩に関することがらを物理と化学の視点からひもとく面白くてためになる一冊。東大での講義をもとに、物理と化学の専門家が書き下ろした。 著者 小島憲道:東京大学名誉教授。元東京大学教養学部学部長、副学長。専門は物性化学、錯体化学、無機化学。 末元徹:東京大学名誉教授。専門は物性光科学、超高速分光。 第1章 光とはなにか?なぜ色が見えるのか? 第2章 絵具と染料 第3章 光と照明のふしぎな関係 第4章 空は青いのに,夕焼けはなぜ赤い?-光の回折と散乱 第5章 なぜオーロラは極地にしか現れないのか?-原子の色 第6章 ポリアセチレンはなぜ銀白色なのか?-有機物の色の起源 第7章 ルビーとエメラルドの色は同じしくみ?-遷移金属由来の色 第8章 電気を通す物質は,なぜ金属光沢があるのか? 第9章 ダイヤモンドの色の謎-狭い空間に閉じ込められた電子の色 第10章 色が変化する便利な物質 第11章 発光する物質 第12章 さまざまなレーザーとその応用 第13章 色を変換する ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.1収容者数100万人といわれ、米国務省がいま世界的な人権問題として警鐘を鳴らすウイグル人の強制収容。中国はなぜ彼らを恐れるのか? 中国共産党に忠実で、清く正しい人々。ゴミ一つ落ちておらず、スリもいない完璧な町。だが、この地のウイグル人たちをよく観察してみると、何かがおかしい。若い男性は相対的に少なく、老人たちに笑顔が見られない。観光客に接する女性たちの表情は妙に硬い。いまSF小説の世界にも似た暗黒社会が、日本と海を隔てた隣国の果てにあることを誰が想像しただろうか。さらに共産党による弾圧の魔手は、いまや在日ウイグル人にまで及んでいるという。現地ルポとウイグル人へのインタビューから浮かび上がる「21世紀最悪の監獄社会」の異様な全貌。「一帯一路」という大国の欲望に翻弄された弱小民族の悲哀が浮かび上がる。 ●序章 カシュガル探訪――21世紀で最も残酷な監獄社会 ●第一章 「再教育施設」の悪夢――犯罪者にされる人々 ●第二章 民族迫害の起源 ●第三章 世界の大変局時代における鍵――米中そして日本
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4.3長期停滞を解明する、新たな経済学へ 経済学において「異端派」とされるMMT(現代貨幣理論)が、現実を説明する新たな理論として幅広く受け入れられつつある。「財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である」というMMTの主張をめぐって、もはや「極論」や「暴論」と片付けられる段階ではない。 経済学におけるパラダイム・シフトをしっかりと見定める時期が来ているといえよう。 とりわけ、「失われた30年」とも言われる長期停滞にあえぐ日本経済を分析する「武器」として、MMTはなくてはならない道具立てである。 本書は、ランダル・レイ『MMT現代貨幣理論入門』(東洋経済新報社)を監訳し、『MMTとは何か』(角川新書)を執筆して、この新たな経済学を日本に紹介した第一人者による人気講義を書籍化したものである。 MMTが多く人を惹きつけたのは、貨幣の起源をめぐる根源的問いと時事的な現代経済論を結び付ける、その理論の全体性にある。 制度化が進み、学説や理論がますます断片化していく状況下、歴史も視野に入れてトータルに現実を説明するMMTは、経済学というディシプリンを超えて、人文・社会科学に幅広く訴える。
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3.9究極の謎を解き明かし、未来への指針を示す! 30万年近く前にホモ・サピエンスが誕生して以来、人類史の大半で人間の生活水準は生きていくのがぎりぎりだった。それが19世紀以降に突如、平均寿命は2倍以上に延び、1人当たりの所得は地球全体で14倍に急上昇したのはなぜか?この劇的な経済成長の鍵は“人的資本の形成”だったことを前半で説く。それを踏まえて後半では、なぜ経済的な繁栄は世界の一部にとどまり、今なお国家間に深刻な経済格差があるのかを検討する。 制度的・文化的・地理的要因に加え、“社会の多様性”が根源的な要因だったと論じる。人類史を動かす根本要因に着目した“統一理論”にもとづいて、究極の謎を解き明かした世界的話題作! 人類史の二つの謎 第1部 何が「成長」をもたらしたのか 最初の一歩/停滞の時代/水面下の嵐/蒸気エンジン全開!/停滞から成長へ/約束の地 第1部のまとめ――成長の謎を解く 第2部 なぜ「格差」が生じたのか 光と影/制度の痕跡/文化的な要因/地理が落とす影/農業革命の遺産/出アフリカ 第2部のまとめ――格差の謎を解く
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3.6南極で発見されたのは、超高性能素材を身にまとった、4万年前の男の遺体――。 南極で気候調査をしていたNASAのチームが、氷の中から男の遺体を発見した。見かけこそ現代人と変わりなかったが、防寒服らしき衣類には誰も見たことのない複雑な繊維が使われていた。埋もれていた地層から推測すると、男が死んだのは4万年前。この事実をNASAに報告すると、なぜかアメリカ陸軍が遺体の回収に現れる。調査チーム全員も帰国を命じられるが、その途上でヘリが爆発。リーダーのリンを除く全員が謀殺される――。彼らを亡き者にしてまで謎の勢力が守ろうとする秘密とは何か? 謎の組織の正体とは?
