作品一覧

  • 化石に眠るDNA 絶滅動物は復活するか
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    DNAには不思議な魅力がある。大ヒット映画『ジュラシック・パーク』では、琥珀の中に遺されたDNAから、恐竜を現代に蘇らせた。それは絵空事とは言い切れない。マンモスなど絶滅動物の復活をめざす取り組みは今なお続けられている。古代DNAの研究を進展させた新技術はどのようなものか。生命を操作することに重大なリスクはないのか――。科学者たちが織りなしたドラマとともに、起伏に富んだ研究史をたどる。
  • 禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか
    3.8
    私たちは、「バカ」だったから繁栄した!? 人類は他の生物より、知能が高く、そのために文明を築き成功することができた、と思われている。果たしてそうだろうか。知能の高さと生物の繁栄は直結しているのか? なぜ知能だけでなく、意識が進化したのか? 脳の大きいネアンデルタール人が滅んだのはなぜか? 生物進化についてのわかりやすい解説が人気の著者が、人類史の大きな謎に迫る!
  • ざっくりわかる 8コマ人類史
    -
    1巻1,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いま地球上にいる人類はすべてホモ・サピエンスだが、かつては少なくとも25種類以上の人類が存在した。なぜ、ホモ・サピエンスだけが生き残ったのか? 我々ヒトは「特別」な存在なのか? こうした深遠な謎を8コマ漫画でゆる~く解説。ヒトという生物の不思議が見えてくる!
  • ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか―生物の死 4つの仮説―(新潮選書)
    4.0
    約40億年前に誕生した初期の生物に、寿命はなかった。にもかかわらず、死ぬことは必要だった――生物は進化し、多様性を生み出し、複雑な構造となったからだ。生物は生き残るため、寿命を得たのである。「死」に関する4つの仮説の歴史的な盛衰を通して、生物の「寿命」がどのように生まれたのかをひもといていく。
  • 「性」の進化論講義 生物史を変えたオスとメスの謎
    4.0
    1巻880円 (税込)
    ●巨大過ぎる牙のマンモス、体長より眼が離れたシュモクバエ…… ●不合理に見える進化の謎は「オスとメスの生物史」で解ける! ●性と進化にまつわる驚きの事実が満載の「全く新しい進化論」! 生物の進化を語る上で欠かせない「自然淘汰」。そんな自然淘汰の中でも、特徴的なのが「性淘汰」だ。これは「繁殖に有利な」種、つまり異性を巡る競争に有利な種が生き残り、そうでない種が滅びるというものである。しかし、「繁殖に有利な特徴」は、必ずしも「生存に有利な特徴」とは限らない。したがって、「異性を巡る競争には有利だが、生存には不利な特徴」などの、「世にも不思議な進化の数々」が現れてくるのだ。そもそも、無性生殖をしていた生物は、なぜ有性生殖をするようになったのか? オスとメスの関係は進化にどのような影響を与えてきたのか? そこには、想像をはるかに超える壮大な生物史のドラマがあった――。素晴らしくも不思議な「性の進化論」について、その根本から丁寧に解き明かす!
  • 未来の進化論 - わたしたちはどこへいくのか -
    -
    1巻880円 (税込)
    進化は予測できるのか? ・もしも生命の歴史をリプレイしたら―― ・金星に生命が産まれたら恐竜になるのか―― ・陸上で育てると魚は歩くか―― ・ヒトが向かっていく進化の形とは―― 第29回講談社科学出版賞を受賞した『化石の分子生物学』(講談社)をはじめ、『爆発的進化論』(新潮社)、『絶滅の人類史』(NHK出版)など、数々のベストセラーを生み出し続ける著者がついに挑んだ、「“未来”の進化論」! 最新生物学による、“好奇心がとまらない”知的エンターテイメント講座。 【目次】 第1章 進化は繰り返すか 第2章 恐竜人間の進化 第3章 感染症とヒトの未来 第4章 どこまでが私たちの体か 第5章 人類の未来 【著者プロフィール】 更科功 (さらしな いさお) 東京大学総合研究博物館研究事業協力者/明治大学・立教大学兼任講師。 1961年、東京都生まれ。 東京大学教養学部基礎科学科卒業後、民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。専門は分子古生物学。 『化石の分子生物学』(講談社)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。 主な著書に、『爆発的進化論』(新潮社)、『絶滅の人類史』(NHK出版)、『若い読者に贈る美しい生物学講義』(ダイヤモンド社)などがある。
  • 理系の文章術 今日から役立つ科学ライティング入門
    値引きあり
    3.8
    1巻550円 (税込)
    理系にとって「いい文章」とは何か?  読みやすさ、論理、わかりやすさ……名サイエンス作家としても知られる著者が、さまざまな視点から文章の創作について実例をまじえ考察し、具体的に指南する科学ライティングの決定版! 論文やレポート、理系に文章力が必要とされるさまざまな場面において、もっとも効率的、かつ効果的に自分の意図を伝える文章とは?  第1章では、文章創作にとってもっとも大事なこととは何かを考察。 第2、3章では、接続表現、能動と受動、簡潔な文章の創作、主語・述語など、細かなトピックスごとに実例を紹介し、それぞれの設問に答えるかたちで読者は文章創作を学んでいく。 第4章では、<パラグラフ・ライティング>という英作文のために考案された文章創作法を応用し、具体的手法を学びながら、パラグラフの構築、さらには長文を記述するための手段を学んでいく。 第5章では、実際に論文記述のために必要な論理構築を、帰納、演繹、アダクション、アドホックなどのキーワードを元に、例文と設問により身につけていく。 最終章では、これまで見てきた文章創作手法を、俯瞰的な視点から再度検証し、理系における良い文章とは何か? 本書の主題に戻り確認する。 これまで感覚的なものとして捉えられてきた「良い文章」という概念、そして「文章の創作」を、理系向けに精緻に検証し、その実践方法を伝授する! ――目次――  はじめに 第1章 読者 第2章 論理と接続 第3章 わかりやすい文章 第4章 パラグラフ・ライティング 第5章 科学ライティング 第6章 科学と社会の架け橋  おわりに
