ノンフィクション作品一覧

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  • ひとつひとつ。少しずつ。 電子特別版
    4.1
    結果が出なくてもあきらめない、日が当たらなくても腐らない。 ただ、コツコツと積み上げる―― 言葉にすることは簡単ですが、実際に行動するのは至難の業です。 しかし、フィギュアスケート日本代表の鈴木明子さんは、地道な努力を続けて、オリンピック2大会連続入賞、28歳での全日本選手権優勝など、いくつもの栄冠をつかんできました。 だれかと比べない。戦うのは自分自身 2014年3月に行われた世界選手権で 22年間のスケート人生に終止符を打った鈴木さんはこう言います。 「この本のタイトルは『ひとつひとつ。少しずつ。』です。 私の22年間のスケート人生をあらわしています。 もしかしたら、何段も飛ばしていく方法もあったかもしれません。 でも、私にはできませんでした。 ひとつひとつ。 少しずつ。 階段を上がっていきました。 私には一歩一歩上がるしか方法はなかったのです」 本書では、鈴木明子さんの生き方があますことなく紹介されています。 たとえば…… ○目立たないことをコツコツと ○過去は引っ張り出さない ○「自分がどれだけできたか」が成果 ○「できない自分」を受け入れる ○心が折れてもあきらめない ○そのときの自分が決めたことを信じる ○「楽しい!」と思える方法を探す ○可能性を広げれば夢は大きくなる がんばっているのに成果が出ない人、生き方に迷っている人にぜひ読んでいただきたい一冊です! 自身初の著書に、表紙の候補となった撮り下ろし写真を電子書籍限定で収録しました。
  • 「ひと粒五万円!」 世界一のイチゴの秘密
    4.0
    「ここまでやるのか!」日本の農業――その輝かしい可能性! 誰もが驚く、信じられぬほどの大きさと甘さを持った奇跡のイチゴは、どのようにして生まれたのか?その裏には、50を過ぎてから独自のイチゴ作りに挑戦した男の不断の努力と創意工夫、ブランドを守り育てる強固な意志があった。彼だけがなぜ、成功したのか?その鍵の一つは農協との訣別。巨大な組織に頼らず、独自で道を拓いたからこそ勝ち取れた勝利であった。今や世界中の富裕層が食べたがる日本の高級果物。その多くは、県や地域が農協と組んで成功させたブランド果実なのだ。本書は、それを打ち破った、たった一人の挑戦の記録である。
  • 人妻裏物語 専業主婦のいけない昼下がり
    3.5
    覗いてみたらスゴかった! 結婚して10年の転勤族主婦・泉慶子が全国で見聞きした、「専業主婦」の“昼間の顔”。その秘密の世界を赤裸々レポート。人妻のいけない恋、ネットゲーマー主婦、白昼宴会、セクハラ舅、サイコホラー主婦友、奴隷契約バイト…「ヒマそう」「楽そう」と言われがちな主婦の日常、実はこんなにドラマチック。「うちの妻に限って…」なんて思ってるダンナさん、あなたの奥さまも登場しているかもしれません!
  • 人妻風俗嬢
    3.0
    妻というレッテルに苛だつ女性たち  妻というレッテルに苛だつ女性たちは、なぜか風俗嬢という生き方を選択した。そして実際に何を手にしたというのか。「初めて女として扱われた気がする」と照れながら告白するファッションヘルス嬢の真理子(28)。「平凡な主婦で終わりたくない」と語る性感ヘルス嬢のルミ(20)。  十七人の風俗嬢たちのリアルな声を元風俗嬢の著者が密着リポート。 まえがき 「生まれて初めて女として大切に扱われた気がするの」真理子・28歳/ファッションヘルス 「四十分で八千円もらえるんだったらいいかなって」晴香・35歳/乱交パーティー 「平凡な主婦で人生が終わるのは嫌なんです」ルミ・20歳/性感ヘルス 「ダンナに内緒にするのって、夫婦間のルールだと思う」涼子・33歳/ファッションヘルス 「大袈裟かも知れないけど、生きる力をもらいました」小泉・22歳/ソープランド 「最近ね、久々にナンパされたの。やっぱりうれしいね」陽子・34歳/性感ヘルス 「風俗の仕事はダンナ公認です」ミキ・27歳/マットヘルス 「仕事のことを秘密にしてるってだけでも、感じちゃう」千穂・28歳/SMクラブ 「誰も自分を知らない土地で、一からやり直したかったの」紀子・40歳/本番サロン 「家の頭金が期日までに間に合わなかったからなんです」由紀子・31歳/性感ヘルス 「旦那のことすごく好きだから、この仕事のことは内緒なの」メグミ・29歳/SMクラブ 「すごいマトモな職場だってことを知って驚きました」理穂・26歳/妊婦プレイ 「『すぐお金が必要なんだ、風俗へ行ってくれ』と頼まれた」麻香・26歳/ファッションヘルス 「なぜ風俗で働くか、主人はすべてわかっていると思います」亜矢子・27歳/SMクラブ 「じつは十九歳の時からずっと風俗やっているんです」美加・28歳/ファッションヘルス 「わたしこう見えても完璧主義者なんですよ」早苗・27歳/性感ヘルス 「セックスは主人とするのも、お客さんとするのも一緒です」麻耶・36歳/ソープランド あとがき ●酒井あゆみ(さかい・あゆみ) 1971年、福島県生まれ。中学生から時給に惹かれて地元のキャバクラで働き始める。高校卒業後、上京。キャバクラでバイトを経験した後、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優を経験。20歳の時にヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。自分でも現役女優をしながら社長業務をする。22歳の時、とある作家の取材コーディネートをきっかけに出版社の編集者と知り合う。熱心な執筆依頼を受け、半年後にデビュー作『東京夜の駆け込み寺』を発表(同タイトルはTBSの番組になった)。作家活動に入り、多数の作品を発表する。フランスで初上映した『TOKYO NOIR』をはじめ、小泉今日子主演の『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』の監修など映像業界でも活躍。30歳を境に同棲していたヒモ男と別れる。貢いだ金額が一億近く。その反動で「男買い」を始める。その体験を元に執筆した『レンタル彼氏』(幻冬舎)は、GYAOでドラマ化され、ランキング1位を独走する。同時に漫画化もされた。
  • 人として生まれたからには、一度は田植えをしてから死のうと決めていました。
    -
    【内容紹介】 私たちの食生活とは切っても切り離せない「米」。 当たり前だけれど、米は田んぼでつくられている。 どうやって? 田植えや稲刈りなど、米づくりに関する言葉は知っているけれど、果たしてそれがどういうものなのか、実はよくわかっていない。 たとえば、農家の苦労は耳にするけれど、それがどんな苦労なのかも実際のところはわからない。 米をつくるって、どういうことなんだろう。 芥川賞作家が魚沼の棚田で農薬を使わずに米をつくってみて、ちょっとだけわかった米づくりの喜びと現実。 【著者紹介】 [著]藤原 智美(ふじわら・ともみ) 1955年、福岡県福岡市生まれ。 1990年に小説家としてデビュー。 1992年に『運転士』で第107回芥川龍之介賞を受賞。 小説の傍ら、ドキュメンタリー作品を手がけ、1997年に上梓した『「家をつくる」ということ』がベストセラーとなる。 主な著書に『暴走老人! 』『文は一行目から書かなくていい』『あなたがスマホを見ているときスマホもあなたを見ている』『この先をどう生きるか』『つながらない勇気』がある。 小説『恋する犯罪』が瀬々敬久監督で、哀川翔と西島秀俊の主演で『冷血の罠』として1998年に映画化されている。 【目次抜粋】 田植え 僕たちは、あの魚沼にコシヒカリを植えるのだ。しかも無農薬! 1 備えあっても憂いばかり 2 田んぼに入る瞬間を何と呼ぶ? 3 田植えは「競争」ではなく「共同作業」である 4 上手な田植え、下手な田植え 5 腹が減っては田植えが出来ぬ 6 田植えはセレブレーション 7 ぬるぬる、ずぼずぼ、むにゅむにゅ 8 田植えの快感を知ってしまった 草刈り 田植えは楽しかったのに、なぜ、草刈りはこうもつらいのか? 9 草刈りと草取りは違うのだ 10 草刈りで真っ青 11 ホタルはどこにいる? 12 美しすぎる棚田 13 米は工業製品じゃないんだ 二度目の草刈り マムシも何のその、今日は命がけでやるしかない、と覚悟を決めた。 14 我が田んぼは雑草に占拠されていた 15 あゝ松代は今日が雨だった 16 雨々やめやめ、早くやめ 17 僕は思考停止の人間草刈り機 稲刈り 僕らはひたすら刈って、束ねて、稲架にかける作業を繰り返した。 18 稲刈りを前に何をする? 19 恐れていたことが起こった 20 収穫の秋は芸術の秋 21 米づくりの新米が思ったこと 22 収穫は喜びだ! 23 棚田に愛を込めて 24 我が米の味は美味なり 冬の棚田 こんなに雪の少ない冬は地元の人も記憶にないと言っているらしい。 25 私を棚田に連れてって 26 続・棚田の用心棒 27 カプチーノの夜 二度目の稲刈り それにしても、なぜ田植えや稲刈りがこんなに楽しいのだろうか? 28 コロナ禍での米づくりはどうなっているのか 29 クロサンショウウオがいた! 30 ホモ・サピエンスだから楽しい 31 米を食べるということ 「あとがき」として
  • 人と食事するのが怖い! 会食恐怖症ってなに??
