値引き作品
作品一覧
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3.7
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-1巻5,940円 (税込)生きるための食から快楽の食へ。「映え」重視はシズル感かフードポルノか。科学管理の安心・安全と動物としての生きる力の喪失。味覚センサーが測定しAIが決める「おいしさ」…。科学と人間の狭間で、いま、日本と世界の料理人が表現しようとしているのは「感動」「伝統」「自然」「サステナビリティ」。そしてヴィーガンが掲げる倫理は、生命の循環という食そのものからの脱出を提起する。人間の食が土台から変容しようとしている現代を多角的にとらえ、人間の文明の行く末を見つめ直す。
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3.5
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-1巻814円 (税込)冷奴をつまんでいれば「ひと口目の美味さ」が永続する!? 煮物に油を1滴垂らすだけで、料亭の味に変化する!? 刺し盛り、焼鳥、漬物といった定番つまみの美味しさをグっと上げるテクニックを15のストーリーで紹介する画期的グルメ漫画。栄養化学の知見満載の物語が、あなたの食欲と好奇心を刺激する!
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
食や、おいしさを構成するさまざまな要素の中から、‘コク’に目を向け、科学的知見を中心に詳しく解説した内容。その‘コク’という観点でいうと、長く親しまれている食事にも合点がいき、とくに日本の伝統的な調味法は優れたものであり後世に継承すべきものだとしている。欧米式の‘油によるコク’も含め前向きな見解を中心としているが、その一方で欧米式の食事の流入による日本食の淘汰も懸念しており、とくに第三層のコクに関しては幼少期からの食生活に左右されるもので、失われてからでは取り返しのつかないことになるように思われる。大人だけでなく子供の時期から、それと同時に子供だけでなく大人ももっと食への認識を深めて質の高い食
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々の「ネタ本」シリーズ。日本人が美味しさの表現方法の1つとして使う「コク」というものが何なのか?を様々な観点から考察した本。正直いってバカげているが、その突き抜け感が最高に良い。
日本人にとって「コクがある」という表現はあまりにも乱用されすぎている。食品の美味しさを表現する時に、濃いめの味付けがされているものや、味わい深いものに対してはおしなべて「コクがある」と表現されることが多いが、実際問題コクの意味を正しく理解して使っている人は殆どいないと思う。旨味があることの総称としてコクという表現を使うが、そのコクの正体に迫ったというかなり挑戦的な内容だ。
とはいえ、著者は食品・栄養化学を専門と