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし
    3.8
    1巻1,584円 (税込)
    生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、IPS細胞とは何か・・・。最新の知見を親切に、ユーモアたっぷりに、ロマンティックに語る。あなたの想像をはるかに超える生物学講義!全世代必読の一冊!!
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか
    4.3
    ヒトは心臓病・腰痛・難産になるように進化した! 複雑な道具を使いこなし、文明を築いて大繁栄した私たちヒトは、じつは「ありふれた」生物だった――。人体は「進化の失敗作」? ヒトも大腸菌も生きる目的は一緒? 私たちをいまも苦しめる、肥大化した脳がもたらした副作用とは? ベストセラー『絶滅の人類史』の著者が「人体」をテーマに、誤解されがちな進化論の本質を明快に描き出した、知的エンターテインメント! 序 章 なぜ私たちは生きているのか 第1部 ヒトは進化の頂点ではない 心臓病になるように進化した/鳥類や恐竜の肺にはかなわない/ 腎臓・尿と「存在の偉大な連鎖」…… 第2部 人類はいかにヒトになったのか 腰痛は人類の宿命だけれど/人類が難産になった理由とは/ 一夫一妻制は絶対ではない…… 終 章 なぜ私たちは死ぬのか
  • 進化論はいかに進化したか(新潮選書)
    3.7
    1巻1,430円 (税込)
    『種の起源』が出版されたのは160年前、日本では幕末のことである。ダーウィンが進化論の礎を築いたことは間違いないが、今でも通用することと、誤りとがある。それゆえ、進化論の歩みを誤解している人は意外に多い。生物進化に詳しい気鋭の古生物学者が、改めてダーウィンの説を整理し、進化論の発展を明らかにする。
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか
    4.1
    1巻858円 (税込)
    700万年に及ぶ人類史は、ホモ・サピエンス以外のすべての人類にとって絶滅の歴史に他ならない。彼らは決して「優れていなかった」わけではない。むしろ「弱者」たる私たちが、彼らのいいとこ取りをしながら生き延びたのだ。常識を覆す人類史研究の最前線を、エキサイティングに描き出した一冊。
  • 絵でわかるカンブリア爆発
    値引きあり
    -
    1巻1,210円 (税込)
    地球と生命の歴史における最大の謎、その真相に迫る! カンブリア爆発は、太古の海に訪れた「戦国時代」の幕開けだった。その時代を懸命に生きた"武将"たちの実像と壮絶なドラマを見よ! 目次:第1章 カンブリア爆発とは何か/第2章 カンブリア紀以前の爆発的進化/第3章 カンブリア紀以前の地球/第4章 カンブリア爆発の前夜/第5章 ついにカンブリア爆発が始まる!/第6章 カンブリア紀の動物たち……
  • 爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―
    4.0
    1巻792円 (税込)
    生命誕生から約40億年。変化は常に一定ではなく、爆発的な進歩を遂げる奇跡的な瞬間が存在した。眼の誕生、骨の発明、あごの獲得、脚の転換、脳の巨大化……。数多のターニングポイントを経て、ゾウリムシのような生物は、やがてヒトへと進化を遂げた。私たちの身体に残る「進化の跡」を探りながら、従来の進化論を次々と覆す、目からウロコの最新生物学講座!
  • 宇宙からいかにヒトは生まれたか―偶然と必然の138億年史―
    4.3
    1巻1,144円 (税込)
    私たちはなぜここにいるのだろうか? 宇宙は人類のために誕生したのではなく、たまたま地球がヒトの生存に適していただけなのだ。人間を中心とした地球史観を排し、宇宙創成のビッグバンから地球の誕生、そして生命が生まれ進化していく様を、生物と無生物の両方の歴史を織り交ぜながらコンパクトに描いた初めての試み。 ※新潮選書に掲載の写真・図版の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 化石の分子生物学 生命進化の謎を解く
    値引きあり
    3.7
    1巻623円 (税込)
    【第29回 講談社科学出版賞受賞】 ネアンデルタール人は現生人類と交配したか? ジュラシック・パークの夢は実現するか? 古代DNA研究が解き明かした生命進化の謎の数々を、わかりやすく紹介する。化石のささやきに耳を澄ませる生物学者たちの奮闘をつたえる好著! (講談社現代新書)
  • 進化論はいかに進化したか(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    ・一回通読。個人的には、ダーウィン以来より読みやすく分かりやすかった
    ・ダーウィンの考え、ダーウィニズムと呼ばれるもの、現代の進化論、それぞれの特徴と違いが良く理解できた。自然選択の考えは現代人には直観的だが、実際には偶然の力も大きく、長い年月と環境の変化と偶然の力が重なってきたことで進化が進んできたのだなと理解した
    ・ホモサピエンスが直立二足歩行を受け継ぐことができた理由はとても面白く、目から鱗が落ちると共に腹落ちした

