ジェイムズ・A・ロビンソンの作品一覧
「ジェイムズ・A・ロビンソン」の「国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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例が細かく多様
言ってしまえば、核心は変わらず様々なケーススタディで繰り返し主張への説得力を固めていく形。でもそのケース内容が細かくて、じわじわと教養も広がって、既存の知識と結びついていく感じがして読みがいもあるし、主張内容も納得。
ローマ人の物語の併読を推奨
民主政、共和政が過度にお気に入りの様子なので、少しおかしなこと言ってるのではないの、
みたいなとこもあります。
塩野先生のローマ人の物語で裏をとってください。
ローマは、王政、共和政、帝政、東西に分割、西、東の順番に消失になります。
ライン河、ドナウ河の南西部が最盛期の領土で、ルーマニア、当時はダキア、ローマニアと発音すべき気もします。
領土的には出っ張りもあります。
共和制で協議しちゃうと決定するのに時間がかかる、戦争仕掛けられて対応の協議に時間がかかるのとか、まずいと思いますし、
仕掛けた場合も同様です。そこで頭にいる皇帝が速やかに仕切るようにしたのが帝政ローマ。
初めの約200年はパスク
Posted by ブクログ
社会の繁栄と貧困の差は、政治と経済の制度の違いによって生まれたと説明する。
多数の資源を少数が搾り取る収奪的制度では、所有権が保護されず、経済活動のインセンティブも与えられない。少数は、自らの利益のために収奪的制度を維持し、手に入れた資源を利用して政治権力を強固にする。収奪的制度の下でも、政治的中央集権化化によって、ある程度の成長が可能だが、創造的破壊によるイノベーションが起こらないため、成長には限界がある。また、政治権力をめぐって闘いが発生するため、社会は不安定になる。
包括的政治制度では、政治権力が幅広く配分され、法と秩序、所有権の基盤、包括的市場経済が確立される。有史以来、収奪的制度