作品一覧

  • 聖書物語
    3.5
    聖書は,キリスト教の教典であるばかりでなく,ヨーロッパ文化を理解するうえで欠かせない書物といえましょう.この本は,天地創造にはじまる『旧約聖書』とキリストの言行・生涯を綴った『新約聖書』のなかから有名なお話をとりあげ,名言をちりばめながら物語風にまとめてあります.人類の古典である聖書に親しむ手引き.

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  • 聖書の起源
    3.7
    キリスト教の正典、「聖書」──その奥にひそむのは、古代オリエントやギリシアのあらゆる神々の姿が織り込まれ、ユダヤ民族悠久の歴史が幾重にも積み重ねられた、多文化的な空間であった。異教のバァール神話の死と復活のドラマ。ギリシア神話のアドニスとアフロディテの出会いと別れの物語。エーゲ海であがめられた治療の神アスクレピオス。治癒神イエス登場の背後には、これら異端の神々の系譜を透かし見ることができる。従来の宗教学的解釈では光をあてられることのなかったこの歴史を、宗教人類学の視線から掘り起こし、のちの聖書の読みを決定づけた古典的名著。
  • 読む聖書事典
    3.3
    1巻1,210円 (税込)
    天地創造、アダムとエバの楽園追放、モーセの十戒、イエスの誕生、最後の晩餐──聖書には有名なエピソードは多いが、その全容はあまり知られていない。本書では多くの人名、地名、用語をとりあげ、物語のつながりや深層がわかるように説く。豊富な図版とともに読めば、西洋・中東文化にいまも色濃く影を落とす歴史の背景が目に見えるように浮かんでくる。巻末には旧約・新約聖書の内容や成り立ちをはじめ、ユダヤ・キリスト教の基礎を押さえられる解説、年表、関連地図などを収録。用語事典としてはもちろん、読み物としても楽しい、聖書入門書の決定版。

ユーザーレビュー

  • 聖書物語

    Posted by ブクログ

    西洋史をより深く理解したいと考えるなら、宗教に関する知識が不可欠ではないでしょうか。
    特に聖書は、長きにわたり西洋の文化に深い影響を与えてきた書物で、この知識なしには、西洋の芸術文化の真髄に触れることはできないと考え、以前 旧約・新約聖書にチャレンジしてみましたが、とても読みづらく内容も分かりにくかったせいもあり、途中で断念してしまった経験があります。(どうも聖書の書物としての構成がいまひとつ掴めなかった様です)
    その後、聖書の内容を要約した本がないかと探していたら、この本に出会いました。
    旧約・新約聖書の内容を物語風に語ってゆく内容で全八章からなり、最初の四章は、旧約聖書の物語、後半の四章は

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    2015年01月21日
  • 聖書の起源

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     初めて聖書を読んだのは5~6年前なんですが(学業の必要で読みました。聖書は読み物としても面白いです。柳田國男が好きな方なら旧約が特にオススメ!)、その時に併せて読んでおけばよかったと思ったぐらい、面白くてためになりました。面白い、そこがポイントです。

     聖書を読んでいると、どうでもいいことが気になって来ます。

    ●カインはアベルを殺したのになぜ神様から庇護の印を貰ったのだろうか?
    ●アブラハムが妻を埋葬する土地を「タダであげる」と言われたのに「買い取りたい」と言い張ったのはなぜか?
    ●イエスはなぜ「花婿」なのか?

     以前からずっと引っかかってたんですが、その答えがことごとくこの本の中に書

    0
    2012年01月28日
  • 聖書物語

    Posted by ブクログ

    大変読みやすいので、ございます。
    元々、岩波少年文庫の旧約聖書物語を読みたかったのですが、書店には在庫もなく。。途方に暮れていたので、ございます。
    そこに主(友達)の声が。。
    お気に入りは、杖に変わる蛇、頭に油、唾で泥を作って目に塗る、一人称を人の子、ホサナ、一欠片のパン、杖に一本と下着一枚。無一物を宝。
    鴨さんや親鸞さん、ルソー爺さんに繋がる何かを感じます。

    0
    2023年07月16日
  • 聖書物語

    Posted by ブクログ

    日本で「聖書」となるとカノレト的な怪しい著書も多く、つい警戒してしまうが、この本は安全で易しく読みやすい。聖書そのものを噛み砕いてくれている本は意外と貴重だ。

    0
    2022年07月31日
  • 聖書物語

    Posted by ブクログ

    旧約聖書から新約聖書まで、聖書の主要なエピソードが物語調で、かつ平易な文章でまとめられており、聖書の概観を知るのに良い。
    所々に挟まれる、聖書内のエピソードに対する所見が著者自身のものなのか、一般的な見解かが明確化されていないのが若干難点。

    0
    2018年05月31日

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