作品一覧

  • キリスト教入門
    4.4
    二千年に及ぶ歴史を通じて,欧米の文化の精神的支柱としての役割を果たしてきたキリスト教.本書を読めば,ユダヤ教を母体として生まれ,独立した世界宗教へと発展し,諸教派に分かれていったその歴史と現在や,欧米の歴史,思想,文化との深い関係を学ぶことができます.異文化理解のための,教養としてのキリスト教入門.

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  • 一神教の起源 ──旧約聖書の「神」はどこから来たのか
    4.3
    1巻1,815円 (税込)
    もともとイスラエルもユダも、古代オリエント世界の辺境に存した弱小国家に過ぎず、権力や覇権とはほとんど縁がなかった。その小さな国家が滅び、新バビロニア帝国の圧倒的な支配のもとで「ヤハウェの民」が最も非力で悲惨な境涯にあった時に、彼らの中から唯一神観が生まれた。それは、弱い者が生き延びるための知恵であった。──古代イスラエルで唯一神が誕生するまでを、壮大な筆致で描く。
  • 雑学3分間ビジュアル図解シリーズ 聖書
    3.5
    1巻1,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 無人島で暮らすのに一冊だけ本を持っていくことを許されるのなら、「聖書」と答える人が多いと言います。その理由は、聖書が実に多面的な書物であり、信仰の源泉、人生の支え、生きていくうえでの知恵やヒント、西洋文明の基幹と……非常に多岐にわたって興味深いものだからです。一方、古代に書かれた文献の一つとして分析し、その成立事情を歴史的に考える「聖書学」という学問があります。聖書には、実は読めば読むほど、まだ解明されていないさまざまな謎や、よく分からない不思議な現象が数多くあるのが明らかになることです。この立場から見ると、聖書は巨大で複雑な知的パズルなのです。本書は従来の「聖書」入門ではなく、「聖書学」入門として、聖書に関心を持つ多くの方に、一般にはあまり知られていない聖書の諸側面を明らかにして、知的パズルの解明をとことん目指しています。

ユーザーレビュー

  • キリスト教入門

    Posted by ブクログ

    ドストエフスキーで正教会が出てきたので、キリスト教をざっくりと理解するために再読。
    キリスト教の歴史は、世界史と切っても切り離せない。
    キリスト教は大きく分けて、ローマ・カトリック教会、東方正教会、プロテスタント教会。
    キリスト教と一括りに言っても、全く違う。
    聖餐でパンに酵母を入れるかどうかから始まり、十字架の形が違ったり、イコンの有無、神・キリスト・マリアの立場の考え方が違ったり、聖書に書いてあることだけを正しいとするかどうかなど、多岐にわたる。
    教会の権威において、ローマ・カトリック教会は中央集権的、東方正教会が地方分権的というのは興味深い。
    ちなみに、日本の正教会はロシア革命の混乱期に

    0
    2025年10月05日
  • キリスト教入門

    Posted by ブクログ

    キリスト教を理解するためにはかなりの良書。カトリックとプロテスタントの違いなんかはもちろんのこと、世界史のざっくりとした流れなんかも理解できて良かった。

    0
    2025年08月08日
  • キリスト教入門

    Posted by ブクログ

     キリスト教と言っても、一言で言い表すことは当然のことながらできず、様々な流派があり、場合によっては他宗への不寛容が社会的な事件を引き起こすこともあるということが心の隅に引っ掛かった。
     また、時代の流れと共に内容の解釈が困難になることは珍しくない宗教にあって、今後の多様性をどこまで認めることができるのかが課題にあると思っている。
     本書はできるだけ多くの視点からキリスト教を解説しており、周辺知識も教養として十分な量を保っているため、上記のような問題意識や当事者意識をもって課題を考えることができるようになるだろう。
     ジュニア新書ではあるが、宗教観を学ぶ上で、万人にすすめられる一冊に仕上がって

    0
    2025年06月09日
  • 一神教の起源 ──旧約聖書の「神」はどこから来たのか

    Posted by ブクログ

    ユダヤ教における一神教の成立過程を、山我先生らしい平易な文体で書き表した一冊。同先生の「聖書時代史 旧約編」と併せて読むことで、時代背景も含めたユダヤ教史全体を概観することが可能になる。近年に出版されたため情報も新しく、入門書としては上質といえる。

    0
    2025年06月07日
  • キリスト教入門

    Posted by ブクログ

    山我哲雄(やまが・てつお)
    1951年,東京生まれ.北星学園大学教授.同大学大学院文学研究科教授を兼任.北海道大学文学部非常勤講師.専攻は聖書学,宗教学,キリスト教学.日本聖書学研究所所員.岩波書店版『旧約聖書』(旧約聖書翻訳委員会訳)では「出エジプト記」,「レビ記」,「民数記」を担当.主著に『聖書時代史 旧約篇』(岩波現代文庫),『海の奇跡 モーセ五書論集』(聖公会出版),『一神教の起源 旧約の「神」はどこから来たのか』(筑摩書房),『聖書』(PHP研究所),『図解これだけは知っておきたいキリスト教』(洋泉社)など.訳書にノート『旧約聖書の歴史文学』(日本基督教団出版局),シュミート『旧約聖

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    2025年06月03日

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