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3.0韓国の歴史認識がいかにナショナリズムに傾いたかを1990年代以降の状況を追いながら、嫌韓でもなく反日でもなく一方的な親日でもない立場で冷静に論理的に分析する名著。
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-“次元流合気”の開眼―。 人間の本質との繋がりを操る! 地球上で唯一、人間だけが二足直立できるのは、3次元を超える高次元にその本質があるからだった。 相手を高次元から遮断すれば簡単に転がせ、相手と高次元で融合すれば対立関係がなくなる! 自らの「奥の手」で、相手の「奥の身」に作用させる! 相手が木偶の坊のように倒れる、実演写真も多数! 世界的に有名な理論物理学者が、武術の神秘「合気」を遂に解明! CONTENTS ●合気遍歴――前書きに代えて ●第1部 次元流合気【開眼編】 1.空間の物理学 2.佐川道場先輩の教え 3.女性超能力者の教え 4.ピラミッド次元転移 5.次元転移の威力 6.超能力者の教え 7.ヤオイズムの教え 8.二足直立の不思議 9.高速運転中の奇跡 10.高次元遮断という逆理 11.次元流合気開眼 ●第2部 次元流合気【実践編】 1.奥の手 2.空間圧力 3.手刀斬り合気 4.視線斬り合気 5.抜き手合気 6.目打ち合気 7.指差し合気 8.祓い合気 9.突き抜き合気 10.次元融合と愛魂 11.ハトホルの秘儀と愛 ●合気から愛魂へ――後書きに代えて
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-日本の霊山は、「神が住むとされる神聖な場所」であり、「日本人の心のふるさと」である。古来、日本人は登山によって聖地や霊場を巡ることで、さまざまな願いが成就されると信じてきた。本書は、その中からレジャー登山で現代人にもなじみ深い山々を取り上げ、知られざる霊山としての特徴、信仰の歴史からご利益までを紹介した霊山ガイドの決定版。富士山:山頂に美しい天女舞う秀麗な日本の最高峰/三輪山:三輪山伝説で知られる神が降臨する大和の霊山/高尾山:行基開山の東国鎮守今も修験道を継承する霊山/木曽御嶽山:「王の嶽」の風格を誇り、日本一信仰登拝が盛ん/伊吹山:日本武尊伝説が息づく滋賀県最高峰の霊山/戸隠山:信玄の崇敬を受けた信濃の一大修験道場/筑波山:『万葉集』に読まれている歴史の古い東国の名峰 等々 健康運、家庭円満、仕事運に縁結び……意外に知られていない、霊験やご利益を知れば、いつもの登山で運気アップ!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 1930年代の経済統制期から近年の崩壊までの北朝鮮経済を、国内外を通じて初めて一貫した論理で説明する。 1945年8月8日に対日参戦したソ連軍は、その直後に朝鮮半島に進攻し、同月20日すぎには北朝鮮(38度線以北)のほぼ全域を支配下においた。これが北朝鮮における共産主義(金日成)政権の始まりであった。本書の課題は、この政権下の北朝鮮経済を実証的および理論的に解明することである。 【目次より】 凡例 北朝鮮概観図 はしがき 図表目次 序章 戦時期朝鮮の経済統制 1 農業統制 2 工業統制 3 むすび 前編 生成期の北朝鮮経済 第1章 農業制度の変革 1 土地改革の準備 2 土地改革の実施 3 国家統制 4 総括 第2章 穀物の徴収と生産・消費 1 穀物徴収 2 穀物生産 3 農民の穀物消費 4 むすび 第3章 工業 1 基本政策 2 国営沙里院紡織工場 3 生産の検証と考察 4 まとめ 第4章 労働者 1 公表文献にみる労働者 2 捕獲文書にみる労働者 3 職場離脱の要因 生活・労働条件 4 労働需給と労働者の性格 むすびに代えて 補論1 8・15前後の北朝鮮産業施設の破壊と物資搬出 補論2 1947年貨幣改革 後編 金日成体制下の北朝鮮経済 はじめに 第5章 農業の実態 1 協同農場 2 機械化,化学化 3 むすび 第6章 経済の構造と特質 1 構造 農業と工業 2 特質 3 総括 第7章 金日成体制の理論分析 1 独裁モデル 2 金日成体制 3 理論化 4 結論 補論3 援助と貿易 補論4 1990年代の食糧危機 補論5 農業崩壊のモデル分析 終章 結論 付表 あとがき 参考文献 重要事項略年表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 木村 光彦 1951年生まれ。北海道大学経済学部卒業、大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。青山学院大学国際政治経済学部国際経済学科教授。専門は、東アジア経済論。 著書に、『日本統治下の朝鮮』『北朝鮮の経済』『戦後日朝関係の研究』(共著)『北朝鮮の軍事工業化』(共著)などがある。
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4.0筆者はこれまで,サカナから鳥類,哺乳類まで多様な動物を使って数々の動物実験を行ってきた。それらの実験で得られたデータをもとに,人間の作り出した芸術作品を動物がどのように認知し,どのような場合に好むのかを解説する。また,動物実験のみならず,実証的美学研究の歴史と現在の研究動向,脳画像を駆使して美を捉える神経美学についても取り上げ,さまざまな側面から美の起源を探る。 この本は悪く言えば「興味本位」,よくいえば「真理探究型」の研究を扱っている。「役に立つ」研究ばかりでなく真理探究型の研究の重要性,面白さを生き生きと伝えながら,美の起源として進化を考える立場の最前線をわかりやすく紹介する。