    3.0
    会食恐怖症ってなに?? 摂食障害とはちがうの?? 学校の給食、友だちとのお弁当、カフェでのランチ、サークルの飲み会……。 だれかとご飯を食べる時間が近づくと、“不安”と“恐怖”に襲われます。 〈食べられない〉〈飲み込めない〉〈吐き気がする〉 本当は楽しく食事をしたいのに、人と食事ができない“会食恐怖症”の私のお話。
  • 人に話したくなる世界史
    3.5
    ちょっと気になる面白エピソードから、世界史を理解する入口がみつかる! メソポタミア-インダスの貿易ルートがなければ、アレクサンドロス大王の大帝国はなかった? ペルシア戦争は“元寇”だった? コロンブスよりはるか前に“新大陸”に渡っていたのは? 大航海時代の始まりはアフリカの金が目当てだった? ヨーロッパ商業がグローバル・スタンダードのなったのはグーテンベルグのおかげ? “航海王子”は船酔いに弱かった? 『母をたずねて三千里』のマルコはなぜイタリアからアルゼンチンへ渡ったのか? 経済歴史学、情報、ソフトウェアの重視など先端の歴史研究の成果を生かした、 教科書には載っていない世界史のツボ。明日、誰かに話したくなること必至! 【目次】 1 アレクサンドロス大王はなぜインダス川を越えられなかったのか? 2 ヴァイキングはイスラーム商人と商売していた 3 大航海時代の始まりはアフリカの黄金目当て? 4 織田信長「天下取り」を支えた東南アジア貿易圏 5 グーテンベルグのもうひとつの「革命」 6 本当はしぶとかったポルトガルとスペイン 7 大数学者フェルマーが保険の基礎をつくった 8 大英帝国は借金上手? 9 綿が語る「アジアvs.ヨーロッパ」の大逆転 10 「中立」がアメリカを大国にした 11 蒸気船の世界史――マルコはなぜブエノスアイレスへ? 12 「手数料」を制する者、世界を制す 13 中国がヘゲモニー国家になれない理由
  • 人の心に木を植える 「森は海の恋人」30年
    -
    「森は海の恋人」の合言葉をかかげて、気仙沼のカキ漁師・畠山重篤さんたちが植林運動を初めて、今年で30年になります。その間、東日本大震災が発生し、「千年に一度」と言われる大津波に襲われました。すべてが流され、海は死んだかに見えました。しかし、まもなくして海に魚たちがもどってきました。それは山に木を植えつづけ、海に流れこんでいる川と背景の森林の環境を整えたゆえの成果だったのです--。
  • ひとの住処―1964-2020―(新潮新書)
    4.3
    1964年、横浜・大倉山の“ボロい家”に育ち、田園調布に通いながら丹下健三に目を剥き、建築家を志す。無事にその道を進みニューヨークへ。帰国後のバブル崩壊で大借金を背負い、10年間東京で干される間に地方各地で培ったのは、工業化社会の後に来るべき「緑」と共生する次の建築だった。そして2020年、集大成とも言える国立競技場で五輪が開催される――自分史を軸に人間と建築の関係を巨視的に捉えた圧巻の一冊。
  • 人の波に乗らない 笑ってる場合かヒゲ
    -
    「水曜どうでしょう」ディレクターによる最新エッセイ。2020年から22年の3年間を綴る。全国を回っていた著者がコロナ禍で一転、北海道に腰を据え、赤平のどうでしょうハウスでバードウォッチング……。頭を柔らかくするヒントがたくさん詰まっている。
  • 人は生きてきたようにしか死なない
    -
    人はいかにして「老い」や「死」と向き合うのか――。本書は、数多くの評論・エッセイを世に送り出してきた著者が、その晩年に自らの老いと重ね合わせ、したためたものである。市井に生きる無名の人間、友人、高僧、偉人……彼らの迷いや憂い、喜びや行動から学ぶべきヒントを提供する。「人生のゴールが薄っすらと見えて」きた時、その指針となる名著を、下重暁子氏の解説を添えて堂々復刊。
  • 人はかならず、やり直せる
    4.3
    18歳でヤクザにスカウトされ、前科7犯。刑務所へ服役中に聖書を読み回心し、現在は牧師として伝道につとめるかたわら日本中の拘置所や刑務所を訪問している著者の、破天荒な人生を描いた感動のドキュメント。
  • 人は50歳で何をなすべきか
    -
    あなたの人生を決める50歳の生き方を問う! ――全共闘時代のリーダー・田村正敏や羽仁五郎、カリスマ経営者として名を馳せた樋口廣太郎、大賀典雄、また草創期のメディア界で才能を発揮した永六輔、大橋巨泉……。戦後の日本に大きな足跡を残した著名人たちは、人生の転換期にどんな決断をしたのか!? 中高年期を充実させるための知恵が満載の人物ルポ。
  • 人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方
    4.0
    「結婚難」が止まらない。平均初婚年齢は年々上昇し、男性は30.7歳、女性は29歳。男性の23%は「生涯未婚」とされる一方で、結婚できても3組に1組は離婚する。ひとりで生きていくと決意しても、「独居老人」「孤独死」といった不穏な単語が頭をよぎる。人生100年時代、折り返し地点を迎えてから、伴走者を見つけたっていい。80組以上の「晩婚さん」取材から見えてきた、晩婚の幸せ、課題、婚活ノウハウを伝える。
  • 人は死ねばゴミになる(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 盲腸の手術でがんであることを知った検事総長伊藤栄樹。戦後検察の第一期生として、造船疑獄以来、文字通り巨悪と闘い続けてきた彼が最後に対決したのはがんであった。家族や友人への深い思いに溢れた強い意志の記録。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか―生物の死 4つの仮説―(新潮選書)
    4.0
    約40億年前に誕生した初期の生物に、寿命はなかった。にもかかわらず、死ぬことは必要だった――生物は進化し、多様性を生み出し、複雑な構造となったからだ。生物は生き残るため、寿命を得たのである。「死」に関する4つの仮説の歴史的な盛衰を通して、生物の「寿命」がどのように生まれたのかをひもといていく。
  • 瞳さんと
    値引きあり
    -
    直木賞作家・山口瞳夫人が初めて明かす「本当の瞳さん」。 2人は昭和21年に、開設されたばかりの鎌倉の学校で出会った。大恋愛の末、2人は結婚。小さな出版社の編集者だった夫はその後、サントリーの宣伝課に転職する。大企業に入れたことで安穏とした、小市民的な生活を手に入れることができたと妻は安堵していた。ところが、週末の夜に社宅の寝室兼居間で書いていた『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞を受賞。作家に転身し、安穏とした生活が一転する……。19歳と18歳で出会ったときから別れまでを、妻しか知りえないさまざまなエピソードをまじえつつ、夫がそのとき何を悩み苦しみ、何を喜んだのか――妻の視線で直木賞作家・山口瞳の素顔を綴った。

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  • ヒトラーの陰謀 ドイツ国会放火事件
    -
    そのとき現場は巨大な密室だった――1933年2月、何ものかに放火され炎上したドイツ国会議事堂。政治警察は即日、犯人として共産党員を逮捕したが、奇怪な現場状況は20世紀最大の謎に……。成立後わずか1ヵ月のヒトラー内閣が秘密の目的のために仕組んだとされる事件の全貌を暴くノンフィクション。
  • ヒトラー時代のデザイン(小学館文庫)
    3.5
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 全世界に恐怖と惨劇を巻き起こしたナチス第三帝国。この国家は、大衆を相手にした宣伝に力を注ぎ、過った方向に著しい効果をあげた。しかし、その実態を伝えてくれる資料は極めて少ない。国民を「負」に煽動して一致団結させ、世界に大きな悲劇をもたらしたものは何か?その歴史を理解するため、国家を維持、拡大する目的をもって発行、流布されたナチス・ドイツ時代の印刷物を大系的に分類して紹介する。本書は、デザインが「国家の意志」に利用され、過ちを犯した歴史の経過を伝えるためのガイドである。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ヒトラー対スターリン 悪の最終決戦
    -
    生涯会うことがなかった二人は同じ思考ができた 史上最悪の独裁者たるヒトラーとスターリンは、国内政局を人望と政策論ではなく、権謀術数と容赦なき粛清で闘い抜き、独裁体制を確立した。だが、その手法は国際政治でも通用するのか? 二人の悪魔が手を結んだ独ソ不可侵条約からわずか2年後の1941年6月22日、ドイツ軍はソ連を奇襲し、首都モスクワに迫る! ヒトラーの裏切りに、スターリンはどう報復するのか? 冷酷さと残忍さにかけて他の追随を許さない二人の独裁者の心理を分析しながら、両国合わせて兵士だけで1600万人、民間人を含めると最大で4000万人が犠牲となった、悪の最終決戦ともいうべき史上最大の戦争――独ソ戦――を描く、歴史読み物。
  • ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち ボートに託した夢
    4.6
    上流階級のスポーツとされていたボート競技。労働者階級の若者たちの集まりだったワシントン大学ボート部が、なみいる東部の強豪を打ち破って全米チャンピオンに輝き、ベルリン・オリンピックへの出場権を獲得する。だが、 “ヒトラーのオリンピック”とも呼ばれる同大会では、ドイツ、イタリアと対戦する決勝で、アメリカは思わぬ苦境に立たされる――。手に汗握る感動のノンフィクション。
  • ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足 神経内科からみた20世紀
    4.0
    二〇世紀は戦争の世紀であり、一国の命運はしばしば独裁者の手に委ねられた。だが独裁者の多くが晩年「神経の病」に冒されて指導力を発揮できず、国民を絶望的状況へ導いたことはあまり知られていない。彼らを襲った疾患とはいかなるものだったのか。政治的指導者から作曲家、大リーガーまで、多彩な著名人を取り上げ、貴重な映像と信頼に足る文献をもとにその病状を診断する。神経内科の専門医がエピソード豊かに綴る二〇世紀史話。
  • ひとり、家で逝く 在宅死と看取りの現場から
    -
