作品一覧

  • においと味わいの不思議 知ればもっとワインがおいしくなる
    3.7
    1巻2,420円 (税込)
    何げなく感じている、ワインや食べ物のにおいと味わい。 いざ言葉にして、誰かに伝えようとすると、それは案外難しい。 そもそも、ワインの香りの正体とは何か? 私たちは、どうやって、においや味わいを感じているのか? 「おいしい」とは、どういうことなのか? これらの疑問を、最先端で研究を続ける嗅覚の科学者、味覚の科学者、 醸造家、ワインジャーナリストが、分かりやすく解き明かします。
  • 食の現代社会論
    -
    生きるための食から快楽の食へ。「映え」重視はシズル感かフードポルノか。科学管理の安心・安全と動物としての生きる力の喪失。味覚センサーが測定しAIが決める「おいしさ」…。科学と人間の狭間で、いま、日本と世界の料理人が表現しようとしているのは「感動」「伝統」「自然」「サステナビリティ」。そしてヴィーガンが掲げる倫理は、生命の循環という食そのものからの脱出を提起する。人間の食が土台から変容しようとしている現代を多角的にとらえ、人間の文明の行く末を見つめ直す。
  • だしの神秘
    3.0
    日本料理のおいしさに絶対欠かせない味の礎がだしである。古来、油脂や砂糖が一般に手に入らなかった日本で、うまみをなすだしが発展していった歴史からひもとき、またうまみを最大限に引き出す料亭のだしを平易な言葉で科学的に分析。神秘なるだしの世界を照らす。
  • 人間は脳で食べている
    3.5
    1巻715円 (税込)
    どうせ食事をするならばおいしいものが食べたい。しかし、どういうものが「おいしい」のだろう?栄養があるもの?食べなれているもの?あるいは高価なもの?「おいしさ」というのは、実は生理的、あるいは文化的な数々のファクターが組み合わさったきわめて複雑な現象なのである。本書では、多様なレベルの考察を通して、その正体を追求し、その中でも、現代人にとって、もっとも重要な「情報のおいしさ」の構造とその行き過ぎを考える。
  • 漫画・居酒屋のつまみを劇的に旨くする技術
    -
    冷奴をつまんでいれば「ひと口目の美味さ」が永続する!? 煮物に油を1滴垂らすだけで、料亭の味に変化する!? 刺し盛り、焼鳥、漬物といった定番つまみの美味しさをグっと上げるテクニックを15のストーリーで紹介する画期的グルメ漫画。栄養化学の知見満載の物語が、あなたの食欲と好奇心を刺激する!
  • コクと旨味の秘密
    値引きあり
    4.0
    1巻462円 (税込)
    「ネズミはビールにキレよりもコクを求める」「赤ワインに醤油を垂らすとコクが増す!?」「男性生殖器と口の中には深い関係がある」「牧場のミルクが美味しい科学的根拠」「甘味無しの世界は殺伐としている」――。ビール、ラーメン、吸い物、カレー、あらゆる食物で感じられるコクとは一体何なのか。その正体を科学者の目で探ることで見えてきた美味しさの秘密。「コクの構造」が今明らかに!

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  • コクと旨味の秘密

    Posted by ブクログ

    食や、おいしさを構成するさまざまな要素の中から、‘コク’に目を向け、科学的知見を中心に詳しく解説した内容。その‘コク’という観点でいうと、長く親しまれている食事にも合点がいき、とくに日本の伝統的な調味法は優れたものであり後世に継承すべきものだとしている。欧米式の‘油によるコク’も含め前向きな見解を中心としているが、その一方で欧米式の食事の流入による日本食の淘汰も懸念しており、とくに第三層のコクに関しては幼少期からの食生活に左右されるもので、失われてからでは取り返しのつかないことになるように思われる。大人だけでなく子供の時期から、それと同時に子供だけでなく大人ももっと食への認識を深めて質の高い食

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    2019年08月25日
  • コクと旨味の秘密

    Posted by ブクログ

    おいしい、という感覚を科学的に解説していくのだけれど、最終的に東山文化的な見方にまで到達するのが面白い。
    コク(おいしさ)には三層あり、第一層が糖、油、出汁という本能が求める味覚。
    第二層は食感、香り、風味という学習•連想を要する味覚。
    第三層は精神性の世界、抽象的な味覚だと言う。
    そして味覚の修練をすることが、味覚的に大人になるということだと。

    個人的に感じる部分が多かったのでブログにまとめてみるようと思う。

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    2011年12月27日
  • 人間は脳で食べている

    Posted by ブクログ

    「おいしい」と感じるには理由があって、経験や環境、栄養素、空間などあらゆる「要素」が関わっていてとても面白かった。

    なるほどなぁと感心してしまう。

    0
    2022年01月18日
  • コクと旨味の秘密

    Posted by ブクログ

    分かっているようで、その正体については曖昧にしか捉えていなかった『コク』。

    なるほど!と納得できた。

    0
    2022年01月02日
  • コクと旨味の秘密

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久々の「ネタ本」シリーズ。日本人が美味しさの表現方法の1つとして使う「コク」というものが何なのか?を様々な観点から考察した本。正直いってバカげているが、その突き抜け感が最高に良い。

    日本人にとって「コクがある」という表現はあまりにも乱用されすぎている。食品の美味しさを表現する時に、濃いめの味付けがされているものや、味わい深いものに対してはおしなべて「コクがある」と表現されることが多いが、実際問題コクの意味を正しく理解して使っている人は殆どいないと思う。旨味があることの総称としてコクという表現を使うが、そのコクの正体に迫ったというかなり挑戦的な内容だ。

    とはいえ、著者は食品・栄養化学を専門と

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    2021年08月21日

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