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-ついに開いた!世界史のびっくり箱 大国主=神武天皇=イエス・キリストの衝撃! 次々と特定される驚天動地の解き明かし ◎ 3500年前にモーセが日本に来た ◎ 古代日本の基礎を作ったのはモーセだった ◎ その後イザヤが契約の箱を剣山に運んだ ◎ ウガヤ王朝は紀元前660年から始まった ◎ 神武天皇はイエス・キリスト ◎ 神武天皇即位の紀元前672年は西暦57年のこと ◎ イエスの血を引く卑弥呼は世界のスメラミコトだった ◎ 卑弥呼の役割はモーセとイエスの墓守り ◎ 物部氏はレビ族の末裔だった ◎ 蘇我馬子の名はキリストの暗示 ◎ 天照大神とはアブラハムの父祖御テラのこと ◎ 本書はイスラエルの失われた10部族の完成版ともなる 幾重もの封印を超えて本物の歴史の目がとうとう開かれる 21世紀の黙示録がここに始まる! モーセ以来3500年ぶりにヤハウエから契約を迫られた男 「上森三郎」が明かした驚愕の超真相とは? 空海と卑弥呼が告げた緊急メッセ―ジを解読した 「現代版モーセの物語」がここに始まった! ◎ モーセとイエスは日本で理想の国造りに生涯をかけ、骨を埋めた ◎ 「失われた10部族」は古代日本で国造りをした! ◎ 聖書が明かす「東の海に囲まれた島々」とは日本だった ◎ シュメール文明は日本がルーツだった ◎ エジプトのピラミッド文明も日本が発祥だった ◎ イスラエルの12部族は日本への里帰りだった ◎ 「モーセの契約の箱」は剣山から兵庫県埴岡の里に移された ◎ 兵庫県の朝来市生野町と神崎郡神河町が世界の聖地になる ◎ 失われた契約の箱と聖杯はそこから出土する ◎ カゴメ唄のかごめの中心点は八幡山ピラミッドだった! ◎ 婀月山が卑弥呼の古墳だった ◎ 空海の「ひな型日本の巨大国仕掛け」がとうとう浮かび上がった
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-日本建国の秘密は「世界の秘密」である! 天皇家とはイエス王家のこと! ついに日月神示ともリンク、チーム空海が作った「日月の山」を発見! 渾身の初発『世界文明の「起源は日本」だった!』も『[新装版]世界文明の「起源は日本」だった』として本書と同時発売! 誰にも予測できぬ神業的フィールドワークが「天地のびっくり箱」を次々に開く! 日本人もまだ知らない《この国の世界的聖地》がこのまま消えてしまっていいのか?! 卑弥呼の墓でもある婀月山(ルビ:あづきやま)と七福神様たちの陵墓が「環境にやさしいECOなまち・電気のまち神河町構想(案)」で破壊・消滅の危機!空海さま&七福神からの超緊急 メッセージ! ◎ 私の脳裏に閃いた!いよいよ〈日月神示〉の《一厘の神しくみ》の始まりの時が近づいている! 卑弥呼の墓、イエス・キリストの墓、地下神殿の位置までもが導き出される! ◎ 「〈日月の山〉に登れ!」見えない存在からの指示があった! ◎ 見えない存在に教えられた真の歴史……モーセは日本生まれ! ◎ イエス・キリストは日本の初代大王、日本では神武天皇であり、大国主命であり、稲荷神であり、猿田彦である! ◎ 剣山からモーセの陵墓に繋がる完璧な聖なる霊ラインとは? ◎ 空海は自身の亡骸さえも使って自分のルーツや卑弥呼の墓の場所を教えていたのだ! ◎ 最澄も空海も秘密を知っていた……2人は任務を共同で遂行していた! ◎ 地球と一体になれる場所、宇宙と繋がれる場所、天・地・人が一体になれる聖地とは? ◎ 一大聖地〈日月の山〉は人工的に造られた山だった!? 一体、誰が? それを造ったのは〈チーム空海〉! ◎ 世界文明の起源は日本だった!一万数千年前に日本で始まった文明が世界に広がったのだ! ◎ 空海が見守り続けてくれた世界文明の起源〈日本〉の真の歴史が今解き放たれる! 麻賀多神社と〈日月の山〉の謎が解けた日、それは奇しくも卑弥呼の生まれた日であった……見えない存在から降ろされる指示、もはや偶然とは思えない数々の出会い、私は閃いた図形を一心不乱に描き続けた……なんとそこから日本建国の秘密、つまり世界の秘密が見えてきた! ...etc.
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-独自の研究に基づく画期的新説により、日本文化史の新たな時代が拓かれる。 古代史最大の謎とされる銅鐸、日本精神文化の底流を貫くケガレ観。両者を結びつけるのは岩戸神話、その源としての射日・招日神話であった。列島の歴史に深く浸透する神話を紐解くことで、餅やカラスの民俗、大嘗祭などの謎も明らかに。 独自の研究に基づく画期的新説により、日本文化史の新たな時代が拓かれる。 【目次】 はじめに 序 章 第一章 銅鐸 埋められた太陽 第二章 烏勧請の意味とその目的 第三章 餅はケガレの象徴 第四章 境界と銅鐸 第五章 天岩屋戸神話とケガレ忌避観念の発生 終 章 柳田国男と網野善彦が提起した疑問について 資料編 銅鐸はどこに埋めたか 附 編 あとがき 【著者】 木村 成生 木村 成生(きむら・しげお) 1953年1月生まれ。 民俗研究家。元・古書店店主。『散歩の手帖』編集発行人。 古書店を営むかたわら、長年にわたり歴史・民俗について独自に研究。 2000年より個人誌『散歩の手帖』を発行。野鳥観察の記録・随筆から始まったが、24号より「銅鐸」「烏勧請」などに関する研究成果を発表した。個人誌は30号で休刊となったが、その後も民俗に関する研究を続けている。
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3.7現生人類がネアンデルタール人と交配していたとか、犬と一緒に絶滅させたとか、定説を覆す発見の裏には、隆盛著しいゲノムサイエンスが必ずありました。そこまで断言できるわけを丁寧に解説します。
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3.0言葉はなぜ、生まれたのか?人類史上最も偉大な発明である「言語」。その起源をめぐっては、これまで様々な議論が交わされてきた。言語はいつ、誰が最初に使いはじめたのか? 人は言語を突然変異によって獲得したのか、それとも漸進的な変化によって身につけたのか? そもそも、他の動物のコミュニケーションと人間の言語は何が違うのか――すなわち、言語とは何か?ノーム・チョムスキーが提唱した生成文法への反証であるとされた「ピダハン語」の研究で一躍有名となった、異端の言語学者ダニエル・L・エヴェレットが、言語学のみならず、人類学、考古学、脳科学などの知見をもとに、上記の問いすべてに答えを出す。著者渾身の一冊。
