一神教の起源 ──旧約聖書の「神」はどこから来たのか

一神教の起源 ──旧約聖書の「神」はどこから来たのか

1,705円 (税込)

8pt

4.0

もともとイスラエルもユダも、古代オリエント世界の辺境に存した弱小国家に過ぎず、権力や覇権とはほとんど縁がなかった。その小さな国家が滅び、新バビロニア帝国の圧倒的な支配のもとで「ヤハウェの民」が最も非力で悲惨な境涯にあった時に、彼らの中から唯一神観が生まれた。それは、弱い者が生き延びるための知恵であった。──古代イスラエルで唯一神が誕生するまでを、壮大な筆致で描く。

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一神教の起源 ──旧約聖書の「神」はどこから来たのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年02月15日

    旧約聖書の神の概念がどこから持ち込まれ、育まれたのかを、聖書学による文献としての聖書の精査と考古学の成果などの視点から解き明かそうという本。踏み込んだややこしい議論は避け、初心者的な宗教学の流れや俗説の排除などからフォローしてるし注すらなくて完全に一般向けの雰囲気だけど、とても面白くて夢中になって読...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月05日

    キリスト教、イスラム教、そしてユダヤ教における
    唯一神であるヤハウェが、歴史的に段階を踏みながら
    いかにして唯一神になったかということを平易な文章で
    わかりやすく解説した本。自説とは違う意見も書き記し
    それでも私はこう思うという誠実な態度も好感が持て、
    言わんとするヤハウェの発展の歴史がすんなりと腑...続きを読む

    0

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