高瀬正仁のレビュー一覧

  • ヤコビ 楕円関数原論

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    詳細な記述

    楕円積分や楕円関数について詳細な記述がされているようです。非常に難しい本で、現在では先に精密に整備された複素解析学を学習する方が困難が少ないかもしれません。

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    2017年04月09日
  • 微分積分学の史的展開 ライプニッツから高木貞治まで

    購入済み

    微分積分の背景にある思想史

    「ライプニッツから高木貞治」までとはまあ大きくでたタイトルだなあという感想がタイトルと見て思った。かなり大冊なのですべてはまだ読めていない。対象は学生ではないのかもしれないが、高校生が読むよりはむしろ「微分とか積分のようなちょっと高度な数学の知識が欲しい」中学生が読むといいような気もした。数学が良くできる中学生だとともすれば計算テクニックとその速さのワザで満足しそうで、中学ではまだ教えない微分や積分の知識を知ってしまうと、中学生の身分でも高校生以上のことができ、オレはテンサイだ、となってしまう。それでは足し算やかけ算を記号で拡張した計算技術の粋を超えない。本物の天才がどうやって微分積分学をつく

    #深い #タメになる

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    2024年06月17日
  • 岡潔 数学の詩人

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    ネタバレ

    数学者が数学者を語っているので,何が凄いのかが良くわかった。

    理数系の大学を出ていても内容が全く理解できないと酷評している人もいるらしいが,よっぽど勉強しなかったんだろうね。

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    2018年03月21日
  • 人物で語る数学入門

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    この手の本は、じっくりと紙と鉛筆を持って読まないと面白さが半減する。多分、定年してからの楽しみかもしれないが、その頃に頭がついて行っているかどうかわからない。伝記として読んでも面白く満足であるが、、、

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    2017年04月13日
  • 岡潔 数学の詩人

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    岡潔の伝記。著者が現役の数学者のため、岡潔がもっとも打ち込んだ(だがしかし解けなかった)問題Fを始め、ほかの研究の内容についても詳しく説明されている(が私には難しく、そこは飛ばし読み^^;)。時に引用される岡の日記からは岡の問題Fに対する複雑な、だがしかし熱い思いが伝わってきた。岡に影響を与えた(または交流のあった)数学者も多く紹介されている。

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    2012年09月12日
  • 岡潔 数学の詩人

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    岡潔(一九〇一‐七八)は日本が生んだ世界的な数学者であり、心洗われるエッセイ集『春宵十話』の著者としてもよく知られる。
    独創的な構想を生み、相次ぐ大発見に結実した人生と学問を、遺された研究ノートに追う。
    二〇世紀の数学に屹立する雄大なスケールの数学者の、秋霜烈日の生涯を描く。

    [ 目次 ]
    1 お日さまの光
    2 留学と模索の日々
    3 問題群の造型
    4 情緒の世界
    5 響き合う数学の心
    6 晩年の思索

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆

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    2011年04月26日
  • 岡潔 数学の詩人

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    「複素関数」だの、「多変数関数論」だの、それがどのようなものなのかは皆目見当がつかないが、とにかく数学に心を奪われてしまった一人の研究者がしっかりと立っていたことだけは、行間からひしひしと伝わってくる。しっかりとした資料の裏付けがなければ書けなかった評伝であろう。
    本文中に紹介されていた『春宵十話』も読んでみたくなった。

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    2013年12月25日