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-「わかちあい」「おもいやり」「いつくしみ」。人類に普遍的に見出されるこころのはたらきはどこで生まれたのか。カナダ・インディアン、北海道のアイヌ、ロシアのコリヤーク、モンゴルの遊牧民、インドのラダック、そしてチベット。人間と動物が本来的に同一だとする初原的同一性の思考にこそ「こころの起源」がある。半世紀にわたる世界中でのフィールドワークから、様々な社会に共通して見られる人間の生態とこころの本質を解明する。
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4.1世界にはなぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか? 『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンド、ノーベル経済学賞の歴代受賞者が絶賛する全米ベストセラー! 上記の問いに答える鍵は、地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもない。問題なのは政治・経済上の「制度」なのだ。 ジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞したMIT教授のダロン・アセモグルと、気鋭のハーバード大学教授ジェイムズ・A・ロビンソンが、15年に及ぶ共同研究の成果をもとに国家の盛衰を決定づけるメカニズムに迫る。本書から明らかとなるのは―― ○メキシコとアメリカの国境で接する2つのノガレス、韓国と北朝鮮、ボツワナとジンバブエ――これほど近いのに発展の度合いに極端な差があるのはなぜなのか? ○現在の中国はこのまま高度成長を続け、欧米や日本を圧倒するのか? ○数十億人の人々を貧困の連鎖から脱出させる有効な方法はあるのか? etc. 古代ローマから、マヤの都市国家、中世ヴェネツィア、名誉革命期のイングランド、幕末・明治期の日本、ソ連、ラテンアメリカとアフリカ諸国まで、広範な事例から見えてくる繁栄と衰退を左右する最重要因子とは? 21世紀の世界を理解する上で必読の新古典、待望の邦訳。
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-10分で読めるミニ書籍です(文章量7,000文字程度=紙の書籍の14ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 書籍紹介 本書は、臨床心理学を心理療法や心理検査と言った現代から学んでいくのではなく、その起源からさかのぼるように学ぶことを目的とした本です。なるべく、精神分析のこの部分が今の技法であるここに影響していると、過去と現在を結ぶように説明していることで、特徴を出すように意識しました。 純粋に臨床心理学を学びたい方は勿論、心理学系の資格の取得を目指している方や、臨床心理士指定大学院に入学することを目指している方も是非一読してほしいと思っています。字数の関係で詳細に説明することは他の著作に譲ってありますが、全体像をイメージするには丁度良い本になっていると思います。 一緒に古典から臨床心理学の扉をあけてみませんか? 著者紹介 林田 一(ハヤシダハジメ) 東京都生まれ。もともとサラリーマンであったが上司や取引先との喧嘩が絶えず三年持たずに一身上の都合で退職する。貯金と失業手当で1年程のニート生活をしていると言いようのない不安に襲われ、心理職への道を志す。大学院時代から縁があって、児童精神科や学校などで働くようになる。卒業し臨床心理士の資格を取得してからは、主に虐待や非行少年少女に対する自立支援など児童福祉分野をメインのフィールドとして活動している。
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4.0いまや日常的に使われ,身近にあふれるコンピュータ。その起源は実に3万5000年前まで遡ることができる。古代からの計算道具が,現在私たちの知るコンピュータに姿を変えるまでには,パスカルやライプニッツといった誰もが知る偉人,チューリングやノイマンなどコンピュータ科学の基礎を築いた先駆者たちの壮大なドラマがあった。現代に続くパソコンの開発競争,最新鋭のコンピュータまで報告しつつ,さらには未来のコンピュータの姿を探る。※本書は「コンピュータ史」(オーム社,1983年)を全面改訂のうえ,改題したものです。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コンピュータ理論の古典に学ぶ! 本シリーズは,「コンピュータ理論の起源」を当時の原典に探る試みとして,現在もコンピュータ理論の古典と呼ばれる,チューリングとフォン・ノイマンの論文を紹介する。 第1巻である本書には,チューリングのコンピュータに関わる重要な論文4編の完訳と,それぞれの論文に対し,内容を的確に理解するための時代背景を含めた詳細な解説が収められている。 コンピュータ理論に興味のある読者はもちろん,コンピュータに携わる読者には必携の書である。
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5.0購入者限定特典の配布は終了いたしました。 ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人気を誇るアーケードゲーム「三国志大戦」の画集に第二弾が登場です。本書はコラボ武将を除くアーケード版第2弾の全イラストに加え、スマートフォン向けアプリ「さんぽけ」版のイラストも余すところなく掲載しています。さらに、第一集でも好評だった、未公開の貴重なラフ画の数々もたっぷりと掲載しているほか、イラストレーターの方々への特別アンケートもお届けします!