    おひとり様が迎える「死に際」の真実とは?命を看取る在宅ケアの現実が物語る、衝撃のルポ。死を受け容れ、安らかに旅立つために。【本文より】遅かれ早かれ死は誰にもやってくる。たとえ独居であっても、死に場所として家は悪くない。身寄りが一人もいなくても、慣れ親しんだ生活の場で死ぬのは自然なことに思える。むしろ病院で死ぬことは旅先で死ぬこと、いわば客死に近いのではないか。【内容】まえがき 人生の終わりをどう迎えるか?/「おひとりさま」の死に際/最後のお風呂か、それとも湯灌か/最期は孤独でも無縁でもなく/余命予測が外れた不思議な患者/死前喘鳴を聞きながら/痛みとの闘い/「不思議な人」は何者?/孤独な日雇い人生に落ちて/東京での学生時代と結婚/人生の歯車が狂いだして/遺産金を蕩尽し、日雇い生活へ/大震災とともに葬ったもの/闘病生活/がんの手術、7年後の再発/通院治療から在宅ホスピスケアへ/感謝しつつ「そろそろ逝かんとなぁ」/ひとり、家で逝く/喘鳴が静かに終わるとき/「よう、がんばらはった」/病人だった死者が遺体となるとき/孤独死ではない「おひとりさま」の最期【著者】1951年、大阪府茨木市生まれ。北海道大学文学部卒業。ノンフィクション作家。『牛と土 福島、3.11その後。』(集英社)で、第37回講談社ノンフィクション賞、第58回日本ジャーナリスト会議賞(JCJ賞)を受賞。著書『すべての猫はセラピスト 猫はなぜ人を癒やせるのか』(講談社)、『セラピードッグの子守歌 認知症患者と犬たちの3500日』(講談社)、共著『福島はあなた自身 災害と復興を見つめて』(福島民報社)など。

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  • ひとり、家で穏やかに死ぬ方法
    5.0
    がん患者の在宅ケアを支援するグループ「パリアン」の理事長であり、医師でもある川越厚先生が、安らかな最期を迎えるための大切なことを伝えます。 高齢化が急速に進行し、ひとり暮らし世帯が最も多い家族形態となっている現在、自分の家で人生の最後を迎えるしかない、という人が増えています。“お迎え”を認め、人生を安らかに“退く”ために、川越先生の看取ってきたひとり死と、さまざまな生きざまを紹介します。 主婦と生活社 刊
  • ひとりじゃないから、大丈夫。
    3.0
    全身の筋肉の萎縮が徐々に進行する、超希少疾病の一つ「遠位型ミオパチー」──22歳でこの病気の宣告を受けた著者は、家族、恋人、友人に支えられ、結婚し1児の母に。患者会PADM(パダム)を設立するとともに、バリアフリー情報サイト「車椅子ウォーカー」を運営し、障害者の視点を生かしたバリアフリー施策と人々の意識改革「ハートのバリアフリー」を訴える。障害者としての海外渡航体験なども交え、健常者と障害者が互いに認め合い、安心して生活できる社会を目指して奮闘する著者の軌跡。
  • 一人だけど孤独じゃない 中二病クリエイター、世界でバズる
    3.5
    TikTokでフォロワー190万人(2021年5月時点)を超し、 今、最も注目されるクリエイターの一人であるケチャップ。 そんな華やかな姿とは対照的に、 これまで躁うつ病・パニック障害・自律神経失調症を患い、 決して理解されることのないさまざまな悩みや葛藤とともに生きてきた。 2020年2月、TikTokにて初めてトランジションの動画を発表。 ちょうどコロナ禍の自粛と相まってフォロワー数は日に日に増加した。 そして、自分のやりたい表現ができる生活になると、不思議と病気の発症も抑えられた。 「もっと普通の生活をしなさい」 「派手な浮く格好はやめなさい」 「精神疾患は普通じゃない。心が弱いだけ」 そうした「間違った正義」を押し付けられた、これまでの日々。 誰もが憧れる大人気クリエイターとなった今、 そうした「普通」の価値観に悩まされるすべての人に贈る 自身初の自伝的エッセイ。 他人に合わせて群れるのではなく、正しいのはいつも自分。 本書でありのままの人生を赤裸々に告白し、悩める人々の未来を拓く。
  • ひとりでいいんです ―加藤周一の遺した言葉
    5.0
    加藤周一氏が逝ってはや3年。まさに危機に直面している日本と世界の現状を見て「加藤周一だったらなんと言うだろうか……」との思いを抱く向きも多いかもしれません。その一方で「カトウシュウイチってだれ?」という人も確実に増えているでしょう。  本書は、戦後日本を代表する知識人がその晩年、市民グループの求めに応じて談論風発した記録です。  内容は多岐にわたり、戦争と憲法、ファシズム、歴史認識問題、ヒューマニズムと文学・映画、社会主義の功罪など市民からの時に素朴、時に尖鋭な質問に真正面から答え、さらに踏み込んだ答えを示すさまは、さまざまな批判はあるにせよ、「戦後」という時空間の最良の部分がどこにあるかを示してくれます。後続の世代に託された軽やかにして熱い言葉の数々。加藤周一の人物像に迫る入門書としても読める本です。
  • ひとりの宇宙
    -
    夜な夜な多様な人々が集まるバーが新宿二丁目に。やってくるのはLGBTQの人、アーティスト、作家……。バーのオーナーは木更津出身で元芸能人。普通の人の三倍くらいに濃い経験をした、その数奇な運命が、いま語られる。帯文は、氣志團の綾小路翔さん!
  • ひとり舞台 脱原発─闘う役者の真実
    4.1
    2011年4月9日、脱原発活動を宣言。仕事減、恋人との別離、刑事告発、ネット上での誹謗中傷の嵐…。でも「後悔は何ひとつしてへん」。原発廃絶に向けて芸能界でたったひとり闘い続ける役者・山本太郎の活動の軌跡を追うノンフィクション。「原発はいらん、イヤや」って意思表示するだけに、何でここまで悩まなアカンねん。(本文より)
  • ひとりぼっちが怖かった きょうも傍聴席にいます
    3.6
    息子61歳。朽ちる父の遺体と3週間。40年、父と2人暮らしだった息子は、誰にも父の死を伝えず、そのまま一緒にいることを決めた――。 朝日新聞デジタル・人気連載。記者が見つめた法廷の人間ドラマ30編。 「泣けた」「他人事ではない」。朝日新聞デジタルの人気連載「きょうも傍聴席にいます。」、待望の書籍化第3弾。 孤独に耐えられなく父の遺体をそのままに、認知症の祖母の暴言に耐えかねて、望まぬ妊娠に悩んで、長い介護の果てに……。さまざまな掛け違いの果てに、日常の一歩先に引き起こされる事件。 多くの裁判を傍聴する記者たちが、特に強く心に残った事件を厳選し、ニュースに書けなかった人間ドラマを描き出す。 介護、子育て、貧困、孤独……。なぜ、こんなにも追い詰められてしまうのか? 傍聴席で生の声を聞き、表情を読み取ると、事件は当初の報道とは異なる様相を帯びてくる。「きょうも傍聴席にいます。」から大反響の30編を収録。
  • ひとりも、死なせへん  コロナ禍と闘う尼崎の町医者、551日の壮絶日記
    4.6
    本当の敵は、ウイルスではなくて人間なんじゃないか。 「指定感染症2類相当から5類へ!」 「イベルメクチンを開業医の武器に!」 「ステイホームで高齢者を閉じ込めて認知症を悪化させている!」 …… 何か提案をするたび、「町医者のくせに」と叩かれ、  おかしな医者だと指さされた。  しかしこの人間が地域を守り、多くのコロナ患者を救ったのは、  まぎれもない事実である。 「僕がこの1年半以上言い続けたことが、ようやく実現に向って動き出す。  すぐに変わるとは思えない。だけど、これからも言い続ける。  コロナでもう、ひとりも、死なせたくない。ひとりも、死なせへん。  そのために僕は、もう少しだけ町医者として頑張ろう」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 人々の生活に密着した地域包括ケアの現実を、 コロナ分科会の専門家たちは知らないし、 為政者たちも町医者の意見に耳を傾けてこなかった。 だから、市民生活が破壊されることなどお構いなしに、 1年半以上にもわたって自粛を要請し続けることが平気でできるのだ。 本書は2020年1月より2021年8月の長尾和宏のブログから 主にコロナ関連の記述を抜粋し加筆、編集したものである。 一人の町医者の闘いの軌跡であると同時に、 日本のコロナ対策を振り返るための、貴重な記録にもなった。 まるで、カミュの「ペスト」のように。 もし、長尾先生の提言が間違っているというのなら、 より具体的で実現可能な対案を出すべきだ。             ――鳥集徹 (本書解説より)
  • ひとりも、死なせへん2
    4.3
    前作『ひとりも、死なせへん』に続き、 2021年8月より2022年5月までの、 長尾和宏のブログより主にコロナ関連の記述を 抜粋し加筆したものである。 なぜ長尾は、批判を承知でワクチン接種を取りやめたのか? ワクチン後遺症の人たちへの救済に走り出したのか? そしてこの10カ月、医療と、メディアと、国は何をして何をしなかったのか… 本書は、すぐに色々忘れてしまう我々国民が、 絶対に忘れてはならない10カ月の記録でもある。 「僕は陰謀論者でも右でも左でもない。これは、町医者が見た現実だ」 ◎国がコロナを「5類」にしたがらないのはなぜか?   ◎肥満・タバコ・高齢男性が重症化のリスク  ◎PCR陰性のコロナ肺炎はどうするの? ◎街角無料PCRは税金の無駄遣い!  ◎マスコミは「コロナで死亡」は大きく報じても 「ワクチン接種後死亡」や「ワクチン後遺症」は報じない。 ◎閉じ込めたら認知症が悪化するのは当たり前!  ◎若い世代への ワクチンは、デメリットしかない。 ◎関節リウマチなどの膠原病や帯状疱疹が急増中!  ◎誰も知らない「イベルメクチン」の不都合な真実……。 僕は大馬鹿者だったが、思い返すとあの頃は、仕方がない選択だった。 当院では、もう二度とコロナのmRNAワクチンを打たないことを決めた。 毎日のように届く「長尾死ね!反ワク!」という批判。 殺されるかなと思う夜もあるが仕方がない。自分に嘘はつけない。 専門家は、アホのひとつ覚えのように、 「ワクチンのメリットがデメリットを上回る」と言うが、 そんな全体主義の論理は、欺瞞だ。 「私の人生を返してください」という声に、国も向き合ってほしい。 コロナ禍で「思考停止」しているすべての人、必読の書。
  • 人を操るブラック心理術 「Yes」と言わせる交渉の鉄則32
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    【内容】悪徳商法には交渉相手を自分たちの思いのままに操る様々な術が存在している。そして面白いことに、悪徳業者の使う手口から「騙し、嘘」といった悪要素を取り除いてみると、意外にも「一般のビジネスの場でも応用可能なワザ」が数多くある。本書のテーマは「悪徳商法の根底にある交渉術・心理テクニックを、一般ビジネスの場でいかに活用するか」である。また、「悪徳商法の手口を知ることで、これらの商法への免疫力をつけて、身を守る術を習得する」という目的がある。自己防衛本としても、本書を活用して頂ければなお幸いである。【著者】ルポライター、キャッチセールス評論家、悪質商法コラムニスト。北海道生まれ。雑誌「ダ・カーポ」にて「誘われてフラフラ」の連載を担当。2週間に1度は勧誘されるという経験を生かしてキャッチセールス評論家になる。これまでに街頭からのキャッチセールス、アポイントメントセールなどの潜入は100ヵ所以上。キャッチセールスのみならず、詐欺・悪質商法、ネットを通じたサイドビジネスに精通する。著書『ついていったら、こうなった』『なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?』『クリックしたら、こうなった』『崖っぷち「自己啓発修行」突撃記』『ついていったら、だまされる』(イースト・プレス)など。電子書籍に『悪徳商法ハメさせ記』『人を操るブラック心理術』など。

