【感想・ネタバレ】特攻の思想 大西瀧治郎伝のレビュー

あらすじ

「特攻を送った側の論理」に迫る名著。
彼は「統率の外道」と自ら呼んだ特攻作戦をやめなかった。なぜか――。

大西瀧治郎が主導した特攻誕生の背景には、いかなる戦況の変化、軍内部の動きがあり、それは日本人の精神構造とどう関係したのか?
特攻の創始者という汚名を一身に引受け、一言の弁明なしに自刃した大西瀧治郎海軍中将。豪放磊落な「海軍航空隊の第一人者」が戦局悪化の中迫られた選択を明らかにする。

解説・鶴田浩二

※この電子書籍は1972年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を、文春学藝ライブラリーにて再度文庫化したものを底本としています。

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Posted by ブクログ

「特攻」は考案した大西瀧治郎中将も「外道」の戦法とした
しかし現実に3千名を超える若人が「確定した死」の兵器へ乗り組みを強制され散っていった。
本書に期待したのは、「何を考えた戦略だったのか」
残念ながら全く解明されなかった。
草柳大蔵氏の意図がわからない。
「外道の特攻」がなぜ国策として採用されたのか?
その死は過酷な意味のないものだったのではないか?
後に続く日本人は「誇り」に思えているのか?
むしろ世界に恥ずべき作戦だと思う。
大西中将が一人腹を切れば住む問題ではない。
歴史で振り返って、特攻は○なのか、×なのか
私は明確に× こんなもの繰り返したら馬鹿だ
それにしても読後、これだけ腹が立ったのは希有

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2021年01月14日

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