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4.5科学が隆盛を極める現代においても、 宗教は衰えるどころかますます影響力を強めている。 ときに国家間の戦争を引き起こすほど 人々の心に深く根差した信仰心は、なぜ生まれたのか? そして、いかにして私たちが今日知る世界宗教へと進化したのか? 「ダンバー数」で世界的に知られ、 人類学のノーベル賞「トマス・ハクスリー記念賞」を受賞した著者が、 人類学、心理学、神経科学など多彩な視点から 「宗教とは何か」という根源的な問いに迫った、 かつてないスケールの大著。待望の邦訳刊行。 ■ ■ ■ 集団内に協力行動を生みだす信仰心も、 集団の外に対しては反社会的行動の原動力となる。 宗教的アイデンティティが国家に利用されるとき、悲劇は起こる。 ――フィナンシャル・タイムズ紙 宗教と人間の生活のあり方は、かくも複雑なのである。 本書は、その両方を進化的ないきさつから説明しようと、 真に大きな考察を展開しようと試みる大作である。 ――長谷川眞理子(進化生物学者、総合研究大学院大学名誉教授/「解説」より) ■ ■ ■
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-身近な生きもの、なじみ深い生きものを取り上げ、それらがどのように進化してきたか、最新研究を踏まえながら紐解いていきます。第1章は「イヌ――もっとも身近な伴侶動物の起源」「ネコ――イエネコ進化史」「ウマ・ロバ――文明に大きな影響を与えた家畜の起源」「スズメ――鳥類最大グループの多様性」といった【身近な動物たちの起源】のお話。第2章【植物とそれに依存する生き物たち】と第3章【大繁栄する昆虫たち】では、植物や菌類、昆虫の進化や起源を紹介します。そして、第4章【進化する進化生物学】では、進化生物学に関する興味深いさまざまな話題を語ります。著者は、日本科学読物賞や日本進化学会賞・木村資生記念学術賞なの受賞歴がある、進化生物学者の長谷川政美先生。近著に『進化38億年の偶然と必然』(国書刊行会)や『ウイルスとは何か』(中公新書)などがあります。生き物の家系図である「系統樹」をはじめ、図や写真をふんだんに掲載。進化にまつわる信頼できる最新情報満載の一冊です。
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-人為的エラーは起きたのか――? 第一線の感染症研究者、ホワイトハウス・各国政府高官、 中国人医師、亡命者、軍・諜報機関の関係者ら 最重要人物に直接取材を敢行。 未曾有のパンデミックの裏側で起きていた出来事を 多角的に徹底検証した、緊迫のドキュメント! 「新型コロナはコウモリ由来で自然変異のウイルスである」。 WHOは2021年の調査でそう結論づけた。 だが実際は多くの事象が「武漢研究所からの流出」の可能性を示唆し、 権威ある研究者の中にもそれを論じる者は少なくない。 ウイルスの本当の起源はどこなのか。流出説はばぜ陰謀論として切り捨てられたのか。 取材を通じて見えてきたのは、「研究所由来」に寄った論文が検閲され、 公正なはずの調査団が骨抜きになり、議論が封じ込められてきた事実。 そして中国共産党の世界戦略、米政権の対立構造が複雑に絡み合った 権力者たちのパワーゲームだった――。 「(科学者たちが)新型コロナウイルスが中国の研究所から流出した可能性を受け入れれば、それはドナルド・トランプの対中姿勢をも受け入れたことになり、大統領選挙で困った事態になりかねない。(中略)それだけでも、流出説をとんでもない理論だとか、陰謀論と呼ぶにはじゅうぶんだった」 ――カリフォルニア大学 物理学教授リチャード・ムラーへのインタビューより(本文抜粋)
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-古代神秘思想カバラの図形に、日本を代表する神社仏閣が 寸分の狂いもなく配置されているわけとは? 巨大地上絵群が証明する重大な秘密とは何か。 旧約聖書=モーセも、新約聖書=イエスも、その始まりは日本! 空海さまの「ひな型日本の巨大国仕掛け」がとうとう解き放たれた。 幾重もの封印を超えて本物の歴史の目がとうとう開かれる!! ※本書は2013年7月に発売された 『巨大地上絵発見でわかった 世界文明の「起源は日本」だった! (超☆わくわく)』(ヒカルランド)の新装版です。 ◎ カバラとはユダヤの神秘思想。神と人間、宇宙との結びつきを表し、偉大な叡智を与えるという ◎ 聖書が明かす「東の国に囲まれた島々」とは日本だった ◎ 「失われた10支族」は古代日本で国造りをした ◎ モーセとキリストは日本で死んだ!? ◎ キリスト=神武天皇なのか!? ◎ エジプトのピラミッド文明も日本が発祥だった ◎ イスラエルの12支族は日本へ里帰りをした ◎ 聖櫃アークが兵庫県朝来市の生野町に埋蔵されている!? ◎ カゴメ唄のかごめの中心点は八幡山ピラミッドだった! ◎ 日本は世界の聖地 ◎ 空海さまが鶴と亀を模した巨大な地上絵を作った!? ◎ 私たち日本人はモーセやキリストの遺伝子を受け継いでいる ◎ 本書はイスラエルの失われた10支族の完成版ともなる ◎ 世界人類を救う秘法のありかを教えてくれる巨大地上絵
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-「ロシアが欲しいのは水である」 資本主義の理論的解明に生涯を捧げたマルクス。彼はこの『資本論』に結実する探究の傍ら、1850年代、資本の文明化作用を阻むアジア的社会の研究から、東洋的専制を発見する。 他方、クリミア戦争下に構想された本書で、マルクスはロシア的専制の起源に東洋的専制を見た。ロシア社会の専制化は、モンゴル来襲と諸公国の従属、いわゆる「タタールの軛」(1237-1462)によってもたらされたと分析したのである。 このため、マルクスの娘、エリノアの手になる本書は歴史の闇に葬られ、とりわけ社会主義圏では一切刊行されなかったという。 とはいえ、東洋的専制という問題意識は、その後、本書の序文を書いたウィットフォーゲルによって深められた。 フランクフルトの社会研究所で頭角を現した彼は、『オリエンタル・デスポティズム』(1957年)に収斂していく研究で、専制の基底に大規模灌漑を要する「水力世界」を見出し、さらに、ソ連・中国の社会主義を東洋的専制の復活を見た。 ウクライナ戦争が長期化する中、ロシアの強権体質への関心が高まっている。本書収録「近代ロシアの根源について」は今こそ読まれるべきだ。