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  • 人を輝かせる覚悟~「裏方」だけが知る、もう1つのストーリー~
    4.0
    日本航空のキャンペーンガールや、クラリオンガールに選ばれるなど、芸能界で華々しく活躍していた著者は、21歳にして芸能活動を引退し、新庄剛志を支える「裏方」としての人生を選ぶ。パートナーをスターにするための覚悟や新庄との知られざるエピソード、ライフワークである「食」と「健康」をテーマにした再出発など、今だから語れる、全力で夢を追い続けるモデル・タレントの初手記。
  • 人を斬る覚悟があるか 宮本武蔵「五輪書」の真髄
    -
    孤独に戦う男たちへ―― 史上最強の人生マニュアル「五輪書」の奥義とは!! ● では、武蔵という人物の、本質とは何なのだろうか。それは、やはり、強さということになると思う。(中略) 武蔵のように生きたい、と思わせる、あるいは武蔵ならどうしただろう、と現代を生きる人間にも想像させるような、一つの典型にまで化した強い生き方が、武蔵にはあるのだ。(中略) とくに若い諸君、現在の錯綜をきわめた世間を前にして呆然としている若い諸君に、武蔵の強い生き方のエキスを味わってもらえたらと思う。――「はじめに」より抜粋
  • 人を、殺してみたかった 名古屋大学女子学生・殺人事件の真相 (角川ebook nf)
    -
    大学に入学後、長年の宿願の殺人を実行し、その興奮をツイッターに記した名古屋大学の女子学生。これは計画殺人なのかそれとも心の病なのか? 関係者への取材からその謎を明らかにする。 ※本書は、2015年9月16日に配信を開始した単行本「人を、殺してみたかった 名古屋大学女子学生・殺人事件の真相」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
  • 人を育て、人を活かす 江戸に学ぶ
    -
    人を動かす極意、奮い立たせる秘訣とは? ――米国で最近盛んになってきた「CS活動(顧客満足)」や「ES活動(従業員満足)」などは、江戸時代によい先例が数多くある。幕府という「官僚」組織、藩という「企業」組織の中で、あまたの節目節目の難局に登場した改革者、たとえば、藤堂高虎、佐竹義宣、川崎平右衛門、園井東庵……、彼らの施策・行動に、その秘術を学ぶ。<『江戸 人遣い達人伝』改題作品>
  • 人を立てるとうまくいく――人間関係に悩まなくなる93のコツ
    4.0
    人間には誰にでも「他人から能力を認めてもらいたい」「世の中から必要とされたい」という欲求があります。これを自己重要感といい、人はそれが満たされたとき、このうえない幸せを感じるようになります。自己重要感を高めてあげれば、相手に対して幸福感・満足感・歓びを与えることになります。そして、与えられた相手は、与えてくれた人に対して感謝・感激するようになります。好感を抱くようになります!
  • 人を見る目(新潮新書)
    3.0
    お追従、お節介、しみったれ、臆病者、空とぼけ……時は流れて世は大きく移り変わっても、人の考えることやすることには、古来変わらない傾向がある。昭和史の第一人者が、『パンセ』『人さまざま』『徒然草』など東西の古典をひもときながら、軍人や政治家、財界人や文士たちの様々な言動をたどる。善悪のあいだでよろめき続ける人間の悲哀を歴史の断層の中から掘り起こす、大人のための人間学。
  • ひどい感じ──父・井上光晴
    3.8
    没後十数年たっても愛され続ける作家・井上光晴。その生涯は多くの謎に包まれていた。旅順生まれ、炭鉱での労働経験、それらはすべて嘘だった。何事もドラマチックに仕立てなければならない、「全身小説家」井上光晴の素顔とは? そして、ガン闘病の真実。小説家・井上荒野が父の魅力のすべてを書きあげる。
  • ひどい捜査 検察が会社を踏み潰した
    1.0
    社長が手塩にかけて育てた、その小さな会社を、検察は平然と葬り去った。最も残酷かつ巧妙な方法で……。会社立て直しのため命を削って働く経営者たち。中小企業の7割が粉飾に手を染める実態を直視しない検事たち。東京地検特捜部のあまりに卑劣な捜査を暴く!
  • 避難弱者―あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?
    3.7
    東日本大震災時、福島第一原発から30km圏内の老人ホームは、住民の避難から取り残されてしまった。ライフラインもなく、通信手段が遮断された中、職員と入居者は、続けざまに原発が爆発する音を聞く。多くの職員が放射能の影響に関する情報を得ることができず、不安を抱えて一斉に施設を後にすることを余儀なくされる。  取り残された入所者は避難が遅れるに伴い、寒さの中で目に見えて衰弱していく。老人ホームに留まり、なんとか手探りで避難の糸口を見いだそうとする職員の努力もむなしく、高齢者は避難途中や避難直後に立て続けに亡くなってしまう。避難したくてもホームだけの力では移動手段も受け入れ先も確保できない状況。そこには、放射能の恐怖と戦いながら不眠不休で入所者の命を守ろうとした職員たちの奮闘と葛藤、苦渋の決断があった。  レベル6の原発事故に直面し、手探りの中で入所者の命を守るために奮闘した介護士の決断と葛藤を赤裸々につづったノンフィクションドキュメンタリー。世界でもっとも高齢化の進む日本に突きつけられた重い命題へのヒントにあふれた一冊。
  • ひねくれ者の分析力
    -
    「大自然を遊ぶ」をコンセプトに佐賀県を拠点に活動し続ける、YouTubeチャンネル「釣りよかでしょう。」のリーダー、よーらい氏の初となる著書。 流されて生きてきた末にパソコンを通して見えた無限の考え方。そして平均以下のジレンマからの脱却。 好きなことをすることで一番になり続けてきた、「天才になりたい」を諦めない男の分析力をまとめた一冊。 収入ゼロだったニコニコ動画での配信、活動休止からのYouTuberへの転向、そして会社の代表としての葛藤など、 動画クリエイターとして歩んできたよーらい氏のYouTubeでは語られていない裏話も満載。 異才のクリエイターが世の中に釣られない生き方、出る杭は打たれる日本で輝くための処世術を語る。
  • 陽のあたる場所 浜田省吾ストーリー
    4.7
    売られた喧嘩は全て買う。腕力で負けても気力で勝つ。そんな少年だった。レコードセールス、観客動員数ともにロック界屈指の人気と実力を誇る浜田省吾が全てを語る。綿密な取材をもとに描くサクセスストーリー。
  • 火の国の女の日記(上)
    -
    「女性解放に根拠を与えるものとしての女性史学」を、無から夫婦の同志的結合の中に打ち立てた高群逸枝の自叙伝。1963年、69歳、病床にあり起筆、64年急逝後は夫憲三が補結。彼女の生きよう、全体像を最も良く伝え、今や華やかなる女性論も色褪せる。まさに「女性の自叙史、それが女性史」であった。上巻は火の国の女の凜性を自覚し、原型をなす37歳までを収録。
  • 陽はまた昇る 映像メディアの世紀
    4.1
    20世紀最後にして最大の家電商品・ホームビデオ。VHS方式とベータマックス方式、二つの規格をめぐって、日本ビクターとソニーが死闘を繰りひろげる。規格統一はあるのか。欧州市場は、どちらを支持するのか。そしてついに、高野鎭雄という一人の男の信念が、技術者集団を引っ張り、井深大、盛田昭夫率いる巨人・ソニーとの闘いを制し、世界を相手にひとつの時代の幕を開く。NHKの「プロジェクトX」や映画化で話題をよんだ痛快無比の傑作ビジネス・ノンフィクション。
  • 批判覚悟のリーダーシップ 日本サッカー協会会長秘録
    -
    リーダーは傷だらけで孤独。毎日ストレスが続く会長職を誰がやるのか? だからこそ、批判されてもブレない「芯」と明確な「ゴールイメージ」が必要だ ――2016年から3期にわたり日本サッカー協会会長を務める著者は、世界基準をめざして数々の改革を断行。日本代表監督の交代、福島県Jヴィレッジの原発事故対応、日本オリンピック協会副会長として携わったパンデミック下の五輪開催、コロナ禍の経済危機……。嫌われる覚悟で臨んだ数々の修羅場の舞台裏を、いま初めて明かす。また、著者が薫陶を受けた名指揮官(クラマー、ギャラント、オシム、ベンゲル、川淵三郎、岡田武史、佐々木則夫、西野朗、森保一ら)に学び、本物のリーダー像を探究。危機を突破して「ゴール」を決められる力とは何か? 数々の逆境を突破してきた末に、たどりついた境地。
  • 被爆樹巡礼 原爆から蘇ったヒロシマの木と証言者の記憶
    -
    被爆樹を知っていますか? 被爆直後は「七十五年間、草木も生えない」と言われたヒロシマの町。ところがその年の秋にはアサガオなどが、さらに翌年の春を迎えると、クスノキ、イチョウ、サクラ、ソテツ、アオギリなどの木々の折られた枝、焼かれた幹、かろうじて残った根から、次々と新芽が芽生え、新しい命が育ち始めました。広島市では爆心地を中心に半径およそ2Km圏内の58か所、約170本の樹木を「被爆樹木」として認定しています。本書は被爆樹1本1本を訪ね歩き、その木について紹介するとともに、被爆当時の記憶のある方々や「被爆樹木」を守っている方々のお話しも伺ってまとめた一冊です。被爆樹は原爆被害の「生き証人」として、これからも無言で人々に核兵器の恐ろしさと、平和の尊さも伝えていくことでしょう。
  • 被ばく列島 放射線医療と原子炉
    4.0
    日本国内に蓄積される40トンの医療核廃棄物とは。三万人の癌患者に向き合ってきた放射線医療の第一人者と反原発運動を牽引する原子核工学者が複合被ばくの真実を明らかにし、放射性物質に向きあう方策を提唱する。
  • 火花 北条民雄の生涯
    値引きあり
    4.5
    ハンセン病の北条民雄は文学を目ざし、川端康成に見出される。やがて『いのちの初夜』が文学界賞を受賞、ベストセラーとなるがペンネーム以外は秘された。差別と病魔と闘い生涯を終えた民雄の生の輝きを克明に綴る!