    0
    2024年07月08日
  • 進化論はいかに進化したか(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    ダーウィンの進化論を中心に、進化論の変遷や、進化生物学の考え方を学んだ。まず、分かりやすく軽妙な語り口がとても読みやすかった。
    科学者といえど、それぞれの執着する価値観、世界観があって、学説が思い切りそれによって左右されているのが面白かった。科学といえどヒトの営みはそんなものなのかもしれない。

    要不要論の否定や、遺伝的浮動の影響の大きさ、個体数の大小による変異への影響等、新しい考え方をたくさん学べて刺激的だった。
    そして、変異(進化)は必然的に起こるがどんな方向性に向かうかはかなり偶然の要素が大きく、ある意味ではロマンもストーリーも存在しないというのが面白かった。そして進化論が依然誤解され続

    0
    2024年06月11日
  • ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか―生物の死 4つの仮説―(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    2023/09/06 読み終わった

    コテンラジオの老いと死の回で紹介されていたので。あとは、深井さんがおすすめしていた同じ著者の「進化論はいかに進化したのか」が面白かったので。

    なぜヒトには寿命があるのか、究極の答えは自然淘汰の結果だということ。つまり、そういう風に進化したから。だそうだ。

    歴史的にさまざまな説が提唱されてきた:

    - 体が大きい方が寿命が長い
    - 代謝が少ない方が寿命が長い
    - 次の世代に譲るため←循環論法

    最近の説は20世紀後半のものも。でもそれも否定されている。

    結局、自然淘汰で全部説明できる。これはきれいだと思った。

    因果関係を間違えて認識していないかを常に

    0
    2024年06月01日
  • 爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―

    Posted by ブクログ

    第1章ー膜 細菌(細胞)は生物でウイルスは無生物。どちらも設計図(DNA、RNA)は持っているが、無生物はタンパク質を作る道具(リボソーム)を持っていないため自らの複製を作れない。
    第2章ー口 7つのエラ穴を支えるための7対の骨(腮弓)の1番先端のものが、前にせり出て顎になった。その顎骨の一部が耳まで移動して、鼓膜の振動を内耳に伝える骨になった。陸上に進出した脊椎動物にはアブミ骨しかなかったが、哺乳類の祖先であるキノドン類では、顎の奥側の骨が小さく、顎の手前側の骨が大きくなり、さらに哺乳類では、奥側の骨がさらに小さくなり耳まで移動した。
    第3章ー骨 捕食者の出現により捕食者、被捕食者の軍拡競争

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    2024年05月25日
  • 化石に眠るDNA 絶滅動物は復活するか

    Posted by ブクログ

    DNAは、生物の細胞の中だけでなくて、そこらじゅうにあるそうです。もちろん、それは生物の汗や死骸などが由来ですが。それを環境DNAというそうです。
    なので、化石や昔の生き物の剥製などからDNAを複製して分析する際は、それらのDNAが混入しないように、したとしても判別できるようにすることが大切だそうです。
    現状では恐竜の化石の中のDNAからジュラシック・パークのように恐竜を甦らせることはできなさそうです。
    古代のDNAの研究のストーリーはとてもワクワクして面白かったです。

    0
    2024年04月01日

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