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3.5皇帝と天子 中華と夷狄「大一統」。中国史を貫く"統治と権力"の思想構造。儒教が「国教」となったのはいつか。皇帝と天子は同じものか。曹操はなぜ文学を称揚したか。諸葛亮は何を守ろうとしたのか。「竹林の七賢」は何に抵抗したか。国家の正統性を主張し、統治制度や世界観の裏づけとなる「正統思想」の位置に儒教が上り、その思想内容が変転していく様を、体系性と神秘思想の鄭玄、合理性と現実主義の王粛、光武帝、王もう、曹操や諸葛亮など、多彩な人物を軸にして、「漢」の成立と衰退、三国、魏晉時代の歴史を交えながら描き出す。(講談社選書メチエ)
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-現代に受け継がれる言葉や行事、生活習慣、風習などの風俗の淵源を古事記や万葉集、経典、釈疏、日蓮聖人のご遺文、各宗名僧の著述等も広く扱い解き明かす。今日まで引き継がれてきた生活風俗とは、私たちが幸福に生きるために厳選された先人の英知の結集といえる。 第一章は「月々のこと」、正月から十二月に至る月の意味、行事、生活、習慣について解説。第二章では「年中行事のこと」、節供はじめ様々な行事について。第三章「着ること」、第四章「食べること」、第五章「住むこと」、第六章「立居」では歩行、座り方、お辞儀の礼法について。第七章「暦」、第八章「見ること」、第九章「ハレとケのこと」、第十章「不思議なこと」では、宗教の根源ともいえる超自然について説く。
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3.7キリスト教の正典、「聖書」──その奥にひそむのは、古代オリエントやギリシアのあらゆる神々の姿が織り込まれ、ユダヤ民族悠久の歴史が幾重にも積み重ねられた、多文化的な空間であった。異教のバァール神話の死と復活のドラマ。ギリシア神話のアドニスとアフロディテの出会いと別れの物語。エーゲ海であがめられた治療の神アスクレピオス。治癒神イエス登場の背後には、これら異端の神々の系譜を透かし見ることができる。従来の宗教学的解釈では光をあてられることのなかったこの歴史を、宗教人類学の視線から掘り起こし、のちの聖書の読みを決定づけた古典的名著。
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-物質文明のリーダーたるユダヤ人と 霊性文明のリーダーたるユダヤ人 このどちらもが共通のふるさとの地NIPPONで融合を遂げるとき ――万有和楽の世界への大激動を告げる書! 日本にこれほど精緻な仕組みがほどこされていたとは! まだ誰も見たことのないNIPPONへ―― ◎ ピラミッドのルーツも「日来神宮」! ◎ 新世紀《生命も宗教も元一つ》の仕組みが、ここ大和の地より世界に再び移写拡大を始める! ◎ 新発見の巨大地上絵がGoogleアースから消されている! ◎ オスプレイが東経134度80分狙っている! ? ◎ 『石の宝殿』下にはキリストの『聖杯』が秘匿されている! ? ◎ 地下聖堂は兵庫県生野町の山中120メートル地下にある ◎ 浦島太郎のヘブライ語読み《ウーシラッ・ショーメン・ダラ》は《水を引いて統治権を守護せよ! 》 ◎ かごめ歌の《後ろの正面だあれ=ウーシラッ・ショーメン・ダラ》は浦島太郎の隠喩だった! ◎ 浦島太郎はモーセ、モーセはスサの王=スサノオノミコト! ◎ 邪馬壹国の読みは《シャモイッコク》、シャモはモーセの逆さ読み、闘争心の強い軍鶏のたとえ ◎ イエス・キリスト=神武天皇はモーセの律法を第一とする国・邪馬壹国の創始者! ◎ 銅鐸、銅鏡、剣を測量機器として、ユダヤの神秘思想《カバラと生命の樹》によって国作りが行われていた! ◎ 稲荷とはINRI=イエス・キリストのこと! ◎ イエスは日本の天皇から神道を学び、イスラエルから戻って神武となった ◎ キリストの墓は加古川市志方八幡宮の近く、勾玉の山にある ◎ 日本人のDNAがモーセやキリストに受け継がれていた ◎ 日本発の文明や文化が3000年前あたりから日本に戻ってきた ◎ 「イスラエル10支族」は「東の海に囲まれた島々」に向かった ◎ 大和の国が蘇り、世界の聖地となる ◎ 七福神の福禄寿はモーセ、大黒天がイエス、布袋はトマス、弁財天が卑弥呼 ◎ 八坂のヘブライ語読み《ヤーサカ》は《神よと叫ぶ》の意味 ◎ 八幡は《ヤーハタ》、《秦氏の神ヤハウエ》のこと ◎ ワッショイは《神が来られた》、エッサは《救世主》、エンヤラヤーは《我こそは神を誉め讃えまつらん》 ◎ 出雲大社はモーセとイエスを祀っている! ◎ 君が代はヘブライ語読みでこそ意味をなす! ◎ かごめ歌もとうりゃんせも皆ヘブライ語で読める! ◎ スフィンクスの目は太陽巨石文化時代の発祥地、飛騨高山の位山を見つめている ◎ 古代日本のスメラミコトは二千何百種に及ぶ文字を持っていた ◎ 世界最古の文字は神代文字、世界の文字のルーツはすべて日本! ◎ 契約のアークとイエスの痕跡を消すための壮大なる国仕掛けをしたのは、空海と和気清麻呂! ◎ 契約のアークは「発見された場所で祀れ」との空海様のメッセージ ◎ モーセの律法を第1とする国を馬ノ山周辺に造った ◎ 馬ノ山古墳は古代ユダヤ・出雲王朝の重要な拠点だった ◎ 紀元前300年頃、3000人あまりが出雲に辿り着いた ◎ 比叡山延暦寺と高野山金剛富士の結んだ底辺の頂点に何かがある! ◎ 6500年前、曽畑式水人は北米に渡りインディアンの先祖となった ◎ 南米地下都市の『黄金板の碑文』がイズモ文字で読めた! ◎ 太古、日本の国王が世界を治めていた