  • 批評の誕生 批評の死
    -
    文学批評という行為の可能性を探る評論集。小林秀雄、花田清輝、吉本隆明、江藤淳、蓮實重彦、柄谷行人など戦後を代表する9人の批評家の足跡を俯瞰し、批評の可能性と不可能性を探る野心的評論集。
  • 響きをみがく 音響設計家 豊田泰久の仕事
    4.5
    クラシック界の巨匠たちが頼った“耳”がある。東京・サントリーホールからハンブルク・エルプフィルハーモニーの音響設計まで。世界有数のコンサートホールの「響き」を手掛ける日本人トヨタは、いかにして究極の音を実現させたのか。その謎に迫る。
  • 響け、わたしを呼ぶ声 : 勇気の人干刈あがた
    -
    軽妙な筆致で離婚家庭を描いた「ウホッホ探検隊」など、時代と女性をテーマに書き続けた作家・干刈あがたの生涯を照らし出す本格的評伝。胃がんのため49歳で逝った彼女の作品の奥に潜む、内的な必然性が初めて解き明かされる。/第1章:父と故郷の島  第2章:自己犠牲からの脱却  第3章:もうひとりの「わたし」  第4章:母と子――それぞれの旅立ち  第5章:余命とのたたかい

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  • 日比谷高校の奇跡――堕ちた名門校はなぜ復活し、何を教えているのか
    5.0
    なぜ日比谷高校で生徒は伸びるのか? 中高一貫校がもてはやされるなか、日比谷高校は通常校ながら、保護者・生徒に圧倒的に支持されている。今や開成高校を蹴って日比谷高校に入学する生徒も少なくない。これは、東大合格者数に代表される進学実績と、それを可能にしている教育にある。東大合格者数が1人に落ち込み、「堕ちた名門校」と言われた高校は、どのように復活を遂げたのか? なぜ日比谷生は通塾率が低く、しかも現役率が高いのか? これらの“奇跡”について、改革を断行した現役校長が答える。教材や勉強方法を開陳、2021年からの新大学入試にも言及。受験の常識が変わる!
  • ヒマラヤのドン・キホーテ ネパール人になった男 宮原巍の挑戦
    -
    ヒマラヤが秘境であった七〇年代初頭、世界最高所にホテルを建てた男・宮原巍。しかし彼を魅了したこの国は政治腐敗と環境破壊が進行していく。事態を憂えた宮原は、ネパール国籍を取得、自らの政党を設立し政治活動に身を投じる。挑戦と挫折を繰り返しヒマラヤのドン・キホーテと呼ばれる男の半生を、自らも登山家である著者が熱く綴った評伝。
  • ひまわりになったボク ~聞いて! たいせつなヒストリーを~
    -
    4歳で進行性の難病を発症、小学3年生で車いす生活になるも、周囲のサポートを受けながら高校まで普通学級で過ごした。大学では、障がい者と健常者が笑って暮らせる社会の実現をめざして福祉を学んだが、卒業目前で亡くなった。そんな一青年の生涯を、ひまわりに転生した“ボク”が語る表題作と、母親視点のエッセイ「思い出は色あせることなくいつまでも」の2作品を収録する。
  • ひまわりのように
    -
    映画「フラガール」のモデルにもなった日本最初のフラガールであるカレイナニ早川氏の初めての自叙伝。幼い頃に台湾で育った思い出。意外にもやんちゃだった少女時代の話。クラシックバレエとの出会いと、その後の人生を決めるフラダンスとの邂逅。一見、順風に見える彼女のフラダンス人生だが、その裏側には女性としての差別と偏見、信じていた人からの裏切りと絶望の連続であった。苦難を乗り越えて一つの物事を大成した女性の厳しくも暖かい女性に向けた生き方のメッセージ。
  • 秘密資金の戦後政党史―米露公文書に刻まれた「依存」の系譜―(新潮選書)
    4.5
    冷戦下、保革主要政党が米ソから密かに受けてきた違法資金。ハワイでの受け取り、迂回融資、工作員による手渡し……、手練手管を駆使して渡された闇の資金は、イデオロギー対立の狭間で、日本政治に何をもたらしたのか? 綿密な調査によって発掘された一級資料が暴く「政治とカネ」問題史上、最大の暗部。
  • ひみつの王国―評伝 石井桃子―(新潮文庫)
    4.6
    ノンちゃん雲に乗る、クマのプーさん、ピーター・ラビットなど作家・翻訳者・編集者として幾多の名作を世に送り出し、溢れる才能のすべてを「子ども時代の幸福」に捧げた101年の生涯。200時間に及ぶインタビューや書簡、綿密な取材をもとに、戦前戦中の活動や私生活にも迫る。子どもの本で人々を勇気づけ、児童文学の星座で強い光をはなつ石井桃子の稀有な人生を描いた、初の本格評伝。(解説・川本三郎) ※当電子版には、新潮文庫版に掲載の写真の一部は収録しておりません。ご了承ください。
  • 姫君たちの明治維新
    4.0
    明治150年に贈る、幕末維新をきっかけに思いもしなかった苦労に見舞われた大名・華族の姫君たちの物語。 深窓の令嬢どころか、堅固なお城の大奥で育った、正真正銘のお姫様たちも、維新の大波には翻弄されます。しかし、決してそれにめげることなく、それぞれの運命を逞しく生き抜いてもいきました。 徳川家では、最後の将軍、慶喜の義理の祖母でありながら、淡い恋心を交わした一橋直子、また、そのとばっちりを受けた形の、正妻の徳川美賀。 加賀百万石の前田家では、東大の赤門を作るきっかけとなった、将軍家から嫁入りした溶姫のさみしい晩年。 九州の大藩、鍋島家では、新政府の外交官になった夫とともに、ヨーロッパに赴き、社交界の華とうたわれた鍋島胤子。 篤姫や和宮など、メジャーどころはもちろん、歴史教科書には出てこない、お姫様たちの生涯は興味津々。 とくに落城の憂き目にあった姫君たちの運命には、思わず涙します。 なかでも、もっとも数奇な運命をたどったのが、四賢侯の一人、松平春嶽の側室の子である池田絲。維新後の混乱で彼女は松平家の庇護を受けられず、なんと芸者に。そこで、お雇い外国人であったフランス人の軍人と知り合い結婚。二人の間に出来た子が、明治の歌舞伎界の大スターである十五世市村羽左衛門! まるで小説のような物語がそこにあります。 20人を超える姫君たちの物語にご期待ください。
  • 日めくり31日カレンダー 永遠に伝えたい美智子さまのお心
    -
    新天皇即位・改元にあたり、これまでの美智子さまの功績やお言葉を若かりし頃の講談社のオリジナルの写真39点とともに振り返ります。戦後、美智子さまに励まされ、ともに生きてきた世代には昔を思い出すものに、今を生きる女性には永遠に受け継きたい日本の女性像を提案するものに。美智子さまに憧れて支えられてきたファンのみならず、多くの人たちが美智子さまを身近に感じ、生きる姿勢を心に留める日めくりカレンダーです。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 秘められた世界史
    -
    このシリーズ中では一転して、歴史的事実、事件の裏にある悲しくいたましい秘話、エピソードを発掘したもの。リンドバーク二世誘拐殺人事件、聖バレンタイン・デーの惨劇、全滅したフランクリン探検隊の秘話など興味深い14話で構成。

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  • 非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か
    3.6
    性体験、雇用、加齢、家族……。男性の抱える悩みが今ほどクローズアップされた時代は、過去にないだろう。男はなぜ、今の世を生きづらく感じるのか、根底にある男の「弱さ」、その先に見える「新たな男らしさ」とは? 本書は、客観的な突き放した立場からではなく、男性たちの弱さに寄り添いながら問題と向き合い、たとえ愛されず、承認されずとも、優しく、幸福に生きていく方法を探った全く新しい男性批評である。【目次】第一章 男にとって弱さとは何か?/第二章 男のルサンチマンについて――非モテの品格?/第三章 男のケアと子育てについて――そして父になる、男になる/あとがき
  • 一〇〇歳記念 志村ふくみ
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2024年、100歳を迎える染織家・志村ふくみ。自然と向き合いながら美を追い求め、思索を深めてきた。その人生と創作の道のりをたどる決定版。文=吉永小百合、吉岡徳仁ほか。
  • 一〇〇歳時代の人生マネジメント――長生きのリスクに備える
    3.5
    今から約30年後、日本人の平均寿命は100歳を超えると言われている。しかし、経済成長はもはや望めず、生産年齢人口の激減により年金制度も破綻しかけている。私たちは「長生きする」という、これまでにない脅威に晒されている。最優先で考えなければならないのは資金計画だが、健康問題や人間関係も重要。今ならまだ間に合う。100歳人生を安心して暮らすために「学び直し」を始めよう。
  • 100歳の台湾人革命家・史明 自伝 理想はいつだって煌めいて、敗北はどこか懐かしい
    -
