フッサール入門

フッサール入門

935円 (税込)

4pt

4.2

現象学は、世界とかかわる私の経験の仕組みを解明し、日常の事柄に新しい視点を与え、身近な他者ともう一度出会いなおす試みだ。一生をかけて愚直に著述を重ね、認識をめぐる哲学の根本問題と対峙し、現代哲学を切り拓いたフッサール。超越論的還元、エポケー、直観、志向性、ノエシス/ノエマ、知覚、生活世界、エンパシーといったエッセンスを平易に解きほぐしながら、誰も踏み入れたことのない場所で孤独に探究しつづけたフッサールの哲学的思考を追いかける、決定版入門書。

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フッサール入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最終章の他者論が、フッサールが論じ切れていないだけに、より意味を増していた。哲学的孤独をぶち壊す「他者」。自己とのつながりを明確にすることができない「他者」。他者の解明はまだ果たされていない。

    本書末の読書案内にある谷徹『これが現象学だ』、斎藤慶典『フッサール 起源への哲学』は個人的にも名著。

    0
    2025年08月20日

    Posted by ブクログ

    自然的態度を脱して「純粋意識」の領野を切り開いたフッサールの現象学の試みの意義を解説したうえで、そこからふたたび日常生活の場面に還帰するまでの道筋をたどっている解説書です。

    著者は、現象学の研究者である谷徹に現象学を学び、本書も谷の『これが現象学だ』(2002年、講談社現代新書)の構成にならってい

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    非常に分かりやすく噛み砕いて説明してもらっている感じでありがたい。
    他方、それでも掴みかねている感じはあって、その原因が本書にあるのか自分にあるのかは分からない。多分現象学自体が難しいということなのかなと思う。

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    現代日本の哲学者である鈴木崇志(1988-)による現象学の入門書。2025年。フッサールの現象学を「経験」概念を軸にして解説する。本書において、現象学は次の二つの問題に取り組む哲学として定義される。則ち、①経験の可能性の条件を解明することと、②対象の種類に応じて経験を分類しそれぞれの経験において対象

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    現象学の祖であるフッサールに注目して、現象学が掲げている課題、解決する手立てについて簡潔に解説する良書

    「現象学的還元」「エポケー」を通じて開かれる純粋な体験流の世界において、私にとって対象が現れるとはどういうことなのかを追求する
    フッサール独自の用語法ではあるものの、日常的な語彙から出発して議論

    0
    2025年06月12日

    Posted by ブクログ

    近現代の哲学家が結構通っているっぽい現象学の祖、フッサールの入門書。
    マジで最近入門書しか読んでないけど、広く浅く、分野同士の関わり合いとかを学ぶのもきっと大事でしょうと自分を慰めながら読んでいる。

    現象学は、「経験の仕組みを明らかにする」哲学ととりあえず自分は理解した。その前提として、世界が自分

    0
    2025年05月18日

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