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人間は現在約三〇〇種いる霊長類の一種であり、人間の男性はさまざまな霊長類のオス性を受け継いでいる。また、人間の男女の違いは人間の男とサルのオスの違いよりも大きいことがしばしばある。それは人間の行動が生物学的な性差を色濃く反映し、霊長類の性差のある社会性から受け継いだ特徴を強く示したりするからである。本書では、サルからヒトへの進化を通じて、オスからオトコになるために人類が経験しなければならなかった事柄を検証し、現在の男という性を破滅に追い込んでいる原因を探る。
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オトコの進化論 ――男らしさの起源を求めて
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山極寿一
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Posted by ブクログ 2014年12月10日
さまざまな種類のサルのオスたちが見せる、性行動や父性、攻撃性などの社会的行動を紹介して、人間の「男らしさ」の起源についての考察をおこなっている本です。 世の中には、竹内久美子に代表されるような社会生物学のトンデモ本が氾濫しており、人間の文化的行動から、ただちに遺伝子などの生物学的な根拠を持ち出すよ...続きを読むうな議論が多く見られますが、本書はそうした本とは一線を画しています。生態学の立場から、人間に近いサルたちが示す社会的行動について解説をおこない、人間の社会的行動において、進化を通じてヒトが継承したものと、文化的で規範的なものとの絡み合いを、ていねいに解きほぐそうとしています。 ただ、こうした生態学的な立場からの動物の社会的行為の説明そのものに、どうしても擬人的な臭いを感じ取ってしまう読者もいるだろうという気がします。
Posted by ブクログ 2011年09月04日
京都大学の霊長類研究所の先生がかいた、オトコの進化に関するおはなし。どうも、最近おとこらしい行動が少なくなってきたヒトに対して、ボノボやチンパンジーの行動を参考に、そのオトコとしての進化を解説した。進化論のおはなしとして、けっこうおもしろくよみました。
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