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Posted by ブクログ
本書を読んで考えたことは大きく2つ。
「研究(フィールドワーク)というものの人間臭さ半端ない」と「今だからこそ大事な体温が伝わる人との付き合い方」。
本書の著者が京大での学びやゴリラの研究のために行ったフィールドワークで気づいた対人力・対話力について、京大(京都)の性質や自身のフィールドワークの経験を引き合いに説明をしてくれます。ロジカルや効率、などの考え方が当たり前のように語られる今だからこそ、このような一見非効率な力は価値があるのだと、自信を持たせてくれます。商社経験者は絶対共感できることが満載です。今後AIの躍進により、論理的な能力は人間に求められなくなると思いますが、人間の営みは結局人間によって行われ、非合理・非効率な人間をうまく調整していく力や努力は今後さらに貴重なものになっていくと信じます。
Posted by ブクログ
とにかくしなやかな柔らかさの持ち主の方だなぁと、安心して読むことができた。「人間は『共に生きる』という感覚なしには、幸福感が得られない動物」という一言に尽きるのだろうか。
このコロナ禍で、オンライン化がすすめられている。もちろん、全てを否定するつもりはないけれど、何はオンラインでもよくて(むしろオンラインのほうがよくて)、何はオンラインにしないほうがいいのかをよくよく考えながら、この現実を「おもしろく」向きあっていきたい。
討論、ディベートのように対決するのではなく、対話を通して、自分の意見ももちろん主張するけれど、相手の言うこともじっくり聞けるようになること、そして、どちらともに何かを創りあげていくための共同作業をやっているのだという意識を持っておくことが、実りある時間となる。
サルとゴリラの違いも面白いと思ったし、フィールドワークや現地の人と関わりの中から紡がれるエピソードがまた面白い。こういうことを大切にできる人、社会でありたい。
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