    台湾、日本、中国を股にかけ、革命の戦いに人生を懸けた男、史明。中国共産党と台湾国民党を相手に戦い続け、理想を追い続けたその波乱に満ちた日々を振り返る冒険譚には、血沸き肉躍ること必至。100歳を超えてなお、現役の革命家として躍動する「台湾独立のゴッドファーザー」を描き出すノンフィクションが登場。この男、全身革命家!!! 台湾、日本、中国を股にかけ、革命の戦いに人生を懸けた男、史明。 100歳を超えてなお、現役の革命家として躍動する「台湾独立のゴッドファーザー」が人生を語るノンフィクション……この男、全身革命家! 刊行に寄せて 中華民国第14代総統・蔡英文からのメッセージ はじめに 稀代の名優 第1章 暁の風 アーマとアフイの輝ける日々 /憂国のヒーロー・蒋渭水 /「サスケ」と武士道 /「行きたがっている若者は行かせなさい」 /優雅なるかな学生貴族 /マルクスボーイ、大陸へ 第2章 紅い潮 「スパイ・林明」の暗躍 /親父はアヘンで人助け /断腸のパイプカット /日本が負けた、ふるさと日本が…… /アヘン密売で資金調達せよ /そしてふたりは北京で恋に /いざ、憧れの「解放区」へ/ゲリラ戦を生き延びろ!/解放軍幹部への道 /消費されていく台湾兵 /鄧小平、「台湾隊」結成を指示 /「人民裁判」という名のジェノサイド /邯鄲の夢さめて、決死の逃避行  第3章 刃の山 それでも「働いたら負け」 /吹き荒れる密告と弾圧の嵐 /蒋介石を暗殺せよ! /逃亡者 /われ、バナナと共に去りぬ /政治亡命、ふたたびの日本 /餃子の屋台が大当たり /渾身の『台湾人四百年史』 /銀行とヌードルでズタボロに /さらば協子 ◆協子が振り返る、革命家との20年――陳麗貴・平賀協子 共産党の甘いささやき /日本の台湾独立運動 /国民党の巧みな懐柔作戦 /孤高の武闘派 /尖閣経由で台湾密航 /2度の蒋経国暗殺未遂 ◆シュヴァルツコップに魅せられたロマンティスト――金美齢 盧仔と光枝 /逮捕・尋問・自白・断絶 /アメリカ横断講演ツアー 第4章 蘇る魂 祖国よ、40年ぶりの台湾よ /騒がしかろうが街宣カー /高速封鎖で実力阻止 /奇蹟的に生還、蔡英文との出会い /生きていた伝説 ◆史明先生の闘いは失敗ではない――林飛帆 おわりに 「台湾独立」を叫ぶべからず 年表─革命家・史明 100年の軌跡
  • 100冊が語る「慰安所」、男のホンネ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国、香港、台湾、フイリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、ビルマ、さらに南洋群島にも、「慰安所」があった。兵士のホンネを従軍記からさぐる。
  • 138億年宇宙の旅
    4.3
    私たちはここになぜいるのか? いまこの疑問に答えられるのは先端物理学だけだ。ホーキングとベストセラーを書いたサイエンスライターが物質の起源からダークエネルギー、多宇宙理論まで、万物の起源と行く末を読みながら体感させる、必ず腑に落ちる科学解説。
  • 112日間のママ
    値引きあり
    4.1
    「涙で読めない」と書店員さんの声が続々。 「夜中の3時だった。僕はもう見ていられなかった。 もうこれは無理だ。奈緒の夫として、奈緒はもうこんなに苦しまなくていい。 そして、息子の父親として、ママのこの姿はもう見せたくない。 もう、十分に頑張った。頑張ったから奈緒は・・・ 僕は先生を呼んだ」  番組のスタイリストとしてサポートしてくれていた奈緒さんとの結婚から、妊娠中の乳がん発覚、その後の出産、闘病、そして最後の日々までが、悲しみと悔恨を込めて驚くほど克明に記されています。  当たり前の日常が失われていくリアルな記述に「涙で何度も中断した」「自分も妻にちゃんと向き合おうと思った」といった声が数多く寄せられています。
  • 百田尚樹の日本国憲法
    3.9
    楽しみながら、憲法も安全保障も天皇制も学べる あなたは日本国憲法についてどれくらい知っていますか。 著者は、この憲法は“突っ込みどころ”満載でおかしな点が一杯あると言う。 その説明に目から鱗が落ちるのはもちろん、思わず笑ってしまうことも。 しかし笑ってばかりもいられない。今や尖閣諸島沖には中国船が遊弋し、 ロシア・北朝鮮・韓国など周囲は敵対国ばかり。この状況を作り出したのもまた日本国憲法である。 はたして、この国はどのように守られてきたのか。安全保障について、日本史から読み解いていく。 まさに「わかりやすくて、爆笑するほど面白くて、震えがくるほど怖い(百田尚樹・談)」憲法本! 一家に一冊の必需品です。
  • 120歳まで生きたいので、最先端医療を取材してみた
    3.6
    尿1滴でがんを検知する、iPS細胞からミニ臓器をつくる、脂肪がつくる酵素で老化を遅らせる……最先端医療は、私たちの想像以上に進化していた。2016年に予防医療普及協会を立ち上げ、予防医療に関する最新知見や情報を発信している堀江貴文が、実際に医療現場を取材し、まとめたのが本書である。医療情報だけではなく、人工冬眠で寿命が延びる、記憶を書き換える、第六感・磁覚を身につけるなど、科学読み物としても楽しめる。楽しみながら、「防げる死」を防ぐ情報を入手しよう。
  • 122対0の青春 深浦高校野球部物語
    3.6
    超へっぽこ球児たちの「泣き笑い」劇場――へっぽこという言葉では甘すぎる? 1998年夏。「歴史的」スコアで大敗し、全国に知られた青森県立深浦高校野球部の球児たち。生徒数減で高校自体が存亡の危機に立つなか、野球部員たちは死力を尽くして戦った! 涙あり、笑いありのドラマを描いた話題作が、球児たちの「その後」を加筆し、待望の1冊に。
  • 100日間おなじ商品を買い続けることでコンビニ店員からあだ名をつけられるか。~ビスコをめぐるあたたかで小さな物語~
    3.5
    2020年1月、noteで多くの反響と感動を巻き起こした記事が待望の書籍化! 100日間近所のコンビニで「ビスコ」を買い続けたら、はたしてあだ名はつけられるのか? 著者を取り巻くありふれた小さな日常が、やがて大きな「物語」を生み出していく。noteの記事では語りつくされなかった100日間+αの「その後」の話も収録。おもしろくてちょっと泣ける、まったく新しい物語が誕生する。
  • 100年かけてやる仕事――中世ラテン語の辞書を編む
    3.3
    【内容紹介】 英国と日本、言葉を継いでいく人びとの「時を超える」働き方 生きているうちに完成をみない仕事にやりがいを感じることができますか? 2013年、イギリスである書物が100年以上の年月をかけて完成した。『中世ラテン語辞書』である。 話し言葉としては既に死んでいる言語の辞書をつくったところでさほどの需要も見込めず、絶対にもうけにはならない。 誰がそんな活動に資金を提供したのか?「言葉集め」をしたボランティアたちにはどんな動機があったのか? 使うあてもなく、完成するかもわからない書物に時間と精力を注ぎ込んだ人たちの営みから、人間の「働く意味」を追ったノンフィクション。 【著者紹介】 [著]小倉 孝保(おぐら・たかやす) 1964年滋賀県長浜市生まれ。88年、毎日新聞社入社。カイロ、ニューヨーク両支局長、欧州総局(ロンドン)長、外信部長を経て編集編成局次長。 2014年、日本人として初めて英外国特派員協会賞受賞。 『柔の恩人』で第18回小学館ノンフィクション大賞、第23回ミズノスポーツライター賞最優秀賞をダブル受賞。 【目次抜粋】 第I章 羊皮紙のインク 第II章 暗号解読器の部品 第III章 コスト削減圧力との戦い 第IV章 ラテン語の重要性 第V章 時代的背景 第VI章 学士院の威信をかけて 第VII章 偉人、奇人、狂人 第VIII章 ケルト文献プロジェクト 第IX章 日本社会と辞書 第X章 辞書の完成
  • 百年先が見えた男
    3.7
    すごい経営者がいた! 日本オリジナルの合成繊維の事業化、そして国交回復前の中国へ――。敗戦後の日本人の誇りを取り戻させた大原總一郎の激動の人生を描いたノンフィクションノベル。松下幸之助に「美しい経済人」と評された稀代の経営者・大原總一郎――。数々の分野でシェアNo.1を誇る企業=現在のクラレを創り上げた男の生涯は、波乱に満ちたものだった。国産第一号の合成繊維「ビニロン」の事業化や、国交回復前の中国へのプラント輸出……。激動の昭和史を背景に、“百年先が見えた経営者”と言われた男の生涯を描く感動の企業小説。『天あり、命あり』を改題。
  • 百年の快楽
    値引きあり
    5.0
    人生百年時代の最先端を生きる女性達を活写。 『快楽』『炎情』などで更年期女性の生き方をルポしてきたノンフィクション作家・工藤美代子が、いくつになっても幸せをさがして懸命に生きる女性たちを活写――  人生百年をどう生きて行くか。かつてない命題に私たちは直面している。長年連れ添ったパートナーと今後も過ごすのか、そのパートナーが亡くなったらどうするのか。ひとりで生きる? 再婚するにはどうしたらいい? お墓はどうする? さらに、どんどん手軽になり多くの人が利用するようになっている美容整形の最前線や、年齢を重ねた時に大きな悩みとなる性交痛、介護や経済的な問題まで、女性が後半生を迎えたときの不安と恍惚に、著者がとことん向き合った。新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれるノンフィクション。   <熟年離婚という言葉が流行ったのは、十年以上も昔だった。あれは、独身に戻って人生をリセットしたい女性たちの選択肢として注目されたのだ。(中略)しかし人生百年時代を迎えて、そうした風潮は微妙に変わりつつある。世間体や経済的な安定、あるいは家族に縛られるよりも、もっと自分の願望に忠実でありたい。自由に生きたいと望む女性が確実に増えている。>
