作品一覧

  • 評伝 岡潔 ――星の章
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    1~2巻1,705円 (税込)
    「K.OKAとはひとりの数学者の名前だったのか」。当代一流の世界の数学者たちをもってしても手に負えなかった難問の数々を、ただひとりで次々と解明し、深遠な高みに達した生得の数学者・岡潔。野の花を摘むように数学の果実を摘みながら、ベストセラー『春宵十話』をはじめとして多くのエッセイを通じ、日本人の情緒の奥深さを語り、大切さを説き続けた。数学の世界に日本的情緒を開花させた天才の思索と発見の諸相を、全生涯にわたり克明に描いた圧巻の評伝。全2巻のうち、第1巻は、人生を彩る多彩なエピソードを交えながら、誕生から絶頂期に向かう三十代までの軌跡を収録する。
  • 岡潔 数学の詩人
    3.8
    1巻814円 (税込)
    岡潔(1901-78)は日本が生んだ世界的な数学者であり、心洗われるエッセイ集『春宵十話』の著者としても広く知られる。独創的な構想を生み、相次ぐ大発見に結実した人生と学問を、遺された研究ノートに追う。20世紀の数学に屹立する雄大なスケールの数学者の、秋霜烈日、孤高の思索の生涯を描く。

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  • 人物で語る数学入門
    4.0
    1巻858円 (税込)
    学校で学ぶ数学の中でもとりわけ理解しにくいのが虚数や微積分。これらは実は、近代数学の黎明期以来、大数学者たちが格闘してきた大問題である。デカルト、フェルマ、ライプニッツ、ガウスらは、何を望み、何を可能にしたのか。古代ギリシアを模範としつつ、それを超えようとした偉大な数学者たちの発想の根源に迫る。

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  • 微分積分学の誕生 デカルト『幾何学』からオイラー『無限解析序説』まで
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ギリシャ時代からの難問である作図問題を、「曲線を方程式で表す」という着想に基づいて明快に解き明かしたデカルト。 しかし、なぜ彼は、「曲線の法線を引く」ことに強くこだわったのか。 曲線の接線法と極大極小問題を同じやり方で巧みに解いたフェルマ。 しかし、なぜ彼は、全く異なる問題が同じ方法で解けると見抜いたのか。 「万能の接線法」を発明し、どんな曲線にも接線を引けると言いきったライプニッツ。 彼の言う、「無限小の長さを無限につなげた曲線」とはどういうものであったのか。 微分積分学が生まれ育つまでの数学者たちの思索の森へ読者を誘い、新しい数学が創られていく過程を鮮やかに描き出す、著者入魂の一冊。
  • 微分積分学の史的展開 ライプニッツから高木貞治まで
    4.0
    1巻4,950円 (税込)
    ライプニッツらの着想から始まった近代の微分積分学は、数学史上の巨人たちによる精緻化を経て、やがて現代数学の基礎を築く。本書は、当代一流の数学史家の筆を得て、微分積分学のたどった壮大な歴史を描く雄篇である。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • ヤコビ 楕円関数原論
    5.0
    1巻6,875円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 19世紀のドイツの数学者C・G・J・ヤコビの名著『楕円関数論の新しい基礎』を、ラテン語原典から世界で初めて翻訳! ヤコビの論考は、後代の数学者たちに絶大な影響を及ぼし、現代の楕円関数論のための「新しい基礎」を築いた。われわれは本書を通じて、2重周期性やモジュラー方程式、テータ関数などの重要な諸概念の誕生するさまを目の当たりにし、それらの描き出す美しい有機的統一性を学ぶことになる。
  • ヤコビ 楕円関数原論

    購入済み

    詳細な記述

    楕円積分や楕円関数について詳細な記述がされているようです。非常に難しい本で、現在では先に精密に整備された複素解析学を学習する方が困難が少ないかもしれません。

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    2017年04月09日
  • 微分積分学の史的展開 ライプニッツから高木貞治まで

    購入済み

    微分積分の背景にある思想史

    「ライプニッツから高木貞治」までとはまあ大きくでたタイトルだなあという感想がタイトルと見て思った。かなり大冊なのですべてはまだ読めていない。対象は学生ではないのかもしれないが、高校生が読むよりはむしろ「微分とか積分のようなちょっと高度な数学の知識が欲しい」中学生が読むといいような気もした。数学が良くできる中学生だとともすれば計算テクニックとその速さのワザで満足しそうで、中学ではまだ教えない微分や積分の知識を知ってしまうと、中学生の身分でも高校生以上のことができ、オレはテンサイだ、となってしまう。それでは足し算やかけ算を記号で拡張した計算技術の粋を超えない。本物の天才がどうやって微分積分学をつく

    #深い #タメになる

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    2024年06月17日
  • 岡潔 数学の詩人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    数学者が数学者を語っているので,何が凄いのかが良くわかった。

    理数系の大学を出ていても内容が全く理解できないと酷評している人もいるらしいが,よっぽど勉強しなかったんだろうね。

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    2018年03月21日
  • 人物で語る数学入門

    Posted by ブクログ

    この手の本は、じっくりと紙と鉛筆を持って読まないと面白さが半減する。多分、定年してからの楽しみかもしれないが、その頃に頭がついて行っているかどうかわからない。伝記として読んでも面白く満足であるが、、、

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    2017年04月13日
  • 岡潔 数学の詩人

    Posted by ブクログ

    岡潔の伝記。著者が現役の数学者のため、岡潔がもっとも打ち込んだ(だがしかし解けなかった)問題Fを始め、ほかの研究の内容についても詳しく説明されている(が私には難しく、そこは飛ばし読み^^;)。時に引用される岡の日記からは岡の問題Fに対する複雑な、だがしかし熱い思いが伝わってきた。岡に影響を与えた(または交流のあった)数学者も多く紹介されている。

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    2012年09月12日

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