古代オリエントの神々 文明の興亡と宗教の起源

古代オリエントの神々 文明の興亡と宗教の起源

1,034円 (税込)

5pt

4.3

ティグリス・ユーフラテス河の間に広がるメソポタミアの平野、ナイルの恵みに育まれたエジプト。ここで人類は古代文明を築き、数多くの神をつくり出した。エジプトの豊饒神オシリス、天候を司るバアル、冥界神ギルガメシュ、都市バビロニアを守るマルドゥク、アジアからヨーロッパまで遠征したキュベレ女神、死後に復活するドゥムジ神――さまざまな文明が興り、消えゆくなか、人がいかに神々とともに生きたかを描く。

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古代オリエントの神々 文明の興亡と宗教の起源 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年10月31日

    ギリシア、北欧などの神々やキリスト教やイスラム教、ヒンズー教の神などについては時々目にするが、古代オリエントの神々についてはよく知らなかったので、とても面白かった。
    絵本で読んだギルガメッシュ王も実は、冥界の神だと知って驚いた。神仏習合は日本で顕著なのかと思っていたが、世界各地で行われていたことも知...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月11日

     単なる神々の紹介にとどまらず、オリエントの人々が神々とどのように関わっていたのか、後の宗教にどのような影響を与えたのなど多岐にわたる内容で非常に面白く、あっという間に読み終わってしまった。ところどころ横道にそれるが、全く無関係な話ではなく、むしろオリエント文化の奥行きを感じさせるものであった。特に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月19日

    後に多数の宗教の祖となる古代オリエント(主にメソポタミア)について,神々の視点から解説した本である。主な分類:太陽神,地母神,冥界神,最高神

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    Posted by ブクログ 2023年10月06日

    筆者の専門であるメソポタミアからギリシア、エジプト、まで古代オリエントの幅広い部分で神々の習合の流れや歴史を、日本の神々も参考に出しながら説明されていてとても分かりやすかった。
    古代オリエントを見渡せる良書。

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    Posted by ブクログ 2022年01月18日

    相関図を別に書き出さないと記憶に残らないほど多くのオリエントの神々がでてくる。
    印象に残ったのは復活するドゥムジ神がイエスの話に影響を与えたこと。復活するドゥムジを嫌った旧約聖書とは違い、戦争で夫や息子を亡くした多くの女性が信じたキリストの新約聖書に生き返りを綴ったことは普及に意味を残したのでは。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年09月04日

    多少詰め込み過ぎの感はあるが、オリエントの神々につういて先史時代から古代ローマまで移り変わりが分かり、キリスト教やイスラム教のルーツが垣間見えた。

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    Posted by ブクログ 2019年04月16日

    三大宗教も当然ながら、突然生まれたわけではなく土台があるってことがよく分かる。神は人間が作り出したもの、実は神々は人類最古の発明品かもしれない。多神教の神々は地域や時代を跨ぐ時、習合し多神教から一神教に収斂していく。それは国が定まっていく過程そのものだったりするわけだ。世界でもっとも神を必要としない...続きを読む

    0

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