  • 一〇〇年前の女の子
    4.0
    「わたしにはおっ母さんがいなかった」 明治四十二年、上州からっ風の吹く小さな村で生まれた母テイは、米寿を過ぎてから絞り出すように語り始めた――生後一か月で実母と引き離され、養女に出された辛い日々を。そして故郷をいろどった四季おりおりの行事や、懐かしい人びとを。 新緑の茶摘み、赤いタスキの早乙女の田植え、家じゅうで取り組むおカイコ様。 お盆様にお月見、栗の山分け、コウシン様のおよばれのご馳走。 初風呂と鮒の甘露煮で迎えるお正月様。 農閑期の冨山のクスリ売りと寒紅売り、哀愁のごぜ唄。 春には雛祭りの哀しみがあり、遊郭での花見には華やかさがあった。 語る母、聴き取る娘。母と娘が描きあげた、100年をけなげに生きた少女の物語は、色鮮やかな歳時記ともなった。 2010年に刊行以後、さまざまな新聞・雑誌に書評が掲載され、NHK「ラジオ深夜便」での、著者の「母を語る」も評判となった。多くの感動と共感を読んだ物語の待望の文庫化。新たに、足利高等女学校の制服姿のテイや家族写真、また新渡戸稲造校長の女子経済専門学校での写真などを掲載。解説は中島京子。
  • 百年前の私たち 雑書から見る男と女
    3.5
    明治の末、男女共通の関心は"脳を強くすること"。男は"性慾"に煩悶しつつ、やっぱり帝大出との"就職"格差を気にしている。女は"女学生"に萌え~っと騒ぐ一部の男どもを尻目に、"自分探し"に余念がない。そうそう、したり顔でお説教し、社会を憂うオヤジやオバサンもちゃんといます。近代日本にはじめて生まれた大衆の姿はそのまま私たちの鏡像でもあるのです。
  • 百年目の帰郷 王貞治と父・仕福(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 756本のホームラン世界記録を達成し、国民栄誉賞第1号に輝いた王貞治。王のルーツを探り、その父・仕福の生まれた中国大陸を訪れた筆者が発見した「封印された秘密」。それは父から息子への「決して伝わらないはずの遺言」だった。二つの中国の間で翻弄されながら日本に生きる王貞治と父・仕福を描き、祖国とは何か、国籍とは何か、そして血縁とは何かを問う。第5回21世紀国際ノンフィクション大賞受賞作品。
  • 一八〇秒の熱量
    -
    ミドル級のB級ボクサー・米澤重隆は年齢制限による引退が迫っていた。現役を続けたるためにはチャンピオンになるしかなく、無謀な挑戦を始める。リミットはたった9か月。予想に反して次々と勝利を収めて東洋太平洋ランカーになると、誰もが奇跡を期待し始めた。強いパンチもスピードもない。愚直にボディを打つしかないのに、その拳から目が離せない。熱すぎるノンフィクションが待望の文庫化!
  • 108年の幸せな孤独 キューバ最後の日本人移民、島津三一郎
    4.0
    キューバ革命、冷戦、国交回復……カリブの小島に住む108歳の日本人移民。新潟県生まれの島津三一郎氏はスイカを育てて暮らしたが、一度も日本に帰国しなかった。なぜか。静かな感動に包まれるノンフィクション。
  • 100万円で家を買い、週3日働く
    4.1
    お金をかけずに、豊かで幸せな生活を実践する人々の事例を、「再・生活化」をキーワードに紹介・解説。それは、(1)物の豊かさから人間関係の豊かさへ、(2)私有からシェアへ、(3)シンプル・ナチュラル・手作り志向、(4)日本・地方志向、の4つがカギとなる。モノやお金では幸せを感じられない現代人にとって理想の生き方とは?
  • 100万人組織「日本大学」の解剖
    値引きあり
    3.0
    「日本大学」の知られざる組織・ヒト・カネ・歴史に迫る。アメフト「悪質タックル問題」の源流は、そこにあった──。 アメフトの「悪質タックル問題」で、責任逃れにも見える対応を続けてきた日本大学。同大学があくまでも内田正人・アメフト部前監督をかばおうとし、学内からも批判の声が上がらなかった理由を探っていくと、その特殊な組織・ヒト・カネ・歴史に行き着く。 なぜ日大は“国名”を冠した「日本大学」を名乗ることができたのか。なぜ卒業生100万人超を擁する巨大組織へと成長したのか。内田氏が監督を辞任して以降も「常務理事」の座からなかなか離れようとしなかったのはなぜか。どうして相撲部監督が理事長にまで上り詰めたのか。日大の教職員組合が経営陣の刷新を求める要求書を明らかにする中で、「報復人事の恐れがある」とまで言及したのはなぜなのか。 悪質タックル問題の深層は、「日大アメフト部」だけを見ていてもわからない。日本一の学生数を誇る「日大」という巨大組織が抱える宿痾が、思わぬところから白日の下に晒された──それがこの問題の真実なのではないか。 本書は、週刊ポストに掲載され大きな反響を呼んだ「日本大学の解剖」シリーズ(第1弾~第4弾)に加筆・修正したものである。
  • 百万本のバラ物語
    4.3
    「百万本のバラ」を作った人たちの運命、どこかでこの歌をうたっているはずの人の今――果てしない世界の放浪者のように、とぼとぼと生き続けているこの歌を改めて見つめてみると、そこには大きな歴史に翻弄されようとも、なんとか生きてきた一人一人の物語があった。ロシアと周辺国、そして加藤登紀子が生まれた満州(中国東北部)のハルビン。そこに生きる人、そこを追われた人たちとの出会いを、自身の歌と人生とともにつづる。
  • 百名山の人 深田久弥伝
    3.7
    名著『日本百名山』を記した作家・登山家の深田久弥の本格的評伝。深田と妻・八穂との創作の秘密、作家としての挫折、愛憎、貧困など、深田の日常をたんねんに追い、その虚像と実像、知られざる生涯を明らかに!※本作品は紙版の書籍から解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 140字の戦争 SNSが戦場を変えた
    3.5
    ソーシャルメディアは21世紀の戦争をいかに変容させたか? パレスチナの戦禍をツイッターで発信し「現代のアンネ・フランク」と呼ばれた少女、スカイプを通じてイスラム国に勧誘されラッカに渡ったフランス人女性などに取材し、情報戦の知られざる実像に迫る。解説収録/安田純平(ジャーナリスト)
  • 104度目の正直 甲子園優勝旗はいかにして白河の関を越えたか
    5.0
    2022年、仙台育英が東北勢で初めて夏の甲子園を制し、深紅の大優勝旗がついに白河の関を越えた。 太田幸司、田村隆寿、大越基、ダルビッシュ有、菊池雄星、大谷翔平、吉田輝星、佐々木朗希…… 彼らでも成しえなかった東北の夢をいかにして叶えたのか。挑み続けた歴史とともに振り返る。 元・東北球児の著者が60名以上の当事者たちの証言をもとに紡ぎ出す、東北野球の結実。 【目次】 はじめに 1989年8月21日 第一章 秋田 ~草の根の野球熱~ 第二章 宮城 ~竹田利秋の挑戦~ 第三章 東北福祉大の台頭 第四章 青森 ~ミックス~ 第五章 楽天イーグルスの誕生 第六章 福島 ~いわき型総合野球クラブ~ 第七章 山形 ~強攻~ 第八章 岩手 ~心を変える~ 第九章 仙台育英と須江航 おわりに 2022年8月22日
  • ヒューマンドキュメントシリーズ 寒風にスキップはずみ 学びのある教室
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 洋助が転入した日、教室は無秩序につきおとされた。それから400日、洋助は心やさしいほんとうの顔をみせて卒業していく。その過程をタテ軸に、授業を媒介に育ちあう子ども群像をヨコ軸にして描いた、ねばり強い実践の記録。

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  • ヒューマン・ネットワーク 人づきあいの経済学
    3.0
    まわりの人々が作り出すネットワークが、あなたの収入、健康、幸福度を決定している! 学校の友達や同僚にはじまり、中世社会の構造や伝染病にいたるまで。あらゆる事象を支配する「つながり」の法則を、スタンフォード大学経済学部の教授がわかりやすく伝授
  • 標高8000メートルを生き抜く 登山の哲学
    4.1
    歩いて宇宙に近い場所へ―― 極限に挑むプロ登山家、初の著作! 二度も死にかけた男が、それでも挑戦を続けられるのは何故か? 超高所で生死を分ける「想像」の力とは? 地球上に存在する8000m峰全14座に登頂し、日本人初の“14サミッター”となった著者が、病弱だった少年時代からの歩みを辿りながら、難局を乗り越えるための哲学を明かす。読むだけで息が苦しくなるような迫真のドキュメント!

