尾崎真理子の作品一覧
「尾崎真理子」の「大江健三郎 作家自身を語る」「大江健三郎全小説全解説」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
石井桃子(1907-2008)、編集者・翻訳家・作家としていくつもの時代を駆け抜け、101歳で亡くなった。本書は、1994年以降の取材(とくに2002年の5日間にわたる集中インタビュー)をもとにした充実の評伝。読んでゆくと、その人脈の凄さ・豊かさに圧倒される。
くまのプーさんとの出会いのくだりは、何度読んでも感動的だ。24歳の時、石井は和漢書の整理の手伝いのため犬養家に出入りするようになる。犬養毅は彼女を気に入った。しかし首相になり、そして暗殺。石井はクリスマスに失意の犬養家に行き、そこでプーの絵本を発見し、子どもたちにそれを読んであげるのだ。犬養毅や5・15事件がプーさんに関係しているとは!