山我哲雄の作品一覧
「山我哲雄」の「一神教の起源 ──旧約聖書の「神」はどこから来たのか」「キリスト教入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
聖書の内容の解説かと思ったら、イエスの発言として信憑性の高い記述から、キリスト教の成り立ちを見ていくような内容で意外だった。
懐かしい単語がいっぱい出てくる(カノッサの屈辱、カルケドン公会議など)
日本に正教会と英国国教会があるのを知れたのが衝撃。ロシア正教とギリシャ正教しかないと思ってたし、イギリスオンリーの教会だと思ってたよ。
いかに自分の中のキリスト教のイメージ=カトリックになってるのかということに気付かされた。
教会たくさん行ってみたくなった。
キリスト教と仏教でここが似てる
メシア思想と弥勒菩薩
天国・地獄と極楽・地獄道
初期は戒律を守れとしたが、のちには、神又は仏への信仰心によってこそ救われるのだとしたこと(信仰義認説、悪人正機説)
三位一体理論の成立、ヤハウェの唯一神信仰だったはずなのに、あまりにもキリスト信仰が拡大しすぎたから整合性付けるための苦肉の策に思える。マリア信仰といい聖人信仰といい、結局人間はナチュラルに生きると多神教的になっちゃうんじゃない?って思う
形式的な律法絶対主義への批判から始まったキリスト教なのに、聖書の文言一字一句を信奉する原理主義、現在の福音派に繋がってるの、原点回帰してるなぁと思った。悪い意味で
Posted by ブクログ
キリスト教とは一体何なのか。教会とは一体何なのか。そう思ったことはないだろうか。私たちが日頃ニュースなどで目にするキリスト教の理解に違和感を抱いたことはないだろうか。キリスト教の教えや思想についての入門書は山本芳久氏の『キリスト教の核心をよむ』や『愛の思想史』がある。しかし私たちが常日頃接する「これってどういうことなの」という疑問に答えるには別のアプローチが必要である。本書は教養としてのキリスト教理解を謳うがごとく、私たちが日頃触れるところのキリスト教のさまざまな疑問に答えてくれる1冊である。
著者は国際的に定評のある旧約聖書の研究を志すなら誰もが参照する大著の数々を翻訳し、日本の旧約聖書研究を牽引してきた泰斗である。著書である『聖書時代史 旧約編』は学問的研究の基礎を成す、真っ先に読むべき旧約聖書入門である。そして著者はいくつもの「早わかり」本を書いているのだが、本書は長年の聖書学研究に裏打ちされた正確な学問的成果を「早わかり」よりも文脈を明示しながら丁寧に押さえていく1冊である。
本書の前半は「キリスト教とは何か」、後半は「教会とは何か」という問いに充てられている。前半を成す三つの章では、キリスト教の聖典が何であるかから説き起こし、イエス、パウロ、初代教会について、聖書学的知見が凝縮された形で提示される。そして後半を成す三つの章においては、なぜキリスト教が世界宗教となり、私たちの日々触れる諸教会がどのような経緯を経て成り立っているのかを明らかにしている。中でも印象的なのは諸派の説明が便覧的な説明にとどまらず、岩波ジュニア新書にふさわしく、噛んで含める仕方で諸派相互の比較とともに提示されていることである。
数多の「早わかり」本を書いている著者ならでは、そして学問研究の最前線で活躍してきた著者ならではの、平易でありながら学問的成果の凝縮された本書は、読者が抱くキリスト教への数多くの疑問に答えてくれる頼りになる一書である。教養あるキリスト教理解のためにすべての人に勧めたい1冊である。
Posted by ブクログ
ドストエフスキーで正教会が出てきたので、キリスト教をざっくりと理解するために再読。
キリスト教の歴史は、世界史と切っても切り離せない。
キリスト教は大きく分けて、ローマ・カトリック教会、東方正教会、プロテスタント教会。
キリスト教と一括りに言っても、全く違う。
聖餐でパンに酵母を入れるかどうかから始まり、十字架の形が違ったり、イコンの有無、神・キリスト・マリアの立場の考え方が違ったり、聖書に書いてあることだけを正しいとするかどうかなど、多岐にわたる。
教会の権威において、ローマ・カトリック教会は中央集権的、東方正教会が地方分権的というのは興味深い。
ちなみに、日本の正教会はロシア革命の混乱期に、ロシア正教の修道司祭ニコライが伝道したもので、東京復活大聖堂(ニコライ堂)は1891年落成したもの。