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4.0■心は何から、いかにして生じるのだろう。進化は「まったく違う経路で心を少なくとも二度、つくった」。一つはヒトや鳥類を含む脊索動物、もう一つがタコやイカを含む頭足類だ。哲学者であり練達のダイバーでもある著者によれば、「頭足類と出会うことはおそらく私たちにとって、地球外の知的生命体に出会うのに最も近い体験だろう」。人間とはまったく異なる心/内面/知性と呼ぶべきものを、彼らはもっている。本書は頭足類の心と私たちの心の本性を合わせ鏡で覗き込む本である。■海で生まれた単細胞生物から、現生の頭足類への進化を一歩ずつたどれば、そこには神経系の発達や、感覚と行動のループの起源、「主観的経験」の起源があり、それは主体的に感じる能力や意識の出現につながっている。「タコになったらどんな気分か」という問題の中には、心とは何か、それは物理的な身体とどう関係するのかを解き明かす手がかりが詰まっている。■知能の高さゆえの茶目っ気たっぷりの行動や、急速な老化と死の謎など、知れば知るほど頭足類の生態はファンタスティック。おまけに著者が観察している「オクトポリス」(タコが集住する場所)では、タコたちが社会性の片鱗を示しはじめているという。味わい深く、驚きに満ちた一冊。
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4.0末満健一氏による舞台化で話題! 真実と嘘、愛と像、自由と孤独、罪と罰、善と悪、滅亡と繁栄……人間の究極の葛藤を描いた、壮大にして濃密な人間ドラマ。罪を犯さずして、大人になどなれるだろうか――。 1~9地区まで区分けされた階級社会に生きる16歳のダーウィン・ヤングは、最上位の1区に育ち、トップ校に通う。ダーウィンは官僚の父・ニースに連れられ、ジェイの追悼式に毎年参列している。父の親友であったジェイは、30年前に16 歳で死亡。9地区の人間が起こした強盗被害に遭ったとされているが、犯人は不明のまま。唯一、犯人探しに執念を燃やすのはジェイの姪・ルミだ。ダーウィンは恋心を寄せるルミから、ジェイのアルバムから不自然に消えている写真があり、それが事件の鍵を握ると打ち明けられる。ダーウィンはルミと一緒に謎を解く旅に出るが、そこで明かされたのは、ひた隠しにされていた世界の光景と自身のルーツだった…。
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3.0われわれの祖先はどこから来たのか? 日本の地名の多くは、現代日本語ではその意味を解くことができない。地名から派生した苗字についても“なぜ”「山田」や「山本」や「渡辺」なのかということを知る人は少ないだろう。本書は、「日本最古の地名は何といったか?」「苗字第一号は?」「日本でいちばん多い鈴木姓の由来は?」など、地名・苗字にまつわる99の謎に、詳しくやさしく解説をくわえる。
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3.0約8万もの神社を束ねる巨大宗教法人・神社本庁。敗戦を機に設立されたこの団体は、靖国神社国家護持運動、教育基本法改正、夫婦別姓反対など戦後保守運動を牽引してきた。富岡八幡宮惨殺事件、「不正取引」疑惑、有名神社離脱など、神社本庁をめぐるトラブルの背景には何があるのか? 改憲運動を進める神政連、日本会議との関係とは? 神社本庁の起源から現在まで、徹底した取材により、その深層に迫る!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 前著『ドイツ史の始まり――中世ローマ帝国とドイツ人のエトノス生成』で割愛した、第一部と二部の間に位置する歴史的・言語史的考察。deutschという語の起源をめぐるグリム以来の学説史の整理、「ドイツ(語)」の前段階の「フォルクの言葉」という普通名詞に留まっていた初期の語法の網羅的検討を通じて、「三つの神聖言語」を頂点とする多言語国家としての大フランク帝国の実相に迫る。 【目次より】 はじめに 第一章 ドイツ(deutsch)の起源 研究の現況と課題 一 問題の所在 二 語源、語義 三 語形成 四 theudisk / theodiscus / diutisk 語形成をめぐる言語史的・歴史学的議論 五 「起源の偶像」 第二章 ドイツ(deutsch)の前史 七八六年~九二〇年 一 問題の所在 二 theodiscus:七八六~八七六年(1):アルプス以北の語法 三 theodiscus:七八六~八七六年(2):イタリアの語法 四 theodiscusからteutonicusへ:八七六年 五 theodiscusとteutonicus:八七六~九二〇年(1):西フランクとアングロ=サクソン 六 theodiscusとteutonicus:八七六~九二〇年(2):東フランク 七 ドイツ(deutsch)の前史 第三章 『ザルツブルク大編年誌』九二〇年の項の「ドイツ人の王国」 中世盛期における「ドイツ王国成立論争」の始まり 一 政治史の経過と各種史料の証言 二 問題の所在 三 研究史の批判的検証と同時代性の否定 四 オットー『年代記』、『ザルツブルク大編年誌』、「オーストリア編年誌」(AGS) 五 「アルヌルフの国王計画」と「ドイツ人の王国」 あとがき 付録(図表、地図、系図) 注 主要参考文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 三佐川 亮宏 1961年生まれ。西洋史学者。東海大学文学部歴史学科西洋史専攻教授。専門は、ドイツ中世史。北海道大学文学部史学科西洋史専攻卒業、同大学院文学研究科西洋史学専攻修士課程修了、同大学院文学研究科西洋史学専攻博士課程中途退学。文学博士。 著書に、『ドイツ史の始まり』(日本学士院賞)『ドイツ その起源と前史』『紀元千年の皇帝―オットー三世とその時代』など、 訳書に、コルヴァイのヴィドゥキント『ザクセン人の事績』などがある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 都市伝説系YouTuberとして大人気のNaokiman Show!! 数ある説の中でも史上最大の神秘に包まれた「人類起源の秘密」をオール描き下ろしで完全マンガ化!! 人類はどうして生まれたのか!! 人類はどのように文明を築いてきたのか!? そこには宇宙人・アヌンナキの存在があった!! かつてない壮大なストーリーで描かれるマンガNaokiman Show開演です!! 【監修】Naokiman Show/ミステリーや都市伝説を語る大人気YouTuber。チャンネル登録者数164万人。 【作画】高橋構造/ホラー系マンガ家。著作「クルエラー ザン デッド」「神々の悪魔」など。
