忘れられた、消えてしまった、消滅しつつある、場所の37の物語。
古代都市・・・モヘンジョ・ダロ、パレンケ、ペトラ等、11ヶ所。
忘れ去られた土地・・・ロアーク、エサンベ鼻北小島等、11ヶ所。
縮みゆく場所・・・ドナウ川、死海、エバーグレーズ等、5ヶ所。
消滅寸前の場所・・・チワワ砂漠、ベネチア、ツバ
...続きを読むル等、10ヶ所。
SELECTED BIBLIOGRAPHY,INDEX有り。
4~8ページに、場所・本文・地図・カラー画像での構成。
世界の消えていく場所、37ヶ所を紹介しています。
消えてしまったが発掘等で遺跡となった場所。
遺跡となったが砂漠化やジャングル化、波で消えゆく場所。
自然の驚異、或いは人間の活動の影響での、気候変動、
海面の上昇、温暖化等で消えつつある場所。
他の本や情報で知っている場所もありますが“消えゆく場所”
という着目が良かったです。日本はエサンベ鼻北小島が掲載。
死海やヤムナー川、ツバルの現状の悲惨さよ。あぁベネチアもか。
ただ、地図が2種あると場所が分かり易いのですが、
1種だけの場合、範囲が狭すぎて、例えばザナドゥは
モンゴルのどの辺りなのか、わかりません。
また、記述の中の場所や建造物が地図に反映されていません。
記述も、尻切れトンボな感じな話があり、
興味惹かれる内容だけに、残念に思いました。