栽培植物と農耕の起源

栽培植物と農耕の起源

1,012円 (税込)

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野生時代のものとは全く違った存在となってしまった今日のムギやイネは、私たちの祖先の手で何千年もかかって改良に改良を重ねられてきた。イネをはじめ、ムギ、イモ、バナナ、雑穀、マメ、茶など人間生活と切り離すことのできない栽培植物の起源を追求して、アジアの奥地やヒマラヤ地域、南太平洋の全域を探査した貴重な記録。

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栽培植物と農耕の起源 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初版は1966年1月なので、かなり昔の本です。
    でも、書かれていることは大昔の栽培植物と農耕の起源ですから、古くても問題ないです。
    私が手にしたのは、2024年4月発行の第67刷でした。
    果物の中では、バナナが一番たくさん作られていること、
    小麦や米などの穀類は野生種には多年草のものもあるけれども、

    0
    2025年05月21日

    Posted by ブクログ

    宮崎駿さんと鈴木敏夫さんが、この本を読んだと見て読んでみた。
    50年以上前の本で、今は新しい知見が出てきているのかもしれないが、
    古代文明発生以前からの植物と人の文化を描いていて、とてもワクワクしながら読み進めることが出来た。
    身の回りにある植物の背景や歴史を感じることが出来、日常の楽しみが増えた

    0
    2023年06月07日

    Posted by ブクログ

    農耕からホモサピエンスの文明が大きく発展したことはよく知られている。しかしながら、どのようにして主食となる作物を作ってきたかは知らなかった。
    さまざまな試行錯誤と努力と観察があって初めてこれらのことは成し遂げられたのだろうと思う。そう思うと、いくつかの農耕の起源が実に尊いことに気がつく。
    小麦などを

    0
    2021年12月05日

    Posted by ブクログ

    バナナやサトウキビは食べやすいように品種改良をされてきた。
    農耕の方法についても工夫がされてきて今に至っている。
    米は小麦よりも人類には受け入れられやすい。
    マコモはワイルドライス。

    0
    2019年09月23日

    Posted by ブクログ

    「イネ作」など、出版年相当に言葉遣いが古いのは致し方ない。イネの移植栽培についてなど、自分がごく当たり前と思っていること、勝手に思い込んでいることが、他の文化と照らし合わせることで実は違っていたことに気付かされた。一度読み終わっても、また読みたくなる。

    0
    2019年02月21日

    Posted by ブクログ

     農学部生たるもの、中尾佐助大先生の著作ぐらいは読んどかなきゃ、ということで大学3回生のときに読みました。
     イネ、ムギ、マメ、イモ、その他雑穀、茶などの私たちの食生活に欠かせない栽培植物について、現地調査や遺伝学的な解析から民俗学、文化的な考察を交えながらその起源を追求した傑作。
     中学や高校の地

    0
    2011年01月16日

    Posted by ブクログ

    本書は我々が日頃食べている穀物などのルーツがどこか?ということを探るという内容である。日頃我々は、意識せず、米を食べ、バナナを食べたりするわけだ が、今、口にしている植物で野生種はないということ。ほとんどが数千年の歳月をかけて人類が選抜し、育ててきた栽培種であることにまず驚く。生活の知恵が 栽培植物

    0
    2023年02月24日

    Posted by ブクログ

    しばらく前に金曜ロードショーの『もののけ姫』を観て、改めてその世界観やら今に通じるところとかをいろいろと考えさせられて、もののけ姫の考察的なサイトを読み漁っていたところで辿り着いた本。もののけ姫やトトロは照葉樹林文化論に基づいているとかで、そういう太古の森の話かなと思って読み始めてみると全然違った。

    0
    2022年05月06日

    Posted by ブクログ

    文化(カルチャー)はその名前の通り、耕す事というのが、この本を読むと実感します。人類の英知をかけて、いかに人間が栽培しやすく、より多くの収穫が得られるように長い年月をかけて品種改良をしてきたかが良く分かります。

    0
    2017年05月02日

    Posted by ブクログ

    文化"culture"の元の意味は耕す"cultivate"から来ているという指摘は言われてみれば目から鱗。なるほど、農業"agriculture"はまさにカルチャーそのものってわけだ。マクニールの『世界史』が紀元前における農耕文化の発展に

    0
    2012年12月10日

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