禁欲のヨーロッパ 修道院の起源

禁欲のヨーロッパ 修道院の起源

968円 (税込)

4pt

3.5

多くの宗教で、性欲・金銭欲などの自らの欲求を断ち切り、克服することが求められる。キリスト教も同様だが、それではヨーロッパにおける「禁欲の思想」はいつ生まれ、どのように変化していったのか。身体を鍛錬する古代ギリシアから、法に縛られたローマ時代を経て、キリスト教の広がりとともに修道制が生まれ、修道院が誕生するまで――。千年に及ぶヨーロッパ古代の思想史を「禁欲」という視点から照らし出す意欲作。

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禁欲のヨーロッパ 修道院の起源 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前半は古代ギリシア・ローマにおける禁欲に至る要素についての解説。当時の法体制および医学との関係が興味深い。後半は古代から中世までの修道院の成り立ちについて,これは神学の実践の系譜と捉えられるだろう。

    0
    2022年05月25日

    Posted by ブクログ

    歴史の中の身体を丹念に見ていくことで修道制誕生が歴史的・文化的にどう生まれていくか丹念に追った好著。新書なめるなの1冊。

    0
    2014年03月21日

    Posted by ブクログ

    信仰を深め全うするために世俗的・肉体的な欲望(特に性的なそれ)から離れようとする志向は、洋の東西を問わず多くの宗教に共通する。そうした「禁欲」の中でも、キリスト教における代表的なあり方である「修道院」制度の成立を追った一冊。
    修道院という制度は、どのような理論や信念のもと成立したのか。そして、それら

    0
    2014年10月16日

    Posted by ブクログ

    6世紀までのキリスト教修道院の歴史的思想的背景を考察。新書にしては極めてマニアック。
    ギリシア時代の肉体の鍛錬、食事への関心が大元となり、その後ローマ時代でのより官僚的な状況での形式化された欲望の統制に変容していく。一方婦女子の抑圧された状況から彼女らがキリスト教とそれと結びついた禁欲主義に傾倒して

    0
    2014年04月17日

    Posted by ブクログ

    前半のパートが特に面白かった。キリスト教が広まる時代のことをギリシャローマ時代との連続性で語られていて、なるほどなぁ、と思った。

    0
    2014年03月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    20140309~0317 大学での講義がベースなだけあって、時代背景の説明が丁寧。『禁欲』のヨーロッパ史の前段としてのギリシア・ローマの結婚・家庭事情が興味深かった。それにしても、禁欲とか言いながら修道士間での同性愛や少年への性的虐待って、ミレニアム規模で続くのね…
    著者は続巻も刊行予定なのでそれ

    0
    2014年03月18日

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