作品一覧

  • 特攻の思想 大西瀧治郎伝
    3.0
    1巻1,400円 (税込)
    「特攻を送った側の論理」に迫る名著。 彼は「統率の外道」と自ら呼んだ特攻作戦をやめなかった。なぜか――。 大西瀧治郎が主導した特攻誕生の背景には、いかなる戦況の変化、軍内部の動きがあり、それは日本人の精神構造とどう関係したのか? 特攻の創始者という汚名を一身に引受け、一言の弁明なしに自刃した大西瀧治郎海軍中将。豪放磊落な「海軍航空隊の第一人者」が戦局悪化の中迫られた選択を明らかにする。 解説・鶴田浩二 ※この電子書籍は1972年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を、文春学藝ライブラリーにて再度文庫化したものを底本としています。
  • 人は生きてきたようにしか死なない
    -
    人はいかにして「老い」や「死」と向き合うのか――。本書は、数多くの評論・エッセイを世に送り出してきた著者が、その晩年に自らの老いと重ね合わせ、したためたものである。市井に生きる無名の人間、友人、高僧、偉人……彼らの迷いや憂い、喜びや行動から学ぶべきヒントを提供する。「人生のゴールが薄っすらと見えて」きた時、その指針となる名著を、下重暁子氏の解説を添えて堂々復刊。
  • 実力者の条件 この人たちのエッセンス
    -
    1巻770円 (税込)
    「実力者」と呼ばれる人間に共通する条件はなにか。昭和四十四年から四十七年にかけて、田中角栄、鹿内信隆、川上哲治、小林秀雄、今西錦司、糸川英夫、丹下健三、黒沢明、東山魁夷、武満徹など、一時代を画した実力者たちの周辺を徹底的に取材し、その人間的条件、および彼らをとりまく社会的条件を分析して、実力者たりうるためには何が必要か、すぐれた日本的実力者とはいかなる人間か、を追求した日本人論。「時代の質を語り続ける人物論」として、不朽の書といえる。

ユーザーレビュー

  • 特攻の思想 大西瀧治郎伝

    Posted by ブクログ

    「特攻」は考案した大西瀧治郎中将も「外道」の戦法とした
    しかし現実に3千名を超える若人が「確定した死」の兵器へ乗り組みを強制され散っていった。
    本書に期待したのは、「何を考えた戦略だったのか」
    残念ながら全く解明されなかった。
    草柳大蔵氏の意図がわからない。
    「外道の特攻」がなぜ国策として採用されたのか?
    その死は過酷な意味のないものだったのではないか?
    後に続く日本人は「誇り」に思えているのか?
    むしろ世界に恥ずべき作戦だと思う。
    大西中将が一人腹を切れば住む問題ではない。
    歴史で振り返って、特攻は○なのか、×なのか
    私は明確に× こんなもの繰り返したら馬鹿だ
    それにしても読後、これだけ腹が

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    2021年01月14日

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