更科功の作品一覧
「更科功」の「若い読者に贈る美しい生物学講義」「宇宙からいかにヒトは生まれたか―偶然と必然の138億年史―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
ダーウィンの進化論を中心に、進化論の変遷や、進化生物学の考え方を学んだ。まず、分かりやすく軽妙な語り口がとても読みやすかった。
科学者といえど、それぞれの執着する価値観、世界観があって、学説が思い切りそれによって左右されているのが面白かった。科学といえどヒトの営みはそんなものなのかもしれない。
要不要論の否定や、遺伝的浮動の影響の大きさ、個体数の大小による変異への影響等、新しい考え方をたくさん学べて刺激的だった。
そして、変異(進化)は必然的に起こるがどんな方向性に向かうかはかなり偶然の要素が大きく、ある意味ではロマンもストーリーも存在しないというのが面白かった。そして進化論が依然誤解され続
Posted by ブクログ
2023/09/06 読み終わった
コテンラジオの老いと死の回で紹介されていたので。あとは、深井さんがおすすめしていた同じ著者の「進化論はいかに進化したのか」が面白かったので。
なぜヒトには寿命があるのか、究極の答えは自然淘汰の結果だということ。つまり、そういう風に進化したから。だそうだ。
歴史的にさまざまな説が提唱されてきた:
- 体が大きい方が寿命が長い
- 代謝が少ない方が寿命が長い
- 次の世代に譲るため←循環論法
最近の説は20世紀後半のものも。でもそれも否定されている。
結局、自然淘汰で全部説明できる。これはきれいだと思った。
因果関係を間違えて認識していないかを常に
Posted by ブクログ
第1章ー膜 細菌(細胞)は生物でウイルスは無生物。どちらも設計図(DNA、RNA)は持っているが、無生物はタンパク質を作る道具(リボソーム)を持っていないため自らの複製を作れない。
第2章ー口 7つのエラ穴を支えるための7対の骨(腮弓)の1番先端のものが、前にせり出て顎になった。その顎骨の一部が耳まで移動して、鼓膜の振動を内耳に伝える骨になった。陸上に進出した脊椎動物にはアブミ骨しかなかったが、哺乳類の祖先であるキノドン類では、顎の奥側の骨が小さく、顎の手前側の骨が大きくなり、さらに哺乳類では、奥側の骨がさらに小さくなり耳まで移動した。
第3章ー骨 捕食者の出現により捕食者、被捕食者の軍拡競争