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-尾を引く不思議な姿で私たちを魅了する太陽系の旅人「彗星」。いったどんな天体で、どこからやってくるのでしょうか。古くは「わざわいの先触れ」として怖れられてきた彗星ですが、現代では太陽系が誕生した46億年前の記憶を保存した「化石」と考えられ、天文学の分野のひとつとして研究が進められいます。太陽系の果てにある彗星のふるさとや、原始地球に彗星がもたらした影響など、地上の望遠鏡や宇宙探査機による観測結果から見えてきた最新の彗星像を天文学者が語ります。目次「彗星の起源」「彗星核の謎」「彗星の尾に迫る」「彗星と生命」。【読了時間 約30分】
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5.0日本語は世界の中で異常といっていいほど特異な言語である。まず発声音数が少ない。日本語の発声音数は、母音と子音の組み合わせで、せいぜい120個前後である。それに対し、韓国語はおよそ500、英語はおよそ2000、そして中国語は強弱の変化も含めて何千あるか数えきれないという。もちろんその発声音数はほぼ子音で占めている。さらに日本語には異様に語彙が多い。普通の米国人の大人が会話するのに必要な語彙は5000語で十分足りるという。それに対して日本の小学6年生の児童が知識として必要な語彙は約3万語である。日本語の発生音数が少なくなったことの背景には、日本人が異民族に襲撃されることが少なかったためだと著者は分析する。そのため「おおらかで無防備な、母音中心の言語」が醸成されたのだ。そして異民族に侵略されなかった理由の一つに、日本列島とユーラシア大陸の間に、流れの強い幅約200kmの対馬海流の壁が立ちはだかったことが挙げられる。いわば対馬海流が、日本語の「特殊さ」を守ってきたといえよう。なぜ、異民族からの襲撃が少ないと母音中心の言語になるのかは、本書を読んでいただきたい。一方、日本語の語彙がかなり増えたことの要因は、全国に張り巡られた「水運ネットワーク」だと指摘している。日本語の起源に地形の観点から迫る論考のほか、「ヒトはなぜ、直立二足歩行したのか?――サバンナ説とアクア説」「日本人は12万年前からの氷河期を、どうやって生き延びたのか?」といった日本人の起源に関わる謎解きや、著者がずっと追いかけてきた「赤穂浪士の討ち入りの謎」の完結篇などを収録。長年ダムや河口堰の建設に携わり、日本の地形を熟知する著者が、「気宇壮大だけど地に足が着いた謎解き(養老孟司氏)」を展開する。
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-“13歳までに自国の神話教育をしない民族は百年で滅ぶ” とある歴史学者はそのように述べた。 現代の日本人はかつての大和民族の魂を失いつつあるが、我が国の未来はこのままでよいのだろうか。 大和民族のルーツを知ることで、私たちはより深い文化の理解を得るだろう。 医学者として長年がんのDNA研究を続けてきた著者が、『古事記』『日本書紀』のなかでも整合性が高いと考えられるルーツ説を取り上げ、科学的な面から古代史を紐解いた革新的な書。 <目次> はじめに 第一章 DNAハプロタイプからわかる日本人ルーツ 1, 日本人の男系ルーツY染色体 2, 縄文人の男系ハプロの特徴 3, 男系ルーツD1a2ハプロの列島移住 4, 日本人の女系ルーツミトコンドリアDNA 5, 縄文時代の男系ハプロの推移 6, 弥生人の男系ルーツ 7, 日本の主役 D1a2男系ハプロ 第二章 イスラエル氏族男系ハプロの足跡 8, 大和誕生譚とエフライム神話 9, 古代イスラエルと古代中国 10, 古代イスラエルの歴史 11, イスラエル氏族とシルクロード 12, イスラエル氏族の古代中国侵入と脱出 第三章 中国大陸から大和王家へ 男系ハプロの変遷 13, 周王朝と日本人 14, 春秋五覇王の推移 15, 春秋呉越の先住民–倭人の遠祖 16, 春秋呉の繁栄と滅亡 17, 戦国時代~七雄の興亡と秦始皇帝 18, 大和・大漢の誕生 19, 日本人における古代中国王侯の血統 O2 20, 大漢帝国の興亡 第四章 旧家伝承から読み解く大和王家の姿 21, 徐福と大和王家~消えた海幸彦 22, 紀国国造家と大和大王家 23, 神武天皇の正体と宗像三女神 24, 事代主一族と現皇統 25, 大和王家の始まり 26, 大和の原始皇族尾張氏と日本の歴史 27, 中世に続いた尾張氏と和珥氏の絆 おわりに 参考文献
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3.8※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 英国発の人気科学雑誌『ニュー・サイエンティスト』がGoogle社の気鋭クリエイティブ・ディレクターと共同制作。 銀河、生命、睡眠、貨幣、酒、文字、時間、インターネット、核兵器…… 最新の科学が解き明かす、万物の<始まり>の物語 序文執筆 スティーヴン・ホーキング博士(理論物理学者)
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