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  • 標的の島
    -
    今、島の自治を求めて島人が起つ! 沖縄を再び捨て石にするのか? 最南端の島々で抗う住民たちによるドキュメント!
  • 標的:麻薬王エル・チャポ
    3.7
    世界最凶の男を狩れ!腐敗した当局、拷問、裏切り。 元DEA捜査官が実名で告白――中米麻薬カルテル壊滅作戦。 【解説】丸山ゴンザレス(ジャーナリスト) 「世界最重要指名手配犯」エル・チャポとは: 本名:ホアキン・アルチバルド・グスマン・ロエーラ 1957年4月4日、シナロア州バディラグアト市ラトゥナ生まれ。 メキシコの世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの首領。 コカインとマリファナを世界各地に密輸して巨万の富を得た闇の実業家。 1993年に逮捕後、2001年に脱獄。米当局から「アル・カポネ以来最大の社会の敵」と呼ばれる。 本書はエル・チャポを逮捕した元麻薬取締局(DEA)捜査官が8年に及ぶ捜査の裏側を語った実話である。
  • 評伝 石牟礼道子―渚に立つひと―(新潮文庫)
    3.6
    『苦海浄土 わが水俣病』の発表以来、文学界でも闘争の場でも神話的な存在であり続けた、詩人にして作家・石牟礼道子。しかし、水俣病に対する告発という面にとらわれすぎると、その豊饒な世界を見失いかねない。不知火海を前に育った幼年期から、文学的彷徨、盟友・渡辺京二との交流、苦闘の日々、暮らしと命を見つめてやまなかった晩年まで、創造の源泉と90年の軌跡を綴った初の本格評伝。(解説・池澤夏樹)
  • 評伝 出光佐三 ─ 士魂商才の軌跡
    4.5
    『海賊とよばれた男』の主人公のモデル、出光興産の創業者・出光佐三。 戦後の苦しい時代に、国際石油メジャーと大英帝国を敵に回して、 たった1隻のタンカー・日章丸で世界を驚かせた真の日本人の生涯! 「黄金の奴隷たるなかれ」。 出光興産を創業、百田尚樹氏の小説『海賊とよばれた男』の 主人公・国岡鐵造のモデルとなった稀代の経営者・出光佐三。 規制に抗し、自立を貫いた生涯を、 その生誕から神戸高商での学生生活、酒井商会での丁稚時代、 出光商会として独立、終戦後の苦難の時代、日章丸事件、 晩年の“事業の芸術化”まで、580ページに渡り克明に描いた随一の評伝。 いかなる苦境でも社員を正真正銘の家族として考える“大家族主義”とは? 終戦後、日本中が快哉を叫んだ“日章丸事件”の真相とは? その思想や行動の軌跡を、佐三翁の著書編纂にも関わった著者ならではの視点で、 平成2年に書き下ろした。 【目次】 ◆序章:巨人との対話 ◆第1章:萌芽 ◆第2章:青春 ◆第3章:独立 ◆第4章:大陸への道 ◆第5章:死線を越えて ◆第6章:危機の時代 ◆第7章:反骨精神 ◆第8章:無私の構図 ◆第9章:人間尊重 ◆第10章:使命 ◆第11章:指月の訓 ◆第12章:廃墟の中で ◆第13章:布石 ◆第14章:不死鳥のように ◆第15章:孤独な戦い ◆第16章:燃ゆるイラン ◆第17章:日章丸事件 ◆第18章:飛躍 ◆第19章:悲報 ◆第20章:自由化の戦い ◆第21章:事業の芸術化 ◆第22章:永遠の日本
  • 評伝 今西錦司 本田靖春全作品集
    -
    日本の霊長類研究の創始者にして、日本山岳会のマナスル初登頂に尽力し、日本国内1500登山を成し遂げた登山家・探検家、今西錦司を描いた評伝。今西はその類い希な強いリーダーシップと、多くの優れた後継者を育てた指導力で高い評価を受けた。その一方、弟子と自宅で殴り合いのケンカをしたり、探検や山登りのためなら軍とも手を結んだりと、危ういエピソードに事欠かない。毀誉褒貶のある「巨人」の自由で独創的な人生に迫る 【解説:後藤正治】
  • 評伝 岡潔 ――星の章
    -
    「K.OKAとはひとりの数学者の名前だったのか」。当代一流の世界の数学者たちをもってしても手に負えなかった難問の数々を、ただひとりで次々と解明し、深遠な高みに達した生得の数学者・岡潔。野の花を摘むように数学の果実を摘みながら、ベストセラー『春宵十話』をはじめとして多くのエッセイを通じ、日本人の情緒の奥深さを語り、大切さを説き続けた。数学の世界に日本的情緒を開花させた天才の思索と発見の諸相を、全生涯にわたり克明に描いた圧巻の評伝。全2巻のうち、第1巻は、人生を彩る多彩なエピソードを交えながら、誕生から絶頂期に向かう三十代までの軌跡を収録する。
  • 評伝 川島芳子 男装のエトランゼ
    3.0
    「男装の麗人」は日中のはざまで不器用にもがいた 男装の麗人とも、東洋のマタ・ハリとも呼ばれたその数奇な一生を、 新進女性シンガーソングライターが十年以上の歳月を費やして探り当てた「川島芳子」の実像。 東大修士論文を元に描き尽くした一女性の数奇な生涯。 日中のはざまで妖しく乱舞し、無器用にもがき、遂には刑場の露と消えた「男装の王女」川島芳子。 「武士道精神が消えたから、日本は滅びた」という最後の指摘は何を意味する?
  • 評伝 獅子文六 ──二つの昭和
    5.0
    『コーヒーと恋愛』『七時間半』など“静かなブーム”を呼ぶ“獅子文六”とはどんな作家だったのか。横浜での裕福な子供時代、パリ留学、演劇人、時代を射抜く批評性、根は優しいが辛辣な皮肉屋、大男で食いしん坊、そして運命的な三度の結婚。戦前と戦後の“二つの昭和”にときに翻弄され、ときに寄り添った人生を精細に追いかける唯一の評伝の文庫化。再評価以降の動向も踏まえた原稿も収録。
  • 評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」
    3.4
    消しゴム版画家・ナンシー関の死から10年以上が過ぎた。一向に古びない彼女の文章やハンコ、さらに、いとうせいこう、リリー・フランキー、みうらじゅん、宮部みゆきをはじめ、さまざまなインタビューを通して重層的に希代のコラムニストの生涯に迫る。
  • 評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」
    3.3
    【目次】 まえがき プロローグ 第一章 ナンシー関の才能とその影響力 ・作家 宮部みゆきの場合 ・天性の観察眼と「規格外」という自意識 ・「後悔はしないのか」 ・テレビプロビューサー 土屋敏男の場合 ・視聴率とは別の、もう一つの指針 ・コラムニスト 小田嶋隆の場合 ・視聴者と同じ目線の高さ ・イラストレーター 山藤章二の場合 ・“自己批判"という新しいジャンル 第二章 <ナンシー関>が誕生するまで ・照れ屋のちょっと変わった女の子 ・「ホットドッグ・プレス」での初仕事 ・改行なしのコラム原稿 ・たけしの「オールナイトニッポン」の影響 ・マブダチとの出会い ・丁稚で勝負 ・消しゴムを彫って生きる覚悟 ・「ビックリハウス」に単身で売り込みに行く ・「ミュージック・マガジン」の表紙に抜擢 ・自分自身の物差し ・独自のスタイルが完成 第三章 青森での関直美 ・子どもころから「大人」 ・実家でのナンシー ・クラスの中の“最後の砦" ・マツコとの鼎談 ・高校受験に失敗 ・サブカルチャーに傾倒 ・「演歌はいいけど、精神的演歌は嫌だ」 ・はじめて消しゴムハンコを彫る ・投稿ハガキが読まれ、拍手喝采 第四章 旅するナンシー、歌うナンシー ・香港でパーマをかける ・ハンコとスタンプ台を持ち歩く ・台湾社員旅行の過酷すぎるスケジュール ・「今考えれば、いいこと浮かぶかも」 ・ナンシーのバンド時代 ・染之助・染太郎の前座でバンドデビュー ・なぜか「嫌いじゃなくなった」カラオケ ・サブカル好きなお相撲さんと出会う ・憧れのムーンライダーズに緊張 ・いくつもあったカラオケの十八番 ・免許持つ人、持たぬ人 ・箱根への日帰りドライブ 第五章 ナンシー関の全盛期 ・はじめての単行本 ・愛用の消しゴム ・「噂の真相」での連載開始 ・見えるものしか見ない「顔面至上主義」 ・日常生活では「人の顔など見ちゃいない」 ・永ちゃんのコンサートに「潜入」 ・「フォーエバー毒蝮」 ・「テレビには出ない」という決断 ・本領発揮のプロレス技 ・ページはじまって以来の抗議の投書 ・大月隆寛との対談「地獄で仏」 ・ナンシーの外見と文章 ・週刊誌コラム連載で全国区に ・テレビコラムを主戦場に定めて ・デープ・スペクターとの論争 ・松本の外したような笑いのセンス ・定点観測の視点 ・リリー・フランキーとの対談「小さなスナック」 ・ワンアンドオンリーの存在感 エピローグ あとがきにかえて <巻末インタビュー> マツコから見たナンシー 〈解説〉 ナンシー関と雑誌の時代 与那原恵

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