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Posted by ブクログ
■最古の人類であるサヘラントロプス・チャンデンシスから最後の人類であるホモ・サピエンスまでには数え方にもよるが,およそ25種の人類がいたことが分かっている。
・そしてそのすべての人類が直立二足歩行をしていたと考えられている
・したがって私たち人類はおよそ700万年間も直立二足歩行をしている
・直立二足歩行をしているということは両手が歩く役割から解放されているということ
・だが脳は大きくならなかった
・石器も作らなかった
■現在のチンパンジーの脳は約400㏄である。最古の人類サヘラントロプス・チャンデンシスの脳も大体400㏄である。その後の様々な人類,例えばアウストラロピテクスの仲間も大体400㏄である。脳はほとんど大きくならなかったのだ。およそ250万年前やっとホモ・ハビリスになって600㏄と脳が大きくなり始める。その少し前から石器も見つかり始める。つまり,人類が直立二足歩行を始めてからおよそ450万年もの間人類人類は手が自由になっているのに道具を作った証拠もないし脳も大きくならなかった。
Posted by ブクログ
更科さんの本を読むのも4冊目なので、だんだん「この話、前にも出てきたぞ」と思うことが多くなってきたのだが、私のような粗末な脳みその持ち主は繰り返し学習することが重要なので、ノープロブレム。これでほんの少しでも確実な知識が定着すればラッキーである。文学作品ならこうは思えないが、そこがノンフィクションのいいところ。
これも進化の本ではあるが、膜、口、骨、目とパーツに注目して解説されている。
今回もなかなか面白かった。
更科さんのユーモアが発揮されている部分では、大学での講義もこんなふうにしているのかな、と楽しめる。
たとえば、リチャード・オーウェンがダーウィンの進化論を認めなかったのは有名な話だが、始祖鳥の骨格は爬虫類に似ているが、たまたまである、と報告したオーウェンについて、
「まあ、オーウェンも少し気の毒である。さまざまな生物を広く深く観察してきたオーウェンにしてみれば、本当は「生物は進化する」と言いたかったのではないだろうか。(実際に、ほとんどそう言っているような記述もある)。オーウェンも生物が変化することは認めていたのだ。
それでも立場上、生物は神が創造したものであると言わなければならなかったのではないだろうか。「生物は進化する」とは口が裂けても言えなかったのではないだろうか。言えばきっと楽になったのに。オーウェンの苦虫を噛みつぶしたような顔写真をみると、私は時々そんなことを考えてしまう。」(p121)
と、書いている。確かに立場上言えないというのは、高い地位にあれば当然あるよね。言えば職を失うだけでは済まないということが、当時ならあっただろうし。しかし、歴史にはあっさりと進化論を否定、と書かれるのみ。科学者も大変な時代だった。
あと、ちょっと驚いたのは、図版の参考に川崎悟司のブログが載っていたこと(p41)。川崎悟司の本は面白いけど、研究者ではないので、研究者である更科さんの本で参考にされるとは、凄いな、と。編集者が探してきたとしても。
第一章の「膜」で、ウィルスは生物とどう違うかということがわかりやすいたとえで解説されているので、コロナでウィルスに関心を持った人も読むといいと思います。
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ビジネス・実用
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